二次創作小説(新・総合)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!!【完結】
日時: 2020/05/26 22:10
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1332

どうもです、灯焔です。
マイペースに我が道を進んでいく逃走中#CR03!前回異世界のゲートが完全復活し、ボルテージも盛り上がりも限界突破中!
今回の舞台は、某カービィの大乱闘ゲーとも呼ばれる『カービィ バトルデラックス!』より『バトルデラックス会場』。デデデ大王がカービィを倒す為用意したエリアで、逃走者とハンターとの駆け引きが三度、始まる―――!

前回、遂に道化師が動き始め緊迫した様子の運営本部。どうやら彼ら、『JOKER』が生きていると断定し魂を消滅させようと動き始めているようで…。果たして『JOKER』、どこにいるんでしょうかねー。
ミニドラマはカービィ&バンワドがバトルデラックスで大暴れ!コピー能力を駆使して、逃走者の力も借りデデデ大王の罠をかいくぐって優勝せよ!
神々、人間、魔族。それぞれの思いが交差し世界は更に変化を遂げていく―――。



<ルール>
逃走エリア:『バトルデラックス会場』 
デデデ大王がカービィをコテンパンにやっつける為、自ら創り上げたアトラクションが豊富なエリア。
本来は10個のアトラクションに挑戦できるのだが、今回は逃走中verの為、デデデ大王と運営本部によって選ばれた5つのアトラクションとエントランスを繋いだ逃走エリアとなっている。
また、『地下には会場を創ったデデデ大王ですら分からない秘密』があるのだとか…?
エリア詳細 >>1
ミニドラマ紹介 >>2


逃走時間:80分

賞金:48万(1秒100円)

ハンター:初期4体(OPゲーム会場のハンターボックスに2体)


<参加者>

【pop'n musicシリーズ】より (3人) 詳細>>3
DTO
ハジメ
ジャック

【ファイアーエムブレムシリーズ】より (3人) 詳細>>4
エリウッド
ヘクトル
リンディス

【白猫プロジェクト】より (3人) 詳細>>5
チタ・チタ
クレア・スチーブンソン
シェリル・コーエン

【ハイキュー!!】より (3人) 詳細>>6
日向翔陽
影山飛雄
月島蛍

【ぷよぷよシリーズ】より (3人) 詳細>>7
アルル・ナジャ
アミティ
あんどうりんご

【作者枠】 (3人) 詳細>>8
おろさん
Ga.c=evo.
konakun.

【逃走中#02 MVP】 (2人) 詳細>>9
七海千秋
キュベリア

計20名



逃走中#CR04 次回作出場権(シード枠)争奪予想アンケート実施中!
※締め切りました


逃走中#CR04 次回参加者募集中! 逃走&確保MVP投票受付中! 
※締め切りました
作者枠発表 >>135

※『お手伝い』として参加してくださる方向けの案内※
 版権キャラ応募用紙 >>136 ※5/25(月) 20:00まで


◎AfterBreakTime

 ①『新しい希望の朝』 >>10
 ②『全知全能を司る神』 >>26
 ③『炎の紋章を掲げて』 >>39
 ④『その蒼き目は何を見る』 >>47-48
 ⑤『我ら、虚構の魔術師』 >>67
 ⑥『全知は語る、全能は悟る』 >>72
 ⑦『はじまりの作戦会議』 >>79
 ⑧『幼き姿の神』 >>82
 ⑨『救出作戦、始動』 >>98
 ⑩『道化師と呼ばれた男』 >>103
 ⑪『勝ってくるぞと勇ましく』 >>109-110
 ⑫『打ち上げパーティ』 >>141-142 >>145-146 >>149



以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。

Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.137 )
日時: 2020/05/24 11:11
名前: おろさん ◆cSJ90ZEm0g (ID: N0SZnmuB)

