二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!!【完結】
- 日時: 2020/05/26 22:10
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1332
どうもです、灯焔です。
マイペースに我が道を進んでいく逃走中#CR03!前回異世界のゲートが完全復活し、ボルテージも盛り上がりも限界突破中!
今回の舞台は、某カービィの大乱闘ゲーとも呼ばれる『カービィ バトルデラックス!』より『バトルデラックス会場』。デデデ大王がカービィを倒す為用意したエリアで、逃走者とハンターとの駆け引きが三度、始まる―――!
前回、遂に道化師が動き始め緊迫した様子の運営本部。どうやら彼ら、『JOKER』が生きていると断定し魂を消滅させようと動き始めているようで…。果たして『JOKER』、どこにいるんでしょうかねー。
ミニドラマはカービィ&バンワドがバトルデラックスで大暴れ!コピー能力を駆使して、逃走者の力も借りデデデ大王の罠をかいくぐって優勝せよ!
神々、人間、魔族。それぞれの思いが交差し世界は更に変化を遂げていく―――。
<ルール>
逃走エリア:『バトルデラックス会場』
デデデ大王がカービィをコテンパンにやっつける為、自ら創り上げたアトラクションが豊富なエリア。
本来は10個のアトラクションに挑戦できるのだが、今回は逃走中verの為、デデデ大王と運営本部によって選ばれた5つのアトラクションとエントランスを繋いだ逃走エリアとなっている。
また、『地下には会場を創ったデデデ大王ですら分からない秘密』があるのだとか…?
エリア詳細 >>1
ミニドラマ紹介 >>2
逃走時間:80分
賞金:48万(1秒100円)
ハンター:初期4体(OPゲーム会場のハンターボックスに2体)
<参加者>
【pop'n musicシリーズ】より (3人) 詳細>>3
DTO
ハジメ
ジャック
【ファイアーエムブレムシリーズ】より (3人) 詳細>>4
エリウッド
ヘクトル
リンディス
【白猫プロジェクト】より (3人) 詳細>>5
チタ・チタ
クレア・スチーブンソン
シェリル・コーエン
【ハイキュー!!】より (3人) 詳細>>6
日向翔陽
影山飛雄
月島蛍
【ぷよぷよシリーズ】より (3人) 詳細>>7
アルル・ナジャ
アミティ
あんどうりんご
【作者枠】 (3人) 詳細>>8
おろさん
Ga.c=evo.
konakun.
【逃走中#02 MVP】 (2人) 詳細>>9
七海千秋
キュベリア
計20名
逃走中#CR04 次回作出場権(シード枠)争奪予想アンケート実施中!
※締め切りました
逃走中#CR04 次回参加者募集中! 逃走&確保MVP投票受付中!
※締め切りました
作者枠発表 >>135
※『お手伝い』として参加してくださる方向けの案内※
版権キャラ応募用紙 >>136 ※5/25(月) 20:00まで
◎AfterBreakTime
①『新しい希望の朝』 >>10
②『全知全能を司る神』 >>26
③『炎の紋章を掲げて』 >>39
④『その蒼き目は何を見る』 >>47-48
⑤『我ら、虚構の魔術師』 >>67
⑥『全知は語る、全能は悟る』 >>72
⑦『はじまりの作戦会議』 >>79
⑧『幼き姿の神』 >>82
⑨『救出作戦、始動』 >>98
⑩『道化師と呼ばれた男』 >>103
⑪『勝ってくるぞと勇ましく』 >>109-110
⑫『打ち上げパーティ』 >>141-142 >>145-146 >>149
以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。
- Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.62 )
- 日時: 2020/04/30 22:12
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
どうもです。灯焔です。
ドラガリの新イベが面白すぎて更新が遅れました。すみません。
いやー、隠れなくていいですけど本当良いゲームですよドラガリアロスト。今FEHとのコラボイベント中なのでご興味があれば是非是非やってください!ギガが非常に重いのでそこだけ注意してもらえれば!マルス引けるよ!クロム引けるよ!!
>>おろさん 様
どうもです。いつもコメントありがとうございます。
残念ながらチャレンジ失敗してしまったみたいですね…。他の逃走者の成功を祈りましょう。
デデデ大王の口調に気付くとは目ざといですね!はてさて、唯の演技なのか。はたまた何か悪いものでも憑いてしまっているのか…。逃走中が進んで来れば分かることと思います。お待ちください!
