二次創作小説(新・総合)

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逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!!【完結】
日時: 2020/05/26 22:10
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1332

どうもです、灯焔です。
マイペースに我が道を進んでいく逃走中#CR03!前回異世界のゲートが完全復活し、ボルテージも盛り上がりも限界突破中!
今回の舞台は、某カービィの大乱闘ゲーとも呼ばれる『カービィ バトルデラックス!』より『バトルデラックス会場』。デデデ大王がカービィを倒す為用意したエリアで、逃走者とハンターとの駆け引きが三度、始まる―――!

前回、遂に道化師が動き始め緊迫した様子の運営本部。どうやら彼ら、『JOKER』が生きていると断定し魂を消滅させようと動き始めているようで…。果たして『JOKER』、どこにいるんでしょうかねー。
ミニドラマはカービィ&バンワドがバトルデラックスで大暴れ!コピー能力を駆使して、逃走者の力も借りデデデ大王の罠をかいくぐって優勝せよ!
神々、人間、魔族。それぞれの思いが交差し世界は更に変化を遂げていく―――。



<ルール>
逃走エリア:『バトルデラックス会場』 
デデデ大王がカービィをコテンパンにやっつける為、自ら創り上げたアトラクションが豊富なエリア。
本来は10個のアトラクションに挑戦できるのだが、今回は逃走中verの為、デデデ大王と運営本部によって選ばれた5つのアトラクションとエントランスを繋いだ逃走エリアとなっている。
また、『地下には会場を創ったデデデ大王ですら分からない秘密』があるのだとか…?
エリア詳細 >>1
ミニドラマ紹介 >>2


逃走時間:80分

賞金:48万(1秒100円)

ハンター:初期4体(OPゲーム会場のハンターボックスに2体)


<参加者>

【pop'n musicシリーズ】より (3人) 詳細>>3
DTO
ハジメ
ジャック

【ファイアーエムブレムシリーズ】より (3人) 詳細>>4
エリウッド
ヘクトル
リンディス

【白猫プロジェクト】より (3人) 詳細>>5
チタ・チタ
クレア・スチーブンソン
シェリル・コーエン

【ハイキュー!!】より (3人) 詳細>>6
日向翔陽
影山飛雄
月島蛍

【ぷよぷよシリーズ】より (3人) 詳細>>7
アルル・ナジャ
アミティ
あんどうりんご

【作者枠】 (3人) 詳細>>8
おろさん
Ga.c=evo.
konakun.

【逃走中#02 MVP】 (2人) 詳細>>9
七海千秋
キュベリア

計20名



逃走中#CR04 次回作出場権(シード枠)争奪予想アンケート実施中!
※締め切りました


逃走中#CR04 次回参加者募集中! 逃走&確保MVP投票受付中! 
※締め切りました
作者枠発表 >>135

※『お手伝い』として参加してくださる方向けの案内※
 版権キャラ応募用紙 >>136 ※5/25(月) 20:00まで


◎AfterBreakTime

 ①『新しい希望の朝』 >>10
 ②『全知全能を司る神』 >>26
 ③『炎の紋章を掲げて』 >>39
 ④『その蒼き目は何を見る』 >>47-48
 ⑤『我ら、虚構の魔術師』 >>67
 ⑥『全知は語る、全能は悟る』 >>72
 ⑦『はじまりの作戦会議』 >>79
 ⑧『幼き姿の神』 >>82
 ⑨『救出作戦、始動』 >>98
 ⑩『道化師と呼ばれた男』 >>103
 ⑪『勝ってくるぞと勇ましく』 >>109-110
 ⑫『打ち上げパーティ』 >>141-142 >>145-146 >>149



以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。

Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.52 )
日時: 2020/04/24 22:03
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)

【55:58】





~ぽいぽいトレイン会場~





ハジメ「先輩に断られてから全然人が見当たらねー…。でもベストを手に入れたからにはペアを組みたいからなぁ…」



自分以外のミッション①クリア者が全員ペアを見つけたのを知り、焦っているハジメ。
彼は一度DTOにペアの交渉をしたらしいのですが、『他のジャンルの奴らと組んだらどうだー』とのらりくらり断られてしまいました。その後、中々ペアになってくれる逃走者が見つからず立ち往生しています。