こんにちは。おろさんです。


その後・・・


ヴィーシャ「このホットサンドおいしいです!」

カムイ「ビーフシチューも結構いけますね。私ももっとこんな風に料理がうまくなればいいんですが・・・;」



それでは、版権キャラを応募します。


①【名前】ロボット

②出典:ファミコンロボット、スマブラ

③一人称/二人称:私/お前、(人名)

④スペック:スマブラXの亜空の使者の時のエイシャント教。スマブラ世界出身だからか、ウルトラワールド含めて様々な世界のことを知っている。彼の故郷や仲間を消したタブーが異世界にいるほとんどが下着泥棒の裸族になっているのを知って結果的に超絶裸族嫌いに。今は黄昏ていながらもそれなりに日常を楽しんでいる。

⑤サンプルボイス:「私はロボットだ。名前の指定はない。」
「全く・・・何をやっているんだ・・・;」
「おい、後で話がある。」
「イイカゲンニシロキサマ・・・・・(ガチギレ時」
「この世界も悪くはないな・・・・」

⑥備考:食べ物は普通に食べられます。



①【名前】百鬼姫

②出典:妖怪ウォッチ

③一人称/二人称:わらわ/貴様、(人名)殿

④スペック:感情を失っているとか言われている(それはただの都市伝説である)、闇の妖術を極めた地獄の小国の姫。甘いもの(主にメロンパンやちくパ)とひなビタが大好き。裸族料理を作る裸族が大嫌い。Mr.ゲーム&ウォッチとは甘い物好き仲間の大親友。父親の鬼KINGに許可を受けていつでも出かけられるようになったらしい。戦闘時は弾幕系の技や闇の妖力で作った刀で戦う。

⑤サンプルボイス:「わらわは百鬼姫じゃ。・・・ところで、甘いものが食べたいんじゃが・・・」
「この世界には少なくとも裸族がいなくてよかった。」
「む・・・?なんだか嫌な予感がするのう・・・」
「それはジャンルが違うぞ。ふざけたことをするな;」
「この世界のひなビタメンバーはどんな感じなんじゃ?・・・まあいいか。」

⑥備考:語尾に『~じゃ』や『~じゃのう』などを付けます。



こんな感じでよろしくお願いします。

それでは、次の逃走中を楽しみにしています。

Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.138 )
日時: 2020/05/24 13:48
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

ユマです。

ついに、ついに3回目で念願の逃走中参加ですってよ、ユマ!?他は...参加者として桜木霊歌さんと夏風邪さん、両方ともにコラボはしたいかな、うん。...悪ふざけも込みで。

スタッフにおろさんとkonakun.さん...参加者経験のあるお二人なら安心出来ますね。

MVP...おい何があったのよ。コメントの皆様の声が"クレアたそ〜"に洗脳されてますが。

舞台は...え。マリオパーティな舞台ベースの王国で4区画分けですか...ep2の件と似た区分け、特徴を掴む必要性があるという事ね...そしてドラマは異常気象の原因を探るべく主人公が天空の国に向かう設定なのか...

嗚呼、アンセムトランス2なあの曲がいきなり弐寺行きとはね...前作の曲調覚えていると少しだけホロりとしますぞー。

それとキュベちゃんよ、(「・ω・)「がおーはユマにもやめたまえ、段位認定絡みで個人的に気にしてるから。(褒め言葉だ)

と、とにかく選ばれたからにゃ頑張っていく所存なので改めてお願いしますね、押忍!

ではこの辺で。エピローグは悪夢フラグが点灯、なう?

Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.139 )
日時: 2020/05/24 21:50
名前: konakun. ◆JmugMwQdvQ (ID: e4Mlzqwp)

konakunですー。
アシスタント任されちゃいましたー、しかも相方連れOKと来まして…灯焔氏ミリしら以下な相方しか連れて来られそうにしかありませんですよぅ…←
まぁでも折角リクエストの機会なんで有効に使わせていただくですよー!いやぁ無理だったら本当に拒否っていいので←


①【名前】
花小泉杏 (「はなこ」表記でお願いします)

②出典:
あんハピ♪

③一人称/二人称:
一人称…私
二人称…ちゃん付け、(多分)くん付け(原作で男子の出番が殆どないので分からない)

④スペック:
天之御船学園1年7組に所属する高校生。
とにかくありとあらゆる場面において不運を抱えており、行く先々で様々な不運に逢うトラブルメーカー(特に水運が悪く、しょっちゅう川に落ちたり濡れたりしてる)。
動物が好きでよく撫でたりしようとするが大体襲われて傷を負ったりする。
それでもポジティブな姿勢を崩さない、「私はすっごくツイてるよ!」が口癖の健気な女の子。しかし貧乳を気に(ry
(以上は全部原作設定で、独自設定の類はありません)

⑤サンプルボイス:
「花小泉杏だよ!将来の夢は、動物園の飼育係です!」
「みんなに出会えて、私はすっごくツイてるよ!」
「迷惑かけたっていいんだよ、だってみんなのこと、好きだもん!」
「こっちの世界の動物もなでなでしてみたいなー、仲良くなれるかなぁ?」
「幸福実技の授業って、いつもやること違って楽しいんだよ!」
「特技は…えーと、あ、ほっぺがすごく伸びまーす」
(出典:きららファンタジア)

⑥備考:
・異常に耐久力が高い(川で溺れたり動物たちに引っかかれまくってもピンピンしてるぐらいだし)。
・素の戦闘力はないんですが、もしも戦闘に出したいと言う場合は(きららファンタジア準拠で)耐久力高めのナイト的なポジションにしてくれると有難いです。


灯焔氏の知らないキャラのリクエストというわけでまずは一人提出で様子見しようかと。返信の内容次第で相方を追加する可能性があるかもしれないので返事お待ちしております。

(×>ヮ<)
|)彡 サッ

Re: 逃走中#CR03 カービィ!バトルデラックス!! ( No.140 )
日時: 2020/05/24 22:10
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)

どうもです。灯焔です。
設定作りに悩んでいたらこんな時間になってました。#CR04の準備流石にしないとあかんですねこれは。


石丸「…別件の話、まさか1日ちょっとで全生徒の募集が完了するとは思わなかったな」


私もおっかなびっくりですよー。1週間程度はみたいなーと思ったらあっという間に集まるんですもん。なんだありゃ。…ここもいつかそうなる時が来るといいなぁ。



>>おろさん 様

どうもです。コメントありがとうございます。
ロボットさんと百鬼姫さんがお手伝いに来てくださるということで、ありがとうございます。キャラ崩さないように配慮頑張ります。



>>YUMA 様

どうもです。コメントありがとうございます。
4度目で念願の参戦です!さて、逃走成功できるかどうか…。最後までお見守りくださいね。
流石にコメント残さない輩は締め出す(※言い方)決意をいたしました。私も心を鬼にしないといけない時が来たのかもしれませんね…。
クレアたそ~♡ は クレアたそ~♡ です。それ以上でもそれ以下でもございません。

それでは次回、精一杯走り切ってくださいませ。


>>konakun. 様

どうもです。コメントありがとうございます。
きらら系はがっこうぐらし!とけいおん!もぼんやりと覚えているかいないかくらいのミリしら具合なので上手く表現できるか不安ですが頑張ります!
大丈夫です。きらら系の子は絶対戦闘には出しませんので。うちのハイキューメンバーと立場は一緒だと思います(※HQメンバーも全員非戦闘員。後方支援がメインです)。




というわけで、恒例の打ち上げ回を挟んで次回へと橋渡ししたいと思います。
…ロンパFのキャラが登場する…かも~?

