複雑・ファジー小説
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- 天地海戦 『自由参加型』
- 日時: 2012/08/01 23:21
- 名前: 結縁 ◆J6BQu6v9vI (ID: UNmuBzLD)
- 参照: http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=6481
お立ち寄り有難うございます。
この小説は自由参加型となっていますが、参加なさる前に幾つかのルールがあります。
そちらを見て頂いたうえで参加頂ければ嬉しい限りです。
※ルール※
1.参照にある投稿所にて自分のキャラを作成し世界観などを把握の上で参加すること。
2.時間軸は可能な限り合わせること。
3.恋愛要素やグロ表現などはやり過ぎないよう注意すること。
上記のルールを守って楽しく書いていきましょう!
*参加者の皆様*
結縁『空戦魔導師』
磁石『空戦魔導師』
浅葱『陸戦魔導師』
三月兎『海戦魔導師』
グレイ『海戦魔導師』
漆黒『陸戦魔導師』
焔錠『空戦魔導師』
篠崎葉月『海戦魔導師』
.+*鏡音×二宮×菫*+.『空戦魔導師』
maomao『空戦魔導師』
美璃夜『海戦魔導師』
magenta⇔path『陸戦魔導師』
璃亜(元:斑鳩) 『海戦魔導師』
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.34 )
- 日時: 2012/08/02 12:57
- 名前: 璃亜 (ID: O72/xQMk)
「ウィプスの量が増えてきたな…」
【此の侭だと、増え続けるのがオチじゃねぇのかい?】
「まぁ、今の状況からするとそうだろう」
校舎の屋上で一人佇む璃亜。
腰に下げているのは、日本刀(デバイス)の鬼仁。
風が強く、璃亜の長髪はなびく。
「そろそろ行こう。暴れられそうだ」
璃亜は中へと入っていった。
目指すは地下。
ウィプスの血の香りは、地下から溢れ出ているようだ。
静かに地下に下りていくと、其処はもう戦場だった。
淡く光るウィプスがそこらじゅうに漂っている。
周りでは、学校の教師等が応戦していた。
「この量か…。予想していたより多いな。だがこの量だったら」
手を前に出し、パチン、とフィンガースナップを鳴らす。
紫苑色の魔力が分散し、ウィプスに襲い掛かる。
そして、一瞬にしてウィプスは見えなくなった。
「ボーっとしてねぇでさっさと下に行け!下の方が強ぇんだから」
ボーっと突っ立っている人に声を掛け、下を目指す。
【さすが璃亜。SSSの力舐めたもんじゃないな】
「五月蠅い」
【……】
口煩いデバイスに一言だけ声を掛け、黙り込ませる。
「こんな事だったらまだ陸に戻ってくるんじゃなかったかもしれん」
【まぁ仕方ないさ。璃亜、運悪いから】
「…流石、よく分かってるな」
半ば呆れた様に返す。
下に進んでいけば行く程魔力の高いウィプスを感じる。
途中、応戦中の階が殆どだった。
負傷者も居たし、少し痛々しい場面もあった。
「これより下はもっと気味の悪い魔力だ。AAAの血のにおいもする。
その下は、Sの男が一人。吐血していて血のにおいも酷いな」
【行くしかないだろう?如何する、AAAに加勢か、Sに加勢か。それとも…無視して下に行くかい?】
「状況を見よう。AAAでまずいと思ったら一旦そっちだ」
【了解。ていうかまだリミッター解除してくれないのかい?】
「まだ十分やっていけるさ」
一息置いてから、一気に下の階に下りていく。
***
初書きで行き成り色々なんかすみません!
