二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!!【完結】
- 日時: 2020/05/26 22:10
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1332
どうもです、灯焔です。
マイペースに我が道を進んでいく逃走中#CR03!前回異世界のゲートが完全復活し、ボルテージも盛り上がりも限界突破中!
今回の舞台は、某カービィの大乱闘ゲーとも呼ばれる『カービィ バトルデラックス!』より『バトルデラックス会場』。デデデ大王がカービィを倒す為用意したエリアで、逃走者とハンターとの駆け引きが三度、始まる―――!
前回、遂に道化師が動き始め緊迫した様子の運営本部。どうやら彼ら、『JOKER』が生きていると断定し魂を消滅させようと動き始めているようで…。果たして『JOKER』、どこにいるんでしょうかねー。
ミニドラマはカービィ&バンワドがバトルデラックスで大暴れ!コピー能力を駆使して、逃走者の力も借りデデデ大王の罠をかいくぐって優勝せよ!
神々、人間、魔族。それぞれの思いが交差し世界は更に変化を遂げていく―――。
<ルール>
逃走エリア:『バトルデラックス会場』
デデデ大王がカービィをコテンパンにやっつける為、自ら創り上げたアトラクションが豊富なエリア。
本来は10個のアトラクションに挑戦できるのだが、今回は逃走中verの為、デデデ大王と運営本部によって選ばれた5つのアトラクションとエントランスを繋いだ逃走エリアとなっている。
また、『地下には会場を創ったデデデ大王ですら分からない秘密』があるのだとか…?
エリア詳細 >>1
ミニドラマ紹介 >>2
逃走時間:80分
賞金:48万(1秒100円)
ハンター:初期4体(OPゲーム会場のハンターボックスに2体)
<参加者>
【pop'n musicシリーズ】より (3人) 詳細>>3
DTO
ハジメ
ジャック
【ファイアーエムブレムシリーズ】より (3人) 詳細>>4
エリウッド
ヘクトル
リンディス
【白猫プロジェクト】より (3人) 詳細>>5
チタ・チタ
クレア・スチーブンソン
シェリル・コーエン
【ハイキュー!!】より (3人) 詳細>>6
日向翔陽
影山飛雄
月島蛍
【ぷよぷよシリーズ】より (3人) 詳細>>7
アルル・ナジャ
アミティ
あんどうりんご
【作者枠】 (3人) 詳細>>8
おろさん
Ga.c=evo.
konakun.
【逃走中#02 MVP】 (2人) 詳細>>9
七海千秋
キュベリア
計20名
逃走中#CR04 次回作出場権(シード枠)争奪予想アンケート実施中!
※締め切りました
逃走中#CR04 次回参加者募集中! 逃走&確保MVP投票受付中!
※締め切りました
作者枠発表 >>135
※『お手伝い』として参加してくださる方向けの案内※
版権キャラ応募用紙 >>136 ※5/25(月) 20:00まで
◎AfterBreakTime
①『新しい希望の朝』 >>10
②『全知全能を司る神』 >>26
③『炎の紋章を掲げて』 >>39
④『その蒼き目は何を見る』 >>47-48
⑤『我ら、虚構の魔術師』 >>67
⑥『全知は語る、全能は悟る』 >>72
⑦『はじまりの作戦会議』 >>79
⑧『幼き姿の神』 >>82
⑨『救出作戦、始動』 >>98
⑩『道化師と呼ばれた男』 >>103
⑪『勝ってくるぞと勇ましく』 >>109-110
⑫『打ち上げパーティ』 >>141-142 >>145-146 >>149
以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。
- Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.77 )
- 日時: 2020/05/06 22:10
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
どうもです。灯焔です。
ポップンのサブタイトルが『peace』で本当に良かったと思った本日でございます。いちかちゃん、あの候補を言っちゃうは正直余計だと思うんだぼく。
あの独特のスタイルの音ゲー、潰えさせるわけにはいきません。折角勢いを取り戻しているのですから、変に変化球を作らず王道進化で作品を紡いでいってもらいたいものです。
>>おろさん 様
どうもです。コメントありがとうございます!
デデデが洗脳されている可能性が高まりました。まずいですよこれは!きっとカービィ達が何とかしてくれるはずなので、彼の無事を祈っていてください。
そしてミッション③。OPゲームで出したコピーカービィが下手すりゃ全て通報部隊になってしまうという鬼畜ミッション。果たしておろさん様はクリア出来るんでしょうか?!