皆様、いつも暖かいコメントありがとうございます。
- Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.63 )
- 日時: 2020/04/30 22:13
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
【48:30】
~ぽいぽいトレイン会場~
クレア「では、お二人の敵を取りましょう!」
Ga.「おう!…ってクレアたそ、2人ともまだ捕まってないからね?」
クレア「そういうつもりで言ったのではないのですが…。あっ もしかして使い方を間違えた?!は、恥ずかしいです~!!」
Ga.「(狼狽えるクレアたそも可愛いな~♡)」
そこー、尊みを感じるのは自由ですが競技に集中してくださーい。
早速ぽいぽいトレインへの参加受付を済ませ、会場へと案内された2人でしたが…。クレアが天然ボケを発揮しGa.がただひたすらツッコみながら『クレアたそ~♡』と尊い表情を見せる。現在までその繰り返しです。
そんな2人の様子に案内係のワドルディも呆れています。
案内ワドルディ「あ、あの~。そろそろ競技の説明の方に移らせていただいてもよろしいでしょうか?」
Ga.「はっ!…ゴホン!ごめん、説明よろしく」
案内ワドルディ「はい、了解しました!これから挑戦者の皆さんには、この荒野に落ちている『こうせき』を拾って、エリアを走ってくる列車にあるコンテナに投げ入れてください。特に制限時間はありませんが、列車が全部走り終わるのに…約1分程時間がございますね。ゴール地点に全員が到着した時点での『こうせきの合計ポイント』が高いチームの勝利です!また、列車の中のコンテナには『得点が2倍』になるものがあったり、列車自体が『得点2倍になる』ものもあるそうなので、上手く利用して勝利を目指してくださいね!」
クレア「はい、分かりました!そんなに難しいルールじゃなくて良かったです!」
Ga.「クレアたそは戦闘慣れしてるから大丈夫だけど、俺行けるかなぁ。攻撃したことなんてチタにキックしかけたくらいしかないし…」
クレア「そうですねぇ。ならば、『じーくんさんが拾い集めるのを重点的に、私がライバルを邪魔するのを重点的に行う』という風に役割分担をしましょう!恐らくライバルチームも私達の拾ったこうせきを奪い取ろうと邪魔してくるはずですし!」
Ga.「それが一番いいか~。よし、俺は拾い集めて投げるのに集中するよ」
案内ワドルディ「それでは、こちらの『エレメントメダル』を1枚お選びください!」
そう言って案内ワドルディは懐から12枚のメダルを取り出しました。
クレア「いっぱいありますねー!どれを選ぶか迷っちゃいます…。じゃあ、『ファイター』にします!」
Ga.「俺は『ドクター』にしてみようかな。面白そう!」
案内ワドルディ「かしこまりました!それでは、競技が始まるまでに身に付けるのを忘れないでください!」
エレメントメダルを身に付けたことを確認した彼は、控室に戻っていきました。
それと同時に会場に、競技開始のアナウンスが鳴り響きます!
『レディース!アーンド!ジェントルメーン!先に続きまして、『ぽいぽいトレイン』の競技を行いたいと思います!早速選手の紹介です!赤チーム!『クレア・スチーブンソン』!そして『Ga.c=evo.』!』
クレア「ルーントレインの為にも、頑張ります!」
Ga.「クレアたそ~♡」
『青チーム!『パラソルカービィ』と『アイスカービィ』のペア!赤チームがライバルとして戦うことになるのはこのコピーカービィ達だー!』
パラソル「わにゃ!」 ※あれ?
アイス「はぁい!」
…あのー、オレンジ色のカービィから『わにゃ』って聞こえてきたのは気のせいですかね?
―――いえ、気のせいにしておきましょう。七海さん達の言葉だと、徐々に強くなっているとのこと。ペアベストの効力で少し弱くなっているとはいえ、気を付けていきましょう!
クレア「列車が関係するアトラクションですもん。負けられません!」
Ga.「どんな相手でもかかってこーい!」
【48:10】
『それでは皆さん、準備はいいですかー?カウントダウン、行きますよー!』
『3!』
『2!』
『1!』
『スタート!』
会場に響き渡るピストルの音と共に競技スタート!4人はこうせきに向かって一直線に走り始めました!
カービィ達が手つかずの場所にあるこうせきを中心に集め始めるGa.。ふと、落ちているこうせきの色が『2色』あることに気付きます。
Ga.「緑色のものと、金色に輝いてる奴がちょっとだけどあるな。もしかして…『金色のやつは高得点』なのか?」
クレア「わーっ!じーくんさん、横から攻撃が来ます!」
パラソル「えいっ!」(傘で殴ってくる)
Ga.「いきなりー?!」
パラソルカービィ、こうせきを持っている数が多いGa.に狙いを定め攻撃を仕掛けてきました!
しかしクレアの助言で間一髪避けることに成功しました。その隙を狙いクレアは攻撃を繰り出します。
クレア「『ルーントレインパーンチ!』」
パラソル「ぴぇ~ん!」(遠くにふっ飛ばされる)
クレア「おお、ふっ飛ばしちゃいました!まるでスマブラをやっているようです!」
Ga.「クレアたそもスマブラやるんだね…」
『ファイター』のエレメントメダルをこれでもかと活用するクレア。
そんなこんなしているうちに、最初の列車が走ってきましたよ!
Ga.「あっ 列車だ!クレアたそ、持ってるこうせきをあのコンテナの中に投げ入れて!」
クレア「了解しました!」
列車のコンテナがワドルディによって開け放たれたと同時に、2人はこうせきをコンテナに投げ入れました!
小気味いい音と共に得点が入ります!
クレア「どんどん入れちゃいましょう……じーくんさん、どうしたんですか?」
Ga.「『列車の中のコンテナには『得点が2倍』になる』って案内係のワドルディが言ってたよな?…もしかしたら、あれじゃないか?」
クレア「確かにあのコンテナだけ『金色』をしていますが…。入れてみましょう!」
Ga.、何かに気付いたのか夢中で投げ入れていたクレアの手を止めてとあるコンテナを指差し、自分の考えを述べました。
クレアは素直に彼の意見を信じ、金色のコンテナが開けられるのを待ちます。…彼らが待っている間、コピーカービィ達は『チャンス』とばかりにコンテナにこうせきを入れ続けます。
…そして。
Ga.「今だ!!!ありったけのこうせきを投げ入れろ!!!」
クレア「ぽいぽいぽーい!!!」
金色のコンテナが開け放たれたと同時に、持っていた残りのこうせきを投げ入れました!
