二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔
- 日時: 2012/06/10 09:00
- 名前: mk (ID: kI5ixjYR)
こんにちは!mkといいます!
実は前書いていた小説があまりにも気に入らなかったので新しいのを書いてみました!!
登場人物は前の薄桜鬼 Loyal −誠−とほぼ同じですが、もう一度書いておきます
−主人公−
叶 美波 (カノウ ミナミ)
黒髪、腰辺りまでの長さ。性格はやんちゃ、そして、仲間思い・・・時々沖田さん並に黒くなる
女としての自分をおし殺している
−仲間−
黎 (レイ)
銀髪、瞳は赤。性格は優しい。主人公と契約を結び、体の中に潜んでいる
戦闘時になると必要に応じて出てきたりする。
この二人と残り一人を中心にしてお話を進めていきます
薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔
これから頑張るので応援よろしくお願いします!
〜ご愛読者様〜
桜舞姫様
雛苺様
愛恋様
玉環様(元乙女様)
カノン様
ニョーコ★様
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- Re: 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔 ( No.67 )
- 日時: 2012/01/01 10:50
- 名前: mk (ID: qRt8qnz/)
あけましておめでとうございます!
実感がないんですけどもう2012年なんですね
今年は受験生なのでなかなか時間が取れなくて小説の更新が遅れてしまいましたが、更新いたします!!
「・・・私を・・・殺してください・・・・・・」
苦しげに吐き出されたその言葉は暗闇に吸い込まれていった
「・・・嫌です」
「しかし、このままでは私はあなたを・・・!!」
「僕はあなたに殺されるほど弱くない・・・」
「・・・ぐっ・・・ぐぁぁぁぁ!!」
再び山南さんの羅刹化が始まった
私は素早く山南さんの間合いに入り鳩尾を強く殴った
小さな呻き声を上げて山南さんの体は床に落ちていく・・・・・・
「・・・仲間がいるのに・・・」
そういった瞬間、遠くに気配を感じた
「・・・そろそろ来たか・・・」
私は山南さんを仰向けに寝かせた
「大丈夫か!?」
勢いよく扉が開き土方さん達が姿を現した
「山南さんは!?」
「気を失ってもらいました・・・」
それを聞いて、土方さん達は安堵の息を漏らした
「詳しいことは後で聞かせてもらう。取り合えず、山南さんの部屋には誰も近づけるな!」
—————
その後、私は土方さんに連れられ広間へと向かった
「・・・何があった?」
「・・・山南さんが腕が治らないのならこれに頼るしかないと言って変若水を飲んでしまいました・・・
机に置いてあった変若水は処分したのですが、山南さんはもう一つ持っていたみたいで・・・」
「そうか・・・・・・。分かった。ありがとう、もう部屋に戻っていいぞ・・・」
「はい・・・失礼しました」
私は立ち上がり広間を出た・・・夜の冷たい風が私の頬を掠めていく
ふと、空を見上げてみた・・・・・・
そこには怪しく光り輝く月が浮かんでいた・・・・・・
———翌日
広間に行くと、既にみんな集まっていた
私も畳の上に腰を下ろした
それと同時に伊藤さんが広間の戸を開けた
「あら、皆さんお顔が優れませんのね・・・・・・昨晩の騒ぎとご関係が?」
伊藤さんはそう言って私達の瞳を見つめた
そうだ・・・あの探るような目・・・
「・・・昨晩事件が発生しましたが、参謀のお心に負荷をかけるのは本意ではありません。事態の収拾に努めた後今晩にでもお伝えさせて
頂きたく存じます」
斎藤さんが何とか上手く話してくれたが・・・この先どうなるかなんて分かってる・・・
斎藤さんの言葉に伊藤さんは笑顔を浮かべ
「では、今晩のお呼ばれ心待ちにしておりますわ」
そう言って伊藤さんは広間から出て行った
その後、近藤さん、土方さん、沖田さんの三人は山南さんの部屋へと向かって行った
それからしばらくして先程出て行った三人が帰ってきた
「山南さんが、自分は死んだことにすればいいと言っていた」
「屯所移転の話・・・冗談では済まされなくなってきたな・・・・・・」
広間には重苦しい空気が漂っていた・・・・・・・・・・・・
- Re: 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔 ( No.68 )
- 日時: 2012/01/01 21:19
- 名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)
明けましておめでとう、今年もよろしくです!
2012という実感がないのは同じww
長々とした挨拶は、【薄桜鬼〜生きる者達よ〜】の方に書いてるよ。
読みたかったら読んでくんさい。
- Re: 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔 ( No.69 )
- 日時: 2012/01/02 08:08
- 名前: mk (ID: qRt8qnz/)
あけおめ!
久しぶりだね
桜舞姫は小説のほうは順調?
