二次創作小説(映像)※倉庫ログ
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 妖怪ウォッチ〜3つ目の妖怪ウォッチ〜
- 日時: 2018/04/21 10:51
- 名前: ちーちゃん (ID: 4rycECWu)
この世で起きる不可解な出来事はすべて妖怪の仕業。
そんな妖怪達を見ることが出来る時計。
それが、妖怪ウォッチ。
一つ目、白色の腕時計は普通の少年、天野景太に。
二つ目、桃色の懐中時計は霊感を持つ、木霊文花に。
二人と、その友達妖怪の活躍により、巨悪妖怪による人間界の危機は去った。
そして、夏が過ぎると共に、運命の糸は交わる。
三つ目、金色の懐中時計は孤独な少女、守野虹花に。
これは、守野虹花と、彼女を取り巻く人々の不思議な日常の物語。
**
おはこんばんちは!ちーちゃんと申します。
主人公はオリキャラとなりますのでご了承ください。
主人公
名前:守野 虹花(かみや にじか)
性別:女
年齢:11歳
容姿:肩あたりの黒めの茶髪、白のシュシュとピンクのヘアピンをつけており、ハーフアップサイドテールをしている。きれいな黒目。白のフリルのついたシャツと青チェックのプリーツスカートを着用。向日葵のついたサンダルを履いている。
性格:元気がよく、猪突猛進。
設定:ムゲン地獄の空間の乱れが戻ったあと、さくら第一小学校に転校してきた。
親を交通事故で亡くして親戚もおらず、引き取り手がいないため、現在はあんのん団地に一人で暮らしている。
アニメ、ゲーム、ボーカロイド曲を好み、世間一般的にはオタクと呼ばれる人種。
体術を習っていたため、どんな強い相手だろうと生身で立ち向かう。
妖怪ウォッチのデザイン:小型な懐中時計。金色のふちでアンティーク。胸ポケットにチェーンで繋いでいる。
名前:虹歌姫
性別:女
種族:プリチー
容姿:黒髪で、水色のリボンでポニーテールをしている。目は緑色。ピンクの着物と青色のはかまを模したスカートを着用。歌姫の羽衣と呼ばれる、薄紫色の羽衣をつけている。靴はローファー。
性格:情け深く、温厚。
設定:虹を司り、様々な音色を出せる、妖魔界の歌姫。この妖怪を見つけるとその日は一日中虹が出ているらしい。
虹花のお供妖怪であり、百鬼姫と一緒に虹花の家に住んでいる。
両親のいない虹花のために、母親代わりとして家事をこなす。
技一覧
攻撃:はりたおす
妖術:大雨の術
必殺技:虹の音色…きれいな虹と自慢の歌声で味方を癒し復活もできる。
とりつく:歌姫の励まし…歌姫の声で励まされ、HPがどんどん回復する。
オリジナル妖怪の募集は終了しました。申し訳ございません。
本編執筆開始>2014.8.26
本編完結>2017.12.24
サブクエスト執筆開始>2017.12.31
皆さん、不思議な日常へようこそ!
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39
- Re: 妖怪ウォッチ〜3つ目の妖怪ウォッチ〜 ( No.158 )
- 日時: 2017/12/12 18:51
- 名前: 若紫 (ID: JLwNROZ9)
こんにちは
お稲ちゃんの採用ありがとうございます!!
ちーちゃんさんの学校はとても楽しそうですね
先輩がすみっこぐらしのぬいぐるみをあてたんですか!
私はとかげちゃんが大好きでとても羨ましいです
こないだ小テストがあって歴史が平均点より10ぐらい上だったのに
国語(古典)が平均点より下でした
しかも紫式部を柴式部に清少納言を清小納言にするというとても
バカなことをして友達に笑われました
妖怪のせいではなく、勉強しないからですね。たぶん
またオリキャラを考えたら投稿しますね!