打ち上げ ① ( No.141 )
日時: 2020/05/24 22:11
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: ACwaVmRz)

サクヤ「それでは、これにてお知らせと発表は以上になります!皆様ご自由に打ち上げをお楽しみください!今回も、1回目に続き後程ミミさん達のバンド演奏、そしてスペシャルゲストを招待しておりますので、お楽しみください!」

タイマー(j)「こっちのニャミちゃん達のバンド演奏だって?!逃走中ってそんな凄いこともするの?!」

リピカ「どう考えても盛大に打ち上げするのはうちだけさ」

ニア「…うふふ?各々の『個性』を出す、ということに関しては余念がありません、と天の声が言っておりました、わ?」

サクヤ「そんなこと一言も聞いていないんですが…」

アクラル「デタラメ言ってるわけじゃねーよな?」

ニア「…あら、私が嘘を仰いますと思って?」

サクヤ「ニャルラトホテプの言う事を誰が信用するんです?」

ニア「……うふ?」

ルカ「なっ!邪な雰囲気が!浄化したらーい!」

クレア「浄化しないでくださーい!」



MVPと作者陣の発表も無事終わり、サクヤの掛け声で最早恒例となった打ち上げタイムに入った一同。確かにゲーム終了後の描写をしっかりする作品なんて少な…何を言わせるんですか。
各々パーティを楽しむ中、不意にMZDがミミニャミとジャックを呼び出します。



ミミ「どうしたのー?病み上がりなんだからもう少し休んでなって」

MZD「身体については何ともないからもういいの!そうじゃなくて。お前ら、次から本部で仕事してもらうから。ジャックは2人の護衛!それを伝えたくて呼んだの!」

ニャミ「…え?本部所属?次から?どういう風の吹き回し?」

ヴィル「元々は『危険な目に合わせたくないから』とポップン支部への所属を命じていたらしいが…前回、今回と危険な目に遭ったのは事実だろう。結局は本部に一々遊びに来ても一緒だとMZDが判断したらしくてな。サクヤに相談して、話し合って決めたのだ」

ジャック「ミミニャミはともかく、なんで俺が2人の護衛になるんだよ」

MZD「あのねぇ…。異世界のミミニャミと違ってここの世界のミミニャミは戦う力を持ってないの。ジルクと戦った時はオレが特別に神パワー貸してあげただけだし。そんな状態で2人が直接狙われたらどうすんの?オレが駆けつければいい話だけど、今回みたいに捕まったりして怪我でもされたらたまったもんじゃない。だから、お前に『ミミニャミの護衛』をさせることに決めたんだよ」

ヴィル「ジャック。これは『お願い』ではない。『決定事項』、つまり『命令』だ。お前に拒否権は無い」

ジャック「なっ…!理由は分かったが、なんでお前らに指図されなきゃいけないんだよ!!」

MZD「惚れた女が目の前で血まみれになってジャックは平気なんだ~?ふ~ん?」

ジャック「誰がそんなこと言った!!…ちっ。お前らの命令なんて聞きたかねーけど、確かにミミニャミに怪我されるのも後味が悪い。…してやるよ護衛。それでいいんだろ」

MZD「さっすが!話が分かるヤツで良かったぜ~!」

ミミ「ってことは、ジャックも次から本部所属なんだよね!やったー!一緒にお出かけとかできるね!」

ニャミ「ハスノさんのカフェとか~、シティにあるエイブルシスターズとか~、案内したい場所いーっぱいあるんだ!ポップンワールドで出来なかった分沢山連れ回してやるんだから!」

ジャック「俺は荷物持ちとして護衛の任務を担ったわけじゃないんだぞ…」



おやおや。どうやら次回からミミニャミとジャックを本部に移籍させるようサクヤに相談していたようです。『命令』という言葉を聞き一回は『嫌だ』と言うものの、確かにMZDの言う通りミミニャミが怪我するところは見たくありません。
…しばらく黙った後、彼は護衛をすることを承諾しました。それを聞いて自分のことのように喜ぶミミニャミ。どこに行きたい、何をやりたいなど今から口からポンポン言葉が飛び出ます。…ジャック、これは覚悟した方がいいかもしれませんね~?
そんな話をどこから聞きつけたのか、見覚えのあるテント姿の男性が全速力でダッシュし、MZDとヴィルヘルムの目の前に現れ綺麗にスライディング土下座をしてきました。



