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ONEPIECE ゾロ受け
日時: 2013/09/07 11:18
名前: 羅紗 (ID: RXugjDaQ)

初めまして
羅紗です
ワンピ大好きです
基本ゾロ受けだけです
組み合わせはその時の
気分で変えさせていただきます。
更新は遅いです
よろしければ見てください!

Re: 忘 ( 音 ) ( No.253 )
日時: 2013/12/15 14:27
名前: 羅紗 (ID: YiQB1cB2)

グチャッッー・・・!!


サンジの耳にそんな何かを潰したような音が響いた


あぁーぁ・・・俺絶対これ死んだよ・・・
まじかよ、ゾロとまだまだ一緒に居たかったのによ・・・
ってかまだヤッてねぇよ!




サンジは何故か体のどこも痛くないのに気づいた

ー・・・何でだ?

サンジはゆっくり目を開けた



目の前には少し怒った顔のゾロが立っていた
「アレッ?!俺死んでねぇ・・・ゾロが助けてくれたのか?!」
サンジは今にも泣きそうな顔でゾロに問う
「ー・・・」
ゾロはプイッとそっぽを向くと、空が見えないほどの高さの崖を登り始める

俺が危険な目に合ったから怒ってんだな、ゾロは・・・


サンジはそんな可愛いゾロに少し微笑んだ
「ありがとな!ゾロ!」
サンジはそう言って、ゾロの後に続いて、空の見えない崖を登って行く 
谷底は見ないまま  登って行く







あの音は何だったんだろうー・・・







そして二人はやっとの思いで、崖を登りきって、急いでサニー号へ走った

Re: 忘 (夕食) ( No.254 )
日時: 2013/12/15 14:55
名前: 羅紗 (ID: YiQB1cB2)

サニー号に戻る頃には辺りはもう薄暗かった
「遅いッッ!一体何やってたのよ!!」
帰ってくるのが遅いサンジをナミは怒っていた
その横を通っていつもの居眠り場へゾロが向かったのが見えた
「ご、ごめんよナミさん・・・今ご飯作るから・・・」
サンジは荷物を倉庫に送ると急いで夕飯の準備を始める



あれからゾロ・・・全く話してくれねぇな・・・
そりゃそうだよな・・・もうすぐ死ぬかもしれなかったのに・・・
これは当分、口はきいてくれねぇなぁ・・・



サンジはため息をつくと、急いで手を動かした




「さぁ!出来たぞお前等!」
キッチンの戸を開けサンジが顔をだすと
「やっと出来たかぁサンジ!!もう俺腹ペコで・・・」
ルフィはそう言って急いでキッチンへ向かった
それに続いてウソップ達がキッチンに入ってくる


ゾロはいつもの通り寝ているのか、キッチンには現れなかった
サンジはゾロの分の夕食をいつもの場所に持っていく
「おっ、いたいた!ゾロ、寝てないで飯食えよ!」
「・・・」
スッと目を開けたゾロはサンジの手にある飯を受け取った
「こんな寒い中外で寝てるから、手冷てぇじゃねぇか・・・」
そう言ってゾロに寄り添った

Re:  忘 (星) ( No.255 )
日時: 2013/12/15 15:19
名前: 羅紗 (ID: YiQB1cB2)

ゾロに寄り添い、手を握りながらサンジは話し出す
目を閉じて話を聞いているゾロの体は、外の寒さのせいかとても冷たかった

「なぁ、ゾロ・・・明日で俺達が付き合ってもう2年だぜ?」
「ー・・・」
今度はゾロがサンジにひっついてくる
「早いよなぁ・・・俺は昨日のようにあの日の事を思い出すよ・・・おまえは?」
ゾロは首を振る
「そっか、だよな・・・この世界の人々は何かとすぐ忘れるもんなぁ・・・あっ、だからって、俺が人じゃないって事じゃねぇからな!」
ゾロが目を閉じながら少し微笑んだ
サンジもつられて笑った
「俺は昔から、覚えやすくて、忘れにくくて・・・よくゼフとかに褒められてたんだ・・・」
空を見上げるサンジは一番輝く星を見つけ、指をさす
「なぁ、あの星何か知ってるか?」
ゾロは首をふる
「俺も知らねぇ・・・」
サンジがそう言うと、ゾロが少し驚いた顔をして、その後大きく微笑んだ
そしてそのまま二人とも寄り添いながら、眠むりについた 

Re: 忘 (ケーキ) ( No.257 )
日時: 2013/12/15 16:23
名前: 羅紗 (ID: YiQB1cB2)

サンジが目を覚ますと隣にはスヤスヤとゾロが寝ていた
「よし・・・今日だな・・・寒ッ!」
サンジはそう言うとゾロに自分の上着をかぶせ、キッチンへ走った
「さぁ、張り切ってケーキでも作るか!」
サンジはみんながまだ寝ている為、あまり大きな音を出さないように気をつけながら準備を始める



・・・何なんだろう・・・何かをー・・・





作り終わった頃ぐらいに、外でバタバタと足音が聞こえた
「サンジィー!!何だこの匂い!」
「すっごい甘い匂いがするぞ!」
ルフィとチョッパーが甘い匂いにつられてキッチンへ入ってきた
それに続いて、ナミ達もアクビをしながら起きてくる
テーブルの上には大きなケーキが置いてあり、ルフィは目を輝かせた
「どうしたんだ?!ケーキなんか作って・・・」
ウソップが不思議そうに言った
「んー?それは後のお楽しみだ」
サンジはニッコリ微笑むと、キッチンからでていった
「・・・今日何かあったかしら?」
ナミは首を傾げ、ロビンに聞く
「いえ、知らないわ・・・」
二人はもちろん、ほかのクルーも不思議に思った
「ケーキに何か、書いてるぞ?」
誰かが言った






ロロノア・ゾロ・・・   


 

Re: 忘(涙) ( No.258 )
日時: 2013/12/15 22:22
名前: 羅紗 (ID: YP83uDEF)

何だろうー・・・
俺は何か・・・大切なことを・・・







サンジは寝ているゾロを起に行く
ナミが言うにはもうすぐこの島ともオサラバらしい
そんな島に、ちらほらと雪が降り始めていた

「ゾロー・・・起きろよー・・・」
「ー・・・」
目を擦りながら起きあがるゾロはサンジを見て微笑む




何かをー・・・





冷たすぎるゾロの手を引いて、急いでキッチンへ向かった
「ただいまぁー・・・っと!ぅうー寒い!」
サンジはゾロをキッチンに入らすと、自分も入り戸を閉めた
「・・・」
そんな様子をクルーは見つめていた
不思議そうに見つめていた
するとゾロはテーブルに置いてあるケーキに近づいた
見ると

ロロノア・ゾロ愛してる

サンジはゾロに微笑むと、ゾロは涙を流しながら多分こう言った









あ  り   が   と  う
  
  


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