ダーク・ファンタジー小説
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- 人魚 終焉無き白夜
- 日時: 2012/11/16 02:18
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
序章
今からお話しするのは遥か、遥か昔……
この国が、まだ中世と呼ばれる時代に始まり。
今でも続いている数多の……
そんな、物語の内の一つで御座います。
ーー その若者は決して、
交錯する事の無い流れを
ただ、ただ、見て来ました。
幾つかの戦で倒れた戦友。
度々あった流行り病や飢饉で…世の中の不条理で、
酷く痩せて、米の一粒も無く息絶えた子供達……
みんなの最後を、彼は見届けてきたのです。
彼はその度に涙をこぼしました。
その終着点が見えない……
孤独と苦痛の地獄を噛み締めて…………
- Re: 人魚 終焉無き白夜 ( No.1 )
- 日時: 2012/11/16 14:55
- 名前: 萌姫 ◆6BbCqVbQrw (ID: PrIJf00M)
始めまして!萌姫(もえぎ)と言います!
この話のないように好きな単語が沢山合ったので興味を持ちました。
読者になってよろしいですか?
- Re: 人魚 終焉無き白夜 ( No.2 )
- 日時: 2012/11/16 15:37
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
第零ノ巻 悲しい出来事
1985年8月12日
日本航空123便
群馬県上空
「お客様! 指示に従って ーー 」
ふ、と青年は周囲を見回す。
数えきれない悲鳴。
揺れ動くジャンボ機。
それは、これからの運命を物語っていて
どうする事も出来ないと、青年はゆっくりと目を閉じた。
(あぁ、静かだ……。
乗員や他の乗客の声も聞こえやしない……
また、一人か……いつになったらーー )
ー この悪夢が終わってくれるのだろうか? ー
1985年8月12日 午後6時56分
群馬県 多野 上野村 御巣鷹山の尾根に乗員乗客524名を乗せた日本航空123便は、
永遠に、この空を飛ぶ事はなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
東京 某町のスクランブル
あるいは仕事を終えて帰路につく、
あるいは各々の欲のままに人々が歩く道で
その男は、さっき買ったばかりのハンバーガーの袋を持ったまま。
たまたま目に映った街頭テレビの、
とある。 一つのニュースに釘付けになった。
「あの昭和最悪の航空機事故から27年が経ちました。
この事%
- Re: 人魚 終焉無き白夜 ( No.3 )
- 日時: 2012/11/17 01:33
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
↑が文字化けしてました。
正しくは下記の通りで御座います。
「あの昭和最悪の航空機事故から27年達ました。
この事故は ーー 」
それは、もう30年近くも昔に起こった悲劇の事故だった。
この事故は1985年8月12日
日本航空123便が午後6時56分に。
群馬県多野上野村 御巣鷹山の尾根に墜落したが、
始めは大勢の生存者がいて、助かるはずだった……
しかし、救助が遅れたばかりに殆どの生存者は亡くなり。
翌日に救助が来た頃に生存者は524名中。
たった…たった、4人しかいなかった。
(あの中には、赤ん坊や幼い子どももいた……。
もし、生きていればどんな人間になっていただろうか?
生きたくても、生きられなかった命……
何故、こんな不条理や運命を神仏は与えるんだよ…… )
続く
後書き
最初ですから短めです。
あと、このスレは元々別の小説サイトに投稿していた作品でして、
それとは、また別物語としてリメイクバージョンとなります。
- Re: 人魚 終焉無き白夜 ( No.4 )
- 日時: 2012/11/17 02:30
- 名前: カササギ ◆QNO.naEbTg (ID: ???)
コメント返し
萌姫さん 初めまして今日は。
そうですか、内容にお好きな単語があり
喜んでくださって良かったです。
プロットの時点では。
もっと、おどろおどろしい雰囲気だったのですが、
お芝居か寓話(もしくは児童書)風の序章プロローグ)にしたので……。
はい喜んで。
今は二次小説(紙系の方)に力をいれているので、
更新は少し、遅いかもしれませんが。
かしこ
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