複雑・ファジー小説
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- 天地海戦 『自由参加型』
- 日時： 2012/08/01 23:21
- 名前： 結縁 ◆J6BQu6v9vI （ID: UNmuBzLD）
- 参照： http://www.kakiko.info/bbs2/index.cgi?mode=view&no=6481
お立ち寄り有難うございます。
この小説は自由参加型となっていますが、参加なさる前に幾つかのルールがあります。
そちらを見て頂いたうえで参加頂ければ嬉しい限りです。
※ルール※
1．参照にある投稿所にて自分のキャラを作成し世界観などを把握の上で参加すること。
2．時間軸は可能な限り合わせること。
3．恋愛要素やグロ表現などはやり過ぎないよう注意すること。
上記のルールを守って楽しく書いていきましょう！
*参加者の皆様*
結縁『空戦魔導師』
磁石『空戦魔導師』
浅葱『陸戦魔導師』
三月兎『海戦魔導師』
グレイ『海戦魔導師』
漆黒『陸戦魔導師』
焔錠『空戦魔導師』
篠崎葉月『海戦魔導師』
.+*鏡音×二宮×菫*+.『空戦魔導師』
maomao『空戦魔導師』
美璃夜『海戦魔導師』
magenta⇔path『陸戦魔導師』
璃亜（元：斑鳩) 『海戦魔導師』
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.29 )
- 日時： 2012/08/01 09:34
- 名前： 焔錠 ◆c/OV8PkLoA （ID: fZvkY/I8）
二人の話を聞いた後、大量のウィプスを前に呟いた。
「面白い……久々に、煉獄の焔を見せてやろう」
ニヤリと冷淡なまでの笑みを浮かべると、周囲を既に囲んでいたウィプスを青白い焔によって爆破する。
が、すぐに再生しその数を一向に減らさないウィプス達を見て、焔蓮華が言った。
【おい、これは、元を叩いた方が早いんじゃないか？】
「分かっている。今、探知型の焔竜を数体飛ばして発信源を探している」
【抜かり無しだな】
言いながらも次々と派手な爆発を起こす。
音を立てるように爆破するのには理由がある。派手に動けばいくら鈍いこの学校の生徒でも異常に気がつくだろう。そうすれば雑魚の相手は任せ他に回れる。それに、この魔力の量からして相手はSSSランクの魔導師かまたは、Sランクの何人組みかのどちらかに思える。
「……まぁ、誰であろうと煉獄の業火に葬るまでのこと……」
ボソリと言葉を発すると、先ほどまでとは比べ物なら無い火力でウィプス数十体を同時に爆破し、吹き飛ばした。
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.30 )
- 日時： 2012/08/01 09:53
- 名前： 結縁 ◆J6BQu6v9vI （ID: fZvkY/I8）
書類の整理を無事にこなして、実技訓練を行おうとした矢先にその異常が肌を通して伝わってきた。
「これって……」
『爆発音……この微弱な魔力はかの煉獄の魔導師のもの…？』
スイルの呟きに確かにそうだと思い、同時に可笑しいと思った。それは何故か、この爆発音もそうだが、煉獄の魔導師が未だこの地に留まっていると言う事実。そしてこの僅かに隠れるようにして感じる魔力は……。
「私、行かないと、行かないといけない気がする……」
『ちょっ……結！？』
それだけ呟くと私は爆発音のした方向に一直線に低空姿勢で飛んでいた。
もちろん魔導服を纏って。その手には大鎌となったスイルが握られている。
「確か、こっちから……」
飛んで移動をしていると魔力思念体と対峙する魔導師の姿を見つけた。その姿は冷淡で近づくのも恐ろしいと、そう思わせるのに十分なものだった。
「あ……」
声も出せずに佇んでいると、向こうも私に気づいたようで一言だけ、視線も向けずに言った。
「AAAランクか……この場は任せたぞ」
言われた言葉にハッとした時には、この場に煉獄の魔導師は居なかった。
『結！ ぼーとしてると背後を取られるよっ』
スイルの声で周囲を見回せば、あっという間にウィプスの群れに囲まれていた。