ハジメ「困ったっすねぇ…。もう通知来てから10分経ちそうっすよ…」



スマホのタイマーを見て困り顔をするハジメ。
そんな彼の元に勢いよく走ってくる足音が。ま、まさか―――

























シェリル「いぇいいぇいいぇ~い!元気ー?あれあれ?お悩み?」

ハジメ「うぎゃーーーっ?!何だ、シェリルか!驚かせないでほしいっす!」

シェリル「驚かせちゃった?ごめんねー?」

ハジメ「絶対悪いと思ってないパターンっすよねこれ」



やって来たのはシェリル!彼女もチタ程ではありませんが運動神経は良い方です。
そういえば彼女ペアを組むためにハジメを探していたんでしたね。



ハジメ「…で、俺に何か用っすか?」

シェリル「『ハジメ先生とペアを組みたいなー』って思って、探してたんだよ!色々行くからこんなに遅くなっちゃった!」

ハジメ「―――えっ?!俺とペア組みたくて探してくれてたんっすか?それはわざわざご足労っすねー。というかそのつもりなら電話の1本でも欲しかったっすよ!」

シェリル「あ、それもそうだねー!電話しておけばよかったよ!」

ハジメ「(大丈夫なんすかね…?)」



シェリルのアホの子っぷりに翻弄されるも、せっかく来てくれたからには応えないといけませんよね。
そう思ったハジメはシェリルからのペアの交渉を快く引き受け、トランクケースから赤いベストを取り出しハジメに渡しました。



シェリル「赤だ!かっこいい!」

ハジメ「これでよし…と。これで俺とシェリルはペア同士ってことっすね!」

シェリル「体力と足の速さには自信あるよ!ちょらっさー!」

ハジメ「案外良いコンビになれるかもしれないっすね!」



5人に遅れてしまいましたがハジメも無事ペア成立!
これでミッション①をクリアした6人全員がペアを成立出来ました!やったー!





【55:33】
ハジメ     赤ペア成立
シェリル    赤ペア成立








ピリリ ピリリ












DTO「んー?通達かー。『ハジメ シェリル 赤ペア成立』なるほどなー。ペアになってくれる人が出てきてくれて良かったうへ」

影山「これで全ペア成立ということか…。……ひ、一人でも逃げ切ってやる」

月島「僕には関係ないんでいいんですケド、今頃おーさま辺りがひねくれてそうデスネ」














シェリル「よーし、これで全ペアが揃ったわけだけど…。これからどーするんだろ?」

ハジメ「そろそろ次のミッションが来ても良い頃だとは思うんすけどねぇ…」



そんな話をしている2人に、別の人影が――――――



































ハンターKI「…………!!」







ダッダッダッダッダ!!!!







ROCK ON 【HAJIME】





ピーーーーーーーーーーーー









シェリル「ハンター!逃げようハジメ先生!」

ハジメ「うっす!ターゲットは俺みたいっすね…。とにかくシェリルから引き離すっすよ!」





ペアを組んだ直後にハンター!ターゲットはハジメ!
持ち前のスピードを生かしシェリルはその場から退散しました!ハジメもそれに続きハンターから逃げます!





ハジメ「元ヤンなめんなよ!」



ハンターKI「…………!!」







ダッダッダッダッダ!!!!





…元ヤンで運動神経が良かったからなのかは分かりませんが、ハンターに意外にも善戦しているハジメ!
このままいけばハンターを撒けるかもしれません!







~バトルロイヤル会場~





ハジメ「あーっ!しまった、死角を使ってハンター撒こうと思ったけどここの会場開けてるっすー!」



―――マップの位置を確認していなかったのでしょうか。死角が沢山あるアクションシアター会場方面ではなく、開けているバトルロイヤル会場に逃げてきてしまいました。
作戦が無下になってしまった今、走ってハンターを引き離すしかありません!





ハジメ「はぁ……はぁ……」



ハンターKI「…………!!」







ダッダッダッダッダ!!!!





流石のハジメも長距離との戦いでスタミナが切れてスピードが落ちてきています!
その隙をハンターが逃すはずがありません。徐々に彼との距離は詰まっていき……









ポンッ








【55:10】
ハジメ 確保 残り15名





ハジメ「はぁ…はぁ…もう…無理…」





判断の誤りが仇となり確保!
ペアを組んだ逃走者がいきなり脱落となってしまいました…。












ピリリ ピリリ












シェリル「あれれ?連続で通達だ。『ハジメ 確保 残り15名』 は、ハジメ先生ー?!」

ジャック「ペアを組んだからと言って安心は出来ないな…。寧ろ色が目立って他の逃走者より不利なんじゃないかと今更ながら思い始めてきた」

DTO「あっちゃー。ペア組んだ直後に見つかったうへか。…ま、お疲れさん」




【55:00】 逃走者詳細


確保者 5名 ※()内はペアベストの色


あんどうりんご ヘクトル キュベリア

チタ ハジメ(赤)




既存逃走者 残り15名 ※()内はペアベストの色


DTO ジャック(緑)

エリウッド(黄色) リンディス(緑)

クレア(桃色) シェリル(赤)

日向翔陽(黄色) 影山飛雄 月島蛍

アルル(青) アミティ

おろさん(紫) Ga.c=evo.(桃色) konakun.(青)

七海千秋(紫)





早速ベストを着た逃走者が確保!ハンターのターゲットは皆平等なのです。
次回、ドラマ進展&ミッション②開始!