>>YUMA 様
どうもです。コメントありがとうございます!
デデデが道化師に操られている可能性が高まりました。原作でも外部の出演でも操られ過ぎや彼。そしてミッションですが、アトラクションを突破してもランダムでアラーム解除なのがネック。そのせいでGa.様が無念の確保…。ランダムって怖いですね。
そしてマホロアによってえむぜさんとソティスさんが捕まってしまいました。地下で処刑されるかもしれない…。おお怖い。
あれ?ヴィルさんが『JOKER』だって伏線は#CR01から結構貼ったような気がするんですが…。特に#CR02の途中…クルークと話した時にもう1人に絞れるようヒントは出していたのですが。逆にYUMA様は誰を『JOKER』だと思っていたのか興味がございます。
通報部隊の恐怖はご存知かと思います。可愛い顔して怖いことしやがります。カービィ自体は攻撃してこないので、帽子を取ること自体は簡単です。どちらかというと、帽子を取る過程でハンターに捕まらないかがここのミッションのキモになりそうですね。
いつも暖かいコメントありがとうございます。執筆の励みになっております。
- Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.78 )
- 日時: 2020/05/06 22:10
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
ハンターのターゲットは――――――
ROCK ON 【LYNDIS】
ピーーーーーーーーーーーー
リン「私なのね…!」
ハンターの視界に捉えられたのはリンディス!
負けるわけには行かないと豪語していた彼女、ハンターを前にして興奮しつつも逃げるスピードを上げます!
~バトルロイヤル会場~
リン「ここは…まだコピーカービィがうろついているわ。でも、構っている暇はない!」
ハンターME「…………!!」
ダッダッダッダッダ!!!!
バトルロイヤル会場には消滅させられていないコピーカービィがうろついていました。
ハンターに追いかけられていなければ積極的に消滅に動いたのですが。今そんなことをしていては捕まってしまいます。
彼女は次の会場へ走ろうとそのまま通路を通ろうとします。しかし―――
ウィップ『ぽよ?』
リン「えっ?きゃあっ!」
ドシンッ!
なんとリンディス、目の前に現れたコピーカービィに躓いて転んでしまいました!
きょとんとしたままコピーカービィは彼女を心配するでもなく去ってしまいました。すぐに体制を立て直すも後の祭り…。ハンターは彼女のすぐ背後まで迫ってきていました。
ポンッ
【33:50】
リンディス 確保 残り10名
リン「この私が捕まってしまうなんて!もっと足元をよく見るべきだったわね…」
コピーカービィの邪魔のせいで確保!こんなこともあるもんですねぇ。
非常に勿体ないです。
~ぽいぽいトレイン会場~
konakun.「メールはこれでよし、と。リンちゃん、大丈夫かな…」
一方、リンディスと別方向に逃げてハンターの魔の手を回避したkonakun.。彼女との約束通り、メダルの件についてのメールを一斉送信し終えたところでした。
彼女のことを心配していましたが、その不安が現実になるように通達が鳴り響きます。
ピリリ ピリリ
konakun.「『リンディス 確保 残り10名』 あの足の速さでも捕まるなんてー!…このままじゃ逃げ切れるか不安になって来たし、そろそろここらで自首でもしてみようかなぁ」
自首ですか?確かに失敗してしまえば大量のコピーカービィの恐怖に怯えながら逃走を続けなければならない為、選択肢の1つとしてはありです。
konakun.「そういえば、自首した時ペアの人はどうなるの?」
確か、ペアの相方も一緒に自首扱いになってゲームから離脱するルールだったはずです。konakun.は青いベストを着ているので、アルルを巻き込んで『自首成功』という扱いになりますね。
konakun.「やっぱそうなるかー。ペアの誘い断っとけばよかったかなー」
自首の可能性を示唆するも、アルルも巻き込んでしまうということを知り躊躇してしまうkonakun.。
そんな彼に再び迫る影が――――――
ハンターDD「…………!!」
ダッダッダッダッダ!!!!
