複雑・ファジー小説

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天地海戦 『自由参加型』 
日時: 2012/08/01 23:21
名前: 結縁 ◆J6BQu6v9vI (ID: UNmuBzLD)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=6481

お立ち寄り有難うございます。

この小説は自由参加型となっていますが、参加なさる前に幾つかのルールがあります。

そちらを見て頂いたうえで参加頂ければ嬉しい限りです。

※ルール※

1.参照にある投稿所にて自分のキャラを作成し世界観などを把握の上で参加すること。
2.時間軸は可能な限り合わせること。
3.恋愛要素やグロ表現などはやり過ぎないよう注意すること。

上記のルールを守って楽しく書いていきましょう!


*参加者の皆様*
結縁『空戦魔導師』
磁石『空戦魔導師』 
浅葱『陸戦魔導師』
三月兎『海戦魔導師』
グレイ『海戦魔導師』
漆黒『陸戦魔導師』
焔錠『空戦魔導師』
篠崎葉月『海戦魔導師』
.+*鏡音×二宮×菫*+.『空戦魔導師』
maomao『空戦魔導師』
美璃夜『海戦魔導師』
magenta⇔path『陸戦魔導師』
璃亜(元:斑鳩) 『海戦魔導師』

Re: 天地海戦 『自由参加型』  ( No.39 )
日時: 2012/08/03 13:31
名前: 漆黒 ◆kuB5mqYaRs (ID: lVgLIAaO)
参照:   フラグ立てるの大好きです。





『…………おい、何だか学校の方が騒がしいぞ。爆発音も聞こえるし、』

「気にすんな。こっちはこっちで忙しいんだから」

『その状態で言える事かよ……』


 青天白日が相応しい天気の中、相棒の朔月は二の句が告げなかった。
 綺麗な青空が世界を包む中、時折聞こえる爆発音や断末魔の叫びは鼓膜を突き破ろうとしている。
 そんな状況がすぐ傍にあるというのに、彼女は平然と知らんぷりをしていた。

 現在、彼女はとあるビルの屋上に居る。正確には、何かを見つめながら寝転んでいる。
 視線の先には発光する画面。漆の右手(正確には右手の中指)はそれにタッチし、下に動かしている。視線——もとい、表情は興味無さげだ。
 先日の荒くれ者逮捕劇の時に入手した情報が纏めてあるデータ画面は、延々と文字の羅列が並ぶ。時々、彼等が使っていたであろうデバイスの画像が貼られていたりした。
 スクロールしながら、彼女はこの『画面』から『情報』を読み取る。どうやら彼等が主に使っていたデバイスは銃型のものが多い。もっとも、相手にした彼女にとっては「でしょうね」以外の何物でもないのだが。

 ——と、彼女の指が止まる。視線もとあるワードに釘付けだ。


「……“人工デバイス”、ねぇ」

『お前、“また”ハッキングしたのかよ』

「人工デバイスの事は前から知っていたんだけどさ」

『おい、話逸らすんじゃねえ』


 表情自体は何も変わりやしない。ただ、彼女の内心は『僅かに興味が湧いていた』。
 会話中に出てきた爆弾発言に関しては、彼女は何の興味も示していないが。

 深い溜息が、漆の脳内に、心の中に響く。
 とうとう諦めたのか、朔月はその件について語り始めた。


『……政府のデバイスデータをハッキング・コピーして、人工知能を加えた武器————人工デバイスを造る。そしてソレを大量生産して、荒くれ者向けに高値で売り捌かれる。勿論、魔道師にならずとも手に入るワケだから、力に拘る奴にとっては利益以外の何物でも無い。金だったら別だろうけどな』

