複雑・ファジー小説

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天地海戦 『自由参加型』 
日時: 2012/08/01 23:21
名前: 結縁 ◆J6BQu6v9vI (ID: UNmuBzLD)
参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=6481

お立ち寄り有難うございます。

この小説は自由参加型となっていますが、参加なさる前に幾つかのルールがあります。

そちらを見て頂いたうえで参加頂ければ嬉しい限りです。

※ルール※

1.参照にある投稿所にて自分のキャラを作成し世界観などを把握の上で参加すること。
2.時間軸は可能な限り合わせること。
3.恋愛要素やグロ表現などはやり過ぎないよう注意すること。

上記のルールを守って楽しく書いていきましょう!


*参加者の皆様*
結縁『空戦魔導師』
磁石『空戦魔導師』 
浅葱『陸戦魔導師』
三月兎『海戦魔導師』
グレイ『海戦魔導師』
漆黒『陸戦魔導師』
焔錠『空戦魔導師』
篠崎葉月『海戦魔導師』
.+*鏡音×二宮×菫*+.『空戦魔導師』
maomao『空戦魔導師』
美璃夜『海戦魔導師』
magenta⇔path『陸戦魔導師』
璃亜(元:斑鳩) 『海戦魔導師』

Re: 天地海戦 『自由参加型』  ( No.44 )
日時: 2012/08/03 00:20
名前: 篠崎葉月 (ID: 0T0BadNT)

地下にいた紫苑璃亜に、

「ここは僕が何とかするから、君たちはこの先の彼に加勢を。」

と言われ、通路を進んでいると、膨大な魔力を感じた。それとともに、

「希月さん伏せて!」

と月黄泉が叫ぶ。とっさに伏せた瞬間に、すさまじい火炎を纏った焔蓮華が、頭上をかすめる。

「あっっぶねぇ!!」
[涼一、大丈夫!?]
「ギリギリな。煉獄の魔導師は、やはり攻撃が激しいな。」

苦笑いで朱鷺に話しかけるが、

「いきなり飛び出すな。斬っても謝らんぞ。」

と一蹴された。

「はは、つれないねぇ。ん?」

頭をかきながら辺りを見ると、先ほどまで視界に入っていたウィプスは、すべて消滅していた。

[やっぱり実力はすさまじいね。絶対Sランク以上でしょ。性格が難ありでなけりゃ、もっといいんだけど。]

アーベルトがぽつりと呟く。涼一は慌ててなだめた。

「まぁそう言うなって。さて、これからどうす・・・・ぐっ!?」

突如、目の前の暗闇の中に、ありえない魔力を感じた。今までにないくらい膨大なもの。体が一気に圧迫される。

「其処に隠れている奴、姿を見せろ。」

朱鷺が吐き捨てるように言うと、4人の魔術師が現れた。身なりや気配からして、学校の関係者ではなさそうだ。

「おやおや、流石は煉獄の魔導師。我々の気配を感知したか。」
「おっしー! もう少しでだーれも知らない秘密が聞けそうだったのにー!」
「えぇ、本当に残念ですね。」
「…………。」

魔力からして、男女ともにSSとSSSが一人ずつ、といったところだろう。涼一、朱鷺、月黄泉の3人は、無言で立ち尽くす。汗が、止まらない。

「うんうん、今、考えてることは、ほとんど正解だよー。」
「こら、迂闊に情報を洩らすんじゃありません!」
「はーい。」

突然、女の方が喋りだした。心を読んだのだろうか。

涼一がどうするか必死で考えていると、横から一気に魔力が溢れてきた。

「俺の考えが当たっているというなら、尚更、貴様等が何者か説明してもらわねばならんな。」

そういって朱鷺は一番魔力の高い男に切りかかっていった。魔力により、体が紅く輝いている。

「待て、危険だ!!」

そう叫んだのも虚しく、気づけば朱鷺は涼一と月黄泉の後ろへと弾かれていた。足が、手が震える。



勝てない?勝てない。



アーベルトを握りしめる。

Re: 天地海戦 『自由参加型』  ( No.45 )
日時: 2012/08/03 01:06
名前: 篠崎葉月 (ID: 0T0BadNT)