ROCK ON 【KONAKUN.】
ピーーーーーーーーーーーー
なんと、別のハンターに見つかりました!逃げようともハンターとの距離は目と鼻の先。
この距離でkonakun.の総力では逃げられるはずがありませんでした…。
konakun.「距離が近い!いや無理無理タスケテくぁwせdrftgyふじこlp!」
ポンッ
【33:14】
konakun. 確保 残り9名
konakun.「ツカマタ、そんな気はしてた…疲れグハッ。油断してたところにありゃないよ…」
まさかの追われた2人が連続確保!これは一波乱置きそうです…!
ピリリ ピリリ
おろさん「えっ、こんなに早く通達?!『konakun. 確保 残り9名』 …残りの作者陣僕だけだーーー!!」
エリウッド「FE勢も残り僕だけだね。…彼らに恥じないように、最後まで生き残らなくちゃ」
ジャック「くそっ、リンディスの奴…。10人切ったのか。ここに来て凄い勢いで減っていくな…。帽子を取るスピードを早くする為動かないとな」
アルル「うわーーん!konakun.さーん!」
クレア「ベストを着ている方もどんどん捕まっています…!ハンター、怖いですー!」
まさかの連続確保!いつのまにやら残りの逃走者も10名を切りました。
なんとかコピーカービィの通報部隊化は避けたいところですが…。頑張れ、逃走者!
- ABT⑦『はじまりの作戦会議』 ( No.79 )
- 日時: 2020/05/06 22:11
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
さーて、MZDとソティスの居場所が分かった今、救出する為作戦会議をしましょう!
その前に、ベレスがみんなに言っておかなければならないことがあると言います。何でしょうね?
------------------------
~メインサーバ~
マルス「ごめんね。遅れちゃった」
ヴィル「作戦会議だったな。時間が惜しい、早く始めよう」
アクラル「サクヤの言った通りとんでもねー切り替えの早さだな。さっきまであんなに焦ってたのによ」
ヴィル「焦ってばかりでは周りが見えていないと真上から水をかけられてな。お陰で目が覚めた」
アカギ「さ、寒そう…」
サクヤ「実際に水をかけたわけではありません。変な想像をしないでください。…お待ちしておりました。それでは、作戦会議を始めましょう」
ヴィルヘルムとマルスがメインサーバへと入ると、既に彼ら以外の運営本部が全員揃っていました。
今回は緊急事態だということで、ゼウスとルーファスも特別に会議への参加の許可を貰っています。…立ち話も早々に、サクヤは今回の『作戦』についてみんなに話を始めました。
サクヤ「―――今回、我々が成し遂げなければならない事項は2つ。『えむぜさんとソティスさんの救出』、そして『フェルディナントさん、マリアンヌさん、エフラムさんの洗脳解除及び保護』です。…しかし、総出で処刑場へと向かってしまえば『道化師』に本部がまたいつ襲われるか分かりません。そこで、今回は『処刑場へ向かい救出活動を行う軍』と、『拠点である運営本部を守護する軍』の2つの軍に分けたいと思います」
霊歌「なるほど!『救出組』と『守護組』ってことね!」
クルーク「どうして短縮したがるのかな?」
jun「軍とか堅苦しいよ!その呼び方に僕も賛成!…って、呼び方の話をしてるんじゃなかったよね。サクヤさん、救出組はやらなきゃいけないことが2つあるから、『人数の比率を多めに』した方がいいかもしれないよ?」
サクヤ「私もそう思っておりました。洗脳されている3名がえむぜさんとソティスさんに危害を加えないとは限りません。…ですので、人数の比率を『7:3』程に分けたいと思います。まず戦えない皆さん、それから今回お手伝いに来てくださった異世界の方々は私と兄貴と共に『運営本部の守護』をよろしくお願いいたします」
ニャミ(j)「えーっ?!サクヤさんの世界のミミがあんなに落ち込んでたのに黙ってられないよ!あたし達戦えるし、加勢するわよ?!」
ミミ(j)「そうだよ!あのマホロアって奴に今凄く腹が立ってるんだから!ここの世界の私を、あんなに悲しませて…許せないの私達!」
