二次創作小説(新・総合)

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逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!!【完結】
日時: 2020/05/26 22:10
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1332

どうもです、灯焔です。
マイペースに我が道を進んでいく逃走中#CR03!前回異世界のゲートが完全復活し、ボルテージも盛り上がりも限界突破中!
今回の舞台は、某カービィの大乱闘ゲーとも呼ばれる『カービィ バトルデラックス!』より『バトルデラックス会場』。デデデ大王がカービィを倒す為用意したエリアで、逃走者とハンターとの駆け引きが三度、始まる―――!

前回、遂に道化師が動き始め緊迫した様子の運営本部。どうやら彼ら、『JOKER』が生きていると断定し魂を消滅させようと動き始めているようで…。果たして『JOKER』、どこにいるんでしょうかねー。
ミニドラマはカービィ&バンワドがバトルデラックスで大暴れ!コピー能力を駆使して、逃走者の力も借りデデデ大王の罠をかいくぐって優勝せよ!
神々、人間、魔族。それぞれの思いが交差し世界は更に変化を遂げていく―――。



<ルール>
逃走エリア:『バトルデラックス会場』 
デデデ大王がカービィをコテンパンにやっつける為、自ら創り上げたアトラクションが豊富なエリア。
本来は10個のアトラクションに挑戦できるのだが、今回は逃走中verの為、デデデ大王と運営本部によって選ばれた5つのアトラクションとエントランスを繋いだ逃走エリアとなっている。
また、『地下には会場を創ったデデデ大王ですら分からない秘密』があるのだとか…?
エリア詳細 >>1
ミニドラマ紹介 >>2


逃走時間:80分

賞金:48万(1秒100円)

ハンター:初期4体(OPゲーム会場のハンターボックスに2体)


<参加者>

【pop'n musicシリーズ】より (3人) 詳細>>3
DTO
ハジメ
ジャック

【ファイアーエムブレムシリーズ】より (3人) 詳細>>4
エリウッド
ヘクトル
リンディス

【白猫プロジェクト】より (3人) 詳細>>5
チタ・チタ
クレア・スチーブンソン
シェリル・コーエン

【ハイキュー!!】より (3人) 詳細>>6
日向翔陽
影山飛雄
月島蛍

【ぷよぷよシリーズ】より (3人) 詳細>>7
アルル・ナジャ
アミティ
あんどうりんご

【作者枠】 (3人) 詳細>>8
おろさん
Ga.c=evo.
konakun.

【逃走中#02 MVP】 (2人) 詳細>>9
七海千秋
キュベリア

計20名



逃走中#CR04 次回作出場権(シード枠)争奪予想アンケート実施中!
※締め切りました


逃走中#CR04 次回参加者募集中! 逃走&確保MVP投票受付中! 
※締め切りました
作者枠発表 >>135

※『お手伝い』として参加してくださる方向けの案内※
 版権キャラ応募用紙 >>136 ※5/25(月) 20:00まで


◎AfterBreakTime

 ①『新しい希望の朝』 >>10
 ②『全知全能を司る神』 >>26
 ③『炎の紋章を掲げて』 >>39
 ④『その蒼き目は何を見る』 >>47-48
 ⑤『我ら、虚構の魔術師』 >>67
 ⑥『全知は語る、全能は悟る』 >>72
 ⑦『はじまりの作戦会議』 >>79
 ⑧『幼き姿の神』 >>82
 ⑨『救出作戦、始動』 >>98
 ⑩『道化師と呼ばれた男』 >>103
 ⑪『勝ってくるぞと勇ましく』 >>109-110
 ⑫『打ち上げパーティ』 >>141-142 >>145-146 >>149



以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。

Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.42 )
日時: 2020/04/21 22:00
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)

どうもです、灯焔です。
20日に不意討ちを更なる喰らい本日まで再起不能でした。駄目だよドラガリくんあれは。



>>おろさん 様

どうもです。コメントありがとうございます。
マリメ2の大型アプデ、最早1作製作出来てしまうレベルになってしまいましたね…!

無事七海さんとペアを組めました!しかも一番乗り!優秀です。
創作論破を書いていた血が割と疼いているのでオリジナルの超高校級の子達を見るとワクワクしています。考えるの楽しいですよね!