この4人が今回の襲撃の首謀者、あるいはそれに深く関わるものであることは間違いない。しかし、相変わらず目的がいまいちはっきりとしない。涼一は4人を睨み付け、考え続ける。そこでふと、最近、生徒の間で流行っている噂を思い出した。

『何でもSSSより上のランクがあるらしいよ。』
『魔導師とデバイスの融合実験が、裏で行われてて・・・』
『ウィプスの大発生は偶然なんかじゃなくって・・・』
『人工デバイスってのがあって、犯罪に使われてるって・・・』
『人工デバイスも方法次第では純粋なデバイスより、魔導師と同調するんだって。』

何かが引っ掛かる。こいつらの目的は大体見えた。しかしそれを上が隠蔽する理由は?考えてる最中に、

「へぇー、最近の魔導師って、みんな頭いいんだねー。」

と女の魔術師が笑う。また心を読まれたのだ。こいつらの魔法、能力は全くの謎だ。しかしSSSの魔導師が束になっても敵わないことくらいは、対峙すればすぐにわかる。それでも、ここで引くことはできない。

「くそっ、わかんねぇなら、やっぱお前らから直接聞くのが一番だな。アーベルト!やるぞ!!」
[ええ。でも気を付けて。あいつら、気持ち悪い。]
「わかってるさ。」

そう言って魔力を瞬時に圧縮し、魔法を発動する。前に出した右掌から高密度の空気が、弾丸として放たれる。それは一番前にいた、背の低い女、心を読む魔術師に直撃する。

はずだった。しかしそいつの目の前で、弾丸はぐしゃりと潰れた。そしてその次の瞬間、ベコンッ、と体に圧がかかり、腹が潰れる。あまりの威力に吐血する。

「ごぷぁ・・あガッ・・。」
[ちょっ、涼一!!?]
「こいつ、今・・何・・を?」

床に膝をつき、相手を睨み付ける。すると、

「ふむ、ここはあなたに任せますよ。」

リーダー格の男はそう言い、背の低い女を除く3人は、溶けるように消えた。

「さて、あたいの名前は、そうだなー・・・。折城京せつじょうみやこ、とでもしとこーか。せいぜい頑張ってー。」

京はそういってデバイス、彼女の身の丈の3倍はあるだろう、大きなハンマーを構え、涼一たちに向けた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

敵を一人設定しました。名前は折城京です。圧力に関係する魔法を得意とします。他の設定は自由に決めてもらって構いません。

>>焔錠さん

敵を出していただいて、ありがとうございます。
私はこいつらが首謀者でもいいと思います。目的もそれでよいかと。なんか勝手に人工デバイスとかも絡めましたが、やりにくかったら無視していただいて構いません。

Re: 天地海戦 『自由参加型』  ( No.46 )
日時: 2012/08/03 01:16
名前: 焔錠 ◆c/OV8PkLoA (ID: X7Da.dhQ)

斬りかかりに行ったものの、勝てないことも、傷一つ、つけられないであろうことも分かっていた。
 それでも、一つ、接近して確かめたかったのだ。……こいつらが人間であるかどうかを。ほんの一瞬、瞬き、一度とも出来ない程の間に弾き飛ばされる。それもただ、飛ばされたのではなく、急所を狙って確かに攻撃されていた。

「ぐっ……」

壁に激突し呻き声が漏れる。が、これくらい予想の範疇だった。
 奴等は俺達、ランクの高い人間とデバイスはギリギリで殺さないし、壊さないという核心があった。何故なら……こいつらは、此処の人間とデバイスで実験を行おうとしているのだから。差し詰め、本拠地は天空都市か、海にある閉鎖区域のどこかだろうな……。