すると、入った時の音が『先程とは違う』ことにクレアは気付きました。
クレア「じーくんさん!貴方の言う通りかもしれません!入れた時の音が全然違いました!」
Ga.「やっぱりか…!よーし、金色のコンテナを狙ってこうせきを入れよう!」
2人で軽い作戦を立てた後、それぞれの役目を全うする為その場を離れます。
近くにこうせきが無くなったのを確認し、Ga.は先へと走って行きました。
―――その後…。
Ga.「おりゃー!!2倍得点、ゲットー!」
クレア「邪魔立ては許しませんよ!『ルーントレインスピン』!!」
Ga.「(『大乱闘白猫ブラザーズ』…) 俺も援護だ!カプセル喰らえー!」
2人は列車を逃さず、こうせきを確実に2倍の得点になるコンテナに投げ入れ得点を稼ぎます。
カービィ達も負けじと自分達のペースでこうせきを投げ入れていきます!
『挑戦者のみなさん!ゴールまであとわずかとなりました!残りの列車は1本!今回、逃走中verということで、『スペシャルな列車』をご用意しました!』
クレア「スペシャルな列車…?まさか…」
Ga.「クレアたそ、心当たりがあるの?」
クレア「はい。実はゲームが始まる前、サクヤさんに『ルーントレインをお借りできないか』と頼まれたんです。ルーントレイン自体は少しの外傷で澄んでいたので、OKしたんですが…」
Ga.「…………。もしかしたら、もしかするかもしれないな?」
そんなことを話している2人。―――しばらく鉱石を拾い、カービィ達の邪魔立てを蹴散らしていると…。
向こうから、『見覚えのある』列車が走ってくるのが見えました。…『それ』を見た2人は、思わず大声で…………
クレア/Ga.『ルーントレインだぁ~~~~~!!!!!』
カービィ共『…ぷぃ?』
あのですねー。コピーカービィ達呆れて困ってますけど。
そんなこともお構いなしに、全速力でルーントレインまで近づく2人。しっかりルーントレインのコンテナにこうせきを入れることもやめません。なんて器用なんだ。
クレア「ふっふーん!ワドルディさん達に教えていただいた『フレンズれっしゃ』を活用しているんですよ!この形態だといつもより速く走れますし!」
Ga.「おらおらおらー!!!このスピードならカービィ達もついてこれないだろー!!!」
ワドルディ共『わにゃ~!』
…だからなんでワドルディが後ろにくっついてきているんですか?
そんなツッコミの声も届かず、クレアとGa.はフレンズれっしゃの形態のままカービィ達が拾おうとしていたこうせきもまとめてコンテナに入れてしまいました。
クレア「じーくんさん!このままゴールまで走りますよー!」
Ga.「ぽーっ!しゅっぽっぽー!クレアたそ~♡」
ワドルディ共『わにゃわにゃ~!』
パラソル『…ぽよ?』
アイス『ぷぃ?』
完全に呆れちゃってるじゃないですかー!クレアとGa.はそのままフレンズれっしゃの状態を保ってゴール。
それを追いかけるようにコピーカービィ達もゴールのラインを踏み越えました。
『両チームともゴール!選手の皆さん、お疲れ様でした!それでは結果発表と参りたいと思います!『ぽいぽいトレイン』勝利チームは―――』
ドコドコとドラムの音がしばらく鳴り響いたあと、空中にホログラムで点数が表示されました。そして、勝利チームがアナウンスによって発表されます!
『クレア・スチーブンソン Ga.c=evo. 138 vs パラソル アイス 85』
『クレア・スチーブンソン Ga.c=evo の赤チーム!チャレンジャーの勝利です!おめでとうございます!』
クレア「やりましたぁー!ルーントレインもこんな活用方法をしてもらえて嬉しかったです!」
Ga.「クレアたそともぎ取った勝利…俺、絶対忘れない…。クレアたそ~~~~~♡♡♡」
圧倒的な点差をつけて勝利!そりゃ双方の好きなものが出てきたら底力を発揮するとは思いましたが。まさかこれほどとは。
コピーカービィは呆れ顔のまま煙になって消えてしまいました。
Ga.「消えた。あいつら最後まで何だったんだろうなー」
案内ワドルディ「かき回すどころかかき回されてましたね…。お2人共、勝利おめでとうございます!いやー、人間の『フレンズれっしゃ』、久々に見ましたよ!」
クレア「教えてくれたワドルディさん達に今一度お礼を言わないと、ですね!」
ワドルディ共『わ~にゃ♪』
案内ワドルディ「(ワドルディ達が楽しそうだからいいか…)」
そのままエレメントメダルを返却し、エントランスへと戻ってハイタッチをする2人なのでした。
【46:45】
クレア 『ぽいぽいトレイン』クリア
Ga.c=evo. 『ぽいぽいトレイン』クリア
ピリリ ピリリ
アルル「通達だね!『クレア・スチーブンソン、Ga.c=evo.がアトラクションをクリアした為、特定の逃走者のアラームが解除された。アラームが解除された逃走者は―――』」
おろさん「『ジャック、アルル・ナジャ、おろさんの3名だ。』 あっ、消えてる!」
七海「これでおろさんさんがハンターに追われる危険は無くなったわけだね。よかった~」
クレア「うーん。じーくんさんのアラーム、消えませんでしたね…」
Ga.「こればっかりは運だからなぁ。残りの逃走者に任せるしかないな」
残りの未突破アトラクションも折り返し地点。ミッションの残り時間が6分30秒程で、残り2つです。
現在、エントランスに向かっている逃走者は―――
リン「こうなったら自分でアラームを消しに行くわよ!ジャック、付いてきて!」
ジャック「強引すぎる…。このあしらわれ方、まるで上司だ…」
エリウッド「翔陽、大丈夫かい?ハンターに気を付けながら走っているから疲れているだろう」
翔陽「それはエリウッドさんもですよ!…もうすぐエントランスですし、もう少しの辛抱です!」
シェリル「わたし達は既にアラームが解除されたけど、折角だから参加してみよー!飛雄さんも一緒だから心強いや!」
影山「日向と鉢合うかもしれないからな。それに、折角だからどんな競技なのかを確かめてみたい」
この6名。果たして全てのアトラクションを突破できるのでしょうか…?
