二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔
- 日時: 2012/06/10 09:00
- 名前: mk (ID: kI5ixjYR)
こんにちは!mkといいます!
実は前書いていた小説があまりにも気に入らなかったので新しいのを書いてみました!!
登場人物は前の薄桜鬼 Loyal −誠−とほぼ同じですが、もう一度書いておきます
−主人公−
叶 美波 (カノウ ミナミ)
黒髪、腰辺りまでの長さ。性格はやんちゃ、そして、仲間思い・・・時々沖田さん並に黒くなる
女としての自分をおし殺している
−仲間−
黎 (レイ)
銀髪、瞳は赤。性格は優しい。主人公と契約を結び、体の中に潜んでいる
戦闘時になると必要に応じて出てきたりする。
この二人と残り一人を中心にしてお話を進めていきます
薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔
これから頑張るので応援よろしくお願いします!
〜ご愛読者様〜
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- Re: 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔 第伍話 ( No.12 )
- 日時: 2011/07/24 09:11
- 名前: mk (ID: PMHGkQdB)
こんにちはmkです
第伍話、更新いたします
「やめろ!!」
突然、横から怒声が掛かってきた
横を向くと土方さん達がこちらへ向かってきていた
「よそみしてていいのかな?」
その言葉をかけられた瞬間、私は即座に後方へ下がる
後1秒でも遅かったら私は確実に沖田さんの振り下ろした刀に殺られていただろう・・・
「不意打ちは・・・卑怯だと思うんだけどな」
再び刀が交わった
「止めろって言ってんのが聞こえねぇのか!!」
2度目の怒声とともに三本目の刀が私たちの間に割り込む
沖田さんは私に向かって黒い笑みを浮かべながら刀を下ろした
私も刀を鞘にしまう
それから土方さんが私に刀を向けた
「逃げるなって言ってあったはずだろ?なぜ逃げ出した・・・」
「殺されて死ぬから・・・・・・まだ・・・死ねない・・・」
土方さんはしばらく沈黙した後に、私に言った
「お前、新選組に入る気はねぇか?」
意外な問いかけだった
それは周りの皆も同じようで、土方さんを驚愕の表情を浮かべながら見ていた
「逃げるって言うんだったら殺すしかない・・・どうだ?行く場所もないようだし・・・」
「いいのか?僕と一緒にいたって不幸にしかならないぞ?」
すると、土方さんが言った
「俺らは別に構わねぇ・・・入るか・・・入らないか・・・お前の自由だ・・・」
「・・・入るしかないじゃん・・・」
そう呟いたときには、私が入ることに皆は同意してくれた
こうして、私は新選組の皆と一緒に暮らすことになった・・・
- Re: 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔 第陸話 ( No.13 )
- 日時: 2011/07/30 11:29
- 名前: mk (ID: PMHGkQdB)
お久しぶりです!更新します
↑
(もうこれしか言うことなくなってきた・・・)(笑
あの後、新選組に入ったのはいいのだが・・・数日間軟禁された
軟禁生活から解放された私はやっぱりあの時入ってやるんじゃなかった・・・そう思っていたが
今となってはこの生活は私にとって当たり前になってきた
皆と一緒にご飯を食べたり、暇なときには遊んでもらったり稽古をつけてもらったり・・・
一人で行動してるときよりずっとよかった
「おい、美波」
「はい?」
私が廊下に座って外の様子を眺めていると土方さんが声をかけてきた
土方さんが横に座り一緒に外の景色を眺め始めた
「何か御用ですか?」
「前々から気になってはいたんだが・・・お前は母親とか父親は居ないのか?」
それは意外な問いかけだった
「えーっとですねー簡単に言っちゃうとこの時代には居ませんね。存在だってないですし・・・」
「?」
土方さんは意味が分からないと言いたげな顔をした