最終章楽しみにしてます
- 妖怪ウォッチ〜3つ目の妖怪ウォッチ〜 EP14-1 ( No.159 )
- 日時: 2017/12/17 19:04
- 名前: ちーちゃん (ID: 4rycECWu)
こんばんはー。
ポケ森と文ストのゲームを始めましたー。
お陰で三つくらいクリスマスイベント抱えてる状態です。
金曜日ですね、体育が持久走だったんですよ。
1kmだけなんですけど、何せ体力がなくてそれだけでヘロヘロになりました。五分も切れない……。
で、そこで終わりだと思ってたらインターバルなるものをやることに。
この時点で先生に殺意湧きだしました。
ちなみに内容は150mを37秒以内に走るのを十回やれ、というもの。
集団でやったもんですからどたばたしてて、しかも道がドロドロで滑るのなんの。
で、10回目終わった瞬間膝から崩れ落ちました。立てないし、呼吸はままならないし、喉の奥から血の味するし。
友人に手伝ってもらって立った瞬間、こめかみの血管がぎゅって潰された感じがして、汗と涙が吹き出ました。視界が二重に見えだしてから、「あっまた軽い脱水症状かぁ〜」ってなりました。
数回ほど軽度の脱水症状に陥りましたので、感覚に慣れたもんです(おい)。
そんな体育でした。今までは準備運動で1周300mを5周も6周も走ってました。友人と脳筋は来んな帰れ!って体育のたびに言ってます。
ではコメ返。
のらねこさん
卒業文集の表紙を担当されてたんですね、すごい!
私も部誌の表紙に相応しくなれるくらい絵が上手くなりたいです……。
先生の合う合わないってありますよね。私は部活よりテストで実感します。
私はそんなに文が上手い方では無いですが、自分に合った書き方を早く見つけたお陰かもしれませんね。書き方も合う合わないがありますし、色々な書き方を試してみるのもいいですよね。マンネリ化したら縛りを入れるのも有り。「この表現禁止」とか「〇人称視点」とかやると楽しいです。
情景は
景色を見る→感じたことを箇条書きで書く→文を作る
をやってました。
その時の気分によって見えるものも違うので、思いついたら書くといいと思います。
ちなみに私は心情を書くのが好きで、キャラをアクティブに動かすのが苦手です。
戦闘シーンが書けないという本末転倒。
魅力的に動かせるのらねこさんがうらやましいです。
若紫さん
実際本当に楽しいです。勉強が地獄ですが。
500人くらいいる中から当てた先輩もすごいですが、景品を用意した文化祭実行委員もすごいなぁと思ってます。
テストの誤字あるあるですね、清少納言は私もよくやりました。ノをつけ忘れてバツが付くっていう。
オリキャラお待ちしております!
では本編、いよいよ最終章。
どうぞお楽しみください!
〜最終話 友達と不思議な日常〜
久々に見た日光は、桜町を明るく照らす。
周りにいた怪魔もナクネちゃんの涙に浄化されたのか、居なくなっていた。
トキヲ・ナクネ「虹花、ごめんなさい」
元の姿に戻ったナクネちゃんが私に話しかけてきた。
ニジカ「もういいよ。昨日の敵は今日の友!さ、友達になろうよ」
トキヲ・ナクネ「ええ」
私が言うと、ナクネちゃんがメダルを渡してくれた。
トキヲ・ナクネ「残っている妖力で時を戻して、街の人たちは元に戻したわ」
ニジカ「よかった……」
私がほっとするとナクネちゃんは微笑みながら聞いた。
トキヲ・ナクネ「ねぇ、最初に出会った時のこと覚えてる?」
ニジカ「うん、おつかい横丁だったよね」
トキヲ・ナクネ「違うわ、学校の屋上よ」
秋祭りの時に聞こえた声と屋上にいた女の子は、ナクネちゃんだったことに今更気づく。
ニジカ「うそ!?ごめんね、気づかなかった」
トキヲ・ナクネ「いいのよ、名前も告げなかったしね。あの時、私は友達が欲しかったの。私と同じ境遇、且つ妖怪の見える人間のね」
ニジカ「だから私と……」
トキヲ・ナクネ「そう。でもやっぱり強くないとつまらないなーって思ってボス妖怪送り込んじゃった☆」
ニジカ「……全部お前の仕業かー!」
今まで大型のボスに散々振り回されてきて、しかもそれは友達になるための試験だったなんて!