本編も本部も不穏な雰囲気が。一体どうなってしまうのでしょう…。





いつも暖かいコメントありがとうございます。

Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.43 )
日時: 2020/04/21 22:01
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)

【63:13】





~ぽいぽいトレイン会場~





翔陽「『ペアを組め』とはいっても…。影山も月島もバレーでなら頼りになるんだけどなー…」



ペア成立の通達を受け、自分も早く誰かとペアを組みたいとエリア内をうろつきまわっている翔陽。
しかし、今回の参加者の中にあまり知っている人がいません。まあ、彼はコミュ力お化けなので大丈夫だとは思いますが。
チームメイトである影山もしくは月島と手を組むという選択肢もありますが、これはバレーボールの試合でないことを彼はちゃんと分かっています。試合でならば頼りになる2人ですが、どことなく遠慮してしまいます。



翔陽「いきなり『ペアを組んでください!』って行ってもいいけど…。怒られるのは嫌だな」



流石にメリットだらけのペアベストを持っているのに話しかけられて怒る参加者はいないと思いますが…。
そのまままっすぐエリア内を歩く彼に、近付く足音。そして―――『その人物』は、彼の肩を叩きました。



翔陽「ひええっ?!は、ハンター?!」



驚いて叩かれた方向を見る翔陽。そこには―――























エリウッド「…そこにいては危ないよ。少し先にハンターがいる」

翔陽「―――え、そうなんですか?!」

エリウッド「ほら、目線の先に―――」



肩を叩いたのはエリウッドでした。どうやら近くにハンターがいることに気付き、彼に知らせに来たようです。
彼が指差した先を見てみると、確かに目線の先には……。













ハンターBW「…………」





翔陽「わ、いる。短時間でハンター見つけすぎだろおれ…」

エリウッド「僕も直に発見するのは二度目だね…。でも、今の内なら見つからずに離れられるはずだよ」



―――ハンターがいました。このまままっすぐ歩いていたら捕まっていたかもしれませんね…。
エリウッドの手引きでぽいぽいトレイン会場を後にする2人。首の皮一枚繋がりました。







~vsロボボンカース会場~





翔陽「ふぅ。ここならもういないよな…」

エリウッド「……そうだね。近くにハンターもいなさそうだし、しばらくは大丈夫そうだ」

翔陽「さ、さっきはありがとうございました!おれ、ペアの相手を探すのに夢中で周りが見えてなかったみたいで…」

エリウッド「そんな、目の前で誰かが捕まるのを見るのは嫌だったからね…。お節介だったかな?」

翔陽「そんなことはありません!本当に助かりました!あざーす!!」



勢いよく深く礼をする翔陽。流石は体育会系男子。エリウッドは彼の潔さに思わずくすくすと笑みを浮かべています。
…そういえば翔陽、ペアの相手を探さなくていいのですか?



翔陽「…あっ、そうだった!ペアの相手を探さないと!」

エリウッド「―――そうか、君は確かペアベストを持っているんだったね。…僕で良ければ、『ペアにならないかい』?」

翔陽「えっ?!いいんですか?!」



なんとエリウッドの方からペアの申し入れをしてきました!チャンスですよ翔陽!
当の本人はまさか相手から誘われるとは思っていなかった為驚いています。



翔陽「すっげーありがたいんですけど、おれ頭良くないし…本当にいいんですか?」

エリウッド「君は何となく僕の友人に似ているからね。悪い人ではないはずだ。誘いを受けてくれるのなら出来る限り君の力になることを誓おう」

翔陽「そんな大層なこと言われても…!でも、この機を逃すと二度とペア作れなさそうな気がするし…。うん、『組みましょう!ペア!』」



エリウッドの気品にあてられているのか、尻込みしている様子の翔陽。
しかし、この機を逃すはずはありません。彼は二つ返事でペアになることを承諾しました。
トランクケースから素早く黄色いペアベストを取り出し、エリウッドに1つ渡します。



エリウッド「黄色だね。これは見やすい色だ」

翔陽「これを着て…と。よし、これでペア成立ですね!」

エリウッド「ゲーム中、よろしくお願いするよ。翔陽」

翔陽「こ、こちらこそ!!よろしくおねがいしゃーす!!」



黄色いベストを着用し、2人は握手を交わしました。ペア成立です!





