ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 生きとし生ける者達へ
- 日時: 2010/05/14 16:51
- 名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)
Loss Artificial Human
>>3
タイトルは仮です
ぷろろーぐ >>185
第1話 学校って何だ? >>186
第2話 …洗脳 >>188
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- 第3話 ストレイキャット ( No.143 )
- 日時: 2010/04/25 00:25
- 名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)
「船長、フィオが隣の島で見つかったんですかどうします?」
今度は木の上からバラバラになった人骨が降ってきて
その中の髑髏が喋った。
「フィオて、まさか猫?」
「そうだけど…なんで知ってるの?」
「私達の増援でサタンが…」
サタンが?
そういえばサタンが『とある海賊船から連れてきた』
と言っていた様な気もする。
その海賊がコイツか
思っていた以上に変なメンバーだ。
「で、貴方はフィオを知ってるのね?」
ミゲルの飼い主が聞く。
殺気からは考えられないくらい軽い性格だが、
凄まじい魔力が周囲の魔物を寄せ付けない。
強い奴ほどしっかりした性格と言うワケではないらしい。
「ええ、猫でしょ?喋るロシアンブルーの幻影種」
「あの猫は強いよ?」
確かに強いだろう。
しかしだ、
何故猫があそこまでのレベルにどうしたら達する?
全ての生き物には限界がある。
その限界は何をどうしようと超えることは不可能だ。
ましてや、猫の限界なんて知れている
いくら幻影種の強い魔力を持つ猫であろうと
限界は限界、超えることなど無い。
何故、種を超えた力を持っていた?
フィオは・・・何か、生き物の進化の鍵を握っていると見て間違いない。
「なんて、考えてるんだろうケド…フィオは猫であり魔人なんだ。限界までまだ到達してない」
「馬鹿な、そんなわけが無い」
「私の魔力を浴び続ければ、基本ああなるんだ。私は…魔神だからね」
魔神?
魔神は遥か昔に死に絶えたはずだ。
今生存する最も魔力の強い魔神と言うべき固体は大悪魔
サタンのみ!
魔神がシルドアに生息していた?
そんなはずが無い。
「そういえば、君の名前は?製造コードでも構わないよ?」
「・・・・・・・・・隠し事も無理みたいね、私はロゼ。ハルでも良いわ」
「私は…えーと」
ウェストポーチを探り、紙らしき物を取り出した。
指名手配、アリソン=F=セイファート
賞金70000000000$
罪状、海賊行為、海兵大量殺害、危険指定第1級生物容疑、反政府運動指導容疑、魔海戦争首謀者及び魔海生物の大量虐殺、他約8000を超える罪状有り
現在、ストレイキャット号船長
言葉を失った。
何を話すべきか、さっぱりだ。
「船長、どうするんですか?フィオ」
上から声がした。
見覚えがある、
ヴァム=ノクターン
サタンの会社でたまに出入りしている人間のはずだが
何故ここに?
「船長なんだから副船長の俺にまかせっきりにしないでくださいよ」
「悪い、今日だけお願い!」
その言葉が合図だったかのように、船員は皆
船長の下から離れた。
- Re: Loss Artificial Human ( No.144 )
- 日時: 2010/04/25 00:15
- 名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)
アリソン登場(使いまわし癖をどうにかせねば)
- 第4話 ブラッディ ( No.145 )
- 日時: 2010/04/25 01:07
- 名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)
『ギャア!ギャア!』
島の上空を旋回する怪鳥たちが騒ぐ。
それと同時に近くの子島から大爆発が起き、
キレイな緑の森がキレイな紅い炎の海に変わった。
コレは恐らく現状から考えて能力関係で言うとマリア位だろう。
それか、海賊の何者かだ。
「あーあー、血の気の多い。ブラッディね」
「ブラッディ?」
「言ってなかったね、ウチの船の猫の強いやつナンバー2だよ。肉弾戦ではフィオより強い」
フィオの兄弟的存在らしい。
しかし、今気になっているのはそのブラッディの相手だ。
場合によってはロゼの仲間の場合も考えられる、
急いでその場へ向かうべきだろう。
「急ぐよ。手、捕まって」
何だか嫌な予感が・・・
前は黒刃に120km以上投げ飛ばされた。
それを考えたら投げられた場合絶対に痛いだけではすまないが、
そんな考えは必要なかったらしい。
「魔法道具、エンゼルウィング!」
半透明の天使の翼だ。
すごい勢いで上昇し、そのまま旋回
そして爆発箇所に向かう。
流れるように滑空し、
焼け残った木の上へ降り立つと、
2人は辺りを見回した。
中々見つからないが、
すぐに次の爆煙があがり見つかった。
「あそこの黒髪の男!」
「あー・・・ブラッディ、やってくれてるわね」
ここからは両手を挙げて降参しているようにも見える。
その相手は、シュイだ。
- 第5話 降参? ( No.146 )
- 日時: 2010/04/25 12:40
- 名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)
- 参照: http://noberu.dee.cc/noberu/gazoutoukou/src/file262.JPG
「参った参った、降参だ〜」
両手がナイフの男が手を上に上げる。
明らかに宣言は棒読みで実際はそう思っていないだろう。
しかしそんな事関係ない、
この戦闘には勝ったのだから。
「じゃあ、武器を地面に置いて両手を頭の後ろに組め」
「無理、手自体がナイフだからさ」
確かに!
コレは納得せざるを得ない。
しかし、変形させている場合も考えられる
まだ油断は出来ない。
「しょーがねえ、俺も降参。戦闘終了な」
「降参?お前マジ詰まんねー、死んで良いよ」
その言葉が戦闘再開の合図となった。
炎を纏った真空波がシュイを襲い、
それをシュイが剣で受け流している隙にブラッディが
真後ろから隙を突き斬りかかる!
レベルの差は一目瞭然、
シュイが圧倒的に不利だ。
「いい加減に・・・・・・しなさーい!」
木の上から船長が叫びながら命令する。
声と共に何かが体を縛り、
2人とも身動きが取れなくなった。
2人を縛っているのは…鎖?
- Re: Loss Artificial Human ( No.147 )
- 日時: 2010/04/25 12:48
- 名前: 禰音 鏡幻 ◆akHvV3kiSo (ID: cYSZrqDn)
挿絵を載せてみました
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