トキヲ・ナクネ「ごめんね。最初はただ話しかけに行くつもりだったんだけど」
ニジカ「まぁ命取られるようなことは無かったからいいけどさ……」
私がそういうと、ナクネちゃんはまた暗い表情をした。
トキヲ・ナクネ「……あなた達は運良く生き延びただけよ。あの力試しを提案したのは聖光姫だったの。きっとあなたの、そしてあなた達の友達の生気や妖力を測るため。
ボス妖怪達の人間と仲良くなった記憶を全て消して、人間に対しての憎悪、世の中に対しての憤怒だけを残し、暴走させたのよ。
もしあなた達が生き延びられなかったら、もっと酷いことになっていたかもしれないわ」
ニジカ「そっか……。ん?待って、私めちゃくちゃ運良くない?」
トキヲ・ナクネ「そうね、本当に虹花は運が良いわね」
お互いの顔を見合わせ、ふと笑いがこぼれる。
トキヲ・ナクネ「私と友達になってくれて、ありがとう」
ニジカ「ううん、こちらこそありがとう」
ガシャンッ!!
「「!!!」」
私とナクネちゃんを阻むように大きな鉄格子が現れる。奥にいたウバウネと聖光姫も同じく鉄格子に囲まれていた。
ニジカ「なに……これ!?」
トキヲ・ナクネ「……虹花、これから私はムゲン地獄で罪を償う。次にいつ会えるかわからないけど、また会えたらその時はまた、遊ぼう」
ニジカ「ナクネちゃん!」
突然現れた赤い陣に沈んでいく鉄格子を掴んで、連れていかないでとばかりに引っ張る。
トキヲ・ナクネ「虹花、手を離して」
ニジカ「でも!」
トキヲ・ナクネ「あなたまで飲み込まれちゃう。きっと、また会えるから」
その言葉を信じて、私は鉄格子から手を離す。
トキヲ・ナクネ「またね、虹花!」
鉄格子を飲み込んだ陣は、そのまますぅ、と消えてしまった。
手に残された、キラキラと輝くナクネちゃんの妖怪メダルを握りしめる。
ニジカ「……またね、ナクネちゃん」
後ろを振り返ると、皆はまだ倒れている。目を覚まさないみたいだ。
手当てしようとするも、疲れと痛みに耐えられなくなったのか、崩れるように体が倒れる。
ニジカ「う……」
暖かい何かに包まれて、そのまま私は意識を失った。
**
???「……さん…じ…かさ…」
???「に…………ん」
ニジカ「……?」
目を開けると、皆が私を見ていた。
ニジカ「わあああ!?……あれ?私……?」
呆然とする私にフミカちゃんが涙を流しながら抱きついた。
フミカ「よかった……!ありがとう、ありがとう虹花ちゃん!」
ニジカ「え?」
ケータ「トキヲ・ナクネを倒してくれたんでしょ?」
ニジカ「……倒したって。あぁ、違う違う」
皆がいっせいに首を傾げる。
ニジカ「私はナクネちゃんと友達になったの。これを見て!」
右手に握っていた、ナクネちゃんの妖怪メダルを誇らしげに見せる。
虹歌姫「これが、あの子の妖怪メダルですか…?」
虹歌姫が恐る恐る聞く。
ニジカ「うん、そうだよ。ナクネちゃんがくれたの」
マオ「そっか……あの子はムゲン地獄に行ったんだね」
ニジカ「何でそれを」
マオ「ここを見て」
マオくんがメダルの中心部分を指差す。
そこには∞のマークがついていた。
探偵ユーリ「それはムゲン地獄に行った妖怪のメダルの召喚封印の印ね」
剣客・初美「成程、あいつは罪を償うのか」
決闘者えすぴ「きっとそれがいいよ」
虹歌姫がパン、と手を叩く。
虹歌姫「さぁ、皆さん。現代に帰りましょう!」
清々しい気持ちで帰ろうとしたが、違和感を感じていた。
あれ、なんか、体が軽い?