「悪徳商法、ってヤツ?」

『ああ。しかも、その人工デバイスは無駄に高性能。……ま、俺達デバイスをコピーしたようなもんなんだ、当然だろうな』

「最近のデバイス——否、魔導師は結構良い線行ってるからねぇ。
 魔力だけなら鳳焔朱鷺。デバイスは双剣型の焔蓮華。ただ、どっちも性格に難アリってとこかな。
 蓬莱結は今までの中でも特に良い人材だと思うよ。鎌型のスイル・ランジュとの絆も悪くない。
 全く、何処の政府も人選だけは良いんだよなあ。特に今年は目玉商品がズラリと揃っている。今後の成果や、戦闘での爆発力に期待できそうだ」

『お前、そんなトコまで……ッ!?』

「日常茶飯事ですから」


 流石の朔月でも知らなかった様だ。
 此処まで悪化すると、政府側はどうしているのかが気になってくる。


「別に民間や悪人に流したりしてないんだし、問題ないでしょ」

『そういう問題じゃねえよ!!』

「五月蝿いな……。アンタが何を言おうがどうでも良いけど、今回の件については私にも知る権利がある。つか、私にまず知らせるべきだ。
 犯行の動機とか今後の犯罪に繋がるかもしれない大切な情報を政府の人間は手に入れた。なのに、その事件を担当した私に流してこないのは何で?」


 「う、」と言葉を詰まらせる朔月。
 それ以上何も喋らなくなった彼を尻目に、漆はデータ画面を消した。





               ( …………マジで騒がしくなってきたんだが、本当に放置して良いのか……? )

               ( だーかーらー、放置していいって言ったでしょ、朔月 )




Re: 天地海戦 『自由参加型』  ( No.40 )
日時: 2012/08/02 22:14
名前: 璃亜 (ID: O72/xQMk)

地下にもある校舎内用スピーカーから、璃亜と同じ海戦魔導師、及び同じくSSSの赤米 袈ヶ…。
否、グレイの声が聞こえた。

「てすてす。よーし、聞こえてるっしょ。えーと、校内に不審な魔力が侵入してきただろ、多分この感じはウィスプ。しかも大量みたいだね。Aランク以下の生徒は至急校庭に避難しろ。怪我人や救護担当の奴も一旦校庭に行け。教師やAAAの生徒で応戦してない奴、【守りながら戦うこと】を得意とする奴は避難した生徒達を守りながら殲滅をしろ。あと、結界を張るのが得意な奴、んーと誰だったかな。まぁいいけど、そういう奴も避難した生徒を守れよ。最後に、SSの奴とSSSの…璃亜! SSの奴はランクAAまでの解除を許可する。璃亜もAAまでの解除を許可する。もしもの時は独壇でSまで許可するぞ。以上!」

「【………】」

下へと向かっていた璃亜だったが、鬼仁と共に黙り込む。

「聞いたか?」
【聞いたねぇ】
「グレイもSSSだが…。グレイの血のにおいの近くからも凄い数のウィプスのにおいがする。アイツも大変なんだろう」
【…吸血鬼の鼻は怖いなぁ】

鬼仁は聞かれないようにぽつりと呟く。

「…吸血鬼は耳も眼も良いんだぞ?」
【…そうなん、だ】

やっとのことで下の階に降りることが出来た。
そこには上とは比べ物にならないウィプスの数。
明るく揺らめいているものもあれば、知能の高い思念体レベルのウィプスも居る。
その真ん中で腹を押さえながら必死に戦っているのは、AAAの蓬莱 結。

「大丈夫か、蓬莱!」
「……!だ、いじょう、ぶ……。なん、とか」
「一旦僕の後ろに回ってくれ。カバーする」
「は、い…」

結に駆け寄り、自分の後ろに隠すように守る形をとる。
結の魔力は空に等しい。
…危ない。
改めてこの階のウィプスを見渡す。
比べ物にならない魔力の質、量。
普通の者は立っても居られないだろう。

「これだったらまだ、何とか…」
【無茶するなよ】
「ああ。とりあえず弱い奴からでも廃棄だ」

すっと右手を出す。
魔力を圧縮している為に、淡く璃亜の魔力の色、紫苑色に輝く。
璃亜は眼を閉じ、集中を高める。
弱者ウィプスの数を数えていく。
ざっと300位だろう。
それでもかなり多い。

「散れ、紫苑の花を見て」

—ぱちん!