なんかこっちは受験勉強のせいで小説のほうのネタが
なかなか思いつかず・・・(^−^;)
でもとりあえずがんばるからまた見に来てね
ちなみに受験日は私立が1/20、公立が2/14だよ
なんでバレンタインの日に受験なんだろうね?
- Re: 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔 第弐拾伍話 ( No.70 )
- 日時: 2012/01/23 21:41
- 名前: mk (ID: qRt8qnz/)
こんばんわ
小説更新いたします
——慶応元年五月——
新選組は西本願寺に屯所を移した
私は久しぶりに外へ出た
先程千鶴ちゃんたちが帰ってきたので私は一人で外へ出た
しばらく町を歩いていると南雲薫らしきうしろ姿を見つけた
私は少し尾行することにした・・・
すると、南雲薫らしき人物は路地に入って行った
私もその後を追う・・・
そして、路地に入る・・・だが、そこに南雲薫の姿は無かった・・・
(やっぱり、気付かれていたか・・・)
・・・・・・結局、何の収穫も無いまま私は屯所へ引き返した
———数日後
「十四代将軍、徳川家茂公が二条城に入られるまで新選組総力を持って警護の任に当たるべしとの要請を受けた!!」
近藤さんの声に他の隊士さん達が歓声を上げた
「山南さんが生きていれば・・・本当に惜しい人を亡くしましたねぇ・・・」
伊藤さんはわざとらしいため息をつく
「・・・ともあれ、これから忙しくなる。まずは隊士の編成を考えねばなるまいな!そうだな・・・俺とトシ、総司に・・・」
近藤さんの話を聞いた土方さんが話を止めさせた
「っと、悪い近藤さん。総司は風邪気味みてぇだから外してやってくれねぇか?」
「別に問題ないのに・・・土方さんは過保護すぎるんですよ」
沖田さんが不満の声をあげた
それに続き平助君が手を上げた
「あー・・・近藤さん、オレもちょっと調子が・・・」
「なんだ、平助も風邪か?折角の晴れ舞台全員揃って将軍様を迎えたかったが・・・二人にはまたの機会にでも存分に働いてもらおう」
近藤さんが話し終わった後、平助君の顔には陰りが見えた
——————
「伝令です。交代の刻限は——」
千鶴ちゃんが隊士の一人に交代時間を教える
私はその千鶴ちゃんについてまわる
「今頃近藤さん達は偉い方々にご挨拶してるのかな?」
「そうなんじゃないかな?僕はよくわからないけど」
「そっか、私もお勤め頑張らなくちゃ」
千鶴ちゃんが微笑む
千鶴ちゃんはまだ気がついていないようだが、先程から後ろに人ではない気配を感じる・・・
まあ、正体は分かっているのだが・・・・・・
しばらく気付かぬ振りをして道を歩いていくと先程から感じられる視線が害意のある視線に変わった
千鶴ちゃんも気がついたみたいで、後ろを振り返る
「・・・気付いたか、さほど鈍いわけでもないようだ」
月を後ろにして三つの影が浮かんでいる
真ん中の影から二つの赤い光が妖しげに輝いている
「千鶴ちゃん、下がってて」
千鶴ちゃんを自分の背後に移動させる
それと同時に三つの影が目の前に下りてきた
「どうしてここに・・・・・・」
その問いに不知火が答える
「あ?俺ら鬼の一族には人が作る障害なんざ意味を成さねぇんだよ」
「何をしに来た・・・先に行っておくが、千鶴は渡さないぞ」
「ふん、貴様の言うことに一々相手をしている暇は無い。其処をどけ」
威圧的な態度で風間は私を見下ろす
「鬼って・・・からかってるんですか!?それに、どうして私の名を!?」
千鶴ちゃんが声を荒げる
「本気でそんなことをいっているのか?我が同胞ともあろうものが・・・」
「同胞!?」
風間達が前、右、左を全て囲んでいる・・・後ろには高い塀
「君は、人間とは思えないほど傷の治りが早くありませんか?」
「そ、それは・・・」
「あァ?なんなら血ィぶちまけて証明したほうが早ぇか?」
不知火がニヤニヤと笑いながら銃口を千鶴ちゃんに向ける
「いい加減に退け。お前らに千鶴は渡さないと何度言えば分かる・・・」
「千鶴、我等と共に来い」
じりじりと風間の手が私の後ろにいる千鶴ちゃんに迫っていく
——パシッ
その手を私は思いっ切り叩いた
「ほう・・・」
風間が妖しい笑みを浮かべた
「貴様もなかなか強い力を持っているようだ・・・どうだ、貴様も我等と共に来い千鶴と一緒に・・・な」
これはいくら言っても聞く耳をもたないだろう
最終的にはムリヤリ連れて行くな・・・
そう判断した私は力を発動させた・・・・・・
強い風が辺りを包み込んだ・・・・・・・・・・・・
