二次創作小説(紙ほか)

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ハニカム(テニプリ夢)
日時: 2021/06/07 02:22
名前: ぺ (ID: EabzOxcq)

かわいいかわいい女の子

葉山仁奈…立海大附属高校1年。医者の家系に生まれたひとり娘。容姿端麗だが少し抜けている。
麻里…仁奈のクラスメイトで親友。一般家庭。



沙由香…仁奈の中学時代の親友。某出版社の令嬢。宍戸先輩の彼女。いまでも仁奈と親交あり。

未央…同じく中学時代の仁奈、沙由香の親友。某銀行頭取の孫。


Re: ハニカム(テニプリ夢) ( No.77 )
日時: 2021/11/24 22:55
名前: ぺ (ID: 3hf5E.5D)

赤也は一応1年生なので、部室に試合で使った道具を戻す仕事がある。同じ当番の1年生たちは、軽い荷物だけを持って部室に走っていった。大戦犯と後ろ指を刺される彼は、アイスケースと部旗を引きずりながら部室に向かった。珍しくものの扱いが優しかった彼は落ち込んでいる。荷物を下ろし、部室を出ると学校は文化祭で格段に騒がしかった。

「赤也じゃん!」
「なぁ、テニス部どうだった?」

バスケ部とサッカー部の連中が話しかけてきた。いつも一緒にいる彼らだったが、テンションが全く上がらなかった。負けた、とだけ伝えるとその場を離れた。

「おうおう。この坊主め。」

後ろから肩を小突かれると、気弱くよろけた。

「あ、どーも…。」

振り向くと仁王、柳生、ジャッカルと丸井が立っている。赤也は口がへの字に曲がって今にも泣き出しそうである。安堵感からか、次第に目が潤んでいく。

「今日明日は遊びまくって、女作んぞ。」
「紳士的ではないですが…今日は良とします。」

赤也はジャッカルの制服の袖で涙を拭いていた。

Re: ハニカム(テニプリ夢) ( No.78 )
日時: 2021/11/28 05:00
名前: ぺ (ID: .tpzY.mD)

文化祭の1日目が終わり、仁奈たちは放課後まで学校で盛り上がっていた。赤也が教室にジャッカル、仁王、丸井と柳生を連れてきたり、仁奈がミスコンのPRのために体育館のステージに立ったりと、内容の濃い1日だった。蓮二、どこにもいなかったなぁ。仁奈はずっと辺りをキョロキョロしながら過ごしていたが、彼の姿はなかった。

「ねぇ、葉山さん。柳くんのこと好きでしょ?」
「え?急になんで、」
「生徒会室で葉山さんの顔見てたらすぐわかったもん。」
「そ、そうでしたか…。」
「柳くん、試合に負けて落ち込んでるからあんり突っかかんないであげてね。」

ミスコン出場者が体育館のステージに上がる前、袖で賢木に言われたことを思い出した。とっさのことで何も返事ができなかった。蓮二の賢木さんと何もないって言ってたのは本当なのかな。仁奈はステージ上で自分がうまく笑えているか心配だった。しかしそんな辛い感情は次第に薄れ、放課後まで来たのである。

女子数名で校門に向かうために、テニス部のコート脇を通る。ボールが打つ音が聞こえ、仁奈は不意に視線を向けた。身を覚えのある大きな後ろ姿。上下黒いジャージ姿で、サーブを打ち込む男性がいた。