ドラマパート ② ( No.53 )
日時: 2020/04/25 22:00
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)

紆余曲折ありましたが、無事にバトルデラックスにエントリーすることが出来たカービィとバンワド。
開会式が始まるまで時間が余ってしまった為、2人は会場の外の縁日を見に行くことにしました。



カービィ「うっわぁ~~~~!!!凄い凄い、食べ物がいっぱいあるよバンワドっ!ねぇねぇ、これ全部食べてもいいのかなぁ?!」

バンワド「全部は駄目だよカービィ!受付した時にもらったチケットが5枚あるから、これを縁日の食べ物とか限定グッズとかと交換できるみたいだね」

カービィ「なんだぁ。デデデもみみっちいすることするなぁ~。全部制覇出来ないのは悔しいけど、こうなったら美味しそうなのに的を絞って食べつくそうっと」

バンワド「食べつくすのは変えないんだね?!」



縁日に着いた2人は、中央のテーブルに向かって広がっている香りを空気と一緒に吸い込んでみます。
嗅ぐだけでお腹が減ってくるような美味しそうな匂い…。カービィの呑気な発言に突っ込んでいたバンワドも思わずよだれを垂らしています。



カービィ「あっ!あのビーフシチューなんて美味しそうじゃない?!開会式始まるまでまだ時間あるし、チケット全部使って腹ごしらえしようよ!」

バンワド「確かにボクもお腹空いてきたからな~…。腹八分目くらいに気を付けて腹ごしらえだー!」



2体の一頭身は早速ビーフシチューのお店へ。どうやら人気のお店のようで、こんな時間なのに少し行列が出来ています。
列に並び自分の順番を待ちます。…そして、店主と大きな鍋が2人の前に見えてきました。



店主(演:松野カラ松)「いらっしゃいませー!」

バンワド「カラ松さんが店主さんなんですか?!なら絶対美味しいビーフシチューだよ!行列が出来てたのも理解できるなー!」

カービィ「…あぁそっか、バンワド本部で美味しいご飯いっつも食べてるもんね。えー、それくらい美味しいならボクも本部在籍したーい」

店主「ノンノン!今のオレはしがないビーフシチュー屋の店主さ!お客さん、早速ビーフシチューとチケットを交換するかい?」

バンワド「はいっ!!食べたいです!!!」(キラキラ)

カービィ「ボクより食い意地張ってるってどれだけ美味しいんだろう…。ボクにも1つくださーい!」

店主「OK!それじゃチケット用意して待ってな、カワイコちゃん達♪」



カラま……随分とカッコつけた店主ですが、彼が構えているお店ならば味は一級品でしょう!興奮するバンワドに自分も本部に在籍したいと愚痴をこぼすカービィ。
彼が操るお玉から現れたのはほろほろとした牛肉と、それに包まれた美味しそうなルー。よだれを垂らしながら見守る2人の目の前のトレイに流れていきます。
そんなこんなで目の前に暖かいビーフシチューが入ったトレイが2つ。彼らがチケットを渡すと、店主はカラっと笑いながら紙を受け取りました。



バンワド「……あっ、そうだ!このビーフシチューに合うパンも交換しようよ!」

カービィ「良いアイデアだねバンワド!…でも、パン屋さんの屋台いくつかあるよ?どこ行こう?」

店主「それならあそこのパン屋の屋台が良いと思うぞ!俺の仲間が調理したパンだからな!」

バンワド「…ってことは…。ヴィルヘルムさんかノアさんのパンかな~?ねぇねぇカービィ、早く行こうよッ!」

カービィ「わわわっ、ビーフシチュー零れちゃうよ~!」



興奮しながらパン屋へと向かうバンワドを、カービィはひたすら宥め続けていたのでした。
―――しばらくした後、ビーフシチュー屋おすすめのパン屋さんへとついた2人。バンワドが気にしていた通り、そこには褐色のエルフ耳の青年がパンを売っていました。