アクラル「待った待った。相手は俺達の理解の未知数の相手なんだぜ?そんな相手にただ怒りだけで戦って、重症どころじゃない怪我を負ったらどうする?元の世界に帰れなくなるなんて嫌だろ?俺達にはお前達を『ゲーム終了まで怪我させない』っていう責務があるからな。得体のしれない場所には連れていけねぇ」
jun「…ミミ、ニャミ。気持ちは僕も痛いほどわかるし、MZDとソティスさんを助けたいのは僕も一緒。でも、今回はお願い!ここで僕達と一緒に運営本部を守ってくれない?」
タイマー(j)「僕からもお願いするよ。君達が怪我しちゃったらミニッツにどんな顔すればいいか分からないし…。ニャミちゃんが傷付くの見たくないし…」
サクヤ「心配しなくとも大丈夫です。私が言うのもなんですが、本部にはとても強い精鋭が揃っています。―――『本気を出せば、世界すら壊してしまうレベル』の方々だっているのです。それでも行きたいというのならば私は止めませんが。ミミさん、ニャミさん、どうしますか?」
目の前で悲しむサクヤの世界のミミを目の当たりにしてしまったjunrisの世界のミミニャミは、自分達の怒りをどうにかして道化師にぶつけたいと考えていました。しかし、相手は未知の敵。お手伝いとして来てくれてはいるものの、あくまで『お客様』。怪我をさせるわけにはいきません。
作者であるjunrisとタイマーの説得、そしてサクヤが彼らの言葉を後押しするように優しく彼女達に語りかけます。彼女達はしばらく押し黙っていましたが、彼らの説得に折れるように小さく頷きました。
サクヤ「霊歌さん、ねこさん、そしてjunrisさんはコハクさん、罪木さんと排球部の皆さんと共に後方支援を。ミミさんとニャミさんは私、兄貴、石丸くん、田中くんと共に本部の護衛…そして、ゲームの運営の補佐をお願いします」
霊歌「分かったわ!みけ、後方支援だって!がんばろうね!」
ねこ「いっしゅくいっぱんのおんぎ……はたします……」
罪木「それはちょっと違うと思いますぅ…」
石丸「ご飯を食べさせてもらったんだから半分は意味が合っているのではなかろうか。いやそういうことではない!…とにかく、僕達のやるべきことは『運営本部にもう1mmたりとも敵を攻め込ませないこと』だ!とどのつまり防衛戦というわけだな!」
西谷「おー、防衛戦か!なんかスゲーことになってきたなぁ!」
黒尾「盛り上がってるトコ悪いけど、ノヤクンは戦えないから後方支援よ?」
西谷「分かってますよ!言ってくれればやれることはじゃんじゃんやるから、頼りにしてくれよな!」
サクヤ「それは頼もしい。その他の皆さんは…霊歌さんの言葉を借りて『救出組』といたしましょう。準備が整い次第処刑場へと向かってください。そこで、『3人の洗脳を解く時間稼ぎをする組』と、『えむぜさんとソティスさんを救出する組』に分かれてください」
ジョマンダ「分かった。…サクヤ、引っかかる言い方だな。『時間稼ぎ』なんて。どういうことだ?」
天の声もそこに引っかかっておりました。ジョマンダが質問をすると、サクヤは少し考えた後みんなに向かってこう返しました。
サクヤ「ゼウス様。彼らが洗脳されている原因…恐らく、現在逃走エリアにいらっしゃるデデデ大王と『一緒』だということで正しいのですよね?」
ゼウス「…困ったことにのう。そして、彼奴等を操っている『原因』…。ドラマの時に出てきた『紫色の壺』なのじゃ。つまり…あの大王を何とかせねば洗脳は解けぬ」
リピカ「つまり、私達に『原因を何とかすることはできない』から、サクヤは『時間稼ぎ』って言ったんだな」
サクヤ「そういうことになります。…先程も伝えました通り、洗脳されている3名がえむぜさん、ソティスさんを襲う可能性がございます。処刑場に到着しましたら、素早く二手に分かれて行動してください」
マルク「分かった!ボクはマホロアがジャマしそうな方につくからな!」
ベレス「…そのことなんだけど。サクヤ、自分から言いたいことがあるんだ」
サクヤ「伺いましょう」
ドラマパートでコピーカービィを暴走させた原因であるあの『壺』。確かデデデ大王がいる場所にありましたね。その壺が原因で、デデデ大王を含む4人が洗脳されていましたとゼウスは進言しました。