- Re: 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔 第弐拾陸話 ( No.71 )
- 日時: 2012/01/27 22:10
- 名前: mk (ID: qRt8qnz/)
続けて更新いたします
強い風が辺りを包み込む・・・・・・
美波の体を風が包み込むように纏わりつく
しばらくして風は止み、其処にある景色も先ほどと変わらぬまま・・・
唯一変わったのは美波の風貌だった
先程まで袴だったはずが今では黒い洋服に身を包んでいる
黒くて長いズボン、それと同じくらいの長い漆黒のコート・・・胸元には銀色のクロスが掛かっている
髪の色も瞳の色も全然違う・・・
先程まで漆黒だった髪の色は銀髪にかわり、漆黒の瞳は綺麗な金と銀のオッドアイ
額には二本の角が生えている・・・
「貴様・・・」
風間達は驚きを隠せないようだ
後ろにいる千鶴でさえも・・・・・・
「叶君・・・?」
驚いた顔をしている千鶴ちゃんに笑顔を見せる
『さぁ、貴様らに其処を退いて貰おうか・・・』
美波は妖しく不敵に笑った・・・
風間も表情を戻すとニヤリと笑った
「いい度胸だ・・・ますます欲しくなってきた」
美波は静かに目を瞑る・・・
『闇の力よ・・・我に力を貸したまえ・・・』
静かにゆっくりと唱えると体中に力がみなぎる感覚が伝わった
『喰らえ!斬風!!』
美波がそう唱えると鋭くて刀のように切れ味の良いカマイタチに近い風が風間達めがけて放たれた
それを間一髪で躱すと風間は刀を振り上げ美波に襲い掛かる
『闇の防御壁』
風間が振り上げた刀は美波を斬ろうとする前に見えない何かによって阻まれた
「なかなかやるな・・・」
「叶君・・・大丈夫?」
千鶴が心配そうに声をかける
「大丈夫、もう少し待ってれば皆来るから・・・」
そんな千鶴に美波は微笑む・・・
しばらく防御壁を使って風間の攻撃を防いでいると複数の気配がこちらに近づいて来ていた
「大丈夫か!?」
現れたのは土方達だ
「大丈夫ですよ、とりあえず早くこっちに来てこの邪魔な奴等をどうにかして下さい」
美波は笑いながら言った
「な・・・お前・・・その姿・・・」
土方達は驚愕の表情を浮かべた・・・
無理はない、その容姿は普段見せる姿とはかけ離れていたからだ・・・
そんな土方達に美波は顔を向けた
その顔は面倒くさそうな表情を浮かべていた
「あー・・・まあ、後でこの姿の事を聞いてください。取敢えず、目の前のこいつらどうにかしてくださいってば」
その言葉で我に返った土方達は千鶴と美波を背に、風間と対峙した
「またお前達か・・・田舎の犬は目端も利くと見える・・・」
風間はため息をつく
土方は抜刀し風間と刀を交わらせる・・・
金属が擦れあう音が辺りに響いた
「なんだってこんなガキに用がある!!」
土方が声を荒げた
「千鶴はお前たちには過ぎた物・・・だから我らが連れ帰る・・・それだけだ・・・そこの娘もな・・・」
「どういう・・・意味だ!!」
風間の刀を力尽くで押し返した土方は訝しげに眉を顰めた
「確認は叶った以上、長居は無用。いずれまた近いうちに迎えに行く。・・・待っているがいい。
ああ、それと娘、お前もだ・・・我らと共に来るか、それまで考えておけ」
土方の問いには答えず風間たちは闇に溶け込むように消えていった
風間達が消えて行った後に、美波は元の姿に戻った
黒い洋服は元の袴姿に戻り、銀の髪は漆黒になりオッドアイも漆黒の瞳に戻った
「ああ、疲れた・・・体力がねー・・・」
そういうと美波はいきなり地面に倒れた
「お、おい・・・!大丈夫か・・・!?」
土方達が驚きの声をあげる
「ええ、大丈夫・・・いや、大丈夫じゃない・・・ちょっと・・・疲れました・・・今日の件に関しては明日詳しく話すので
今日は休ませてもらっていいですか・・・?」
「ああ、いいぞ」
「じゃあ、おやすみなさい」
美波は目を閉じる
「おい!此処で寝るな・・・」
「いや・・・体力の限界です・・・誰かちょっと・・・おんぶ!」
土方は眠そうな顔をしながら手を上に突き出す美波を見て半ば呆れた顔をした
「仕方ねぇな・・・斎藤、おぶってやれ・・・」
「御意」
斎藤はしゃがむと美波に背を向けた
美波は眠そうに目をこすりながら立ち上がり斎藤の背中に乗った
そして、土方達は屯所に引き返して行った・・・・・・
更新が遅れてしまってごめんなさい!
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