カービィ「うっわ、どれも焼きたてだー…。美味しそー…」

パン屋(演:ノア)「いらっしゃい!…全部吸い尽くしそうな客が来たなぁ」

バンワド「やっぱりノアさんのお店だー!!わーい、ノアさんのパンボク大好き~!」

パン屋「ドラマ!これドラマだから!演者の名前を言うな!」

カービィ「それに全部吸い尽くすとか失礼な。バンワドに言われたから今回はセーブしてますー。交換するのも1個だけだよ!」

パン屋「どことなく信用できないなー…。まぁいいか。そのビーフシチューに合うパンを選びたいんだろ?えーっと…それなら…」



ノ……パン屋の店主、役名ではなく名前を言われて早速突っ込んでいます。カービィよりもバンワドの方が暴走しているような。
パン屋の店主は2人のマイペース振りに呆れつつもビーフシチューに合うパンを取り出します。そして、2人のビーフシチューにそのまま乗せました。
外がカリカリとして焼きたてだということがすぐ分かる美味しそうなパン。…なんだかこちらもお腹空いてきました。



カービィ「ありがとー!それじゃあ、チケット1枚と交換ね!」

パン屋「はいはーい。ちゃんと交換してる…。いつもそうならいいんだけどなぁ」

カービィ「『ドラマだからね!』」



…ドラマじゃなかったら全部平らげてたんですか?
そんなツッコミが生まれそうな台詞をカービィは言い放ち、パン屋を後にしバンワドと共に椅子に腰かけました。



バンワド「美味しそうだなぁ~!それじゃあ手を合わせて…」

カービィ「いっただっきまーす!!」



2人で手を合わせ、スプーンをシチューにくぐらせます。そのまま勢いよくぱくり!
…一口食べただけで分かる口に広がる芳醇で濃厚な味。『美味しい』その言葉以外、感想が見つかりませんでした。



カービィ「お、美味しい~~~~!!!バンワド、いつもこんな美味しいご飯食べてるの?!」

バンワド「ねっ、美味しいでしょ!お野菜も柔らかく煮込んであるし、お肉もほろほろで…ねっ、ねっ、パンにつけて食べてみようよ!」

カービィ「そうだね!これを付けて…と (ぱくり) ―――うんま~~~~い♪ チケット1枚だけじゃ足りないんだけどー!」

バンワド「こんな美味しい料理を試合前に食べられるなんて幸せだよ~!」



流石本部が誇る料理上手。カービィとバンワドはバクバクと勢いよく食べ切ってしまいました。一瞬でビーフシチューの入ったトレイは双方空っぽに。余程美味しかったようですね。
…腹も満たしたと立ち上がったその時、会場内にアナウンスが鳴り響きます。





『バトルデラックスに出場する選手の皆さん。開会式の準備が整いましたので、エントランスまで再度お集まりください。』





カービィ「おぉぉ…!遂に始まるんだね!『トリプルデラックスデデデンケーキ』争奪戦…!」

バンワド「それはちょっと違うと思うけど…。カービィ、ボク達も行こう!」



2人はお互いに頷き合い、エントランスまで勢いよく走って行きました。











―――2人がエントランスに到着すると、既に大勢のバトルデラックスへの参加者が集っていました。
デデデ大王が国中にチラシを撒き散らしたのでしょう。参加者の中には手練れの戦士もいます。



カービィ「あっ メタナイトもいる」

バンワド「えぇ?!メタナイトも参加するんだ…!腕試しに来たのかなぁ?」

カービィ「どうせ目的はボクと同じでしょ?アイツは筋金入りの甘党だもんね!」



どうやら参加者の中にメタナイトもいるようです。これはかなり骨が折れそうですよ…!
そのまま待っていると、少し高いところに鎮座した王座に、デデデ大王が現れました。
―――しかし、その様子が少しおかしいような。彼の姿を見て、バンダナワドルディは心の奥底に不安を覚えました。



デデデ『選手諸君、よくぞ集まってくれたゾイ。ではこれより、『バトルデラックス』の大会を開催するゾイ。選手のみんなは優勝を目指して誠心誠意戦い抜くように。ワシからは以上だゾイ』

バンワド「…大王さま、あんな喋り方だったっけ?様子がおかしいような…?」

カービィ「うーん…。遠目からだから良く見えないんだけど…。始まる前に悪いものでも食べてお腹壊したとかじゃない?気のせいだと思うよ?」

バンワド「そう…なのかな…」



確かにデデデ大王の様子がいつもの豪快で我儘なイメージとは違います。そもそも口調が違うような…。これも縁起なんですかね?
不安がるバンワドをカービィが慰めますが、彼の奥底に生まれたもやもやとした不安が消え去ることはありませんでした。



