複雑・ファジー小説
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- 天地海戦 『自由参加型』
- 日時: 2012/08/01 23:21
- 名前: 結縁 ◆J6BQu6v9vI (ID: UNmuBzLD)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=6481
お立ち寄り有難うございます。
この小説は自由参加型となっていますが、参加なさる前に幾つかのルールがあります。
そちらを見て頂いたうえで参加頂ければ嬉しい限りです。
※ルール※
1.参照にある投稿所にて自分のキャラを作成し世界観などを把握の上で参加すること。
2.時間軸は可能な限り合わせること。
3.恋愛要素やグロ表現などはやり過ぎないよう注意すること。
上記のルールを守って楽しく書いていきましょう!
*参加者の皆様*
結縁『空戦魔導師』
磁石『空戦魔導師』
浅葱『陸戦魔導師』
三月兎『海戦魔導師』
グレイ『海戦魔導師』
漆黒『陸戦魔導師』
焔錠『空戦魔導師』
篠崎葉月『海戦魔導師』
.+*鏡音×二宮×菫*+.『空戦魔導師』
maomao『空戦魔導師』
美璃夜『海戦魔導師』
magenta⇔path『陸戦魔導師』
璃亜(元:斑鳩) 『海戦魔導師』
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.54 )
- 日時: 2012/08/03 21:08
- 名前: 結縁 ◆J6BQu6v9vI (ID: qeFyKwYg)
志も新たに特にすることもなく、その場に座り込んでいると、ふと、視線の先に浅葱色の魔法陣が出現したかと思うと、その数秒後には、女の子が一人現れた。
「あなたは……」
「———蓬莱、先輩?」
こちらを向いた女の子は確認するように私の名前を呟いた。
浅葱色の魔法陣に銀色のレイピア……確か、整理した書類に載っていた……常葉さん?
「えっと、はい」
取りあえず、返事をする。
そして、何故か数秒の沈黙。何ていうか、何を話していいのか分からないという空気が私達の間に流れている気がした。
『二人して何、黙ってるんです? えっと、確か、常葉さんで合ってますよね。もし聞いて下さるなら一つお願いがあるのですが』
黙り込んでしまった私に代わるようにして常葉さんと話しているのはスイルだ。
「あ、はい、何ですか?」
常葉さんも、何か考え事をしていたようで、ハッとしたように、スイルの言葉に答えた。
『もし良ければ、結の傷の手当をしてもらえないでしょうか?』
「傷……?」
スイルの言葉に常葉さんの視線が私の腹部の向く。
「あ、えと」
言葉の出てこない私は口をもごもごと動かすだけだった。
『どうでしょうか?』
「私でよければ治療するよ。割と治癒は得意なほうだし」
常葉さんの言葉にスイルは安心しように言った。
『有難うございます』
「有難う……」
続くようにしてお礼を告げる私達に常葉さんは笑顔で言った。
「どういたしましてー」
————
浅葱さん
絡み有難うございます。
傷の治癒、任せてしまいましたが良かったでしょうか?
この後は、別行動でも一緒でもお任せしますb
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.55 )
- 日時: 2012/08/04 11:17
- 名前: 三月兎 (ID: 96KXzMoT)
少女と少女がいた。
一人は碧より年上だろう。
腹部から血を流し、痛そうに眉を寄せている。
もう一人の少女は傍に銀色のレイピアを携え、浅葱色の光を放っていた。
薄暗い地下室でそれは優しげに輝いている。
碧はその様子を、入り口からばれないように見ていた。
その腕には、ガラスの破片が突き刺さっている。
彼の足元には、てんてんと赤い液体があとをつけていた。
『おい……お前見 てるだけじゃただの変 態だぞ。なんせおな かの治療だ」
火影は日本刀の姿だが、とぎれとぎれに言葉を発した。
碧は苦しげに腕を押さえながら口を開く。
「男がウィプスごときにボロボロになってるなんて恥ずかしいだろ」
『ごときって……強いのもかなりいたぜ、今回は。あ〜でもあの演説はやばかったわぁ』
「ったく……もう何回も聞いたよ。しかも話が見えん」
碧はそう言い、地下室から離れようと足を引きずった。
思ったより大きいずずっという音が鳴る。
「やべっ」と小さく呟いた瞬間、「誰っ!?」という少女の声が響いた。
********************************************
合宿から帰ってきたら面白いことに!