テント「癒しを奪わないで~!」

MZD「スライディング土下座しても決定したモンは覆りません。潔く諦めてくれテント」

テント「彼女達がいなくなったらポップン支部の調査はどうすればいいんですか!フローラさんとノルニルさんは勝手にどっか出掛けちゃいますし、だからと言ってエクラさんにばかり仕事を押し付けるのは…!」

ヴィル「何の為にポップンミュージックの世界の住人をそちら一極に集めているというのだ。もっと人員を使え!」

MZD「自分が動くことには何の躊躇もない癖に、他人を使うことになると途端に恐縮するもんな~。伝説のマジシャンなんだからしっかりしてよー」

ミミ「MZDの言葉がしっかりブーメランになってるよ」

ニャミ「ホントホント。どの口が言うかって感じだよねー」

MZD「刺さるんで容赦ない一撃は止めてくれません?」

jun「(容赦ないなぁ…)」

ワドルディ「わにゃ」



テントはミミニャミを随分気に入っていたようで、彼女達が本部所属になると聞き阻止しようとスライディング土下座をしてまでMZDにお願いをしに来たのでした。しかし決定事項なので覆せません。残念でしたね。
それでも頑なに土下座を止めない彼に半ば呆れかけていたところ、誰かがパーティ会場にやってきたようです。



??『すみませーん!苗木くんの案内でここまで来たんですけど…。『運営本部』ってここで合ってますか?』

??『見て見て神谷!神崎!美味しそうな料理がいっぱいあるよ!おれ達もちょっと分けて貰おうよ!』

??『俺達はパーティに参加したんじゃないの分かってるよな冥雅』

エクラ「…すみません。テントカントさんはこちらに来ていませんか?」

天海「ん?キラキラした宙に浮かんだ女性はともかく…。残りの3人に見覚えがありますね」

田中「…んなっ?!なぜ春子がここに来ている?!貴様、まさか俺様に―――!」

おろさん「『春子』?田中くんの知り合いなの?」

七海「ほら、ゲーム中に話していた『オリジナルの超高校級の生徒がいる』って話。沢山いるんだけど…あの3人もそうなんだよ」

おろさん「へぇ…!」



突如現れた3人の高校生とエクラに、一部の参加者…特に田中くんはビックリしているようです。
そう。現れた3人こそ、別名義で昔連載していた創作論破の登場人物なのです。ご興味がありましたら『ダンガンロンパF』って検索してみてくださいね。
ラベンダー色の長髪をなびかせた少女は、エクラに案内してもらったお礼を言ってこちらに近付いてきました。
おろさんが七海さんに説明を受け、食い付いています。



神谷「えーっと…。はじめまして、だったわよね。私は『神谷春子』。希望ヶ峰学園の79期生で、『超高校級の知識』と呼ばれているわ」

冥雅「オレは『冥雅雪斗』!神谷と神崎のクラスメイトだよ!79期生の『超高校級の幸運』です!よろしくね!」

神崎「『神崎満月』。『超高校級のDJ』って呼ばれてる。冥雅も言った通り、神谷と冥雅のクラスメイトの1人だ。よろしくな」

おろさん「ほ、本当にいたんだ…!異世界のオリジナル超高校級の生徒…!」

罪木「おろさんさん、落ち着いてくださぁい!一応この世界の『希望ヶ峰学園』には『80期生』まで存在するんですぅ。お三方の他にも、後輩さんや先輩さんが沢山いるんですよぉ」