「ほう、煉獄の魔導師と言ったか。やはり、お前、ただの人ではないな」

致命傷を負いながらも、未だ血を流さず立ち上がる、俺に男が言った。

「だったら、……何だと言うのだ」

自分でも分かる。今の俺は周囲の奴から見れば化け物と呼べるものだろう。致命傷であるはずの傷を負いながら立ち上がり、明らかにランク以上の異能を扱い、瞳も髪も魔力も全てが紅く染まり……まるで煉獄の業火そのものなのだから。
 だが、それが何だと言う。こいつらに勝てないから何だ。化け物だからなんだ。今、すべき事は一つだ。

「力の差があろうが、なかろうが、全て燃やしてやる。……古代の時代、この都市に君臨した冥王の血を色濃く継ぐ俺がな」

俺が、誰にも言わず、自身ですら否定し続けた、たった一つの真実。
 それは、俺が冥王の直系であり、その血を濃く受け継いだがため、身体の半分は神たるものだということ。
 だから、致命傷の傷でも死なないし、魔力が尽きたとしても焔は操れる。人とは生きる時間が違うのだ。決して不老不死といわけではないが……。それでも、やはり、俺は化け物なのであろう。だから、人間を嫌い関わらない。誰とも深く接しない。それが冥王たる血の呪いであり力だ。

「ようやく、本気になったか。だが……我々にはまだ、やることが山のようにある。……そろそろ上のウィプス共も全て殲滅されることだろう。という訳だから、我々は出直すとするよ、後、京、そちらの魔導師は貴女に任せますよ」

それだけ言うと男は見たことない魔法陣を展開し、瞬時に現れたときと同じように暗黒が三人を包む。
 と、追撃しようとした時には既にこの場には魔力の片鱗すら残されていなかった。

「くそっ……」

拳をぐっと握る俺に、今まで黙っていた焔蓮華がポツリと言った。

【朱鷺……お前の色々については、後々聞かせてもらうぞ。だが、今は加勢するべきじゃないか?】

その言葉で我に返る。
 そうだ、まだ、後ろで戦っている奴が居たのだ。

+ + + + +

どんどん、可笑しな設定と、勝手な進め方すまない。

……既に可笑しかったので修正した。
手助け、するか否かは任せよう。

Re: 天地海戦 『自由参加型』  ( No.47 )
日時: 2012/08/03 08:14
名前: 美璃夜 (ID: IAQru7qe)

煉獄の魔導師の姿は、私たちの背後へと消えていた。
あの、煉獄の魔導師が…!?

『月黄泉、これは…』
「…希月さん」

ボーラを無視して、体中を震わしている涼一に声を掛ける。

「希月さん、落ち着いてください。
この人たちが、今回の首謀者でしょう。迂闊に戦ってはいけません」

そういったのも遅かった。
希月は、すでに弾丸を放ち——体が一瞬だが不自然なほどにへこみ、吐血していた

「希月さん!?」

たまらず叫んだが、女は飄々とした態度で

「さて、あたいの名前は、そうだなー・・・。折城、とでもしとこーか。せいぜい頑張ってー」

とハンマーを振り上げたのだった。

「依田さん、他の奴らのあと追える?」

はっと気づいた。
今はそちらのほうが先決だ。

「は、はい」
「じゃあ、追って。早く!」

その言葉を耳にした瞬間、自分の足はどこかへと向かっていった。

『月黄泉!どうするんだよ!』
「気配は、こちらから——」

と男たちが消えた場所に行き、自分も闇を放ち——その中へと入った。

『月黄泉!?』
「大丈夫です。魔導師になる前はよく出たり入ったりしてましたし」
『そういう問題やない!』
「ちょっと黙ってください」

闇の中を進んでいくと、ゆらり、と空間が一瞬ゆがんだ。

「…あそこですか」

呟きボーラを投擲すると、そこの空間は裂けた。
中へ入っていくと、男たちが自分を見てニタニタ笑っていた。

「やあ依田月黄泉」
「…なぜ、私の名を?」
「君はその力以外に、過去で有名だからさ」
「…見ず知らずの他人に自分のことを知られているとは…気分が悪い」

吐き捨てるように呟くと、男はにたぁっと笑った。

「依田月黄泉。俺の名前も言っておこう。
俺は杉山淋漓すぎやまりんり
さて、話の続きと行こう。
俺は、あんたの過去が、もっと知りたいんだ。
例えば——昔の過去、とかを」