【62:15】
エリウッド  黄色ペア成立
日向翔陽   黄色ペア成立








ピリリ ピリリ











リン「えっ もう通達?!『エリウッド 日向翔陽 黄色ペア成立』 …ああーっ!!電話をする前にエリウッドがペアを成立しちゃったわ?!どうしようかしら…」

影山「あいつ、もうペア成立したのか。…別に俺でも良かったんだがな」

月島「…ま、面倒ゴトが1つ減ったのは良しとしましょう」











【61:57】





~こたえて!アクションシアター会場~





クレア「えーと…ここで待ち合わせ、でしたよね。OPゲームの時に話しかけてくれましたし、折角ですからペアを組みたいんですよねぇ…」



こちらはこたえて!アクションシアター会場。
ステージの前でトランクケースを持ったクレアが誰かを待っているようです。彼女、エリウッドと翔陽がペアを組む少し前……。その待っている人物に電話をかけてペアになりたいと交渉をしていました。




------------------------


プルル…… プルル……


クレア『あっ!すみません、じーくんさんですか?クレアです!今お時間よろしいですか?』

Ga.『えっ クレアたそから直々に電話?!クレアたそ~♡ …っと、尊みを感じている場合じゃなかった。何か用?』

クレア『ペアの件です。OPゲームの時に話しかけて下さったので、是非じーくんさんとペアを組みたいなあって思ってて…。どうですかね?」

Ga.『クレアたそがそう望むなら俺もペア組みたい!寧ろ組ませてください!…クレアたそは今どこにいんの?』

クレア『えっと…確か『こたえて!アクションシアター会場』の入口です。大きなステージが目印なんで、そこで待ち合わせをしますか?』

Ga.『……んー、ちょっと時間がかかるかもだけど俺がそっちに行くよ!クレアたそはステージの前で待ってて!』

クレア『わざわざご足労をおかけします…。では、お待ちしておりますね~!』


------------------------




クレア「『少し時間がかかる』と仰っていましたし、ここから遠い場所で逃げていたんでしょうか…。なんか申し訳ない気持ちになってきますね」



そう呟きながらGa.を待つクレア。
そんな彼女の元に人影が。正体は――――――






















チタ「ウェーイチャンクレ!何々?何待ってんの?」

クレア「チタさん!ペアの交渉をした相手を今待っているんですよ。チタさんもペアの相手を探しているんですか?」

チタ「…ま、そんな感じ?―――今カワイコちゃん見つけちゃったし~、もう探す必要無さげってヤツ~?」

クレア「え?」



近付いてきたのはチタでした。通知を受け、トランクケースを持っている逃走者を探していたようです。
クレアが戸惑っていると、チタは突然壁に手を当て彼女に近付きました。所詮『壁ドン』という奴です。……ななな、何をしているんですかーーー?!



チタ「ねーねーチャンクレ。そんなチャンクレを待たせるようなヤツとじゃなくて、『オレとペア組もうよ~』。マブダチのヨシミっしょ?」

クレア「お誘いは嬉しいのですが先程言った通り先約がいます。それに、ナンパするような交渉の仕方をする人とはたとえマブダチでもペアは組みたくありません!せ、せめてグレンさんみたいに誠意のある交渉の仕方ならば話は別になりますけど!」

チタ「ふ~~ん、チャングレ今キオクソーシツなのにね?気があるのは変わってないか~。……ま、キオクソーシツの今がチャンスってヤツ~?チャンクレ、どこぞの知らない男よりオレとくも~よ~」

クレア「しつこい男性は嫌われるんですよ!いい加減にしてください!」



チタ、マブダチが相手だからなのか中々食い下がりません。
クレアが丁重にお断りをするのとチタが軽く彼女の断りをスルーするの繰り返しで経過するのはただ時間ばかり…。このままでは埒があきません。
―――あれ、遠くから全力疾走してくる音が……。




















Ga.『クレアたそにその穢れた指で触れるんじゃねぇーーー!!!』(全速力キック!)