つまり、『原因』を排除できるのは逃走者のみ…。つまり、本部と逃走中が一体となって動かなければ彼らを救うことは出来ないという訳ですね。
サクヤは素早く二手に分かれることを伝えた後、『言いたいことがある』というベレスの発言を聞くことにしました。
ベレス「―――まだ、みんなに言ってなかったことがあるんだ。ソティスのことなんだけど…。ソティスは元々『幽霊体』で、この世界に混ぜられてから実体を得たことはみんな知ってるよね?」
マルス「うん。本人もそう言っているし、ぼくもそう思っているけど」
ベレス「自分も最初は『全員に』見えていると思っていたんだ。だけど…違った。1回目の逃走中が終わった後、エーデルガルト達に一緒に声をかけに行ったんだけど…。彼女達には見えていなかった。つまり、『ゲーム中の逃走者』と『運営本部に関わる者』にしか姿は見えていなかったんだ」
jun「確かに、打ち上げの時にはベレスさんしかいなかったような…。その時も、近くにソティスさんがいたの?」
ベレス「うん。元々ソティスは私の心の中にいた存在だからね。この世界に飛ばされて、実体を得た後も…雛鳥のように自分の後を付いていっていたのはよく覚えてるよ」
エイリーク「ですが…。マホロア殿は、神様とソティス殿を『両方捕まえて』、処刑場へと行ってしまいました。『道化師』の皆さんにも見えているのではないのですか?」
ベレス「今回言いたかったのはそこなんだ。どうして彼らにもソティスの姿が見えていたのか…。『道化師』側で自分達にまつわる『何か』を知ってしまったか、とか…。ソティスを捕まえられた以上、自分達の思っている以上に彼らは『情報を得ている』可能性は高いんだって伝えておきたくて」
サクヤ「そうですか…。貴重なご意見ありがとうございます」
ベレス「そこで自分から提案があるんだけど…。『神様とソティスを助ける軍』の比率を少なくしない?時間稼ぎの方に人数を多くして搖動して、道化師達の目を欺いている間に最少人数で救出に向かった方が素早く動けるよ。救出は自分とヴィルヘルム、あと…マルスの3人で行こうと思う」
クルーク「えっ?3人で大丈夫なの?!」
ヴィル「…いや、私もそうしてもらった方が有り難い。寧ろ救出に人数を割いてしまうと、一度の失敗で全てを失う可能性があるからな。それに…『処刑場』を知っている者の動く範囲は別々の方がいいだろう」
サクヤ「なるほど。ヴィルさんには地下の『処刑場』の封印も解いてもらわねばなりませんし…。分かりました。『2人の救出』は3名に任せます。その他の皆さんは、処刑場に付きましたら洗脳中の3名を搖動し、大いに暴れてください。ただ、戦闘は最小限にとどめてください。我々の目的は『勝利』ではありません。あくまでも『救出』と『保護』が最優先です。目的を果たし次第、迅速に本部に戻ってきてくださいね」
ニア「…あら、釣れませんのね?サクヤのことですから…『殲滅させるまで暴れてください』とでも仰られるかと思いました、わ」
サクヤ「それは昔の話です。今は…沢山の世界が混ざってしまった『今』は、昔とは事情が違うのです。守らねばならない『世界』がそこにあるのならば、私は全力で守り通すだけです」
一通りの動きが決まった後、サクヤは改めて作戦の説明を行います。
サクヤ「それでは作戦の一部始終を今一度説明いたします。
まず、ヴィルさんとベレスさん、マルスさんが先行して逃走中のエリアへと向かってください。『エントランス』に、デデデ大王さんのいる場所に向かうエレベーターを用意するタイミングと一緒に、逃走者の皆さんに『地下への封印を解く手伝いをしてほしい』と連絡いたします。彼らと連携後、ヴィルさんは地下への封印を解いてください」
ヴィル「承知した。逃走者が使用するエレベーターとは別のものを用意するという認識でいいのだな?」
サクヤ「はい。詳しい位置は時間になったらお知らせします。ヴィルさんが封印を解いたら、残りの皆さんで地下へと向かってください。その後、3名は『えむぜさんとソティスさんの救出』、そして残りの皆さんは『操られた3名の搖動、そして時間稼ぎ』を行ってください。フェルさん、マリアンヌさん、エフラムさんの洗脳が解かれ、えむぜさんとソティスさんを救出できたならば、必要以上の戦闘は避けて本部へと戻ってきてください」