【46:30】 アラーム起動状況
アラーム解除済み 9名 ※()内はペアベストの色
影山飛雄 クレア(桃色) konakun.(青)
DTO エリウッド(黄色) シェリル(赤)
ジャック(緑) アルル(青) おろさん(紫)
アラーム未解除 4名 ※()内はペアベストの色
リンディス(緑)
日向翔陽(黄色)
Ga.c=evo.(桃色)
七海千秋(紫)
- Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.64 )
- 日時: 2020/05/01 22:01
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
…おや、どうやらエントランスへやってきた逃走者がいるようですよ!
【46:20】
~エントランス 受付~
リン「到着!でもここからが本番よね。早く受付を済ませないと」
ジャック「全速力で走りすぎだぞリンディス…。競技の前にスタミナが切れたらどうするつもりなんだ」
リン「あら、そこら辺のバランスもちゃんと考えて走っているわ!それに、貴方が私についてこれない人だとは思ってないもの!」
ジャック「そうかよ。…ん、近くに誰か近付いてきてるな」
一番乗りでエントランスに到着したのはジャックとリンディスの緑ペア。
…そして、彼らが到着してすぐに他の誰かが近づいてきていることを知らせるジャック。思わず身を潜めますが、その必要はなさそうです。
翔陽「つ、ついたーーー…。競技前にバテちゃ意味がないのはバレーの試合も逃走中も一緒だってのに…。慣れない場所で体力使っちゃった…」
エリウッド「『早くエントランスに行きたい』って気持ちで全力疾走してたからね…。あ、リン達がいる」
リン「エリウッドじゃない!貴方達も競技に参加しに来たの?」
ジャック「…言った傍からスタミナ使い果たしてる奴がいるんだが。そんな体力で大丈夫か?」
翔陽「大丈夫だ、問題ない!」 ※違う!
エリウッド「空元気だね…。『1試合の途中に参加受付をすることは出来ない』ルールのはずだったから、僕達は君達の試合を見てから参加するよ。先にエントランスに到着したのもリン達だからね」
リン「ありがとう。それじゃ、私の雄姿見てて頂戴!」
続いてエントランスに到着したのはエリウッドと翔陽の黄色ペア。しかし、翔陽がここに来るまでにスタミナをかなり使ってしまっていたのが見て取れました。
エリウッドは彼の体力のこともあると、先に緑ペアの2人に挑戦するように進言。勿論リンディスはそのつもりだったようで、彼に自信満々に『行ってくる』とだけ告げエントランスで受付を済ませました。
【45:50】
~バトルロイヤル会場~
リン「最後まで残ってた2つが力を発揮できそうな競技で良かったわ。いつもの特訓の成果、見せてあげる!」
ジャック「…だけど、俺達の戦闘能力は封じられているんだぞ。慣れない能力を選んだらどうするんだよ」
リン「あら、心配いらないわ。カービィの真似をすればいいだけだもの!」
ジャック「(それが出来るのはお前だけだから言ってるんだろうが!)」
2人が参加すると決めたのは『バトルロイヤル』。彼ららしい選択です。
会場まで案内され、案内係のワドルディが競技の説明を始めました。
案内ワドルディ「それでは競技の説明に入りますね!『バトルロイヤル』のルールは単純明快!相手チームに攻撃を当てて、体力をゼロにして気絶させてください。チームの全員が気絶したらゲーム終了となります。先に相手チームを全員気絶させたチームの勝利となります!また、気絶した際には一定時間経つと復活する仕組みになっていますので、気絶させるタイミングを見計らってくださいね。また、戦いが長引いていくと『タイマーボム』という爆弾が出現します。これに当たってしまうと、一発で気絶してしまうので注意してください!」
リン「先に相手チームを全員気絶させればいいのね!分かりやすいルールで良かったわ」
ジャック「気絶させるタイミングを揃えないといつまでたっても試合が終わらない…なんてこともあるからな。気を付けないと」
リン「大丈夫よ!2体同時に気絶させればいいんだもの!」
ジャック「(体力を削る調整は俺がやらされるんだろうなぁ…)」
案内ワドルディ「それでは、こちらの『エレメントメダル』を1枚お選びください!」
そう言って案内ワドルディは懐から12枚のメダルを取り出しました。
リン「このメダルにカービィのコピー能力が封じられているのよね。不思議なこともあるもんだわ…。うーん…。それじゃあ、私はこの『ウィップ』にするわ。本当はソードが良かったけど、ないもの。仕方ないわ」
ジャック「『ニンジャ』にするか。普段戦っている戦法と似たようなことが出来そうだからな」
案内ワドルディ「それでは、競技が始まるまでに身に付けておいてくださいねー!」
エレメントメダルを身に付けたことを確認した彼は、控室に戻っていきました。
それと同時に会場に、競技開始のアナウンスが鳴り響きます!