チタ「おわーーーっ?!」





うわぁお。随分大胆な登場でしたね…。
チタとクレアの間の空間を飛び蹴りするかの如く全速力でやって来たGa.。
そのまま2人の間に立ちました。



Ga.「割り込みは卑怯だぞ!クレアたそは俺とペアを組むんだよ!」

チタ「でも先にチャンクレ見つけたのはオレだし~?オレにだって選択権あるんじゃないの?」

Ga.「いや選択権はクレアたそにあるから。チタにはないから」

クレア「いやいや、じーくんさんが嫌なのであれば私は別のペアになってくれる方を探しますよ?」

Ga.「嫌じゃないよ寧ろ嬉しいよクレアたそ!クレアたそ直々のお願いなんだぞ?!」

チタ「でもオレもチャンクレとペアくみたーい」



そんなこんなしている内に軽く言い合いになってしまいましたね…。これは困った。
…しばらく考え込むクレアでしたが、ふといいアイデアが浮かんだのか手を叩きこう言いました。



クレア「そうです!『じゃんけん』で決めましょう!」

Ga.「じゃんけん?」

クレア「はい!じーくんさんとチタさんでじゃんけんをして、『勝った方』が私とペアを組むということでどうでしょうか!男らしく一発勝負で!」

チタ「なるなる?それならコーヘーでいいじゃん。じーくんパイセンには負けね!」

Ga.「随分と自信があるんだな。でも俺もクレアたその為に負けるわけにはいかないんだよ!」

クレア「(…まぁ、この方法を提案した時点で既に勝敗は決まっているんですけどね)」





~メインサーバ~



MZD「…あれ、どーしたのグレン?悩まし気に首傾げちゃってさ」

グレン「いや。詳しくは思い出せないのだが…。じゃんけん勝負、もう結果が見えているような気がして…」

ヴィル「―――なるほど。そういうことか」



……クレア、中々に策士?





~こたえて!アクションシアター会場~





チタ「それではコーヘーに!」

Ga.「一発勝負だ!男に二言は無い!!」



チタ『じゃーん!!!』

Ga.『けーん!!!』




チタ/Ga.『ぽんっ!!!!!』




【60:45】 ペア成立状況 逃走者詳細


ペア成立 2ペア


紫:おろさん 七海千秋

黄色:エリウッド 日向翔陽




ペアベストを持っている逃走者 4名

赤:ハジメ

緑:リンディス

桃色:クレア

青:アルル





じゃんけん勝負の行方は―――?!クレアとペアを組めるのはどっちだ―――!

Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.44 )
日時: 2020/04/22 12:43
名前: YUMA (ID: lQjP23yG)

ユマです。

前回のご褒美...ペアベストでしたが...コレが元で修羅場化するフラグしかねえよ。うん。

Ga.さんかチタ、どちらかにしてもクレアたそのペアは確定、あと決まってないの3人、ハンターに捕まったらおじゃんとなるけど...こういう美味しい話に裏があるのなら全員のペア成立してからが肝心なところですねー。

*次回も楽しみにしてますぞー

Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.45 )
日時: 2020/04/22 22:02
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)

どうもです。灯焔です。
何故去年よりグレンさんの私の票数の割合が上がっているのか納得いきません。ぐすん。
…いつか必ず茶熊に入学させてやるんだからー!!


MZD「(入学させる前にサービスが終わるかもしれない可能性の方がデカイってことは黙っておこう…)」



>>YUMA 様

どうもです。コメントありがとうございます。
ミッション①クリア者へのアイテムはペアベストでした。…うーん、欲張りな逃走者は今回いないので大丈夫だとは思いますが。

クレアさんのペアは確定、残り3人ですが…。無事に見つかるといいんですけどね。
本家では2回目で着た際のデメリットが発生してしまいましたが、果たしてここではどうなることやら、です。





いつも暖かいコメントをありがとうございます。

Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.46 )
日時: 2020/04/22 22:03
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)

【60:45】
































チタ:パー

Ga.:チョキ




Ga.「……俺の勝ちだぁぁぁぁぁ!!!!!」



Ga.c=evo. WIN !!



