複雑・ファジー小説
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- 天地海戦 『自由参加型』
- 日時: 2012/08/01 23:21
- 名前: 結縁 ◆J6BQu6v9vI (ID: UNmuBzLD)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=6481
お立ち寄り有難うございます。
この小説は自由参加型となっていますが、参加なさる前に幾つかのルールがあります。
そちらを見て頂いたうえで参加頂ければ嬉しい限りです。
※ルール※
1.参照にある投稿所にて自分のキャラを作成し世界観などを把握の上で参加すること。
2.時間軸は可能な限り合わせること。
3.恋愛要素やグロ表現などはやり過ぎないよう注意すること。
上記のルールを守って楽しく書いていきましょう!
*参加者の皆様*
結縁『空戦魔導師』
磁石『空戦魔導師』
浅葱『陸戦魔導師』
三月兎『海戦魔導師』
グレイ『海戦魔導師』
漆黒『陸戦魔導師』
焔錠『空戦魔導師』
篠崎葉月『海戦魔導師』
.+*鏡音×二宮×菫*+.『空戦魔導師』
maomao『空戦魔導師』
美璃夜『海戦魔導師』
magenta⇔path『陸戦魔導師』
璃亜(元:斑鳩) 『海戦魔導師』
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.69 )
- 日時: 2012/08/05 21:17
- 名前: 浅葱 ◆lwS8VnhnDw (ID: vOB0vHGS)
ただ今昼食タイムなう。
依田さんが食堂から持ってきたご飯(パンとかおにぎりとか)で、糖分補給だ。
食事ってやっぱり大切。依田さんは食べなくても大丈夫だったのかなぁ……?
『……にしてもよく食うな。今何個目だ?』
「えーと、ツナマヨ二個、たらこ一個、で今食べてるのが、たらマヨだから……四個目」
『……少しは自重しろよ……』
「三月先輩はもっと食べてるもん」
『……性別と年齢を考えろ、あと体重とか」
ぼそっと呟いたレイピアは後で蹴っ飛ばすなり寮の窓から投げるなりとして。
だって、三人連続治癒+テレポートで消費した魔力は、実を言えば結構な量だ。
”治癒”って地味に魔力消耗が激しい。
まぁ半分妖精ゆえに、魔力はフツーの魔導師の1,5倍くらい多い自信はあるから、
ある程度は連発出来るけど、流石に三回連続は身にこたえる。
それも普通の怪我じゃない。生死に関わるレベルの奴の治療を三発!お腹くらい減りますって。
「希月先生ー……大丈夫ですか?」
「大分マシになった、すまないな」
「普段授業と追試と補習で面倒見てもらってますから、いーんです」
今日知った事なのだが、先生、治癒魔法に関しては専門外だったらしい。
だけどその分戦闘に特化してるようで、さっきもSSSの敵魔導師を葬りさっただとか何とか。
ウィプスこそ殲滅させたものの、自重なしで校舎を”半壊させた”自分と比べると、(比べてはいけない)凄いの一言しか出てこない。
「にしても、今回の襲撃、一体誰が何のために仕組んだんだろ」
他愛も無いヒトリゴトのつもりだったけど、皆様しっかり聞いていたようで。
先生&先輩らからは、『人工デバイスがどーたらこーたら』とか『上層部がうんぬんかんぬん』とか『融合実験があーでこーで』とか、色々教えてもらった。
一連の襲撃が終わったら、また詳しく調べてみよう、なんて思う午後十二時過ぎだ。
戦いの最中、何だかんだで今のトコ平和な地下室。
いつになく和やかな空気の中、口の悪い我がデバイス君に話しかける。
一人称が『俺』のあたり、『君』で間違ってないはずだ。寧ろコレで女だったら詐欺だ。
「ね、らぐー」
『……略しすぎだ馬鹿、何だ?テガ●バチの影響か?』
「いや私はゴーシュ派だし……って、それは関係ないでしょ」
その煩い口叩き割ってやる!なんていいたいけれど、生憎コイツに口は無い。
「あのさ、デバイスって、お腹減らないの?」
『……天然を通り越してバカだな、こいつ』
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.70 )
- 日時: 2012/08/05 21:27
- 名前: 漆黒 ◆kuB5mqYaRs (ID: lVgLIAaO)
- 参照: 今更ですが、朔月は『さげつ』と読みます。
「さて、そろそろ行くかな」
僅かに緩ませた頬を正すと、漆は璃亜に背を向ける。
何処に行くんだ、と彼女に問う。返ってくる答えは、
「さあ? 何処だろうね」
「着く場所は知らないから、」と間髪入れずに付け加える。
相変わらずだな、と思ったのは、朔月だけでは無いのはお分かりだろう。
「そういう事だから行くわ」
「ちょっと待て。僕も付いて行って良いか?」
「断る。俺はSS、お前はSSS。……言わなくても分かるよね? そうじゃなかったら極刑だ」
「あー恐ろしや」