腕をぐるりと一回転。
ニジカ「わー!左肩動いたー!?」
フミカ「ニジカちゃん、今更気づいたの!?」
あんなに焼け焦げていた腕や、ビームで受けた傷、なんなら倒れた時にできたあざまできれいさっぱりなくなっていた。
驚きのあまり某サーバルキャットが乗り移った気がする。
虹歌姫「回復妖術で何とかしました。にしてもなかなか酷い傷でしたよ」
ニジカ「ありがとう、虹歌姫。そりゃ無理もないよね。腕を焼かれてビームを喰らったら、普通の人間でも治るかどうかわからないもんね」
その後入口の方へ向かい、怪魔を制御していた妖怪達にお礼を言った。
皆も疲れてはいたけど、やり切ったというような顔だった。
せっかくこんなにたくさんの友達と出会えたんだから、なにか思い出に残ることがしたい。
そう考えていた私の思考に、電流が走る。
ニジカ「そうだ!」
マオ「虹花ちゃん?」
ニジカ「ねぇ、現代に帰ったらやりたいことがあるんだけど……」
今回はここまで!では!
- Re: 妖怪ウォッチ〜3つ目の妖怪ウォッチ〜 ( No.160 )
- 日時: 2017/12/23 17:04
- 名前: 若紫 (ID: JLwNROZ9)
こんにちは
とうとう最終話になりましたね!
ナクネちゃんもほんとは良い子だったんですね
話が変わりますがオリキャラ投稿します
お稲と同じぐらいのときに考えていたキャラです
春風 二葉 (はるかぜ ふたば)
女
プリチー族
容姿
茶髪でピンクのワンピースと黄緑のカーディガンを着ている
性格
とにかくのんびりしている
あともう一人
夏木 陽子 (なつき ようこ)
女
イサマシ族
容姿
黒髪をポニーテールにしていて男っぽい袴をはいている
顔はとてもきれい
性格
名前とは違っておとこっぽい
お稲とふぶき姫と二葉と陽子四人で季節の四妖怪みたいな感じで
お稲が秋でふぶき姫が冬で二葉が春、陽子が夏って
クラブで考えてたんですけどどうですか?
ダメかもしれないけどよろしくお願いします!
- 妖怪ウォッチ〜3つ目の妖怪ウォッチ〜EP14-2 ( No.161 )
- 日時: 2017/12/24 19:57
- 名前: ちーちゃん (ID: 4rycECWu)
こんばんは!
皆さんメリークリスマスです!
昨日徹夜で最近の推しCPを色鉛筆とコピックで描いていました。
普段デジタルかペンとコピックだけでやってるので楽しかったです。
ではコメ返!
若紫さん
オリキャラありがとうございます!
サブクエストにてお稲ちゃん、椿姫とセットで出したいと思います!
では最終章の最終話、どうぞお楽しみください!
〜最終話 友達と不思議な日常〜
ニジカ「それじゃあ、過去と現代を救った私達に!」
「「かんぱーい!」」
団々坂のおんぼろ屋敷をつづらチュン太夫に貸してもらい、打ち上げ会なるものを行っていた。
どこから持ってきたのか分からないテーブルの上には、みんなで持ち寄ったジュースやスイーツにスナック、和菓子と駄菓子も用意されている。
なんならフミカちゃんなんて、手作りのクッキーを焼いて持ってきてくれたの。凝ってるし美味しい!