『レディース!アーンド!ジェントルメーン!残りの未クリア競技も2つ!今回は『バトルロイヤル』の競技を行いたいと思います!早速選手の紹介です!赤チーム!『ジャック』!そして『リンディス』!』
リン「負けないわ。どんな相手でも勝利に導いてみせる!」
ジャック「相手には悪いが、勝負な以上手加減はしない」
『青チーム!『スピアカービィ』と『トルネイドカービィ』のペア!赤チームがライバルとして戦うことになるのはこのコピーカービィ達だー!』
スピア「はぁい!」
トルネイド「びゅーっ!」
ジャック「(なんでよりによってその能力のペアなんだぁぁぁ!!!)」
…運営本部、わざと相手のコピーカービィの能力調整してません?カービィの色も青と赤ですし。
ペアベストの力で弱まっているとはいえ、油断しないでいきましょう!
ジャック「いや、寧ろいつもの鬱憤を晴らすチャンスと捉えよう。あいつらに逆襲が出来ると考えれば…!」
リン「…流石に赤の他人にそんなことをするのはずるいと思うわよ?」
【45:30】
『それでは皆さん、準備はいいですかー?カウントダウン、行きますよー!』
『3!』
『2!』
『1!』
『スタート!』
会場に響き渡るピストルの音と共に競技がスタートしました!
4人はそれぞれの技を繰り出し体力を減らしにかかります!
リン「剣じゃないけど、ベレトやベレスが使っているように使えば…喰らいなさいっ!」
スピア「ふっ!」(鞭をはじく)
リン「やっぱり話の通り強くなっているみたいね。…でも、そうこなくっちゃ!戦い甲斐がないというものよ!」
トルネイド「えいやー!」(風の力を利用し宙に浮かびながら竜巻を起こす)
ジャック「(やっぱりか…。あのカービィ、上司の闘い方を模倣している。だったら…前に追われてた時を思い出せば戦法はいくらでもある!)」
…あのー、やっぱり調整わざとですよね?ね? Mさん/Wさん『しらんしらん(棒)』 確信犯?!
それはさておき、今までのカービィとは桁違いに強くなっています!ペアベストで能力が抑えられてこれって…勝ち目あるんでしょうか。
しかし、リンディスとジャックも負けていません。それぞれの戦いの経験を生かし、確実にカービィの体力を削っていきます。
リン「ふっ!はっ!脇が甘いわ!『れんぞくむちうち!』」
スピア「ていやー!わっ!」(槍が飛ばされる)
リン「チャンスよ!……でいやぁぁぁ!!!」
スピア「うわぁぁぁぁぁん」(地面にめり込む)
早速リンディスがスピアカービィを気絶させました!…何故か地面にめり込んでいますが、原作のゲームからこんななので気にしないでおきましょう。
トルネイドカービィはスピアカービィが気絶したことを受け、リンディスの邪魔をする為に風の力を更に強めます!しかし……。
ジャック「『さくらふぶきのまい!』」
トルネイド「うわっ!」(寸のところで避ける)
ジャック「直撃は避けてきたか…。やっぱり風の力を応用されると厄介だな」
リン「(こっちもそろそろ気絶から復活されてしまう…)」
このルールの厄介なところは、双方が気絶しない限り試合が終わらないところ。つまり、『体力をゼロにするタイミング』が揃わないと、ただこちらの体力が削れて行くのを待つしかないところです。
…リンの不安が現実になるかのように、スピアカービィは地面から復活していました。
ジャック「リンディス。俺に考えがあるんだが」
リン「どうしたの?」
ジャック「あの2体、どうにも俺の知ってる奴の戦い方を模倣しているみたいなんだ。だから、そろそろ2体で連携技を使ってきてもおかしくない。―――だから、そのタイミングを見計らって鞭で2体を縛ってくれ。囮は俺が引き受ける」
リン「了解よ。縛ったらどうするの?」
ジャック「『俺の合図に合わせて、縄を引いてくれ』」
リン「…それで、貴方が大技で2体同時に仕留めるという訳ね。面白そう!乗ったわ!」
試合も少しずつ時間が経過し、緑ペアの体力も半分ほどに削られています。
このままでは埒が明かないと判断したジャックは、身内の戦い方に似ているとリンディスに話し、作戦を話しました。リンディスは面白そうだとそれを2つ返事で了承。
…作戦、うまく行くといいですね!
スピア「ぽよっ!」
トルネイド「ふっ!」
ジャック「思惑通り!」
ジャックの思惑通り、トルネイドカービィがスピアカービィの援護するような形で連携技を繰り出す準備をしています!
トルネイドカービィがスピアカービィを空中に打ち上げ、スピアに風の力を与えます!そのまま、ジャックめがけて2体で風の力で攻撃してきました!