大きなフィンガースナップがなる。
璃亜の手に集まっていた魔力が分散して、四方八方飛び回る。
弱者ウィプスがかなりの数、減った。

「はは…。久し振り、この感じ。おっと…これからが本番だぜ?」

にたりと口元を上げて言った。

———

結縁さん助太刀です((((((っ・ω・)っ
僕が居ない間勝手に動かしちゃってくださいまし!

グレイさん、ナイス指示ですww

Re: 天地海戦 『自由参加型』  ( No.41 )
日時: 2012/08/02 22:15
名前: 篠崎葉月 (ID: 0T0BadNT)

黒い球体がグラドフォールに直撃したと思った時には、それは深い闇の中に消えていった。月黄泉に礼を言いかけた時、彼女はその場に倒れてしまった。

「お、おい、大丈夫か?」

声をかける涼一に、心配ない、と言うが、その顔色は芳しくなかった。

[力をコントロールしようとすると、負担がかかるタイプね。涼一と同じようなもの?]
「俺でもここまで酷くはないはず。俺がエルフの血族っていうのもあるけど。」
[それにしても依田さん、強いね。グラドフォールが一撃で。]
「SSなんだからそりゃそうだろ。人のこと言えんが。」

月黄泉の回復を待ちつつ、アーベルトと話していると、校内に放送が響く。内容は戦闘指示と、制限解除の許可だった。

[そこそこ時間が経ったから、ほぼ全員に情報がいったみたいね。生徒まで駆り出すとは、かなり大事ね。]
「ここが襲撃された時点で、すでに大事だよ。さっさと首謀者を叩こう。」

そう言って月黄泉の方を向くと、立ち上がれるまで回復していた。

「希月さん、行きましょう。」
「あぁ、このまま上の階に・・・・・・ん・・・?」
「どうされました?」

月黄泉が不思議そうに尋ねる。

「魔力の流れが変わった?どういうことだ。」

涼一はその魔法の性質上、魔力の流れを人より敏感に感じる。先ほどまでは、上から強い魔力を感じていたが、突然、それを下から感じたのだ。

「転移したのか?いや、そんな感じじゃない。一体・・・。」
[これは地下から来てるね。上位生命体の気配もある。下に加勢した方がいいかも。涼一、下まで繋いで。]
「わかった。」

頷き、床に手をかざす。すると手の先の空間がぐにゃりと渦巻き、空間に大きな穴が開いた。中はうねり、よく見えない。

「これで一気に地下に行ける。依田さんも早く!」

そして穴に飛び込んだ。

地下には頭上に同じ穴があり、そこから涼一が出てきた。着地し、前を見るとそこには、ハイウィプスと戦う蓬莱結と紫苑璃亜、そして通路の先からは、煉獄の魔導師のものと思われる魔力を感じ取った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

地下に来ましたが、誰に加勢するのがよいでしょうか?


皆さんに質問ですが、首謀者はどうしますか?

Re: 天地海戦 『自由参加型』  ( No.42 )
日時: 2012/08/02 23:27
名前: 美璃夜 (ID: IAQru7qe)