勢い書きです。
どっちで加勢するかはまぁ適当に選んでくださると助かります><;
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.35 )
- 日時: 2012/08/02 15:10
- 名前: 結縁 ◆J6BQu6v9vI (ID: NypakStI)
煉獄の魔導師にその場を任された後、こうして、大量のウィプス達と対峙しているわけど、些か分が悪くなってきた。
「はぁはぁっ……」
『大丈夫か?』
「まだ、平気……」
口ではそう言ってみるものの、あまりに数の減らない相手に体力的にも魔力的にも私は消耗しきっていた。
ははっ……まともに任務に行ってなかったからな。腕は上がっていても反応がどうしても鈍る。このままだと抑えきれない……。
『結っ! 上!!』
「えっ……しまったっ……!」
スイルの声にハッとして咄嗟に防御魔法を展開するも間に合わず、私は腹部の辺りに怪我を負った。
「っ……!」
ウィプスが触れた所が電気が奔る様に痛み、熱を帯びて魔導服を紅く染めた。
『結!』
「だい……じょうぶ……」
慌てるスイルを宥める様にして言ったものの魔力は底を尽きかけているし、傷も意外と深い。これは、ヤバいのかもしれないな。
そう、思ったときだった。こちらに近づいてくる膨大な魔力に気がついたのは。魔力制限がかってる……ってことは、SS以上の魔導師か。
それだけ、何とか感知し、気が抜ける。何というかとことん、私は悪運が強いようだ。
「スイル、近づいてくる気配……分かる、よね?」
『あぁ。分かる』
「だったら、その人が到着するまでここは頑張ろう」
痛む腹部から手を離しスイルをしっかりと構えた。
————
璃亜さん
どちらかということで、私の方に加勢に来てもらえると嬉しいです><
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.36 )
- 日時: 2012/08/02 16:12
- 名前: グレイ ◆Qk0AOa1nlU (ID: jOSKkG.u)
「はぁ…お説教してやろうかと思ったけど、俺の頭の鰓が不穏な空気を察知したから見逃す! バイビー!」
【放送室は近いから急ぐのさ—】
グダグダと2人に説教をしていたグレイは、突如廊下を走り出した。
そして、教室の一角【放送室】と書かれたプレートが下がっている部屋の扉を乱暴に開けると、全校放送のスイッチを入れる。
マイクを掴んで、マイクに向かって指示を出した。
「てすてす。よーし、聞こえてるっしょ。えーと、校内に不審な魔力が侵入してきただろ、多分この感じはウィスプ。しかも大量みたいだね。Aランク以下の生徒は至急校庭に避難しろ。怪我人や救護担当の奴も一旦校庭に行け。教師やAAAの生徒で応戦してない奴、【守りながら戦うこと】を得意とする奴は避難した生徒達を守りながら殲滅をしろ。あと、結界を張るのが得意な奴、んーと誰だったかな。まぁいいけど、そういう奴も避難した生徒を守れよ。最後に、SSの奴とSSSの…璃亜! SSの奴はランクAAまでの解除を許可する。璃亜もAAまでの解除を許可する。もしもの時は独壇でSまで許可するぞ。以上!」
一気にまくし立てながら喋ったグレイの表情は、何故かやりきった…と言うような顔をしている。
使った機器のスイッチを切りながら、デバイスを待機状態からモップの姿に戻した。
それと同時に、グレイと呼ばれる理由である灰色のつなぎにと、魔導服を変化させる。
【うわ…良く短時間の中で思いついたね】
「思いつき。パッと出たこと言っただけ。それよりもさ、お客さん達とビトレイヤーさんをどうしようかな?」
【ヒャハハ、そんなの決まってるさよ?】
「【清掃しなきゃね】」
不意に、グレイの背後にいつの間にか居たのか、大量のウィスプ達の光が近付いてくる。
グレイはそんなウィスプ達を一計すると、モップでウィスプ達を【切り裂いた】
ウィスプ達は、横に裂けて綺麗に避けて消えてゆく。ただモップを振って攻撃しただけなのに。
更に現れたウィスプ達を、今度はモップの柄の部分でビリヤードのように一気に突く。ウィスプ達には綺麗な穴が開き、またも消滅する。
今度は1つの塊のようにウィスプ達が突進してくるが、グレイはすぐ近くにあった掃除ロッカーに触れると、ウィスプの攻撃を馬跳びのように飛んで避けた。
その時、もの凄い勢いで放送機器に突っ込んだウィスプ達だったが、放送機器には傷一つ見当たらなかった。
…いつの間にか、水気など有ってはならないはずの放送室に、何個か水たまりができはじめていたことに、ウィスプ達は気づいていたのか、気づいていなかったのか。
グレイはウィスプ達に背を向け、廊下に出ようとする。そんな隙だらけの姿を見逃すわけも無く、再びグレイに突進する。
しかし、突如もの凄い勢いで飛んできた掃除ロッカーごと放送室の壁にたたきつけられ、ウィスプ達は消滅する。
次々に大量のウィスプ達が現れても、グレイの表情は変わらない。
「さて、久し振りの清掃はビトレイヤーとウィスプか。うむ」
ただ笑いながら、水を纏ってざっと500以上のウィスプと対峙していた。
—————