百鬼姫「それにしても、私が留守を任されている間にそんな事があったのか」
連れて言って欲しかったとりんご飴を頬張りながらほっぺたを膨らませる百鬼姫。
オロチ「1週間ほど妖魔界を抜けていたから仕事がたんまり残ってるぞ、マオ」
マオ「ちょっとは遊ばせてよ……。オロチってば帰ってきてからずっとそれだよ」
まだ始まったばかりだというのに、マオくんは少しだけ疲れたような表情をしていた。
次期閻魔大王の仕事も大変なんだなぁ。
ケータ「それにしても、結局妖怪大戦が起こった理由がわからなかったけど、なにがあったの?」
ケータくんは早速開けたスナックをかじりながら、土蜘蛛と大ガマに聞く。
土蜘蛛「お主らは妖怪に元祖と本家があることを知っているな?」
フミカ「あぁ、うん。そんなのあったね。それとなにか関係があるの?」
土蜘蛛「我らが二つの派閥に分かれたのは、閻魔大王様に献上する饅頭を粒餡にするかこし餡にするかで揉めていたからだ」
「「そんな理由!?」」
大ガマ「そんな理由ってなんだ!これは重要な問題だったんだぞ!?それでこし餡派の本家と粒餡派の元祖に分かれたんだ」
土蜘蛛「だが、我らの仲間……ほぼ直属の部下と言ってもいいな。あ奴らは怪魔が化けていて、我らに戦いをするように仕向けたのだ」
大ガマ「一本取られたよな。途中で気づいて倒そうとしたら、あの双子が来て返り討ちにあったってわけだ」
フユニャン「なるほど、オレらが来た時がちょうどその状態だった訳だな。怪魔によって歴史が変えられたせいで、60年後の今に異変が起こったってことか」
話を聞いてようやく納得できた。
ケータ「ありがとう、2人とも」
土蜘蛛「礼を言うのは此方の方だ。ところで……お主らはどちら派だ?」
フミカ「どちらかって?」
大ガマ「決まってんだろ、饅頭の餡だよ!」
虹歌姫「……でしたら、こちらの箱をご覧になられては?」
虹歌姫が指した元祖と本家の饅頭箱には、饅頭があと一つずつしか残っていない。
マオ「おあいこだね。
あ、そう言えばこの間、また元祖と本家の妖怪がカレーパンの取り合いでもめてたらしいからよく言ってやって」
土蜘蛛・大ガマ「かれーぱん?」
聞いたことない名前に首を傾げる二大大将。なんかかわいい。
ウィスパー「こちらですよ、どうぞお召し上がりください」
そう言ってウィスパーが二つカレーパンをだす。
カリカリに揚げられたパンから香ばしい香りが漂う。うう、私も食べたい。
土蜘蛛「……うむ、美味であるな!」
大ガマ「おう、美味いな!」
大将達がガツガツとカレーパンを平らげていく横で、ケータくんがウィスパーと話していた。
ケータ「それにしても、ウィスパーよく買ってこれたね」
ウィスパー「これでも敏腕執事ですから」
キメ顔でウィスパーが言うとケータくんが苦笑いした。
ニジカ「それで……これから皆はどうするの?」
私がそう聞くと、鳰が答えた。
鳰「実はね、とある妖怪……メリケン妖怪にバスターズをやらないかって誘われてるんだ」
剣客・初美「俺らと十文字学園もな」
一谷風介「美術部+@はともかく、姉ちゃんと十文字学園がバスターズってなかなか似合わねぇよな」
風介がそう笑いながら言った瞬間、鳰が鎌の先を風介の喉元に突きつける。うっわ刺さりそう。
鳰「風介、何か言った?」
一谷風介「ナンデモゴザイマセヌ」
鳰はならいい、と笑顔で言ってまた話を続けた。