アカギ「搖動側は俺が指揮を執る…。初めてだけど、遠慮はしないでいくから…な」
リピカ「寧ろ遠慮されたら困るのさ。ビシバシお願いするのさ!」
サクヤ「そして、私と兄貴、非戦闘メンバーは『運営本部の守護』。外敵を中に入れないよう本部の見回りを中心に行動をお願いします。霊歌さん、junさんは私と共にここに残り、ゲームの進行補助と処刑場に向かっている方々のサポートをお願いします」
jun「分かったよ!つまりはオペレーターってことだよね!」
霊歌「精一杯頑張るわ!絶対ハッピーエンドを迎えてやるんだから!」
アクラル「その他の奴らは俺が指揮を執る。しっかり言う事聞きやがれ!」
一通り説明を終えた後、サクヤは今一度深呼吸をします。
…神とはいえ精神はまだまだ子供。処刑場にいる彼らは、内に秘める恐怖がないわけではないだろう。サクヤはそう思っていました。
そんな彼らを救う為、今は動かなければ。彼女のその気持ちは、ただ『前』を向いていました。
サクヤ「―――それでは、合図次第『処刑場潜入作戦』、開始します!」
全員『おーーーーー!!!』
メインサーバに響き渡る大きな威勢のある声。それは、運営本部の心を1つにしていました。
…処刑場潜入作戦、うまく行くといいですね!
- Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.80 )
- 日時: 2020/05/07 22:05
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
【32:41】
~vsロボボンカース会場~
アルル「konakun.さんが捕まっちゃったよ~!やっぱり離れたのは駄目だったかなー…」
ペアの片方が捕まってしまいまたもや不安がっているアルル。しかし、いつまでも落ち込んでいる訳にはいきません。
この会場のコピーカービィはまだ手付かずのはず。早く帽子を取ってしまいましょう。
アルル「そ、そうだね!早くミッションをクリアしないとボクも捕まっちゃうからね!」
そう自分に言い聞かせるように呟きながら、アルルは会場をてぽてぽ歩いているコピーカービィに近付き、勢いよく帽子を引っこ抜きました。
アルル「そりゃー!」
カッター『ひぇ~ん!』
カービィの消滅を確認した後、アルルは手のひらに残った『カッターの模様が描かれたメダル』をポーチに仕舞い、素早く次のカービィの帽子も引っこ抜いていきます!
アルル「えいっ!えいっ!」
順調にコピーカービィを2体消滅成功!これはテンポよくやれば余裕を持ってクリア出来そうですね!
別の能力のカービィにも近付こうと動き出した瞬間、アルルの耳に誰かが近づいてくる音が聞こえてきました。
アルル「ここでハンターに見つかるのはまずい!一旦隠れよう!」
彼女は素早く近くの観客席の影まで移動し、近付いてくる影を見守ります。
会場へとやって来たのは―――
影山「……まだカービィが残っているな。誰かが途中半端にしてハンターに追われたのか?」
アルル「ハンターじゃ…ない?」
現れたのは影山でした。既に手元にメダルが1枚あることから、既に別の会場でコピーカービィを消滅させた後であることに彼女は気付きます。
ハンターではないことに安堵したアルルは、影山に近付き声をかけました。
アルル「飛雄くん!ミッションはどんな感じ?」
影山「アルルさんスか。ぼちぼちッス。…ここのカービィ中途半端に残ってるんスけど、もしかしてアルルさんが?」
アルル「実はそうなんだよ~。まさか飛雄くんだとは思わなくて、ハンターかもしれないって思って隠れちゃった」
影山「それはすみませんでした。黒髪だから勘違いされやすいのかもしれないッスね」
アルル「ボクこそ失礼なマネしちゃってごめんね?…あんまり話してる場合じゃなかったね、帽子を取らないと」
影山「数が減って活動範囲も広がってるみたいッスね。手分けして片付けましょう」
2人で頷くと、影山は2体のコピーカービィを追いに観客席まで去っていき、アルルは近くのステージにいる1体のコピーカービィを狙うことにしました。
彼らに気付かれないように…そーっと近づいて……2人は勢いよく帽子を取ります!