「あ、」

麻里も気づき、仁奈の肩を叩く。すでにコートに釘付けになっていた仁奈は、その姿が蓮二だと確信できた。

「今、柳先輩一人だよ。」
「でも、賢木さんに蓮二が試合で落ち込んでるからって言われて…」
「はぁー?あんな女のことなんか考えなくていい!行ってきな!」

麻里に背中を押される。わぁ、っと声が出た仁奈の方を蓮二は向いた。麻里は仁奈にグーサインを出し、みんなでそそくさと帰っていった。

「葉山、」

蓮二の声がする。フェンス越しにでも、直視されると視線を落としてしまった。

「お疲れさま。今日、いなかったからどこにいたのかなって思ってたけど、テニスコートにいたんだね。」
「試合に負けたからな。現を抜かしている場合ではなかったんだ。」

蓮二がフェンスの扉を開ける。仁奈は吸い込まれるようにして、足を踏み入れた。そのまま脇にあるベンチに座ると、蓮二もペットボトルの水を開けて隣に座った。

「練習の邪魔だったかな、ごめんね。」

賢木に言われたことがずっと引っ掛かっている。

「こんな日に自主練をしているのは、俺ともう一人の面倒な野郎くらいだからな。別に来てもらっても構わない。」
「そっか。良かった。」
「何か申し訳ないと思う理由があるのか?」
「あ、あのね、賢木さんに蓮二が落ち込んでるからあんまり突っかかるなって言われて、声かけようか迷ったの。」
「ああ、あいつか。」

お互いを知っているような素振りだけで、仁奈は自分の心に悪寒がした。

「また浮かない表情になったな。」
「そんなことないよ!」
「そうか。俺の見当違いだったか。」

うん、と仁奈があまりにも素直に頷くので笑ってしまった。そんなことはないはずなのに。

「明日は、来るの?」
「ああ。生徒会の仕事があるから、1日校内で規則違反のクラスや生徒がいないか回って見張らないといけない。」
「そうなんだ!じゃあ、遊ぶ時間ないの?」
「一応、休憩時間もあるが…クラスの手伝いかテニス部の輩で潰れる可能性が高い。」
「そしたらもう楽しんでる暇ないね。」

こういうとき、葉山の顔色は格段にわかりやすい。

「私はね、中学の友だちが来てくれるの。氷帝も試合1日目で終わったから、適当な時間に遊びに来るって。」
「あの眼鏡の野郎も来るのか?」
「侑士はリハビリだから来れないって。いつも仲いい子たちは来る。」

自分が胸を撫で下ろしても、仁奈には気づかれまい。同時に氷帝の輩が、こんな庶民的な高校生のやることを楽しめるのだろうかと思った。仁奈はカバンから飲み物を取り出そうとしたが、その200ミリペットボトルの水は空だと気がついた。その様子を蓮二は横で見ていた。

「少し待っていてくれ。」

蓮二は颯爽とたち上がり、コートから出ていった。彼のタオル、ラケットバッグ、ラケットが横たわっている。どれも新品のようにきれいで、女の自分より何倍も几帳面だと感じさせられ、胸が痛い。隣にはノートもあり、手を伸ばしたくなったが我慢した。後ろのドアが開く、どうしたの?と言いながら後ろを振り向いた。

「え?葉山さん?」
「…さ、賢木さ、」
「柳くんに会いに来たの?」

明らかに怪訝そうな顔をされた。同性にここまで嫌という感情を表に出されることはないので、狼狽えてしまった。彼女は手に2本の500ミリのペットボトルに入ったジュースを抱えている。

「今日は、柳くんに突っかかるなって言ったよね?」
「ごめんなさい。そんなつもりじゃ…。」
「清楚で大人しそうなのに、結構やること汚いんだぁ。」

また何も言い返せない。麻里がいたら殴り合いでもしてくれるだろうけれど、そうもいかない。

「帰ってよ。生徒会室のときから柳くんのこと見て一人でニヤニヤしてて、不快だったんだよね。ファンの子って勝手に勘違いしちゃうこともあるから、柳くんは迷惑しちゃうだけだよ。」
「…わかりました。私も、賢木さんがそんなひどいこと言う方だなんて知らなかったです。」

