ONEPIECE　ゾロ受け | BL・GL小説（オリジナルで全年齢対象のみ）

BL・GL小説（オリジナルで全年齢対象のみ）

■漢字にルビが振れるようになりました！使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
　入力例）鳴(な)かぬなら　鳴(な)くまでまとう　不如帰(ホトトギス)

ONEPIECE　ゾロ受け: 日時： 2013/09/07 11:18; 名前：羅紗（ID: RXugjDaQ）; 初めまして
羅紗です
ワンピ大好きです
基本ゾロ受けだけです
組み合わせはその時の
気分で変えさせていただきます。
更新は遅いです
よろしければ見てください！

Re: 忘(何故) ( No.259 ): 日時： 2013/12/15 22:33; 名前：羅紗（ID: YP83uDEF）; 何故あの日から声を出さないのかー・・・

何故あの日から誰もゾロに話しかけないのかー・・・

何故ー・・・こんなにもコイツは冷たいのか・・・

その答えはすぐに分かった

ねぇ・・・サンジ君・・・昨日から思ってたんだけど、誰と話してるの？

その瞬間サンジの眼からは何故か大量の涙が溢れこぼれ落ちた

Re: 忘(仲間) ( No.261 ): 日時： 2013/12/15 22:56; 名前：羅紗（ID: YP83uDEF）; 「はっ？誰ってゾロだよ？ナミさん・・・」
「だから、誰？」
「サンジィ！それは新しい遊びかぁ？！！」
「えっ？いやっ、だからゾロだって！！ここにいるだろ?!!俺の横に！冗談でも笑えねぇよ？！」
クルーはサンジを心配そうに見つめる

「俺達の仲間だったじゃねぇか!!!!!」

サンジはクルー達が言っている意味が理解出来なかった
いや・・・したくなかっただけかもしれない・・・
もしかしたら、一番最初に気づいていたのかもしれない・・・
でも、それを忘れていた・・・
その真実を忘れていた・・・
忘れることで新しい一歩を踏み出した
そして叶うはずのないー・・・夢をー・・・
もういるはずのない・・・恋人をー・・・

勝手に作り上げていただけだったー・・・

雪が大粒の雨に変わった島をサンジはサニー号を飛び降り走った

Re: 忘(夢) ( No.262 ): 日時： 2013/12/15 23:14; 名前：羅紗（ID: YP83uDEF）; 嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ!!!!!!!
ゾロだぞ？！！あの海賊狩りのロロノア・ゾロだぞ?!!
何バカなこと言ってんだよ！ナミさんは・・・
夢ー・・・そうだ!!これは夢だ！！
次に目を開けたらいつものようにー・・・・

誰かが自分を呼ぶ声が聞こえたが、サンジは走り続けた
後ろを振り返ったら、何もかも全て失いそうな気がして・・・
サンジはあの場所へ走った
激しさを増す雨がサンジに容赦なく降り注ぐ

グラッッッ！！！ドシャァァァァァッッ！！！！！！

雨で揺るんだ地面が崩れた音がした

そこはあの日二人で落ちた穴と同じのような気がした

サンジは深い深い闇の底へ落ちていった

Re:　忘(ゾロ) ( No.263 ): 日時： 2013/12/15 23:24; 名前：羅紗（ID: YP83uDEF）; あぁ・・・またやっちまった・・・
同じじゃねぇかよー・・・あの日と・・・

あ・・・

違うか・・・あの日と同じゃないか・・・

そうだよなぁ・・・・だって・・・ゾロがいないから・・・・・・・

・・・なぁ？・・・ゾロー・・・　　　

ドゴォォォォォォッッ!!!!!!

そんな音が暗い闇の底に響いた

ゾロー・・・俺は・・・おまえを・・・

Re: 忘　(湿) ( No.264 ): 日時： 2013/12/16 17:26; 名前：羅紗（ID: gohVuMFG）; 深い深い谷底へ落ちたサンジは、起きあがろうともがく
でも、思うように動かない体に違和感を感じた
何故だろう・・・体に力が入らなかった

ー・・・声が・・・でねぇ・・・
ゾロッ!!!

必死に口を動かすが、自分の口からは
ヒュー・・・ヒュー・・・
という音しか出ない

あれっ・・・何か・・・湿ってて・・・温い・・・

サンジはフッと自分の体が湿っていることに気づいた
そして、自分の体がどうなっているのかも、分かってしまった　

痛い・・・なぁ・・・痛い・・・ゾロ・・俺はお前に・・・こんな痛さを、苦しみを・・・一人で・・・

そう思ったサンジの目から、止めどなく涙が流れた

そして気づく　自分の恋人が
目の前にいたことにー・・・
サンジは動かない体で前に進む・・・
動かない恋人は　安らかな顔で眠っていた　　多分　安らかな顔だと思う
そう思いたい・・・
何かが引きちぎれる音がした
サンジの体に今まで味わった事のない程の激痛が走る
でも、サンジは気にもせず前に進んだ

ゴメンなぁ？ゾロ・・・