「やっぱり分からないですよね・・・でもこれ言っても信じてもらえるかどうか分からないから誰にも言ってないんですよ・・・」
「なんだ?」
「まぁ、別に信じなくてもいいですけど・・・僕、未来から来たんです」
「??」
土方さんは本日二度目の疑問符を浮かべた
「そりゃあ、信じられないですよね・・・僕だってこれといった証拠はないし・・・あ・・・」
「ん?どうした?」
私はある事を思い出して、懐から一つのものを出した
「これです・・・」
私が取り出したのは携帯電話。
「・・・これは?」
「これは携帯電話と言って、僕たちの時代で使ってるものです。僕が未来から来たという証拠といえばこれしか・・・」
私が取り出した携帯電話を土方さんは不思議そうな目で見ていた
「たとえば・・・こういうことも出来ます」
私は土方さんに携帯電話を向けた。辺りにシャッター音が鳴り響く
いきなり聞こえたシャッター音に土方さんが驚いた
「な・・・なんだ・・・?」
私は驚いている土方さんに携帯電話の画面を見せた
「お・・・俺がいるぞ?」
「まぁ、説明するのも面倒くさいんで・・・どうですか?信じてくれますか?」
「あ・・・ああ・・・」
土方さんは困ったような顔をしながら頷いた
「そういえば、土方さんの剣術は天然理心流なんですよね?」
「ん?・・・ああ、そうだが」
「・・・今度暇なときでいいんで、僕の相手をしてもらえませんか?」
私がそういうと土方さんが微笑んだ
「ああ、相手をしてやるよ。ところでお前は何流なんだ?」
「あー・・・僕は二天一流です」
「二天一流?」
「ええ、二刀流ってなんかやりやすかったんで・・・」
「そ・・・そうなのか・・・」
「じゃあ、今度よろしくお願いします・・・」
私はそう言って腰を上げ自室へと戻った・・・・・・
- Re: 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔 第七話 ( No.14 )
- 日時: 2011/07/30 11:27
- 名前: mk (ID: PMHGkQdB)
お腹すいた・・・誰か私をかまって〜
私は今、道場の中央に沖田さんと向かい合って立っている・・・
もちろん、その理由は私がこの間土方さんにお願いしたとおり手合わせをしてもらっているからだ
でも幹部が全員揃っているわけでもなく・・・
と、いうわけで私は巡察から帰ってきた人や非番の人を見つけては道場に引っ張り込み相手をしてもらっているというわけだ
だが、沖田さんだけを呼ばなかった・・・
沖田さんに相手をしてもらうと、ろくな事が起きないと私の本能が告げているからだ
しかし・・・
「あれ?君・・・なんで僕を呼んでくれなかったの?言ってくれれば手合わせくらいしてあげたのに」
「い・・・いえ・・・ぼ・・・僕はただ沖田さんの事を気遣って呼ばなかっただけで・・・別に相手しなくていいですよ?もう・・・疲れちゃったし」
私は必死で言い訳を並べていると、沖田さんがクスリと笑った
「別に遠慮なんかしなくていいのに〜・・・そうだ、僕ちょうど暇してたところだし相手になってあげる」
有無を言わせぬオーラを放つ沖田さんに当然断れるはずなく・・・
と、言うわけで今に至る
「手加減してくださいよね・・・まぁ・・・無理でしょうけど・・・」
「え?何か言った?」
「いいえ、何も!」
沖田さんがわざとらしい笑顔で微笑んできた
「それじゃあ、始めるぞ」
横にいた土方さんが立ち上がり審判の位置についた
「始め!」
私は両手に持った木刀を構え沖田さんに向かった
沖田さんは私を見て笑うだけ
さすがに少しだけイラッとした
私は沖田さんの背後に回りこむ
そのまま半回転し、勢いに乗せ一撃喰らわせようとしたがあっけなく防がれた
まあ、この程度の技で倒れてしまっては天才剣士の名が廃れてしまうからな
私は沖田さんが喰らわせようとした一撃を交わし後方に下がる
「へぇ・・・君、なかなかやるね」
「喋りながらの戦闘は体力を消耗させるだけですよ」
沖田さんが前に突き出した木刀を足場に私は飛び上がり、そのまま沖田さんを狙った。
沖田さんは自分の木刀でそれをふせいだ
さすがは天才剣士と呼ばれるだけあって、そう簡単には攻撃を許してはくれない
それなら・・・これはどうだろうか?