デデデ『おっと、言い忘れたゾイ。優勝賞品である『トリプルデラックスデデデンケーキ』の全貌を今お見せするゾイ。コックカワサキ!持ってくるゾイ』

カワサキ「はい!おまかせくださーい!」



優勝賞品のケーキは既に出来上がっているようですね。デデデはカワサキに指示し、コックのワドルディ達に仕舞ってあるケーキを持ってくるように言いました。
…しばらく待っていると、ワドルディ達が巨大なケーキを持って会場まで戻ってきました。



カービィ「わぁ……!!!あれが、『トリプルデラックスデデデンケーキ』……!!美味しそう~!!」

バンワド「フルーツがいっぱい乗ってる…!一体何段のケーキなんだろう…!あっ りんご!」



現れたのは、8段程にのった巨大なフルーツケーキ。これは圧巻ですね。
参加者達はこのケーキを目指して、バトルデラックスで戦い抜くことになります。ケーキの全貌が分かり、思わず唾を飲むカービィとバンワドなのでした。



カービィ「よーし!それじゃあ、優勝目指して頑張ろうー!!!」

バンワド「おーっ!!」



2人の威勢の良い声は、バトルデラックス会場の天高くまで響くのでした…。










デデデ『…始まったゾイ。しばらくは参加者を泳がせて、丁度いいタイミングの時にワシに指示するゾイ』



???『―――かしこまりマシタ。『デデデ陛下』』



……一方、持ち場へと戻った様子のおかしいデデデ大王が誰かに命じているようですが。
彼の近くには、『派手な格好をした』不審な人物が口角を挙げて跪いていました…。

------------------------

ドラマパートが一旦終了すると同時に、『エントランス』に受付係のワドルディが現れた!



マルク「ミッション②、開始サ!あーあ、ボクもドラマじゃなかったら参加してみたかったのになー」

ソティス「…そういえば、逃走者の中には戦えない輩もおるんじゃったのう。アトラクションの中には彼奴等と『直接対決』するものもあったじゃろうに」

サクヤ「大丈夫です。今回逃走者側の固有スキルではなく、こちらで用意した『とあるアイテム』を駆使してあの者達と対決していただきますから。…さあ、見守らせていただきますよ」

Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.54 )
日時: 2020/04/25 22:24
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)

【55:00】








ピリリ ピリリ










月島「…何ですかね?次のミッションのようデス」

DTO「『残り40分を経過すると、逃走者に付けられているアラームが作動し、ハンターに位置情報が知られてしまう。』ん?アラーム?……腰に付けられているこれころか」

Ga.「『それを阻止する為には、エリアに5箇所ある『アトラクション』を制覇する必要がある。アトラクションを1つクリアするごとに、『ランダムで選ばれた逃走者数名』のアラームが解除される仕組みになっている。全てのアトラクションを制覇すると、逃走者全員のアラームが解除できたことになる。』アトラクションを制覇出来たからといって、自分のアラームが止まるわけじゃないのか…」

シェリル「『また、アトラクションに挑戦できるのは各逃走者『1つだけ』の為、注意すること。アトラクションに参加する際は、どのアトラクションに参加するのかを『エントランス』の受付にいるワドルディに話すこと。』なるほどー。1回失敗したらもうチャレンジは出来ないってことだね!」





さて、次のミッションに参りましょう。
続いては、バトルデラックス会場を彩っている5つのアクションをクリアするミッションです。現在逃走者の衣装には各々アラームがついており、残り時間が40分を経過すると起動して、ハンターに位置情報が知られ逃走は困難になってしまいます。
逃走者達がアトラクションを1つクリアするごとに、『ランダムで選ばれた数人』のアラームが解除される仕組みになっています。しかし、誰のアラームが解除されるかは分かりません。その為、折角アトラクションをクリアしても自分のアラームが解除されない…なんてこともあります。
また、アトラクションの挑戦に失敗してしまうと他のアトラクション含め参加は不可。『どのアトラクションに参加するか』も1つの大きな選択になりそうです。
ハンターの猛追を回避するためには絶対にクリアしておきたいミッションですが、逃走者達はどう動くでしょう…?