「これは……ヤバいかもね。でも、やるしかない。スイル、分かってると思うけど、上の階に居る生徒と教員達に緊急事態として、この現状を伝えて」
『そうするよ。ただ、誰かが此処に駆けつけるまで』
「『この先は通さない……！』」
そう言うと同時に魔力コーティングされたスイルでウィプス達を斬り伏して行った。
————
久々に覗いてみたら面白い展開になっていますね。
というわけで、ちゃっかり参戦させて頂きました。
焔錠さん
勝手に絡みすみません。
しかも、こんな展開で；
不都合があったら言って下さい><
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.31 )
- 日時： 2012/08/01 14:44
- 名前： 浅葱 ◆lwS8VnhnDw （ID: vOB0vHGS）
- 参照： 学生とは気楽な身分ですね……。
中等部のとある教室にて。
壊滅的に理解不能な数学の予習もおいおいに、半妖精の生徒と彼女のデバイスは埒も無く世間話をしていた。
「ね、とわらぐ。最近ウィプスが増えてるんだってね」
『……そうらしいな、今日も討伐隊が活動中らしいが……って、お前の手の上のそれ」
あぁこれ？
そう言いながら机上の、青い炎のような『それ』を、水玉模様のシャーペンで突っつく。
ゆらゆらと淡い色を発しながら揺れているそれは、紛れも無く件の『ウィプス』だった。
「さっき拾ったの。可愛いでしょ？」
『……捨てて来い。早急に捨てろ。そんな下等思念体拾ってどうするんだ』
「あのねー名前もつけたの。『ウィプス』だから『うーちゃん』」
『……人の話聞け。なんだその安直すぎるネーミングは。どうせ二匹目を拾ったら『いーちゃん』とでも名付けるつもりだろう』
「あれ、何で知ってるの？」
まぁいいや。口うるさいデバイスは放っておこう。
ウィプス自体は特に悪さもしないし、結構可愛い。このふわふわした感じがいい。
万が一凶悪ハイウィプスに進化しても、大して強くないから、指一本で葬ればよし。
半妖精の魔力、侮ってもらっちゃ困るよ。ふふふ。
あ、先生に見つかったら、その場で没収だから、机の中に隠しておこう……。
そういや先生来ないな。そろそろ授業が始まるのに。緊急職員会議でもあったのかな？
なんて思ったその時、ブレザーの内ポケットに入れた携帯電話が鳴り出した。
周りの生徒が、怪訝そうな目をこちらに向ける。あぁ、マナーモードを設定するのをうっかり忘れていた。
『常葉 紫苑』
白い本体のサブディスプレイに、そう名前が表示された。
三つ上で末期の厨二病、ランクSSの陸戦魔導師の兄からの電話だ。
何故にこんな非常識な時間（休み時間）にかけてくるんだろう。バカだ。きっとこの人バカだ……。
「——…あー、もしもし兄さん？何こんな時間に……。は？『我が血族の元に』？あぁ里帰りね。最初からそう言ってよ面倒くさい……。今週末か、分かったー。え、昇進？興味ないもんそんなの。AAで上等。それ以上なんて制限かかるし動けないし、仕事面倒だし…。はいじゃーねバイバイまた来週。……ばいばーい」
適当すぎる対応で、強制的に会話を終わらせる。
そんでもって、今週末にいきなり里帰りすることになった。いわば帰省。
生まれ故郷の『静寂の森』。ここ一年くらい戻ってなかったから、丁度いい機会だったかもしれない。
『……と、いうことは静寂の森か……ここも最近危ないからな、気をつけろよ』
「大丈夫だよー。だって生まれ故郷だもん。とわらぐもいるから大丈夫。あと『うーちゃん』もいるしね」
その声に頷くように、陽炎にも似た青い炎が、ふわりと揺れた。
同じ校舎内で起こっている騒ぎに、彼女は気づく由もない。鈍いのだ。
*
先輩らの苦労もしらず、呑気にウィプスで遊ぶ生徒です。（すいません）
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.32 )
- 日時： 2012/08/02 00:22
- 名前： 篠崎葉月 （ID: 0T0BadNT）
腕に魔力をこめ、圧縮する。涼一の魔力、透き通る透明な魔力が渦巻き周りの空気を震わしていた。
