二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔
- 日時: 2012/06/10 09:00
- 名前: mk (ID: kI5ixjYR)
こんにちは!mkといいます!
実は前書いていた小説があまりにも気に入らなかったので新しいのを書いてみました!!
登場人物は前の薄桜鬼 Loyal −誠−とほぼ同じですが、もう一度書いておきます
−主人公−
叶 美波 (カノウ ミナミ)
黒髪、腰辺りまでの長さ。性格はやんちゃ、そして、仲間思い・・・時々沖田さん並に黒くなる
女としての自分をおし殺している
−仲間−
黎 (レイ)
銀髪、瞳は赤。性格は優しい。主人公と契約を結び、体の中に潜んでいる
戦闘時になると必要に応じて出てきたりする。
この二人と残り一人を中心にしてお話を進めていきます
薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔
これから頑張るので応援よろしくお願いします!
〜ご愛読者様〜
桜舞姫様
雛苺様
愛恋様
玉環様(元乙女様)
カノン様
ニョーコ★様
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
- Re: 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔 第拾伍話 ( No.27 )
- 日時: 2011/08/12 09:54
- 名前: mk (ID: PMHGkQdB)
あれからしばらく立ったある日の夕食で・・・・
子供のようにおかずの取り合いをしている平助君と永倉さんを横目で見ながら、私は黙々とお膳の上のものを平らげていく
そんな時だった・・・・・・
「今戻ったぞ」
声が掛かり、広間の戸が開く
そこには、大阪出張から帰ってきた土方さんと腕をぶら下げている山南さんがいた
みんなの視線が山南さんの左腕に集まった。それを感じたのか、山南さんは少し笑って見せた
「大丈夫ですよ。見た目ほど大袈裟な怪我じゃありませんので・・・ご心配なく」
そう言って山南さんは広間を出て行こうとした
「山南さん・・・晩飯は?」
平助君の問いに山南さんは微笑みながら言った
「結構。少し疲れたので・・・部屋で休ませてもらいます・・・・・・」
そして、山南さんは広間を出て行った
きっと、物凄く悲しくて、悔しいと思う・・・・・・
「お前、何をしている?」
「え・・・?」
突然、土方さんの不機嫌そうな声が聞こえた
「誰が部屋を出てここで食事をしていいと許可を出した?」
「・・・あ」
千鶴ちゃんが申し訳なさそうな顔をした
「あー、いやトシ・・・それは俺が」
近藤さんが名乗り出た
「俺が誘ったんだ、一緒に食べようって」
「僕が誘ったんだよ?僕がこっちで食べてて千鶴ちゃんは部屋でなんて酷いからね」
土方さんが眉間に皺を寄せた
「お前たち・・・勝手なことを」
「いーじゃん、飯くらい。千鶴も逃げないって約束して実際、この半月逃げようとしなかったんだから!」
「たかが半月だ」
平助君の意見をばっさりと切り捨てる
「そんなに心配なら、土方さんが監視したら?付きっ切りでさ」
「・・・何?」
「トシ、どうだ?食事くらいここで取るのを許可してやっちゃ・・・」
「近藤さん、あんたがそんなに甘くっちゃこの先、隊の統率が乱れるぜ?」
重苦しい空気が広間に流れ始める
そんな空気に耐え切れなくなったようで千鶴ちゃんが自分の膳を持ち上げた
「・・・・・・食事だけだぞ」
思いもよらない言葉に広間の皆が驚いた
「んじゃぁ、俺も飯にするか」
そう言って、土方さんはいつもの場所に座り込んだ
それから、中断されていた食事が再開された・・・・・・
- Re: 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔 ( No.28 )
- 日時: 2011/08/21 15:26
- 名前: 玉環 (ID: 5YBzL49o)
乙女です!!
最初から書き直すことになったのでよろしくお願いします!!
題名は 薄桜鬼 あの日の記憶ってやつです!!
- Re: 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔 ( No.29 )
- 日時: 2011/08/23 21:42
- 名前: mk (ID: sFi8OMZI)
こんばんは!乙女さんありがとうございます
見に行きますね(^−^)/
頑張ってください
- Re: 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔 第拾陸話 ( No.30 )
- 日時: 2011/08/31 21:55
- 名前: mk (ID: sFi8OMZI)
こんばんわ
更新します
次の日の朝、食事が始まる頃、いつもあるはずの山南さんの姿はなかった
まあ、千鶴ちゃんが説得してくれるだろう
食事が始まってしばらくたったころ
不意に、広間の戸が開き山南さんが姿を現した
手に、千鶴ちゃんの作ったご飯を持って・・・・・・
その姿に、皆は喜んだ
食事が終わり、しばらく休憩したあと、私は山南さんのところへ向かった
「こんにちは、山南さん」
「ああ、叶君ですか・・・」
「腕・・・僕がもうちょっと詳しく言ってれば・・・すみません」
私は頭を下げた
「顔を上げなさい。あなたのせいではありません。私が君の忠告をもっとよく聞き入れていればこんな事にはならなかったのです
この腕の怪我は、あなたではなく私の不注意のせいなので・・・」
「でも、僕にも責任はあります・・・」
「いいえ私のせいですよ、だから気にしないで下さい・・・さあ、この話はもう終わりです。部屋にお戻りなさい」
「山南さん、すいません・・・」
「さあ、お戻りなさい」
「失礼しました」
私は立ち上がり頭を下げ自室へと戻る
すこし、罪悪感というものが胸を掠めた
——————・・・・・・
夕飯も食べ終わり・・・一服していたところ
「おーい、美波!」
声が掛かったので、そちらを見てみる
そこには平助君と左之さん、そして永倉さんの姿があった
「酒のもうぜー!」
そう、手に酒を持って
「あ・・・僕まだ酒なんて飲めないんですけど」
そう言っても、この三人には聞こえていないようだ
「ほら、お前も飲めよ!」
平助君が酒を注ぎ、私の目の前まで持ってくる
(つーか、私未成年だし!!)