ジャック「連携技もあいつら模倣してるのかよ!…だけど、その模倣が仇になったな!」
リン「今よ!『キャプチャーウィップ』!」
カービィ共『?!』
槍から、手から、風の力を出そうとしたその瞬間。背後に回り込んでいたリンディスがカービィを纏めて縛り上げます!
後ろからの不意討ちにカービィ達は何も出来ず縛られ、地面へと落ちてしまいました。
スピア「ぴぇ~ん!」
トルネイド「むぎゅ~!」
もがもがと縄から脱出しようとするカービィ達。その隙をジャックは見逃していませんでした。
ジャック「今だ!リンディス、縄を引け!」
リン「えぇぇぇぇぇぇいっ!!!!!」
カービィ共『ふぇ~~~ん!!!』(ぐるぐる)
リンディスが勢いよく縄を引くと、カービィ達は駒のように回り続け、目を回してしまいました!
リン「今よジャック!」
ジャック『日頃の鬱憤…ここで晴らさせてもらう!!!『ひゃくれつかえんぎり』!!!』
ジャック、大技を放つ―――!試合の行方は―――?!
- Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.65 )
- 日時: 2020/05/02 22:01
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
【43:12】
ジャック「どうだ…?!」
リン「攻撃範囲が広い技だし、相手の体力も少ないから行けたんじゃないかしら…?」
日頃の恨み(?)の力も合わさってか、普通のダメージよりも威力が多かったように感じます。
手ごたえを感じてはいましたが、実際にやられた姿を見ないと『仕留めた』とは言えません。リンディスに確認をとりつつ、彼はカービィ達の様子を見ます。
コピーカービィ達は……。
スピア「むきゅ~…」
トルネイド「ひぇ~ん…」
ジャック「2体とも地面にめり込んでる、な」
リン「それじゃあ…!」
リンディスが嬉しそうな声を上げたと共に、試合終了の笛の音が鳴り響きました。
そして、アナウンスが会場中に鳴り響きます!
『どうやら決着がついたようです!選手の皆さん、お疲れ様でした!それでは結果発表と参りたいと思います!『バトルロイヤル』勝利チームは―――』
ドコドコとドラムの音がしばらく鳴り響いた後、勝利チームにスポットライトが当てられました!
『ジャック リンディス の赤チーム!チャレンジャーの勝利です!おめでとうございます!』
リン「やったわジャック!私達のチームワークの勝利ね!」
ジャック「…俺一人じゃ辿り着けなかった勝利…。こんなに、心地いいものだったなんてな」
戦闘慣れしている2人、そしてエレメントメダルの選択もベストでしたね!納得の勝利です。
…初めて握りしめた『仲間との勝利』に、思わずメダルを握りしめながらジャックはそう思ったそうな。
コピーカービィ達は、地面にめり込んだまま煙になって消滅してしまいました。
リン「これで一件落着ね」
案内ワドルディ「お2人共、お疲れ様でした!見事なチームワークでの勝利でしたね!」
リン「ええ、本当にそう思う。私、やっぱりジャックとペアになる為に諦めなくて良かったと心から思うわ!」
ジャック「まぁ、悪くは無かったな。暗殺業は基本単独で行うものだから、こういう経験は新鮮だった」
リン「…え、そうなの?エリウッド達と旅をした時、仲間に暗殺者がいたような気がするけれど…。そうは見えなかったわよ?私達と気さくに話してくれてたし!」
ジャック「暗殺者が団体行動…?!」
リンディスー、FEの常識をポップンに当てはめないでくださーい。誰のことを言っているかは何となく分かりますがー。
2人はエレメントメダルを案内係のワドルディに返却し、エントランスへと戻っていきました。
【43:00】
ジャック 『バトルロイヤル』クリア
リンディス 『バトルロイヤル』クリア
ピリリ ピリリ
七海「…おっと。通達か。『ジャック、リンディスがアトラクションをクリアした為、特定の逃走者のアラームが解除された。アラームが解除された逃走者は―――』」
リン「『リンディス、七海千秋の2名だ。』 有言実行よ!ちゃんと自分で消したわ!これで、アラームが解除されていないのは翔陽とGa.殿だけね」
ジャック「何はともあれアラームが消えて良かったな。折角アトラクションをクリアしたのにアラームが最後まで消えないなんて後味が悪すぎるからな」
翔陽「おれはともかく、Ga.さんが今その状況なんですよね…。おれ達で何とかしないと!」
エリウッド「そうだね。残り3分―――。この時間だと、良くて『1回』挑戦できるかどうか。時間を無駄にしないよう早く受付を―――」
そう、エリウッドが発言したその時でした。
ハンターKI「…………!!」
ダッダッダッダッダ!!!!
リン「ハンターだわ!」
エリウッド「距離が近いね…!仕方ない、ここはバラバラに逃げよう!」
翔陽「アトラクションは?!」
ジャック「そんなこと言っている場合か!ここで4人共捕まったら後の祭りだぞ!」
うわあーっ?!エントランスにハンター侵入!2回目ですよ?!
狙われたのは――――――
ROCK ON 【SYOYO HINATA】
ピーーーーーーーーーーーー
翔陽「おれか…!でも、アラームが消えた人じゃなくて良かった…!出来るだけ距離を稼ぐぞ…!」
狙われているのが自分だと分かった翔陽、3人に無言で頷きエントランスから離れました!