面白そうなことになっていたので、指揮出しちゃいました、まる
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.37 )
- 日時: 2012/08/02 17:24
- 名前: 浅葱 ◆lwS8VnhnDw (ID: vOB0vHGS)
- 参照: 参戦していいですk(遅い
周りの生徒らも、何かに感づいたのだろう。
いつまでたっても来ない先生。階下での派手な爆発音。窓ガラスの割れる音。
ようやくこの鈍感極まりない天然系生徒も、やっと異変に気づいたようだった。
『……浅葱…いい加減にヤバイんじゃないか、これは』
「家庭科室で事故でもあったのかなぁ、何か怪しいよね」
『何だその平和な意見。明らかに違うだろ。ハッキリ言うが、今ここで起こっているのは異常事態だ』
十字架の形をしたデバイスにそう諭された時、状況に対してやけに呑気な声の放送が聞こえてきた。
壁のスピーカーからはノイズや爆発音が、声にまざって流れてくる。
教室のドアのガラスが割れたのも、その時だった。
*
————「てすてす。よーし、聞こえてるっしょ。えーと、校内に不審な魔力が侵入してきただろ、多分この感じはウィスプ。しかも大量みたいだね。Aランク以下の生徒は至急校庭に避難しろ。怪我人や救護担当の奴も一旦校庭に行け。教師やAAAの生徒で応戦してない奴、【守りながら戦うこと】を得意とする奴は避難した生徒達を守りながら殲滅をしろ。あと、結界を張るのが得意な奴、んーと誰だったかな。まぁいいけど、そういう奴も避難した生徒を守れよ。最後に、SSの奴とSSSの…璃亜! SSの奴はランクAAまでの解除を許可する。璃亜もAAまでの解除を許可する。もしもの時は独壇でSまで許可するぞ。以上!」
*
「さて、AAランクの私はどーすればいいのかな、逃げる、おあー戦う?」
『いってこい、実技だけならお前はSはくだらない、お前が毎回昇進試験でわざと筆記だけ合格点の三点未満を取る事はとっくに知っている』
因みに教師間でも結構有名な話だぞ。
さらりと返したデバイスの言葉に、浅葱はぎくり、と身を竦ませた。
「嘘だぁー……。まぁいいや、とわらぐ?私も参戦していいのかな?」
『戦闘要員は少ないより多い方がいいだろう……ほら枯れ木も山の…』
「失礼な奴…あとで窓から投げるから!もー、とりあえず、リミッター、解除(アンロック)!!」
『解除と書いてアンロックと読む辺り、お前も厨二の一員だな』
「うるさい!」
彼女がそう言い放った刹那、ブレザー制服は軍服調の魔導服に立ちかわり、銀の十字架は細身のレイピアに。
柄には鮮やかな青のリボン。中途半端な長さの黒髪が、割れた窓から吹き込む爆風に靡く。
「うーちゃん、机の中で待っててねー」
机の中に向かって小声で呟いたその顔に、僅かながら『黒い』笑みが浮かんでいる。
「……百数えてて。その間に、八割……潰すから」
緑とも青ともつかない曖昧な色、もとい浅葱色の魔法陣が、彼女の足元に光を放って浮かび上がった。
なんか中途半端な色なのが否めないが、彼女はこの色が気に入っている。
「いくよ?——リアル・シードフレア!!」
『……ポケ●ンかよ。シェ●ミかよ……。って、校舎ごと破壊するな馬鹿葱!』
「だいじょーぶ、皆避難してたから」
自重を知らない一撃が、大量の魔力思念体を、瞬く間に木っ端微塵にしていった。
*
浅葱色=緑を帯びた薄い藍色、です。
って、何だこの馬鹿極まりないAAランク(爆
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.38 )
- 日時: 2012/08/02 18:06
- 名前: 美璃夜 (ID: IAQru7qe)
クラドフォーラが希月に魔法攻撃を食らっていた。
それと同時に「依田さん。手伝ってくれ」の叫び。
『月黄泉』
「分かってますよ」
フッと息を吐き出し、右掌に黒い球を浮かばせる。
「——光を音を存在を、底なしの闇の中へ消えなさい——」
そう呟いてクラドフォーラに投げつけた。
触手のような手の一本に当たった瞬間、球ははじけるようにクラドフォーラを包みこんだ。
ボーラでその頭をえぐり自分の元へ戻した瞬間、闇はクラドフォーラと共に消えた。
そして——
「依田さんありが…依田さん!?」
『月黄泉!』
「…反動、です。少しすれば、治り、ます。
希月さん、おどろ、かせて、申し訳、ありません。
ボーラ、も、そろそろ、慣れた、ら、どう、ですか」
——私は床へと倒れこんだ。
闇を一部だけに留まらせたり、力をコントロールしたりするといつも反動が来る。
一気に力を出すとこの国全体を消滅させてしまうから出せるわけがなく、結果こうなってしまうのだった。
数分してからやっと胸のつっかえのようなものがなくなり、立つことが出来た。
「…失礼いたしました。次へまいりましょう」
『月黄泉、それじゃお前が…』
「そんなことを言っている場合じゃないでしょう。
それにもう少しで夜です。夜になれば、いくらでも」
そう答え、希月を促した。
「希月さん、行きましょう」
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