某ポ○モン剣盾のチャンピオンの如くチョキを出した手を天に掲げ決めポーズをするGa.。
じゃんけん勝負はGa.の勝利で終わりました。チタめっちゃ悔しそう。



チタ「負けたーーー!!!また負けたーーー!!!今日は勝てると思ったのにーーー!!!」

Ga.「え?『また』?どういうこと?」

クレア「チタさん、実はじゃんけんが凄く弱いんですよ!カニさんとかにぱん以外に勝った試しがないんです!」

Ga.「その例えはいささか極端だと思うけど…。もしかして俺が勝つの分かっててじゃんけん勝負提案したの?」

クレア「はいっ♪」

Ga.「(策士だこのクレアたそ…!)」




~メインサーバ~



サクヤ「蟹とかにぱん以外に勝った試しがないって…。そこ2人、攻撃態勢に入るのはやめてくださーい?」

MZD「『かにぱん』って聞こえた気がしたから槍を召喚しただけだよ。何もしないよ」

ヴィル「不快な言葉が耳に入ったので炎で消し炭にしてやろうかと」

jun「随分物騒だね?!」



…やっぱりか。チタ、とんでもなくじゃんけんが弱いことを彼女は分かっていました。
それであえてじゃんけん勝負を仕掛けるとは…。もうGa.と組みたいと直に言っているようなものです。
しかし、男に二言はありません。チタはクレアとペアを組むのを諦めることにしました。



チタ「くぅ~、悔しいけどじーくんパイセンにペアの権利は渡す的な?がんばってちょーよ!」



そう言ってGa.と握手を交わそうとしたその時―――。
彼ら3人に忍び寄る影が―――












































ハンターDD「…………!!」







ダッダッダッダッダ!!!!






クレア「は、ハンターっ!!!」

Ga.「ベストを着ている場合じゃないな!逃げよう!」

チタ「うわわわわわ!!!」



ハンターが3人を見つけ追いかけてきていました!
ターゲットは――――――























ROCK ON 【CHITA】





ピーーーーーーーーーーーー









チタ「オレーーー?!」

Ga.「チタと反対方向へ!俺についてきてクレアたそ!」

クレア「はい!分かりました!」



ターゲットはチタ!その隙に2人はハンターの視界から消えました!
一瞬尻込みするも持ち前の瞬発力とスピードでハンターを引き離します!





~あつめて!リンゴマッチ会場 観客席~





チタ「オレのスピードには流石のハンターも叶わないっしょ!」



ハンターDD「…………?」



なんと、ハンターをそのまま撒きました!凄いぞこのチーター。
安心しきったのかそのまま別のアトラクション会場へと移動しようとしたその時―――。














ハンターBW「…………!!」



チタ「えっ あーーー!!!」









ポンッ








【59:33】
チタ・チタ 確保 残り16名





チタ「……ペアも組めない、ハンター撒いても駄目ってあんまりじゃね?」



通路でハンターとばったり出くわし、Uターンしようとした直後に確保!
流石のスピードを持つ男でもこれは回避できませんでした!












ピリリ ピリリ














Ga.「はぁ、はぁ…流石にここまで来れば大丈夫だろ…。通達が来てるな。『チタ・チタ 確保 残り16名』 …えーーーっ?!ハンター絶対撒ける瞬発力とスピードあったじゃん!!!どうして?!」

クレア「挟み撃ち、出合い頭、壁に阻まれた、と捕まりそうな要因は沢山ありそうですが…。チタさんを犠牲にして逃げのびたみたいで少し罪悪感がしますね…」

Ga.「逃走中にはハンターにターゲットにされない運も必要だからな…。あ、そうだクレアたそ。『ペア組もう』!」

クレア「…逃げるのに夢中で忘れかけていました!今ベストを取り出しますね!」



一方、チタと別方向に逃げたクレアとGa.は無事なようですね。
ハンターがいないか一応確認した後、クレアはトランクケースからペアベストを取り出しました。



Ga.「ピンク!クレアたそを象徴する色だな!クレアたそ~♡」

クレア「鮮やかで可愛いですよねこの色!目立ちますし、見つけやすいです!」

Ga.「そんじゃ、ゲーム中よろしく!クレアたそ~♡」

クレア「こちらこそよろしくお願いいたしますね~♪」



Ga.、念願のクレアとペア成立!良かったですね!