随分とヘラヘラした態度に対し、気に留める事無く移動用の魔法陣を地面に展開する漆。
自分の周りに不気味な緑色の光が発光している中、黒いロングコートを翻す。所々ボロボロだが、恐らくそういう仕様なのだろう。
「そんじゃ、また会える日を楽しみにしてるぜ」
「そうだねぇ。精々アンタが生きて足掻いているザマが見れる日を楽しみにしてるよ」
「……何か嫌な予感がする」
「当たると良いけどね。あ、後その着物————」
動きづらくないの? そう言おうとした時に、残酷にも彼女の姿が消えてしまった。
何を言おうとしたのか、璃亜は気になるみたいだが……。
「ま、いっか」
【おや? 別れたってのに……随分と嬉しそうな表情じゃないか、璃亜】
「……何のことかな?」
「よっと」
移動魔法で姿を現した漆。
周りは随分と暗い。木々が鬱蒼と生い茂っているからだろうか。
地面も妙に湿っているし、よく見れば動物なんかが潜んでいる。
太陽の光が差し込むのを、木々の葉が行く手を阻む。その中で、朔月が漆の脳内に語りかけてくる。
『(行き先分かりません、って……これまた随分と分かり易い嘘を吐くんだな)』
(別に言う必要無いし。どーせ別れるんだから)
『(もう少し素直に言えねぇのか? そこも昔と相変わらずだ)』
(褒め言葉として頂くよ)
『(どういたしまして)』
声からして、朔月が楽しそうだ。
フンッと視線を逸らす。彼女の眉間はいつも以上にシワを寄せ、明らかに不機嫌ということを表していた。
『どうやら此処は“海”……の中のジャングルだな。人気(ひとけ)は無ぇし、恐らく閉鎖区域だ。おい、ちゃんと魔力と波動は消してるよな?』
「当たり前。うッッッすいけど、焔の魔力と闇の魔力……鳳炎と依田か。どっちも随分と傷ついて……自意識過剰な性格なの?」
『恐らく焔の方はそうだろうな。どうする? このままこっそり隠れるか? それとも——』
「…………変更。また別の場所に行く」
『了解』
此処に居た時間、僅か一分弱。
結局、この場からまた退く事にした。
————彼女がこの閉鎖区域に居た事は、此処に居た誰もが知らない事である。
( …………今、誰か居たのか? )
( 気の所為じゃないですか? 魔道師の魔力は貴方のものしか感じませんし )
‖
勝手に別れちゃいました← 璃亜さん御免なさい><
しかも、別れたら別れたらで絡んだ空気に(実際は絡んでませんが);;
次の行く先は未定です(´∀`*)アハァ
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.71 )
- 日時: 2012/08/06 13:06
- 名前: 三月兎 (ID: 96KXzMoT)
「……そう、ハーフ」
碧は小さくそう呟いた。
ちなみに結構時間差である。
あまりに唐突な質問だったから、反応できていなかった。
希月は碧に視線をあわせる。
「やっぱそうだよな」
ニコッと音が鳴るような笑みを見せると、希月は何事もなかったかのように目をそらした。
碧も月黄泉の置いて行ったおにぎりに手を伸ばした。
先ほどポッキーは食べたが、おなかは遠慮なしにすいていく。
真ん中に『梅』とかかれたおにぎりの袋をやぶり、乱暴に食らいついた。
そして口におにぎりを含んだまま希月を見る。
「なんで、そんなこと聞いた?」
希月は答えない。
ただ黙って座っている。
『……にしてもよく食うな。今何個目だ?』
「えーと、ツナマヨ二個、たらこ一個、で今食べてるのが、たらマヨだから……四個目」
『……少しは自重しろよ……』
「三月先輩はもっと食べてるもん」
『……性別と年齢を考えろ、あと体重とか』
レイピアと浅葱の、のんきな会話が耳に届いた。
途端に転がったままの火影がない口を開く。
『ああ言われてはいるけど……お前食べすぎだぜ?太るぞ』
「……太んねーよ」
碧は不機嫌そうにそっぽを向いた。
火影がため息交じりの声を漏らす。
『《お前なあ……自分の都合の悪いことから目をそらすの……やめたほうがいいぞ》』
頭の中で響く声に、碧は眉を寄せながら心の中で返した。
「《そんなことしてない》」
『《嘘つけ。お前昔から何でもかんでもなかったことにすんじゃんか》』
「《なに言ってんだよ》」
『《親父さんのことだって例外じゃな》』
火影がそう言いかけた時、碧の顔がカッとあつくなった。
ガタッと音を立てて立ち上がる。
「うるさいっ!なんで今そんな話……!」
声にでていた。
今まで通り心の中だけの会話だったはずが、行動にも声にも出てしまっていた。
浅葱とレイピアののんきな会話で和んでいたこの空間が、一瞬で張りつめたように静かになる。
希月は怪訝そうに碧を見つめた。
「三月先輩……?」
浅葱は突然の大声に驚きながらも、彼に心配そうに声をかけた。
火影はいっさいしゃべらない。
*********************************************
すみません……
なんか変な過去フラグたてました<m(__)m>
しかも浅葱さんをのんきと連発……!