ミッション② 『アトラクションを制覇し、アラームを解除せよ!』
残り40分を経過すると、逃走者に付けられているアラームが起動し、ハンターに位置情報が知られてしまう。それを阻止する為には、エリア内に5箇所ある『アトラクション』を制覇する必要がある。アトラクションを1つクリアするごとに、『ランダムで選ばれた逃走者数名』のアラームが解除される仕組みになっている。全てのアトラクションを制覇すると、逃走者全員のアラームが解除できたことになる。また、アトラクションに挑戦できるのは各逃走者1つだけの為、注意すること。
アトラクションに参加する際は、どのアトラクションに参加するのかを『エントランス』の受付にいるワドルディに話すこと。





konakun.「…これは参加しないとまずいかも」

影山「出来れば頭を使わないアトラクションがいいんだがな…」

アミティ「ミッション①は活躍できなかったし、みんなの為にも挑戦しないとー!」



アラームで逃走成功の芽が潰れてしまうのは嫌なのか、今回は全員参加するつもりのようです。
ミッションクリア目指して頑張ってください!





【54:52】





~エントランス~





月島「…普通にハンターに捕まるより、アラームでの確保の方が嫌なんでミッションに参加しマスよ」



…珍しいですね。まあ、放置していたら自分に被害が降り注いできそうなので充分分かりますが。
エントランスで身を潜めていた月島。影から身を乗り出し受付まで移動します。



受付ワドルディ「ようこそバトルデラックス会場へ!アトラクションへご参加する選手の皆さんはワタクシに『挑戦したいアトラクション』をお伝えくださーい!」

月島「…スミマセン。アトラクションに参加したいんデスケド…」

受付ワドルディ「はい!…えーっと、お一方ですか?」

月島「周りに人がいるとは思えませんケド。1人デス」

受付ワドルディ「今回選手の皆さんに挑戦していただくアトラクションは、全て『チーム戦』となっております。必ず『2人』でのご応募になるので、ご参加希望ならばお2人で受付のワタクシまで改めてお声がけください!」

月島「―――全種目『2人』が絶対の参加条件か。通達に書いてくれても良いデショ…」



…そう。今回のアトラクション、全て『2人vs2人』のチーム戦です。これはミッションの説明にはない情報でしたね。
月島はスマホに悪態をつきながらも、素早くその旨をメールで打ち、送信しました。



------------------------


月島です。ミッション②のアトラクション参加の件ですが、『2人』いないと受付すらしてもらえませんでした。必ず『2人』での参加をお願いします。


------------------------



月島「…これでいいか」



ポチ、と送信ボタンを押しスマホを仕舞った月島。
そんな彼の近くに何者かの影が――――――






































ハンターDD「…………!!」







ダッダッダッダッダ!!!!







ROCK ON 【KEI THUKISIMA】





ピーーーーーーーーーーーー










月島「―――なっ……!」



なんと、スマホを打っていた彼にハンターが近づいてきていました!
すぐに逃げ出しますが、既にハンターは彼の目と鼻の先。一瞬で追い詰められ……。









ポンッ








【54:23】
月島蛍 確保 残り14名





月島「おーさまと日向を利用するつもりだったんだケド…。捕まったら意味ないデショ」



貴方ねぇ、同級生を利用しようとしてたんですか。
…まぁ、ミッション②についてヒントを残したので爪痕は残したと言えましょう。












ピリリ ピリリ












影山「通達か。『月島蛍 確保 残り14名』 …あいつ、捕まったのか」

翔陽「ミッション②についてはおれもさっきメールで知ったから、打ってる途中で見つかったのかなー。あいつも不運だよな」

エリウッド「『2人』ということは、ペアベストを着ている人同士で行ってみれば何かあるかもしれないね。翔陽、行ってみよう」

翔陽「うっす!」





原作のバトデラでも、今回用意されているものに関してはチーム戦が可能です。今回はペアということもあり、全てが『チーム戦』となっております。
2人力を合わせて立ち向かっていかなければならないこのミッション。果たしてどうなる…?

Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.55 )
日時: 2020/04/26 22:00
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)

【53:44】





~エントランス 受付~



konakun.「ついたついたー」

アルル「あの後一緒に行動してて正解だったね!」



月島が確保された後、エントランスに一番乗りした逃走者はkonakun.とアルルの青ペア!
どうやらペアを組んでから今まで一緒に行動していたようです。



konakun.「一緒に行動してたら(^ω^)に刈られないかなって思って」

アルル「確かにバリカン持ってたけど、多分没収されると思うよ…?」



…何故アルルがそんなことを分かるのかは一旦置いておいて、来たからにはアトラクションに挑戦しちゃいましょう!
ところで、どのアトラクションに挑戦する予定なんですか?