3人もそれを見たと同時にバラバラに逃げ出します。
~ぽいぽいトレイン会場~
翔陽「まだ追いかけてきてる…っ!」
ハンターKI「…………!!」
アトラクションを先に緑ペアに譲って隠れていたからか、体力が少し回復しハンターとの縮む距離を稼いでいる翔陽。
流石の烏野高校バレー部、持ち前の運動能力でハンターを近づけさせません。
翔陽「このまま突っ切れば撒けるかも…!」
そう思った、その時でした。
ゴゴゴゴゴ…………
翔陽「なっ―――!」
翔陽が走り抜けようとした扉が急に閉まってしまいました!これってまさか。
道がいきなり『行き止まり』になってしまい、逃げ道を失う翔陽。その間にハンターは彼との距離を縮め……。
ポンッ
【41:38】
日向翔陽 確保 残り12名
翔陽「目の前が壁になるなんて…。アトラクションの挑戦者がいるって気付いてればこっちに逃げなかったのにー!」
そう。『壁が出来た』理由は誰かがアトラクションに参加したからだったのです。
そして、今まさに競技中の逃走者は…。
シェリル「飛雄さん!相手のカービィ達動きに隙が無いよー!ミサイル取られちゃう!」
影山「まさか直接攻撃じゃなくて、ミサイルでダメージを与える競技だったとはな!」
最後の挑戦者、シェリルと影山が『vsロボボンカース』の競技に挑んでいる最中でした!
憐れ翔陽。まさか相棒の手に掛かり確保されるとは…。
ピリリ ピリリ
エリウッド「通知だね。まさか…『日向翔陽 確保 残り12名』 うう、ヘクトルに続いて彼まで…!」
リン「アトラクションに挑戦も出来ずに散っていくなんて…!あー、ハンターっ!許せないわっ!」
ジャック「悔しいだろうな。逃げ切れるほどの走力はありそうだったからな…」
~あつめて!リンゴマッチ会場 通用口~
Ga.「やばい、やばい。残りのアラーム未解除者俺だけだ…!」
クレア「ここの会場、モニターから他の競技を見られるようですね。じーくんさん、隠れながらモニターを見守りましょう!」
Ga.「そうしようか…。クレアたそ、もし失敗したと分かったらすぐ逃げるんだよ?」
クレア「…え?」
Ga.「いや、クレアたそが一緒に捕まったら意味がないからさ…」
【41:00】 アラーム起動状況
アラーム解除済み 11名 ※()内はペアベストの色
影山飛雄 クレア(桃色) konakun.(青)
DTO エリウッド(黄色) シェリル(赤)
ジャック(緑) アルル(青) おろさん(紫)
リンディス(緑) 七海千秋(紫)
アラーム未解除 1名 ※()内はペアベストの色
Ga.c=evo.(桃色)
残りアラームが未解除なのはGa.だけ!まさか作者陣が最後まで残ってしまうとは…!
彼の命運はシェリルと影山にかかっています!頑張れー!次回、ミッション②完結!
- Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.66 )
- 日時: 2020/05/03 22:02
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
【40:55】
~vsロボボンカース会場~
シェリル「うわっ!ミサイルがまた取られちゃった!」
影山「(ロボボンカースの体力が40%を切っている…。どう動けば逆転できるんだ…?!)」
現在、vsロボボンカース会場ではシェリルと影山がコピーカービィ達と戦っていました。
最終戦なので、カービィ達の実力もかなり上がっています。しかも、ペアベストの恩恵を受けられない2人の為、一方的に点差が離れていくばかり。劣勢のようですね。
分からない方の為に『vsロボボンカース』の説明を今一度しておきましょう。
この競技は、円形のフィールド上に落ちている『箱』を攻撃して破壊し、その中にある『ミサイル』を同じくフィールド上にある『大砲』を使用し、会場の中央に点在するロボボンカースに当てて得点を稼いでいきます。一定数ロボボンカースにダメージを与えると、ロボボンカースはダウン!直接攻撃が当てられるようになります。それを繰り返し、ロボボンカース体力が0になった時に得た得点の多いチームが勝利です。
影山の放った言葉の通りに解釈すると、ロボボンカースの体力が半分を切っているとのこと。ミサイルを全て自分のものに出来れば逆転は可能かもしれませんが…。
ハンマー「ていやぁー!」
ウィップ「えーいっ!」
相手のコピーカービィはハンマーとウィップの能力を持っています。うわぁ、この競技には絶対に出てほしくないペアだ…。一撃の火力がウリのハンマーと、アイテムを回収することが出来るウィップ。最終戦だからなのか、チームでの連携もかなりのもの。
シェリルと影山は彼らにただ翻弄されているだけでした。
シェリル「あっ!箱!くらえ、『シェリルボム』!」
影山「カッターの刃に乗せて回収するぞ!」
ウィップ「うりゃぁ!」(縄でミサイルを奪い取る)
影山「あの縄を持っているカービィを何とかしないとミサイルすら取れんぞ…!」
ちなみに各々が選んだエレメントメダルは、シェリルが『ボム』、影山が『カッター』。…ああ、これはどちらかが近距離系の能力を取るべきでしたね。
シェリルの爆弾の風を利用し影山がミサイルを取ろうとしましたが、その隙をウィップは見逃しません。『キャプチャーウィップ』を正確に放ち、確実にミサイルを奪い取り得点を稼いでいきます。
シェリル「どど、どうしよう~?!」
シェリルが慌てたその時でした!ロボボンカースの動きが止まり、シェリルの目の前にダウン!