自分のバッグを取り上げ、走ってコートを出た。途中でジュースを持ってきた蓮二とすれ違った。

「葉山!」

珍しく彼が声を上げたことに、一瞬足が止まったが聞こえないふりをした。とても喉が乾いている。

「賢木、いい加減にしろ。」

コートに入るなり、蓮二は仁奈が座っていた席に居座る賢木に低い声で言った。

「なんで?柳くんが葉山さんに優しくするから、葉山さんが勘違いしちゃうんだよ。」
「勘違いじゃない。」
「…どういうこと?」
「俺は同じことを何度も言わせる人間が嫌いなんだ。帰ってくれ。」
「柳くんが葉山さんのこと、好きなわけないよね?私のほうが…」
「俺の気持ちがお前にわかるわけないだろ。こうして俺の本心知らないまま、図々しくやって来るのはお前だ。」

蓮二は足早にコートを去った。残された賢木は目に涙を貯めている。

「あの女、許せない。」

私のほうが隣にいたのに。ずっと頑張ってきたのに。

Re: ハニカム(テニプリ夢) ( No.79 )
日時: 2021/11/28 05:56
名前: ぺ (ID: nsrMA1ZX)

こういうとき、自分は運動部で良かったと思う。いくら走っても体力が余るから。駅を前にして、やっと仁奈の姿を見つける。

「葉山。」

仁奈が蓮二の声に、足を止めた。

「帰ろう。」

蓮二は後から仁奈に並んで歩き始めた。仁奈は顔を上げようとしない。

「ほんとに蓮二が迷惑なら、言ってくれていいんだよ。」

目がいつも以上にきらきらしているのは、泣きそうだからだとわかった。

「俺がいつそんなことを吐かしたんだ?一言もないだろ。」
「それはそうだけど…。」

仁奈の心は完全に賢木にやられている。はっきり言わないとわからないか、と蓮二は小さく息を吸った。

「俺は葉山のことを迷惑とか鬱陶しく思ったことは1回もない。むしろ、葉山と過ごしていると悠々として心が休まるようだ。」
「う、嬉しい。ありがとう。」

蓮二に抱きつきたい衝動に駆られた。電車で隣に座った二人は、いつもより落ち着かない。心が休まるのは確かなのだが、今はどうにもそわそわしている。

「明日、葉山は1日クラスメイトと一緒にいるのか?」
「う、うん。」
「そうか。」

時間を見つけて顔が見たい。と蓮二は言おうにも、自分にしてはあまりにも率直すぎる表現だった。仁王はこういうとき、なんて言うのだろう。普段仁王が吐いているような異性への台詞を、自分が発しているところを想像してみた。吐き気がした。

「ミスコン1位取れるように頑張るから、最後の結果発表見に来てね。ドレス着るの。」

侑士と長太郎の母親が仁奈がミスコン出ると聞いて、ドレスをプレゼントしてくれた。長太郎の母親は元アナウンサーで、ミスコンの重要性を誰よりも知っている。仁奈は申し訳ないと断っていたが、熱意に負けてドレスを頂いたのだ。

「楽しみだな。」

仁奈のドレス姿はきっと誰にも劣らず可憐で、きらびやかである。蓮二は頬を緩めた。

Re: ハニカム(テニプリ夢) ( No.80 )
日時: 2021/12/05 02:45
名前: ぺ (ID: sqo3oGwV)

昨晩、麻里からメールが来た。更新されたブログのタイトルが「明日こそ本物の愛をゲット!」だったので、何となく仁奈は察しがついていた。

「明日!仁王先輩が回ろうって!文化祭!」
「だと思った。良かったね。」

正直、麻里がまた傷つかないかどうかの心配のほうが大きい。いくら忙しくても決まった曜日にしかメールが返ってこなくて、金曜日の夜にしか会えないって怪しすぎる。それを指摘するのは麻里のためだとわかっているけど、今ウキウキとした麻里の声を聞いていると…何も言えなくなる。仁奈はただ麻里の喜びに共鳴するしかなかった。