アルル「どうやってアトラクションを攻略するかが分からないからねー。とりあえず一番平和そうな『あつめて!リンゴマッチ』ってのに参加しようかなって思ってるよ」

konakun.「エントリーシートに特に戦闘技能を書く欄とか無かったからね」

アルル「メタイダメゼッタイ!…とりあえず、早く受付を済ませちゃおう!」



確かに、戦闘技能が無い逃走者も多数います。天の声もどんな感じにアトラクションが進んでいくのか把握していない為、アドバイスをしようにも出来ないのですよね。
アルルはkonakun.を連れて、早速受付係のワドルディに話しかけました。



受付ワドルディ「ようこそバトルデラックス会場へ!アトラクションへご参加する選手の皆さんはワタクシに『挑戦したいアトラクション』をお伝えくださーい!」

アルル「すみませーん!ボク達アトラクションに参加したいんですけど!」

受付ワドルディ「はい!青いベストを着たお2人で参加ということでいいでしょうか?」

konakun.「うん。僕とアルルちゃんで『あつめて!リンゴマッチ』に参加します」

受付ワドルディ「了解しました!……『あつめて!リンゴマッチ』に参加、と」



受付係のワドルディが何やら機械的なものにデータを打ち込むと、彼は大きく2回頷き改めて2人の方を向き、笑顔でこう返しました。



受付ワドルディ「はい!受付が完了しましたよ!まもなく競技が始まりますので、お2人は案内係のワドルディの指示に従って会場までお進みください!」

アルル「ありがとうー!よーし、頑張るぞー!」

受付ワドルディ「また、案内ワドルディについていっている間は『ハンターに認識されない』ので安心して会場までお進みくださいー!」

konakun.「受付してからアトラクションに参加するまでの間はハンターに確保されないのか。これはみんなに後で教えてあげた方がいいかもね」

案内ワドルディ「参加者のお2人ですね?それではワタクシについてきてくださいわにゃ!」

アルル「うん!案内よろしく頼むよ!」



案内係のワドルディに導かれ、アルルとkonakun.は会場まで進んでいきました。









~あつめて!リンゴマッチ 観客席~



DTO「……ん?何か騒がしーな。アトラクションにでも参加する逃走者が現れたうへか?」



エントランスに向かっているDTO。ペアを組めなかったながらミッションには貢献しようと受付まで向かっている模様。
…走っている途中で、彼はワドルディ達がせわしなく動いている様子を発見します。そして感じました。『何かが始まる』という気配を。





『まもなく『あつめて!リンゴマッチ』が開催されます。現在会場におられる逃走者の皆様は、会場の外で逃走を行ってください。また、競技中は『新しいアトラクションの参加への受付』が不可能です。ご注意ください』





DTO「思ったとーりだけど…一体どうなるんだ?…アナウンス通りとりあえずは会場の外へ出なきゃな」



リンゴマッチ会場に響くアナウンス。曰く、競技中の新規アトラクションへの受付は不可能とのこと。
DTOはアナウンス通りエントランス側まで素早く移動し、会場の外へと出ます。すると―――





ゴゴゴゴゴ…………





DTO「うおおおおおお?!?!?!」



DTOが先程通った通路に繋がるドアが急に閉まってしまいました!
どうやらこのドア、競技中は逃走者が入れない仕組みになっているようです。



DTO「参加者の様子を見ることもできねーってか。こりゃ骨が折れんなぁ…」



彼はそう呟きながら受付を目指して走り始めました。








【53:20】





~あつめて!リンゴマッチ会場~



案内ワドルディ「ようこそ!チャレンジャーの皆さん!こちらでは、これから『あつめて!リンゴマッチ』という競技を行っていただきます。説明をお聴きになりますか?」

アルル「うん!聞くよ!アトラクションの名前からしてリンゴを集める競技だとは思うんだけど…」

案内ワドルディ「それでは説明いたしますね!皆さんには、これからあの『ミニスピーウッズ』が実らせるリンゴを自分のチームのエリアに運んでいただき、レバーを引いて穴に落としていただきます。制限時間1分以内に相手チームよりも多くリンゴを自分のエリアに落としたチームの勝利となります。また、誤ってエリアの穴に落ちてしまうとスタート位置まで戻されてしまうので注意してくださいね!」