「流石にグラドフォールを魔法なしで倒すのは無理かもな。どうせ倒すなら全力でいくぞ。」
高い密度の魔力によって、涼一のいる空間が歪んでいた。しかし集めた魔力が光り、弾けた瞬間に空間の歪みはなくなった。それと同時に涼一は緑の球体に向かって走り出した。なんと空中を駆けているではないか。
だが、それを拒むようにグラドフォールの腕が5本、涼一目がけて襲いくる。涼一はそれを無視して一直線に敵に向かう。
1本の腕が涼一をとらえた。しかし、ガインッ、という音とともに腕は見えない何かにはじかれた。他も同じ。どれも涼一に触れることはできない。
「つえぇい！」
涼一はアーベルトを振り上げ、魔力をそこに集めた。アーベルトは輝き、刃が透き通る。そして一気に振り下ろす。グラドフォールが、いや
『それのいる空間』がズブリと切り裂かれる。半分になったそれは、一瞬動きを止める。
「やったか！？」
[いやまだよ。気を付けて！]
アーベルトの声とほぼ同時、右側から勢いよく攻撃がとんでくる。それが涼一へ直撃し、吹っ飛ばされる。
[大丈夫！？やっぱり普通のとはパワーと生命力が段違いね。]
「ちっ、さっさと片付けなきゃいけないのに。」
その時、後ろに気配を感じ振り返る。そこには入口に立つ月黄泉がいた。
反射的に声をかける。
「依田さん。手伝ってくれ。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
魔法の描写って難しいですね(汗)
- Re: 天地海戦 『自由参加型』 ( No.33 )
- 日時： 2012/08/02 01:45
- 名前： 焔錠 ◆c/OV8PkLoA （ID: UNmuBzLD）
爆破の中に魔導師の魔力を感知し、そちらへと意識を向ける。
と、そこには空戦魔導師が居た。身なりからして生徒ということか。
「AAAランクか……この場は任せたぞ」
ぼーっとこちらを凝視して突っ立っていた生徒に俺は視線も向けず、冷たくそう言った。そして返事を聞くことなく、一瞬にして、ウィプスの群れを飛び越え、更なる地下へと足を進めることにする。ランクがAAAもあれば、任せて平気だろうと判断しての事だが、更に地下へと進んだときそれが何の意味も無いかもしれない事を理解した。
「……ふ、どうも俺はハズレを引くのが上手いらしいな」
視線の先、暗黒の闇から出てきたのは何体もの上位魔力生物だった。こいつらは、知能のほぼないウィプス達とは違い、危険察知能力もあれば、魔力フィルターも扱う。非常にやっかいな敵だった。
【おい、流石にこれはマズくねぇか…？】
弱気に呟く焔蓮華に一言、言った。
「何を弱気になる。たかが、魔力フィルター、至近距離でフィルターを抜いて零距離で直撃されば良いだけの話だ」
言うなり、焔を具現化させた槍を使って一気に距離をつめる。
が、つめたと思ったときには既に背後を取られていたのは俺の方だった。
【朱鷺っ……！】
焔蓮華が咄嗟に防御魔法を展開する。が、威力が弱まっただけで直撃に変わりはなかった。
「ぐっ……」
思わず出た、呻き声とともに、内臓をやられたのか口からは血泡が吹き出た。
【大丈夫か…！？】
焦る、焔蓮華に「問題ない」と伝え、俺は今まで一度も使っていなかった魔力を発動させた。魔力はどこまでも紅くまるで地獄を連想させる。
「焔蓮華、お前は俺を使えと、何時も言っていたな。なら、望み通り使ってやろう。今この場所で」
そう言い終えると同時に爆発的な魔力を腰に刺していた二つの長剣、焔蓮華へと纏わせる。そうすることによって、魔導服の強化は上がり、直接的な攻撃力も飛躍的に上昇した。
【これがお前の魔力……】
「そうだ。何人もの生き物を殺めてきた力。焔の化身。……さぁ、またせたな異性物共。俺を怒らせたこと後悔させてやる」
冷笑とともに吐き捨て、群がる異性物達を煉獄の魔導師の名が通り見えぬ速さで切り伏せていった。
＋ ＋ ＋ ＋ ＋
展開的には問題ないので大丈夫だ。
……しかし、朱鷺が少々暴走しているが…大丈夫だろうか？
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