【59:25】
クレア     桃色ペア成立
Ga.c=evo.   桃色ペア成立










~牢獄ルーム~





りんご「随分とへとへとになって帰って来た御仁がいらっしゃいますね!」

チタ「あんまりだぁ~~~…」

ヘクトル「不運に不運が重なった結果なのか?一番捕まらなさそうな奴が序盤確保だなんてな!」

キュベリア「がー…ぐー…」(爆睡)

りんご「こんなに騒がしいのに堂々と寝ていられるその神経が逆に凄いですね」



こちら牢獄ルーム。確保されていた面子がへとへとになって帰って来たチタを迎え入れていました。
キュベリアは相変わらず爆睡中。…前回も序盤確保ならば牢獄で寝過ごしていたのでしょうか?まぁ、彼女はエリア内でも堂々と寝ていましたが。



ヘクトル「エリア内で爆睡?!それでよく後半まで捕まらなかったな!」

りんご「前回のレポートを見ていると、半分を過ぎた辺りから起きて頑張っていたらしいですが…。これなんて某ポ○モンですか」

チタ「レジギ○ス?」

りんご「言葉を濁したのにはっきり言わないでください!」

クルーク「相変わらず騒がしい人だねキミは…。調子はどうだい?」

マルク「運営本部から差し入れの時間なのサ~!」

チタ「いよっ!待ってました!テンションアガる~!!」



…キュベリアをポケモンに例えるとは。女神も随分と地上に馴染んだものですね。
それはともかく、牢獄ルームということはおやつタイムの時間です!今回の支給係はクルークとマルク。何かスイーツの入った箱を持ってやってきました。



クルーク「えーっと…。『マモニス農場で採れた果物を使ったプリンです。どうぞ召し上がってください。 ヴィルヘルム』だって。今回の差し入れはプリンだよ!」

りんご「うわ~!どれも滑らかそうで美味しそうですね…!ちなみに味の種類はどれくらいあるんです?」

マルク「『りんご、かぼちゃ、もも、マンゴーの4種類』って書いてあるのサ。…アイツ、パーティの傍ら『ついで扱い』で作ってたんだな~?あの魔族どういうスペックしてるのサ」

キュベリア「んあ~……あいつ呪縛のせいで自分の城から出られなかった時期が400年かそこら以上あった気がするから~…趣味がとんでもなく膨大な数になってもおかしくないだろ~……zzz……」

ヘクトル「寝言なのか今のは」

チタ「…ネゴトでイシソツーとか、マジヤバ!!!録画しとこ!」

りんご「…もう放っておこう。それでは遠慮なく!私はりんごプリンをいただきます!」



例のパーティの傍ら、ヴィルヘルムは差し入れのプリンを手作りしていたようです。なんなんだあの男。
4種類の味が全部気になるりんごでしたが、やはり一番気になっていたりんごプリンを手に取ります。それを皮切りに、ヘクトルとチタも自分の食べたいプリンを取り出し、容器のふたを開けました。
スプーンが滑らかに入ることに感動を覚えた彼らは一斉に「いただきます!」と口にし掬ったプリンを口に頬張りました。



チタ「~~~~~~!!! う、美味いっ!うますぎる~~~!!!」

りんご「なんですかこの滑らかさ。なんですかこの濃厚な舌触り。甘すぎず、それでいてりんごの風味も損なわれていない…。び、美味です。スプーンが止まらないーーー!!!」

ヘクトル「うめーな、これ!エリウッドとリンにも食わせてやりたかったぜ…!」

マルク「……見てるこっちが食べたくなってきたのサ」

クルーク「あんなに美味しそうに食べてるのを見るとお腹が空いてくるね…」



以上、牢獄ルームの幸せな(?)一幕でした。




【59:00】 ペア成立状況 逃走者詳細


ペア成立 3ペア


紫:おろさん 七海千秋

黄色:エリウッド 日向翔陽

桃色:クレア Ga.c=evo.




ペアベストを持っている逃走者 3名

赤:ハジメ

緑:リンディス

青:アルル





残りの成立可能なペアは3組!どんどん減ってきていますね。
次回、またもやペア成立に妨害が…?!


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