ほんとすみません<m(__)m>
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.72 )
- 日時: 2012/08/05 22:49
- 名前: 篠崎葉月 (ID: 0T0BadNT)
目の前の3人、碧、浅葱、結は月黄泉の持ってきた昼食を食べていた。涼一は疲れてはいたが、食べる気はなかったので遠慮している。
「希月先生ー……大丈夫ですか?」
「大分マシになった、すまないな。」
「普段授業と追試と補習で面倒見てもらってますから、いーんです。」
浅葱との会話を終えてからは、それぞれデバイスと話す3人を眺めていた。そこに待機状態のアーベルトが話しかける。
[結局来たのはこれくらいかしら。]
「まぁ地下にいた人間自体、少なかったしな。SSSランクが1人でも来てくれると助かったんだが。璃亜さんとか。今の俺だけじゃ、正常な判断はできそうもない。」
[よほど消耗してるしね。依田さんもいつの間にか、いないし。]
「あの2人はせっかちだな。まぁ俺もだが。」
[・・・・・・・・。すぐにでも行くんでしょ、閉鎖区域、いや『故郷』に。]
「『元』、な。あそこは、もう父さんも母さんも、誰もいないだたの閉ざされた場所だ。」
[そう。でも、同じ血縁者がいてよかったじゃない。]
「まぁな。意外な人物だったがな。」
どのタイミングで朱鷺を追うか、涼一は考えていた。全員に指示が出せれば、その後すぐに行くのだが。考えていると、碧がいきなりさけんだ。
「うるさいっ!なんで今そんな話……!」
場が静まり返る。浅葱が心配そうに声をかける。
「三月先輩……?」
「どうした?」
涼一もそう尋ねた。
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.73 )
- 日時: 2012/08/05 23:11
- 名前: 璃亜 (ID: O72/xQMk)
漆と別れて一人残された璃亜。
璃亜の見つめる先は、先程まで漆の居た場所だ。
まだ血のニオイが立ち込めるが、大分マシになった。
【おーい、璃亜?やっぱり何か嬉しそうじゃないかい?顔が嬉しそうに微笑を浮かべてるけど】
「……気のせいだろ」
鬼仁は訝しげな声を出し、璃亜に問う。
璃亜は、自分でも微笑んでいる事が分かっていた。
「こんなところで懐かしいアイツに会うとは、思ってなかったもんでな」
【そーだね。何たってホント久しぶりの対面だったもんね】
「元気そうで内心ほっとしたよ。…相変わらずだったし」
【後でグレイにも伝えないとね】
「ああ。アイツとは、また会えると思うよ。絶対」
【そう?璃亜の感は結構良く当たるからな〜】
璃亜の感は本当によく当たる。
100%中としたら、95%は当たると言われている。
「さて」と、緩んでいた頬を普段通りに戻す。
「これから如何したもんだか」
【さぁ?取りあえず上に戻る?】
「それが良いかな。でもな〜。うぅむ」
【出た、璃亜の優柔不断】
「五月蝿い」
【御免なさい】
はぁ、と溜息をつくと、先程の漆と同じ様に、足元に魔法陣を展開させた。
漆とは違う色で、淡藤色の光が璃亜の周りを囲む。
裾を広げて、中で履いているズボンを見える形なので、着物の裾がはたはたと翻る。
魔法陣の仕組みは同じで、場所転換の魔法に変わりはないようだ。
「さぁて、何処に行こうかな…っと」
その言葉が聞こえた瞬間、そこに璃亜の姿は無かった。
「うるさいっ!なんで今そんな話……!」
璃亜が降り立った場所で、その瞬間、三月 碧が大声を上げていた。
突然のことではあったが、璃亜は特に驚かない。
「やぁ、三月 碧。如何かしたのかい?声に出ているよ」
璃亜は飄飄と尋ねてみた。
———
漆黒さん有難う御座いました。
また機会があったら宜しくです><
三月兎さん絡ませて頂きました。
よかったら相手してやってください。
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