無理やり参加しに来ました♪絡みさーせん<m(__)m>
いれてください。
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.56 )
- 日時: 2012/08/03 23:05
- 名前: 璃亜 (ID: O72/xQMk)
「……!!酷い血のにおいだ。…だが、嗅いだ事が無いな」
【誰かが斬られたのかい?】
「そんな感じのにおい。……」
【どうしたんだい?黙り込んで】
「…イヤ、気のせいかもしれんが…、漆。黒崎 漆の血のにおいがする」
【何!?元SSSのかい!?】
「ああ。僕の鼻が合っていれば、だが」
また走る。
奥に続く道は思っていたより長い。
やっと人影が見えてくる。
…煉獄の魔導師、鳳焔 朱鷺、等だ。
悪いが、この際無視。
もっと奥にいる「奴等」の正体が知りたい。
「悪い!後で加勢する!奥に行っているからな」
言い捨てる様に言うが、振り返らない。
なので、後ろで何か言われそうになった気もしたが判らない。
角で、曲がる。
そこには。
依田 月黄泉が前を見ずに震えている姿が眼に入る。
その奥には、見慣れぬ魔導師と、その魔導師を踏んでいる、黒崎 漆の姿があった。
「漆!貴様、何で此処にっ!?」
漆の名を呼ぶと、静かに此方を向いた。
二人共、対面するのは久し振りだ。
璃亜がよく見ると、漆が踏みつけている魔導師の腕が——ナイ。
そして、口からも血を吐き、床にヒビが入っている。
血のにおいが、充満している。
流石に璃亜からも血の気が引き、冷や汗が垂れる。
「漆…、お前もよくやるな?」
璃亜は静かに言い放った、
———
漆黒さん、絡んじゃっていいですか?
もう絡んでますが…。
良かったら相手してください!!
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.57 )
- 日時: 2012/08/03 23:54
- 名前: 美璃夜 (ID: IAQru7qe)
手を取ろうと——
「うわー、これは酷い新種のナンパだ」
はっと我に返り、同時に「なぜだ」と思った。
ここは闇に属するものしか相容れない世界のはずなのに、なぜ他に人が——?
びりっという音がするような形をした光の「入り出口」が創られた。
そしてその中から出てきたのは、一人の、女。
「やあやあ“紳士殿(ジェントルマン)”。御機嫌いかが?
随分と俺の邪魔をしたいようだね、アンタ等。お陰で仮眠さえ取れやしない」
しかしその声は低く、押しつぶされるような感覚だった。
そして確かに次の瞬間、淋漓以外の二人は物理的につぶされていた。
「なッ……、何で……ッ!?」
また戻しそうなほど血のにおいであふれている二人の姿はもはや人間には見えなかった。
「いつの間に? そんなの、
“今”に決まってんじゃん」
「——ぇ?」
ごとり、という音が聞こえた。
自分の目の前で、両腕が落ちて行った。
そして
「あ゛あ゛ぁ゛あ゛ぁああぁあぁぁああぁあぁぁァアアァァァアァァアアァアァアア!!!」
絶叫が響いた。
(……イヤ、)
怖い。恐ろしい。——逃げたい。逃げれない。
せめてこの悲惨な現場を視界に入れないようにしようとうずくまった。
(でも、この人はなぜ——)
「漆!貴様、何で此処にっ!?」
璃唖の声が耳に届いて、思考が停止した。
(——ここに来れたのか)
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絡んでくださってありがとうございます^^
どうすればいいか自分も分からなくって…w
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.58 )
- 日時: 2012/08/04 02:54
- 名前: 篠崎葉月 (ID: 0T0BadNT)
潰れた内臓が痛む。口から血を流し、腹を押さえながら涼一は立ち上がった。
「いってぇなぁ。流石に効いたわ。」