「はぁー、ここまで長かったわぁ。一時期はどうなるかと思ったけど、最近はちゃんとお互い話せてるし、もうそろそろ告白されるかな?私。」
「返事の準備しなきゃね。すぐオッケーする?」
「うーん、ちょい悩む感じでいくわ!どうしようかなー、みたいな。」
「余裕醸し出すの、いいね。」

二人は電話越しに盛り上がっていた。蓮二からは、メールも何もない。文化祭の話も昨日あって以来してないし。自分は正直、人の幸せなんか心配していられないと思う。賢木さんもいるし、蓮二は私と違って暇している人間ではない。夏休みに入ったらすぐ沖縄でインターハイがあるし、遠征で大阪にまで行くと言っていた。自堕落に過ごす自分とは大違いである。

「あんたはさ、柳先輩と明日どうなの?」
「ううん。私は何もないよ。」

Re: ハニカム(テニプリ夢) ( No.81 )
日時: 2021/12/05 05:17
名前: ぺ (ID: JJb5fFUo)

麻里は早々に仁王先輩のところへ行ってしまった。やってきた氷帝生たち(仁奈の親しい友だち)は文化祭を社交会か舞踏会か何かと勘違いしていて、教室や出店の質素な飾り付けに度肝を抜かれている。氷帝学園では直接建設会社がクラスの出店を建てている。焼きそばを売るにしても海鮮がふんだんに入っているし、チュロスを売るにしても某高級洋菓子店からの提供を売りさばくだけである。

「射的やりたい!」
「景品は何?」
「何あれ、お菓子?」

景品に並ぶ10円で買えるスティック状のスナックを彼らは見たことがなかった。仁奈も食べたことはあるわけではないが、存在は知っている。

「バカがバレるからやめろ。」

出店していた生徒たちが好奇の目で見ており、分が悪くなった日吉は100円を払って、銃に輪ゴムを手早く取り付けた。その菓子を食わせてやろうと、狙いを定める。ぱちんっといい音を立てて、束になっていたその菓子は後ろに倒れた。すごーい!と沙由香、未央は声を上げる。それから何件も店を周り、文化祭で使う金額ではない額を消費している。

「仁奈のミスコン14時からだよね?」
「うん。あと1時間で着替えたり、リハーサルに行く。」
「じゃーん!僕たち仁奈ちゃんのグッズ作っちゃいました!」

長太郎はカバンからタオルを取り出し、それを広げた。葉山仁奈、とフルネームがプリントされたタオルである。さらにサイリウムも、名前入りのうちわも未央が持っていた。

「私たち、アイドルオタクならぬ仁奈オタク!」
「どう?」

3人はサイリウムを振ったり、タオルを頭に巻きつけたりしている。若干、いやかなり羞恥の方が勝ってしまう。

「ありがとう…でも恥ずかしい。」
「ミスコンはこれくらいしなきゃ!氷帝はもっと派手なんだから!」
「まぁ仁奈ちゃんは圧勝だと思うけどね、若。」

ミスズちゃんとどっちがかわいい?長太郎がさり気なく日吉に耳打ちする。知らねぇよ。と舌打ちとともに返した。

「デカい声で言うなよ。」
「若のこと、探してるんじゃなーい?」

こういうときの長太郎の煽りは格段に腹が立つ。その言葉通り、女子たちが他のところを見ている間にミスズちゃんとやらに捕まった。

「あれー?若じゃんっ。」

日吉は聞こえないふりをして無視している。

「ねぇ、若。会いに来てくれたの?」

ミスズちゃんはスカートの丈が明らかにおかしい。制服のシャツもどこまでボタンを開けているか分からないし、少し肌は日に焼けている。前髪はクリップで止められ、化粧も濃い。いわゆるギャルである。ギャルもいけるんだ…と驚く長太郎であったが、仁奈が前方から二人のジュースを持ってやって来たことに気が付き、日吉にアイコンタクトをした。そして珍しく目が泳いだ彼はミスズちゃんと長太郎を人影に押し込んだ。ミスズちゃんの顔の横に手をつき、彼女は壁に体をぴったりとくっついている。当時はなかった言葉だが、行動にしてみれば壁ドンというものである。