これは大ダメージを与えられるチャンスですよ!
シェリル「こうなったら相手のダウンを利用して大ダメージだー!」
影山「シェリル!そのまま攻撃してくれ!多分このダウンで体力を0に出来るはずだ!」
シェリル「ちょらっさー!ファイナルアタックのボーナスポイントはわたし達がゲットするよー!」
火力が低いながらも手数に優れた能力で堅実に得点を稼いでいく2人。
カービィ達も負けじと攻撃をロボボンカースに繰り返し、そして―――
『ガウウウウウウウッ………』
会場中に響き渡る大きな咆哮と共に、ロボボンカースが完全に破壊されました!試合終了ー!
『ファイナルアタックのボーナスポイントは、『赤チーム』に入ります!』
シェリル「やった!ここ取られたら確実に負けちゃってたよー…」
影山「とってもギリギリ勝てるかどうかだな。結果発表を待とう」
『選手の皆さん、お疲れ様でした!それでは結果発表と参りたいと思います!『vsロボボンカース』勝利チームは―――』
ドコドコとドラムの音がしばらく鳴り響いた後、ホログラムで得点が発表されました。
『シェリル・コーエン 影山飛雄 9800pt vs ハンマー ウィップ 10000pt』
『ハンマー ウィップ の青チーム!ライバルチームの勝利です!おめでとうございます!』
シェリル「あっ 負けちゃった…。ごめんなさい飛雄さん…」
影山「ミサイルを取られまくったのが最後まで響いたな…」
あーーーっ、惜しかったー!シェリルと影山、カービィ達に敗北してしまいました…。
コピーカービィ達は呑気にカービィダンスを踊って喜びを表現しています。
案内ワドルディ「残念でしたね…。惜しかったですー!」
シェリル「くやしいよー!ルール上はこれで終わりだけど、最後の最後で失敗しちゃうなんてあんまりだー!」
影山「残り人数的に、俺達が最後の挑戦者だったんだよな。…アラームが解除できていない逃走者がいたんじゃないか?」
シェリル「あっ。……やっちゃったーーー!!!」
シェリルが叫んでも後の祭り。さあ、アラームを解除できなかった逃走者の様子を見に行きましょう。
【40:10】
~あつめて!リンゴマッチ会場 通用口~
Ga.「負けちゃったー!俺のアラーム確実に解除できないじゃん!!」
クレア「え、え、どうするんですか?!アラームが鳴るまで10秒しかありませんよ?!」
Ga.「クレアたそ、逃げてーーー!!!」
クレア「お気持ち苦しいですが……ええい、ままよーーー!!!」
試合を最後までモニターで見届けていたGa.とクレア。彼らが負けてしまったことにより、Ga.のアラーム発動が確定してしまいました!
クレアに逃げるように促すGa.。彼女は悲しそうな顔をしながらもその場から立ち去りました。
そして…………
【40:00】
ピピッ!
ハンターKI「…………!!」
ハンターDD「…………!!」
ハンターME「…………!!」
ハンターBW「…………!!」
ダッダッダッダッダ!!!!
Ga.の位置情報がハンターに通知され、彼を確保せんと4体が動き出した……!!
Ga.「出来るだけ人のいない所へ……!」
Ga.がそう判断し動きだしたその時!
ハンターME「…………!!」
ハンターBW「…………!!」
ダッダッダッダッダ!!!!
ROCK ON 【GA.C=EVO.】
ピーーーーーーーーーーーー
Ga.「2体同時?!しかも挟み撃ち?!無理だーーーーー!!!せめて最後は言わせてください!!」
逃げ出そうとした方向と、その逆側からハンターが2体迫ってきます!
逃げ道などもうありません!!最後に言い残したいことがあればどうぞ!
Ga.『クレアたそぉ~~~~~~!!!!!』
ポンッ
【39:51】
Ga.c=evo. 確保 残り11名
…ゲーム中最も大きな『クレアたそ~♡』を響かせ、Ga.は確保されました。
作者陣からついに確保!作者であろうがハンターは容赦しません!
ピリリ ピリリ
おろさん「通達だ…。『残り時間が40分を経過した為、未解除のアラームが発動した。ミッション②クリアならず。 Ga.c=evo. ミッション②のアラーム作動により確保 残り11名』 うわー!ミッション②失敗しちゃったー!」
七海「被害が1人だったとはいえ、ミッションがクリア出来なかったのは悔しいね…!」
konakun.「マジか。そうっすか…。Ga.さん…」
クレア「うぅ…。こうなったら、私がじーくんさんの分まで逃げますからねー!」
【39:50】 逃走者詳細
確保者 9名 ※()内はペアベストの色
あんどうりんご ヘクトル キュベリア
チタ ハジメ(赤)
月島蛍 アミティ 日向翔陽(黄色) Ga.c=evo.(桃色)
既存逃走者 残り11名 ※()内はペアベストの色
DTO ジャック(緑)
エリウッド(黄色) リンディス(緑)
クレア(桃色) シェリル(赤)
影山飛雄
アルル(青)
おろさん(紫) konakun.(青)
七海千秋(紫)
ミッション②クリアならず…!灯焔版逃走中初の事態です!
そして逃走者もどんどん減っていく中残り40分を切りました。今後どうなるんでしょうか。見逃せませんね。
To be continued……
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