そう思いつつ、平助君から酒を受け取る
ゴクリ
そして、一気に飲み干した
なんか頭がくらくらする
「おー!いい飲みっぷりじゃねーか!!」
左之さんが背中をばしばしと叩く
「いてっ・・・左之さん・・・ちょっとは手加減してくださいよ・・・」
「おー、ワリィなーほらもういっぱい飲めー!」
その後、何杯も何杯も飲まされた私はさすがにもうムリでその場を後にし、お風呂へと向かった
服を脱ぎ、カツラを取り風呂場へ入る
風呂につかると、疲れがすべてとれるような気がした
まだ頭がくらくらする・・・飲みすぎたかも・・・
私は、顔を洗い化粧を落とした
お風呂だけだな・・・唯一緊張しなくてすむ場所
そして、私は風呂を出た
くらくらする頭を押さえながら、風呂場を出た
扉に手をかけ・・・そして開く
「キャ—————!!」
その瞬間、屯所中に響き渡るくらいの大きな悲鳴が聞こえた
↑
どうなってしまうんでしょうかね(笑
- Re: 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔 第拾七話 ( No.31 )
- 日時: 2011/08/31 21:57
- 名前: mk (ID: sFi8OMZI)
どうも〜
再びmkでーす(^−^)
「キャ————!!」
驚いて、私は尻餅をついてしまった
目の前には千鶴ちゃんが顔を真っ赤にして立っている
「ご・・・ごごご・・・ごめんなさい・・・」
顔を真っ赤にしたまま謝り続ける千鶴ちゃんに私は唖然とした
何が起こったの?
「あ・・・ああああの・・・その・・・入ってるとは思わなくて・・・」
そして、千鶴ちゃんが顔を上げた
「・・・え・・・?」
その時、千鶴ちゃんが驚いたような顔をした
「・・・何?どうしたの?」
千鶴ちゃんの目線を追ってみる
そして、私は慌てて近くにあった布を体に巻きつけた
もちろん、カツラも化粧もない
そして、千鶴ちゃんに見られてしまったのだ・・・女だという証拠の・・・この体を・・・
「どうした!何があった」
そして、最悪なことに土方さんと他の人たちも来てしまったのだ
「・・・・・・・・・ししししし・・・・知らない・・・知らない人が・・・」
千鶴ちゃんは既にパニック状態に陥っている
「・・・誰だ?」
土方さんの発した第一声がそれだった
他の皆も見たことのない姿にただ呆然と立ち尽くしている
「・・・すいません・・・着替えたいんで、一旦出て行ってくれませんか?」
私の言葉に、土方さん達は我に返り顔を真っ赤にさせながら慌てて出て行った
私は手早く着替えを済ませる
「終わりましたよ」
一言だけ告げ外に出る
すると、土方さんが私を引っ張り広間へと連れて行った
(まるで、初めて来た時の千鶴ちゃんのような心境だ・・・)
「お前は誰だ?」
「やだなー・・・いつも一緒にいたのに・・・」
その言葉に皆が驚いた
「どんだけ鈍いんですか・・・」
ため息をつきつつ、カツラと化粧を取り出し
いつもの格好に戻っていく
「叶 美波ですよ・・・」
完全にいつもの格好になり、声を低くする
「・・・お前・・・女だったのか!?」
「そうですよ、まあ皆が気付いていないのには正直私も驚きましたよ・・・」
「・・・なぜ、性別を偽っていた・・・」
土方さんが真剣な顔で聞いてきた
「女だと、戦いに参加させてもらえないじゃないですか・・・」
「あたりまえだ!女を戦いになんて出せるわけがあるか!」
その言葉に土方さんが怒鳴り声を上げた
「・・・女が戦うことは・・・いけないことですか?」
「・・・・・・」
すると、土方さんが黙り込んだ
「私の腕は、この間の沖田さんとの手合わせのときに見ていただいたとおりです・・・。それでも・・・駄目ですか?」
「・・・だが、お前は女だろう・・・?いくら強いとはいえ・・・お前を危険に晒すわけには行かない」
「・・・わたし・・・戦い・・・たい・・・」
「・・・わ・・悪い!!分かった、分かったから・・・」
「分かればいいんです」
微笑みながら顔を上げる
「美波・・・てめぇ・・・」
「あはは、いいじゃないですか別に!」
「・・・そ・・・そういう問題じゃねー!!」
その日、屯所中に土方さんの怒鳴り声が響いた・・・・・・
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
この掲示板は過去ログ化されています。