「なんの用だ?」
「え?若のこと見つけたから、遊びに来てくれたのかなって。」
「なわけないだろ。消えてくれ。」
「そんな言い方、ひどい!」

何故か悲しんだのは、長太郎である。こういうとき、女の目尻と口角を下げた今にも泣き出しそうな表情はとてつもなくうざったい。そして、それを収めるには雄側が多大な労力が必要なのだ。

「あとで連絡すればいいだろ。」

小さく溜息をついたあと、日吉は言った。すぐに顔色をコロッと変えたミスズちゃんは日吉の臀部をさらっと撫でながら

「わかったぁ!あとでねー!」

と言って日吉をすり抜けてしまった。安堵に見舞われた日吉は小さく息を吐いた。そして鳳の肩に手をおいて、そそくさと仁奈の方へ戻っていった。部活でナイスプレーが出てもあんなことしないのに…長太郎は呟いた。

「はいこれ。ちょたと日吉の分。」
「わぁー!ありがと!」

仁奈はクリームソーダを長太郎と日吉に手渡した。5人はそれを片手に校舎を周っていたが、数分もしないうちにだだっ広い校舎を周りきってしまったことに気がついた。それならうちの教室でゆっくり飲もう、と仁奈は4人を連れて教室に戻ってきた。

「あれ?日吉じゃん!」

長太郎と日吉が教室に入ると、腰のあたりまであるロッカーにあぐらをかいて座っている赤屋が声を上げた。赤也は友人たちと、ゲームをしていたらしい。文化祭らしく猫の耳がついたカチューシャをしている。赤也を見つけた日吉は怪訝そうな顔をしているし、長太郎は赤也に恐怖心を抱いているのか、小さくなって日吉の背中に隠れた。

「そういや、葉山と切原は同じクラスだったな。運が悪いな、葉山も。」
「はぁー?テメーと中学で同じ空気吸わされてた葉山の身にもなってみろ!嫌だろ!」

出会うなり思い切り喧嘩腰の二人を見て、やはり相性が悪いなと仁奈は思っていた。前からそれぞれ二人の話を聞いていたが、全くと言って良いほどお互いの悪口しか出てこないのである。

「若のお友だち?」
「そうっす!立海テニス部の切原赤也っていいます。よろしく。」
「沙由香と、」
「未央です。よろしくね。」
「じゃあ氷帝に通ってんだな!こんなとこ貧相でつまんねーだろ!」

こういうとき、赤也の人と打ち解けるスピードと自然な距離感は天性の才能だと思う。自分はそれができないから、何も気にしない気軽に来てくれる赤也、麻里といて心地が良いんだろうな。仁奈はしみじみと頷いた。

「仁奈のこと頼むよ!この子、めっちゃ人見知りだから。」
「そうそう。変な男が近寄ってきたら、もう殺っちゃっていいから!」
「大丈夫。葉山はな、他の奴らからメアド聞かれた、勝手に俺のメアド教えてるから。俺、野郎からいっぱいご飯とかデート誘われてるし。」

赤也のメールアドレスはnyannyan…から始まっており、女子と勘違いされても違和感がない。彼と麻里は仁奈に扮して、たまに誘ってくる男たちに変な返信をするのが楽しいらしい。

「いや、恋愛とかはまじでないから。最初はさ、俺もこんな美人と喋ったことないから緊張してたよ。してたけどさ…。」

どうやら仁奈に至っては、普段の行動が抜けすぎていて心配と面白さが勝つらしい。未央、沙由香、長太郎は大いに頷いて、話に華が咲いている。もう、何が面白いのよ。と仁奈は頬を膨らませながらクリームソーダを見て吸っている。

「あ、どうも。」

日吉は視界にある男が映って、会釈をする。どういう眼差しなのだろう。隣には、巨乳の女。


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