一瞬、息が詰まった。

「…何の、変哲もない、過去ですが、なにか」
「それ、本気で言ってる?
自分の両親を」

言うな。

「その力で」

言わないで。

「消したくせに」
「やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

叫んで、しゃがみこんで、床に胃の中のものを吐き出す。
苦い胃液が音を立てて床へと落下する。

「それでのうのうと生きててあげくに何の変哲もない過去?」
「あまりいじめては可哀想ですよ」
「…興味無い…」

いろんな笑い声が頭の中で反響する。

「依田さんって、そんな人だったのか…」

『月黄泉、お前…犯罪者だったのか?』

「おとなしそうな顔をしているが…殺人者だったとはな」

「やめ、いや…っ」

希月、ボーラ、朱鷺が冷めた顔で、声で自分を見放す。ここに希月たちはいないはずなのに。
昔の、自分の、父と母のように。

「なあなあ、依田月黄泉。落ち込むなよ」
「こちらへ来ませんか」
「……来るか……」

私の体に残った醜い傷跡も?

「どんとこいだ!」
「ええ、もちろんです」
「……来るか……」

後ろを振り返るとすでに私を敵とみなしている表情で、希月たちが自分から離れていた。
目の前にいる淋漓は温かい笑みを浮かべて自分に手をさしのばしていた。

「ぁ…」

手を、取ろうと——

ーーーーーーーーーーーーー
とりあえず名前つけました

淋漓は人の心を操れます。月黄泉の過去はどこからか仕入れてきました
デバイスは決めてません…
こんな感じでいいですか?

Re: 天地海戦 『自由参加型』  ( No.48 )
日時: 2012/08/03 10:07
名前: 璃亜 (ID: O72/xQMk)


「ここは僕が何とかするから、君たちはこの先の彼に加勢を。」

何とかできる数のウィプスでまあ助かったと思う。
まだ鬼仁は抜いていなく、魔力の濃縮で切り抜けている。
この先の彼の方が大変だと思われる。
それに、高い魔力が近づいている気配もある。
SSSの魔力の感からだが、先に居る彼、鳳焔 朱鷺は只の人では無い。
だが、それでも危ないにおいがする。

「はっ…!まぁこんなもんだな」

結を後ろに隠したまま、辺りを見渡す。
この階のウィプスはもう居ない。
何とかリミッター解除せずに出来た事に安心する。

【大丈夫かい?璃亜。もの凄い…】
「魔力位直ぐ戻る」
【…そうかい】

魔力の消費量を考えると、もう三分の一も残っていないだろう。
だが、璃亜の魔力の回復は早い。
=戦闘には有利な体質なのだ。
少々息を荒げているが、これももうじき治まるだろう。

「…大丈夫か、蓬莱」
「取り合えず」
「応急処置だけでもしておいたほうが良い。怪我した処を見せろ」
「…ん、此処、です」

結の腹部辺りからは、まだ血が流れている。
璃亜は着物の袖から晒を取り出す。
結の腹を包むように巻いていくと、直ぐ晒にも血が滲む。

「これは少し酷いな。止血、出来るか…」

ぎゅう、ときつく晒を巻く。
結は痛みに顔を歪めた。

「……取り合えず、之で良いだろう。此の侭此処に居ると良い」
「でも!」
「もしくは上に行ってもっと本格的に治療を受けたほうが良いだろう」
「……」
【一緒に先に連れて行くっていう選択肢はないのかい?】
「いや、危ないだろう。魔力も空に近いし、この先は今もっと危ない」

結は自分も戦えるという姿勢を見せたが、璃亜が押さえる。

「僕は先に行かねば。蓬莱、気をつけろよ。…此方に来るのは勝手だが、無理をするな。
 この先、守れるという保障はない。なるべく皆を守れるようにはするがな」

それだけ言い残し、走っていく。
結は其処に取り残されてしまった。



———

最終的に勝手なことしてすみません!!

加勢しに行きます!((((((っ・ω・)っ


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