アルル「なるほど…。あの木を揺らしてリンゴを落として、相手チームより多く自分のエリアに持ってってレバーを下ろすんだね!」

konakun.「リンゴを運ぶ人と、レバーを下ろす人の役割を考えた方がいいかも…?」

案内ワドルディ「それと!競技に参加する選手の皆さんには、この『エレメントメダル』を1枚選んでいただく形式になっています」

アルル「『エレメントメダル』?何それ?」

案内ワドルディ「カービィが使用する『コピー能力』をメダルに凝縮したアイテムです。これを身に付けていると、『競技中の間だけ』誰でもコピー能力を使用することが出来るんですよ!また、公平を規す為に『戦闘能力を持っている逃走者の固有スキル』は使えませんのでご注意ください!」

アルル「ボクの覚えてる魔法は使えないってことだね!オッケー!」

konakun.「このメダルを身に付ければ僕も戦えるってことか…」

案内ワドルディ「そういうことになります!エリアの中ではライバルがリンゴを奪う為、直接攻撃してくることがあります。それを防いだり、逆にこちら側から攻撃してリンゴを奪う戦法も取れますよ!ささ、この中から選んでください!」



そう言って案内ワドルディは懐から12枚のメダルを取り出しました。



アルル「どうしようかなぁ…。勝てればいいし、ボクは馴染みのありそうな『アイス』にするよ!」

konakun.「じゃあ僕は近接攻撃系の『スピア』にしてみるよ」

案内ワドルディ「はい!それでは競技が始まるまでにメダルを身に付けておいてくださいね!」



2人がメダルを取ったのを確認した案内ワドルディは、彼女達がメダルを身に付けたことを見守った後、控室へと戻っていきました。
…しばらく待っていると、実況係のワドルディが勢いよくアナウンスを始めました!





『レディース!アーンド!ジェントルメーン!これより、『あつめて!リンゴマッチ』の競技を行いたいと思います!早速選手の紹介です!赤チーム!『アルル・ナジャ』!そして『konakun.』!』

アルル「よし、行こうkonakun.さん!」

konakun.「楽しむぞ、頑張るぞ、勝つぞー!」



2人が会場に現れると、観客席にいる大量のワドルディ達がわにゃわにゃ歓声を上げました。
そしてすぐにアナウンスの声が続きます。


『青チーム!『ボムカービィ』と『カッターカービィ』のペア!赤チームがライバルとして戦うことになるのはこのコピーカービィ達だー!』

ボム「はぁい!」

カッター「いぃうー!」



…あれ?見覚えがあるカービィ達が出てきました。あっ!逃走者達がOPゲームでエリア内に放ったコピーカービィ達ですね!ここで回収してくるとは。
アルルとkonakun.も驚きを隠せていないようです。



アルル「あれれ、あのコピーカービィボク達がOPゲームで出したやつだ!」

konakun.「まさかミッションに関係してくるとは思わなかったねー」



『さぁ、勝利を手にするのはどちらだー?!チャンネルはこのまま!まもなく競技が始まります!』



熱気が上がる会場を背に、負けるわけには行かないと気合を入れなおす2人。



アルル「絶対勝つぞー!!」

konakun.「誰がアラーム解除になるか分からないけど、必ず勝つ……!!(`・ω・´)」




次回、青ペアvsコピーカービィ2体!リンゴを多く稼げるのは誰だ!

Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.56 )
日時: 2020/04/26 23:34
名前: konakun. ◆JmugMwQdvQ (ID: e4Mlzqwp)

konakunですー。折角参加したんだからもうちょいコメントした方がいいかな俺氏←
いやー、(×>ヮ<)に( ^ω^)に<('ヮ')>に顔文字盛りだくさんっすねぇかあいい、(×>ヮ<)が半角文字で健気に喋ってるとやっぱり癒されるというかなんというか生みの親バカなんでしょうか←
そんでペアジャケット獲得ミッションに動かなかった僕は自首を視野に入れてるのもあってソロプレイなんだろうなーって思ったらアルルちゃんからのお誘いが。こういうのは乗っちゃう性格ってことで無事に結成、そしてペアで挑むミッションにもやってるわけっすがお相手があのコピーカービィさん達となー。この手のゲームやる場合って大体正面衝突せずに隠密行動and奇襲するタイプなんで今回もそれを取っていきたい…ところだが如何せんチームメイトが他に1人しかいないんで1人にヘイト集めるのも中々大変かと。これ戦略性問われんなぁすごく…まぁ、とにかく優柔不断でここまで来ちゃったからにはクリアの1つでも積み重ねられたらいいなぁと、つまり頑張る。
それじゃあ次回以降もお楽しみにしていますー。(×>ヮ<)<デバンアリガトウ!

PS.カービィシリーズではハンマーが主力武器です← でもたまにはスピアもいいかもしれない


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