鳰「ま、僕が今までしてきたことの罪滅ぼしになればいいなって。引き受けることにしたよ」
虹歌姫「そうなのね、じゃあ困ったことがあったらお願いしちゃおうかしら?」
百鬼姫「それが良い、かげむら医院からたまに厄介な妖怪が出てくるからな」
電子コア「その度に呼ばれてたらキリがないな」
電脳アキ「仕事だから我慢我慢、ストレス解消にもなるし!」
談笑しながら、これからの話を続けていく。
オロチ「邪鬼姫、鬼姫。お前達はどうするんだ?」
邪鬼姫「そうね、少しムゲン地獄に行ってくるわ」
少し上を向きつつ邪鬼姫は答えた。
ケータ「どうして?」
鬼姫「聖光姫と話をするためだよ」
危険じゃないかと誰もが思うなか、影オロチが口を開く。
影オロチ「奴は今、収容中の身。流石に手を出す真似はしないはずだ……」
邪鬼姫「私たちを妖怪にした理由、そしてあの人が妖怪になった理由でも聞きにいこうかなって。きっとあの人、暇してるでしょうから」
鬼姫「そしたら、私たちが昔住んでた村も行こうよ」
ケータ「俺らも行ってみたい!」
ケータくんが元気に手を上げる。
鬼姫「じゃあおいでよ!」
フミカ「え、いいの?わぁ、いろんなところに行けるね、楽しみだなぁ!」
ニジカ「じゃあもういっそ旅行行っちゃおうよ!」
マオ「それいいね!」
どこに行こうか、なんて旅行の計画を立て出す。まず、ナギサキに行って、ケマモトにも行って、それから……。
なんて考えていると虹歌姫とオロチがやけに深刻そうな表情で妖怪パッドを見ていた。
ニジカ「……虹歌姫、オロチ、どうかしたの?」
オロチ「まずい事になった」
虹歌姫「今までの事件により、ムゲン地獄が解放されています」
「「え」」
フミカ「去年閉じたよね?また開いちゃったの?」
ニジカ「えっ、ムゲン地獄って、ナクネちゃんがいるところだよね……?」
オロチ「そうか、ニジカは知らなかったか。ムゲン地獄は重罪人を閉じ込めておく、人間でいう謂わば刑務所のような場所だ。普段は封印されており、そういった妖怪を出さないようにしている。恐らく、今回の犯人たちが収容された際にまた開いたのだろう。
……そして更に、その上へ続くアミダ極楽も解放されているらしい」
「「ええ!?」」
ケータ「また新しいものが……」
ニジカ「……どうしよっか?」
マオ「早く閉じるべきだとは思うけど……まだ夏休みらしいことしてないよね」
フミカ「うん、まだまだ遊び足りないもん。ムゲン地獄が開いたんだったら前みたいに夏休みが続くんでしょ?」
ケータ「それだったらいろんなところに行けるね!よーし、みんなでもっと遊ぼう!」
「「おー!」」
**
ニジカ「虹歌姫ー!百鬼姫ー!そろそろ出かけるよー!」
虹歌姫「はい♪」
百鬼姫「今日はどこに行くのじゃ?」
ニジカ「今日はねー……」
これからも、こんなごく普通の日常は続いていく。
???「……これが、宇宙と交信できる宇宙ウォッチ……!」
そして今日もどこかで不思議なことが起こってる。
マオ「ねぇ、あの子じゃないかな?」
今日も誰かが不思議な日々を過ごしてる。
フミカ「あなたにも妖怪が見えるの?」
変なものが見えるのは嫌なことかもしれない。
ケータ「俺達も見えるんだよ」
でも、それをもっと見てみたいって思って!
ニジカ「ねえ、友達になろうよ!」
そしたらもっと世界は楽しくなるよ!
だから君も!