いつもの笑顔はその顔にはもはやなかった。あるのは怒りだけ。こんなに怒りを感じたのは、久々ではないだろうか。同じアーベルトも、怒りを含んだ声で言う。
[涼一、こいつ跡形もなく消しても文句言われないわよ。]
「当たり前だろ。ここを襲撃したことを後悔するくらい、いや、後悔する間もなくぶっ殺す。」
普段の性格からは想像できない口調で話す。しかし涼一の頭は、この上なく冷静だった。どうすればこの魔導師、折城京に勝てるか。瞬時に考え、行動に移す。魔力を放出し、あたりの空間が歪む。
「あはは、ムダだよー。」
京はものすごいスピードで接近し、その巨大なハンマーを振り下ろす。空気も一緒に圧縮され、かなりの重さがかかる。だが、それは涼一の前で何かに阻まれる。
「な、あたいの魔法で潰れないなんて・・・。」
「物理的な攻撃で空間が破壊できるか?」
そう言い、涼一は京を睨んだ。そして京の左腕にアーベルトを振り下ろす。彼女はとっさに防御魔法をそこに展開する。
だが次の瞬間には、彼女の『右腕』が切り落とされていた。続けざまに圧縮空気弾を当てる。京が数メートルほど先に吹っ飛ぶ。
そこに璃亜が現れる。彼女は通路のその先を目指していた。涼一と朱鷺に向かって言い放つ。
「悪い!後で加勢する!奥に行っているからな。」
「後で?あぁ、もう終わりますよ。」
貼り付けたような妙な笑みで返答し、璃亜の背中を見送る。
「あたいが、こんな奴に・・・負け・・るかぁぁぁぁぁ!!」
その時、叫んだ京の体から魔力が溢れる。そしてそこらにあるもの、壁や床、天井などがあちこち潰れてへこむ。
[涼一、近づいたら潰されるよ。]
「あー、どうすっかな。」
だが一瞬にして京の背後から、すさまじい火炎が現れる。朱鷺の魔法が京に当たり、圧迫魔法が止まる。
[助けない、なんて言ってたのに。よかったわね。]
「はは、そこそこ信頼でもされたかな。」
涼一は笑い、京の足元に魔方陣を展開した。彼女のいる空間が、その周りのそれと隔離される。そして、
「消えろ。空間消滅。」
と言う涼一に呟きとともに、京を包んでいた空間は消えた。当然その中にいた彼女も、だ。
煉獄の魔術師、朱鷺に近づき礼を言う。
「有り難う。助かった。」
「別に。あのままなら俺も潰れていた。ただの利害の一致だ。」
「そうか。」
[[素直じゃないわねぇ。それにしてもこの子、冥王の子孫だったのね。道理で常人と違うわけよ。]]
アーベルトが脳内に語りかけてきた。めんどくさいので普通に声に出して答える。
「あぁ、冥王の血が続いてたとは驚きだな。また詳しく聞きたいもんだ。と・・・。、どうやら残りの3人もやられたみたいだな。この魔力はSSSか。」
魔力の流れがなくなっていた。4人の魔導師は、全員倒されたのだ。
「一度地下にいる魔導師で集まって、これからの行動を確認した方がいいかもな。あー、治癒魔法も学ぶべきだったな。」
痛みに耐えながら魔法を使う。これによって涼一の声が地下全体に響く。
『ああ。えー。こちら希月涼一。どうやら黒幕と思われた4人の魔導師は、全てやられたようです。ですがまだ校庭にも敵はいるでしょうし、ウィプスもまだいます。なので、一度地下にいる人で集まり、今後の行動を決定しようかと。道しるべを出しますので、とりあえず集合お願いします。』
そういって。魔法で道しるべを作る。空中に青いラインが浮かび上がる。
[いろんな人がいるわよ。うまくまとまるかしら?]
「まぁ何とかなるだろ。それよりちょっと横になるわ。」
そう言って涼一は壁に寄りかかり、座り込んだ。
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またも勝手に進めてしまいました。一度暴れてみたかったんです(汗)。
集合するか否かは自由に決めてください。あと、自分も治癒を希望します。
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