影山「はっ!」
アルル「これでどうだー!」
ハンマー『ぴぇ~ん!』
…影山の方が少し早く剥ぎ取ったのか、手元が淡く光ったのは影山のみ。しばらく様子を見ていると、『ハンマーの模様が描かれたメダル』が手元に残りました。
アルルの持っていた鉢巻は、コピーカービィが消え去ると共に消滅してしまいました。影山は素早くもう1体のカービィに近付き、鉢巻を剥ぎ取ります。それも、コピーカービィと一緒に消滅しました。
アルル「飛雄さーん!そっちは終わったー?」
影山「はい、終わりました。…アルルさんはメダルか何か手に入ったッスか」
アルル「んーん。ボクの掴んだ鉢巻き、コピーカービィが消えるのと一緒に消えちゃった」
影山「…もしかしたら、メダルは『最初にコピー能力を消滅させた帽子』からしか作られないのかもしれないッスね」
アルル「つまり、このメダルが貰えるのは『最大12枚まで』ってことかぁ~。アトラクションに参加した時に、受付係のワドルディが見せてくれたのも12枚だったからね」
影山「メダルを持ったまま確保されると…どうなるんすかね」
アルル「怖いこと言わないでよ~…」
ここに来て新たな発見が。メダルは全ての帽子から生み出されるわけではなく、『最初にコピー能力を消滅させた帽子』のみが作り出すようです。先程リンディスとkonakun.はそれぞれ1種類のコピー能力しか消滅させていませんでしたからね。
これで影山の持っているメダルは2枚になりました。
アルル「そうだ飛雄くん。今取った『ハンマー』の他に何持ってるの?」
影山「昆虫の模様が描かれているから…『ビースト』ッスかね。さっきDTO先生と一緒に一仕事してきました」
アルル「なるほど。なら、DTO先生も今1枚持っているという訳だね」
そんな話を続けている2人。―――ふと、各々のスマホが鳴り響きます。
【32:00】
ピリリ ピリリ
影山「通知か。『ミッションの通達から3分が経過した為、残りのコピーカービィの数を通知する。残りのコピーカービィの数は、14体だ。』 かなり順調っすね」
アルル「この時間で半分以上消滅させられたなら、余裕を持ってクリア出来そうだね!」
果たしてそう上手く行くんでしょうかねぇ~?前回の最終ミッション、同じようなパターンで後半失速していたような。
とにかく、残り約半数!気合を入れて参りましょう!
~バトルロイヤル会場~
七海「まだここにはいるみたいだね」
おろさん「通知が来た14体のうちのいくつかがここにいる訳だね。よーし、帽子を剥すぞー!」
七海「ひぃ、ふぅ、みぃ、…4体がうろうろしてるのかー。……んー、半分ずつでいっか」
バトルロイヤル会場にやってきた七海さんとおろさん。4体のコピーカービィを発見し、早速帽子を取りにかかります。
近くにウィップカービィがうろついていた為、近付いて帽子を取ろうとしましたが―――
おろさん「(あれ……?)」
おろさんは何かに気付きます。気付いたのは――――――?
- Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.81 )
- 日時: 2020/05/08 22:00
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
【31:41】
おろさん「あれは……」
おろさんが見つけたのは――――――
おろさん「メダル?」
なんと、観客席近くにメダルが落ちていました!
おろさんは近付き、そのメダルを拾ってみました。メダルには、『爆弾の模様が描かれ』ています。…あれ?このメダル見たことがあるような。
そうです。実は―――
------------------------
ウィップ『ぽよ?』
リン「えっ?きゃあっ!」
ドシンッ!
------------------------
リンディスが確保される直前、ウィップカービィに躓いて転んでしまった拍子に落としてしまっていたのです!
その後誰にも拾われず、おろさんがここに来るまでずっとこの場に置いてあったんですね。
誰が落としたのかは想像が出来ませんでしたが、それを大事そうにポーチに仕舞ったおろさん。そして、近くのウィップカービィの帽子に手をかけました。
そして、七海さんもコピーカービィの元へ辿りつき帽子を奪います!