「「不思議な日常へようこそ!」」
妖怪ウォッチ〜3つ目の妖怪ウォッチ〜 完
- 妖怪ウォッチ〜3つ目の妖怪ウォッチ〜あとがき ( No.162 )
- 日時: 2017/12/25 11:15
- 名前: ちーちゃん (ID: 4rycECWu)
皆さんこんにちは!
という訳で、「妖怪ウォッチ〜三つ目の妖怪ウォッチ〜」お楽しみいただけたでしょうか?
去年、今年とほぼ更新せずにいましたが、何とか最終回まで辿り着けました。
見守ってくださった方々、約3年間ありがとうございました!
あとですね、皆様に応募していただいたのにも関わらず、本編に登場していないままのオリジナルキャラクターがいます。
そこで『サブクエスト』という名目で、彼らが登場するストーリーを書いていけたらいいなぁと思っております。
という訳で、この投稿をもちましてオリジナル妖怪の投稿を締め切らせていただきます。
皆様ご応募ありがとうございました!
にしても、3年間で自分もだいぶ変わったなぁと思います。
特に文体。地の文を書くようになったり、効果音を台詞の後に半角カタカナで書かなくなったり、台詞に顔文字入れたりしなくなったからね、だいぶ読みやすくなったんじゃないかなと。
一番最初の頃の投稿見直して、すべて書き直して過去の自分ぶん殴りたいなって思うレベルです。
ニジカ「作者のボカロオタクが増しーの、
イナイレとハイキューとあんスタにはまって夢女子になりーの、
文ストとプリパラにはまってNL大好きおばさんになりーの」
やめて、何そのトツギーノ的なの。懐かしすぎ。
いや、あのですね、違うんです。NL尊くて、うん。ごめんなさい楽しくて二次創作どころか三次創作してました。
ケータ「……それは置いといて、この作品の時系列にいちばん近いのはどこなの?」
フミカ「確かに。ウバウネが出てきてるから元祖本家かな?」
この作品はゲラゲラ奈落リゾートが出てきてるから一応妖怪ウォッチ2真打の時系列。
ケータくんとフミちゃんが2人とも同時にウィスパーに出会い、妖怪ウォッチを持つというパラレルワールドの話です。
なんで2人にウォッチを持たせたかというと、2人が持っていたら、きっと楽しいんだろうなぁと思ったから。
書き忘れてましたが、実はケータくんとフミちゃんは既に二人のおじいさんに出会っており、妖怪ウォッチ零式を所持しているっていう設定でした。本編じゃガン無視でしたが……。
で、そこに主人公である虹花が加わるのはわかるよね。
マオ「じゃあ、なんで僕をメインメンバーにしたの?」
理由は単純、マオくんめちゃくちゃいい子で可愛くて好きだったのでどうしても出したかったから。
マオ「……うわ」
引かないで!
閻魔大王の息子という設定があったので、ゲームでは主人公に大切な役割を任せていたからってのがある。
だから、加わったらアニメでは役に立たないウィスパーの代わりにガイドをしてくれるだろうと思ったのが理由です。
ウィスパー「ちょ、作者辛辣すぎです」
で、ちょうど2が発売された当たりだったから、ラスボスをウバウネの娘という設定の、オリジナルキャラクターであるナクネにした訳だ。だからウバウネが2の事件を起こした理由が原作と違うわけです。
まあパラレルワールドということでよろしく。
あとですね、話の流れ的に美術部+@が出てきたあたりでおかしくなりました。
美術部+@「「えええええ!?」」
妖・ちひろと出会ったところで友達にするための試練を言い渡したんだけど……それをクリアするのに虹花たちが一年もかからせたことかなぁ。
マオ「僕たち5年生なのに、6年生になってたよね」
謂わばカゲロウデイズ時空であるゲームの設定じゃ、絶対にありえないことやってます。
戦闘シーン書けないことに気づいたから、面倒臭くて、試練かっ飛ばしたんだよね。
ケータ「妖怪ウォッチのメインであるRPG要素書けないのにこれ書いたの!?」
ごめんなさい!妖怪ウォッチ見てて楽しくて書きたくなったの!