再び沖田さんが私を狙って木刀を突き出してきた
私は一旦木刀を上に放り投げ、そのまま後退し沖田さんが一瞬木刀に気を取られた隙に体勢を低くしもう一本の木刀で
喉に突きつけた・・・
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「やった・・・僕の勝ちだ!」
土方さんはしばらく驚いたような顔で何も言えずに立っていた
「・・・み・・・美波の勝ち!!」
「・・・結構やるね・・・」
「どうも・・・沖田さんも・・・さすが天才剣士と呼ばれるだけありますね」
「それじゃあ、土方さん!約束は守ってくださいね!」
私はそういい残し、その場を離れた
- Re: 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔 第捌話 ( No.15 )
- 日時: 2011/07/30 11:30
- 名前: mk (ID: PMHGkQdB)
あははははは・・・・・・
『沖田さんとの手合わせで勝ったら・・・僕にも新選組の隊服を下さい』
沖田さんとの手合わせの前に私は土方さんそう伝えた
土方さんは私が沖田さんに勝てるはずがないと思っていたのだろう・・・
だから、私が沖田さんに勝ったときに土方さんはしばらく呆然としていた・・・
「あんなもん、ウォーミングアップにしかならないね・・・」
私は二天一流ではあるが、銃を使った戦いも得意だ
もちろん連射式のリボルバー
言ってしまえば、なんでもあり
真正面から正々堂々と戦う・・・それが私のポリシー
「黎、ありがとう。あんたの力もあったから沖田さんに勝てたよ。黎がいなかったら負けちゃうところだったよ・・・」
『そうか。だがあの勝負ではお前の実力もあったから勝てたんだ。お前がもっと弱かったら力を引き出すことは難しかっただろう』
「そっかー・・・ありがとう黎」
私は青々とした空を見上げた・・・
『そういえば』
しばらくの沈黙の後、黎が話しかけてきた
「なに?」
『前々から思ってたんだが・・・なぜ、あいつらはお前が女だと分からないのだろうか・・・』
「化粧とかつらのおかげじゃない?」
そう言って私はかつらをとった
日常の私の髪型は黒髪短髪。
顔は眉毛が太い・・・
コレは、私が女とバレないための変装セットだ
「目も細めになるよう意識してるし・・・声だって男っぽくなるように普段よりも低音ボイスだもん」
私は立ち上がり自慢げに言った
『ああ、だからか・・・』
「納得した?」
そう聞くと黎は短い返事を返した
「あと少し、あと少しで千鶴ちゃんが来る・・・」
そう呟き私は自分の部屋へ戻った
- Re: 薄桜鬼 ひとりぼっちの悪魔 第玖話 ( No.16 )
- 日時: 2011/07/30 11:32
- 名前: mk (ID: PMHGkQdB)
一気に更新しちゃいますよー!!
「ねぇ・・・今どのくらい?」
『ちょうど12月くらいじゃないか?』
「じゃあ、もうすぐだね」
私は冬の朝は弱い・・・
ただいまの状況・・・冷気に耐え切れずずっと布団にもぐりっぱなし
「おーい、美波!起きろ」
そこに平助君が現れ、部屋の戸を全開にする
「寒い!!平助寒い!!死んじゃう!閉めろ〜!!」
「お・・・おう・・・悪い!!」
私はだんご虫のように丸まった体勢で布団の中に潜り込んだ
「つーか、起きろっ!」
平助君が私の大切な(?)布団を剥ぎ取った
「うわぁあぁ〜」
布団を剥ぎ取られた私は敷布団の下に潜り込む
「だからー!起きろって!」
ついでに、敷布団も剥ぎ取られる・・・
「平助の鬼!」
私は寒さに震えながらも、何とか起き上がった
そして、平助君の背中に飛びついた
「な・・・なにしやがる!」
さすがの平助君も驚いて、私を引き剥がそうとした
「誰かさんのせいでメチャクチャに寒いからおんぶしろって」
「寒いのは分かるけど何でおんぶなんだよ!」
「はいじゃあ、広間へ行こうではないかー。さぁさぁ、動きたまえ!我が忠実なる下僕よー!」
「誰が下僕だー!!」
なんだかんだあって私は平助君の背中に乗せてもらい、そのまま広間へ直行した
「ごちそうさまでしたー!」
食事を終えて、皆が片付けに取り掛かり始めたときを狙って、私は土方さんのもとへと飛んでいった
「土方さん!後でお話があります!とっても重要な話なんで!なので、他の皆も全員呼んで置いてください」
「お、おう・・・わかった」
急に声をかけられた土方さんは面食らったような顔をした
私は先に自室へと戻った
「さて、千鶴ちゃんのことどう説明するかねー・・・」
『適当にそいつが来るって話せばいいんじゃないのか?』
「そっか・・・じゃあ、今度新しい人が来ますよ・・・的な?」
『本当に適当だな・・・』
黎が呆れたようにため息をついた
「冗談だって!よし、そろそろ行こうかな」
そう言って立ち上がり、広間へと引き返した
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