「魔力の流れ…?——ぁ」
『月黄泉、気づいたか』
「ええ、たった今」

ふと横を見ると希月が空間をゆがませていた。

「これで一気に地下に行ける。依田さんも早く!」

そういい終わるか終らないうちに希月たちは穴へ飛び込んでいった。

「はい」

ひらりとその歪んだ空間へ身を投じた。

すぐに地下へついて同時に波動も感じた。

「ボーラ、これは——」
『煉獄の魔導師、紫苑璃亜、それとハイウィプスの気配やな』
「ああ、SSSの方も。
希月さん、早く行きましょう」
「そうですね」

答えると同時に私たちは走り出した。
前方にハイウィプスたちの姿が見え——

「希月さん伏せて!」

急停止して床に伏せる。
その瞬間、煉獄の魔導師の焔蓮華が頭上をかすめた。

『おうわ!?月黄泉大丈夫か!』
「ええ、なんとか。
希月さんは——」
「僕も大丈夫」

立ち上がり、周りを見渡し——愕然とした。

「ハイ、ウィプスが、もう、全て、倒されてる…」
『S以上の力持ってるやろ絶対…』
「いきなり飛び出すな。斬っても謝らんぞ」

最後の一体を消滅させてからの第一声は迫力のある睨みと共に吐き捨てられた。

「すみません」

ぺこりと頭を下げながら、私は煉獄の魔導師の力に改めて畏怖の念を抱いた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は組織の長ですかね
でもこれは指示を出してるだけのやつで、黒幕はもっと別のやつ…とか。
ちょっとややこしいですかね

Re: 天地海戦 『自由参加型』  ( No.43 )
日時: 2012/08/02 23:31
名前: 焔錠 ◆c/OV8PkLoA (ID: o2imsHOu)

魔力を開放し、数百体を一撃で消し飛ばしてゆく。消し飛んだ生物達は灰と化し再生する事はなかった。

「大分、数が減ったな……ん?」

道が開けてくると同じくして先ほど受けた傷口はほぼ完治していた。

【朱鷺……傷は…?】

出血も止まり傷口も塞がっていく光景を目の当たりにした焔蓮華が困惑したように尋ねて来る。

「……見ての通りだ。お前にも、魔導都市の誰にも話していないが、俺は……」

そこまで言いかけて口を閉ざす。
 それは、こちらに近づいてくる気配があったからだ。……この魔力は……少なくともこの学校の者ではない、な。

「其処に隠れている奴、姿を見せろ」

吐き捨てるように暗黒を睨み付け、言い放つと、数秒の間と共に数人の魔導師が姿を現した。

「おやおや、流石は煉獄の魔導師。我々の気配を感知したか」

「おっしー! もう少しでだーれも知らない秘密が聞けそうだったのにー!」

「えぇ、本当に残念ですね」

「…………」

暗黒から姿を現したのは四人の男女だった。最初と三番目に口を開いたのが男で、どちらも年齢は20代は過ぎている。魔導ランクは最初の男がSSSでもう一人がSSと言ったところか。
 二言目と、無言だったのは女でどうやら、こちらもランクが高い。お喋りな方がSSで、無言で黒ずくめの女がSSSだろう。もちろん、根拠など無いが、俺の直感がそう告げている気がした。

「貴様等、何者だ……?」

焔蓮華を構え、魔力を巡らせる。大よその予想はついている。だが、それが正しいとも限らん。

「何者? 貴方ほどの魔導師なら既に察しているんじゃねえか?」

「……」

俺の考えが本当に当たっているとすれば、今、目の前に居る、こいつ等がこの、事件の首謀者で……狙いはSSSランクの上、デバイスとの融合の実験媒体集め、といった所だろうな。

「うんうん、今、考えてることは、ほとんど正解だよー」

「こら、迂闊に情報を洩らすんじゃありません!」

「はーい」

一見、ただの馴れ合いのように見えるが……こいつ等、隙が全くと言っていいほど無い。

【おい、朱鷺……こいつらは……】

焔蓮華が言わんとしていることを、視線で黙らせる。
 こいつらは、ここのSSSランクの魔導師が束になっても敵わないほどの魔力と実力を持っている。それは、誰もが見ても明白だろう。
 だが、だからと言ってこの場を引けるかどうかは別だ。

「俺の考えが当たっているというなら、尚更、貴様等が何者か説明してもらわねばならんな」

そう言い、ギリギリまで溜めていた魔力を開放して、最初に喋っていたリーダと思われる男に単独で斬りかかった。

+ + + + +

また、勝手に話を進めてしまった……;

首謀者らしき敵組織の人間を出してみたが、駄目な場合は、更に上が居るということでスルーしてくれ。

もし、こいつ等を使ってくれるなら、相手のデバイスや能力などは思いつきで描写してもらってかまわない。

それと、加勢、よろしく頼む;


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