ちなみに最終回までのプロットを考えてたあたり(受験前)に、妖怪ウォッチの映画第二弾が公開され、エンマ大王が登場したわけですよ。
当時の私「まさか……マオくんのお父さん!?え!?復活!?」
そんな訳ありませんでした。
受験前で映画を見に行けなかったため、ストーリーを全く把握出来ていなくて、3の追加クエスト見るまで本当に復活したもんだと思っていました。
当初はナクネ討伐後、エンマ大王の生存が確認され、3のストーリーに繋げるつもりだったんです。そしたらさ。
ケータ「アメリカ行きました」
フミカ「女主人公クビになりました」
これだよ!別れないでよ!!おい公式!!!
しかもエンマ大王は閻魔大王の孫だってぇ!?
と、荒ぶりーの。
そんな訳でだいぶ暴走。
3のストーリーをベースにした小説の続編を断念した理由は三つです。
一つ目、イナホちゃんと虹花の設定が被っていたこと。
まさかオタクが被るとは思っていなかったです。ここはベクトルの違うオタク仲間とでもしておくか。
二つ目、ケータくんがアメリカに行った事。
アメリカサイドにケータくんとフミちゃん、日本サイドにイナホちゃんと虹花、と言うように2人ずつにする気でいました。難しいなと思いつつ、片方ずつのサイドで書くかということにしていました。
三つ目、マオくんがゲームにいない事。
3でも同じようにガイドをしてもらおうと思っていたら存在がないっていう。
虹歌姫「そう言えば3の実況見てて『マオくん?マオくんどこ?どこ行っちゃったの?なんで鍵持ってんのおっちゃんなの?ねえ?』ってめちゃくちゃ嘆いてましたもんね」
そうなんだよねー。
追加クエストにて、エンマノートで存在抹消されてたって言うのを見てリンリィ(リアルの方)に愚痴りにいきました。リンリィ、その節はサンクス。
で、そうなると設定持続など、色々もう難しいなって思い、諦めました。
この作品では、エンマ大王はマオくんのあとに閻魔大王の座に着く予定の設定だったりします。
あと、先日自作のオリジナルキャラクター数えたら何人だったと思う?
フミカ「(ブル〇ンちえみかな……)35人?」
嘘、19人。
全「「多すぎ」」
サーセン、創作意欲高くしすぎました。
で、最終回で語られた自作キャラ達のバスターズについて、サブクエスト名目で考えている自作キャラたちのバスターズには、ひとりオリキャラが出ます。元は中学時代の先輩です。
全「「増えた」」
そこは追々書いていきます☆
あと、サブクエストについて。
サブクエストは最終回後の虹花達の夏休みの話です。夏休みに終わりが来ない、ゲームのメインストーリークリア後の話とでも思っていただければ。
今まで応募していただいたオリジナルキャラクターはもちろん、メリケン妖怪など公式の新妖怪も出していけたらいいなと思っています。
で、ここでメインキャラがもう一人追加というわけです。
イナホ「ちわっち!皆様長らくお待たせいたしましたぁ!未空イナホ、只今参上であります!」
はい、この小説では四つ目の妖怪ウォッチ所持者である、イナホちゃんです!
本編には最終回で「???」として登場したわけですよ。3ではメインで活躍していただく予定でしたが私が無理でした!
イナホ「ちょっとぉ!」
まぁそんな訳でサブクエストではどったんばったん活躍していただく予定です。
サブクエストの方が最後を迎えた際には、またこういったあとがきっぽい話をしたいと思います。
まだまだ長くなるとは思いますがお付き合いいただければ嬉しいです。
ではまた!
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39
この掲示板は過去ログ化されています。