おろさん「カービィには悪いけど…そりゃっ!」
七海「ぽよっとした身体が消えないのであれば、抱き枕にして寝たいですな…」
ウィップ『うわーっ!』
アイス『ぽぺーい!』
おろさんは『縄の模様が描かれたメダル』を、七海さんは『氷の模様が描かれたメダル』をそれぞれ手に入れました。無事に消滅させることが出来たようですね。
今のペースを崩さずに残りのカービィも消滅させ、2人は一旦集まることにしました。
おろさん「ふう。ここの会場のコピーカービィは全部消えたみたいだね!…なんかもったいなかったような気もするけど」
七海「枕にしたら気持ちよさそうだったもんねー。すぐ寝れそうだよ」
おろさん「そういう意味で言ったんじゃなかったんだけどな僕?!」
七海「冗談だよー。…おろさんさん、すっかり逃走者達と打ち解けたね。OPゲームの緊張が嘘みたいだ」
おろさん「それは、逃走者のみんなが良い人ばかりで…。その、言っちゃ悪いけど『裸族』みたいな迷惑をかける奴がいなかったからっていうか…」
七海「そうだねー。今回の逃走者、真っ直ぐでいい子が多いからね。そういう回に参加出来て良かったんじゃない?このまま逃走成功もしちゃおうよ!」
おろさん「うん。ここまで来たのなら絶対逃走成功したい!最初は『OPゲーム失敗したら気絶するかな』とか、『ペアが出来なかったらどうしよう』とか、不安ばっかりだった。だけど、七海さんやみんなのお陰で今はこんなに楽しめてるよ!ハンターは、ちょっと、怖いけど…」
七海「そっかー。それは良かった。私もおろさんさんとペアを組めて嬉しいと思ってるんだよ?」
OPゲームの緊張感はどこへやら、すっかり七海さんと打ち解けているおろさん。
この調子ならば打ち上げまで明るい気持ちでいれそうですね。
…そのままその場を離れようとしたおろさんでしたが、不意に七海さんに再び声をかけられ止まります。
おろさん「どうしたの?」
七海「…誰か来てる。離れて隠れよう」
おろさん「う、うん!」
七海さん曰く誰かが近づいてきている様子。彼女の提案で、おろさんと七海さんは離れた場所の観客席に隠れます。
やって来たのは――――――
ハンターBW「…………」
おろさん「(うわっ、ハンターだ…!)」
七海「(このままやり過ごせればいいんだけど…)」
ハンターが歩いてきました!まだ視認はされていないみたいですね。
そのまま黙ってやり過ごす作戦に出た2人。果たしてうまく行くか―――!
おろさん「…………」
七海「…………」
ハンターBW「…………」
おろさん「…………」
七海「…………」
ハンターBW「…………」
おろさん「(早く過ぎ去ってー!)」
七海「…………」
ハンターBW「…………」
ハンターBW「…………!!」
あっ!ハンターがどちらかを見つけて走り始めました!見つかったのは―――
ダッダッダッダッダ!!!!
ROCK ON 【THIAKI NANAMI】
ピーーーーーーーーーーーー
七海「わっ 見つかった。この距離じゃ逃げられないよ…!」
なんと、ハンターが会場を過ぎ去る瞬間でした!
ハンターに七海さんの髪の毛が見えてしまったのです!当然見つかった七海さんは逃げようと背を向けますが、ハンターに適うはずもなく…。
ポンッ
【30:34】
七海千秋 確保 残り8名
七海「やり過ごせなかったかー…。おろさんさん、私のことは気にせず頑張るんだよ!」
おろさん「(七海さんが…目の前で捕まったー!)」
前回逃走MVP、七海千秋撃沈!これでMVP枠は全滅となります。
おろさんさんは七海さんが目の前で確保され、ハンターが会場を去っていくまでハンターに恐怖で釘付けだったそうな…。
ピリリ ピリリ
ジャック「通達だな。『七海千秋 確保 残り8名』 なっ もう捕まったのか?!ミッション③が始まってから確保のペース上がってるな!」
クレア「コピーカービィさんを全て消滅させなければならない関係上、エリアを移動する必要がありますからね…。動けば当然ハンターに見つかるリスクは高くなる、ということでしょうか」
エリウッド「MVP枠全滅か…。リベンジとはならなかったようだね。お疲れ様、だよ」
シェリル「あと何体かなー?早く帽子とらないとー…」
ジャックの言う通り、ミッション③が始まってからの確保のペースが上がっています!
ミッションの残り時間も約5分!ハンターに負けずミッションクリアを目指せ!
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