神谷「なるほど。貴方が噂の『おろさん』さんなのね。うふふ、会えて嬉しいわ!これから仲良くしてね?」

おろさん「こ、こちらこそ!」



神谷さんの人のいい笑顔に思わず照れてしまうおろさん。その様子を見ていた田中くんがわざとらしく咳ばらいをした後、彼女に本題を言うように突き付けました。
その慌てた様子に冷静に石丸くんと罪木さんが突っ込んでいます。



田中「春子!貴様、何をしに来た!まさか特異点の差し金ではなかろうな!」

神谷「差し金って…。別に何も悪いことを企んでいる訳じゃないわよ。特異点…確かに日向さんから伝言を預かっているわ」

石丸「伝言?一体どうしたというのだね」

冥雅「そのことなんだけど…。ここのリーダーみたいな人はどこにいるの?」

石丸「サクヤくんにも聞いてほしい話なのか…。分かった、呼んで来よう」



どうやら神谷さん達はサクヤに用事があるようですね。そのまま石丸くんは彼女を呼びに一旦席から離れました。
少し待っていると、サクヤが石丸くんと共にこちらへやってきました。



サクヤ「お待たせしました。運営本部の管理を務めております『サクヤ』と申します。…苗木くんからの伝言ですか?」

神崎「あぁ。苗木先輩、日向先輩、それから最原に頼まれてな。『モノクマがお前らを嗅ぎまわってるらしいから、用心してくれ』と。あと、『道化師と繋がっているかもしれないから気を付けて』とも伝言を頼まれたな」

サクヤ「モノクマが?…それは厄介ですねぇ(ロンパの世界線の記憶も無理やり繋げているというのに…。もう勘付かれたというのですか)」

石丸「サクヤくん?どうかしたのかね?」

サクヤ「い、いえ!なんでもございません。貴重なご意見、ありがとうございます。道化師と繋がっているかもしれない、というのは厄介ですね。彼ら、一部の神々とも手を組んでいるようですし…」

田中「用心する、に越したことはないが…。今後も今回と同様に厄介な出来事に巻き込まれるかもしれぬ、ということには覚悟せねばならないのか」

神谷「あ、そのことだけれど…。次回から天海くんと斬美さんがこっちに加わるから、よろしく頼むとも言われたわ」

石丸「天海くんが?!…どういう風の吹き回しなのだね。最原くんはこういうことにあまり積極的ではないと思っていたのだが」

冥雅「そうも言ってられないみたいだよ。モノクマが関与しているかもしれないって聞いたらね…。勿論、オレ達も希望ヶ峰学園の生徒として協力するつもりだから、大船に乗ったつもりでいてくれよな!」

サクヤ「ありがとうございます。後程苗木くんや日向くんにもお礼を言っておきますね」



モノクマ…。今その言葉は聞きたくなかったですね。彼はダンガンロンパの世界でも暴虐の限りを尽くした悪しきクマ。サクヤが意味深なことを呟いていた気がしますが、どうやら関与されると厄介なことには変わりないようです。
そのかわり、それを見越して次回から天海くんと東条さんが仲間になってくれるとの情報も得られました。勿論、79期生の3人を始めとする生徒達も積極的に支援をしてくれるみたいです。



おろさん「あの!もっと貴方達のクラスメイトについて教えてくれないかな?!僕の世界にも『超高校級の肩書』を持ってる人達が沢山いてさ!」

神谷「ええ、いいわよ。折角会えたんだから、パーティが終わるまでまで沢山お話しましょう。色々聞かせてちょうだいね?」

冥雅「おろさんさんってどんなハーブティーが好きなの?!この会場にあるかなぁ…!」

神崎「会場勝手にうろつくなって。…ま、今回だけなら許してくれるかなぁ」



おろさんは早速神谷さん達との話に夢中になっているようですね。微笑ましい。
彼らのことは一旦置いておいて、彼らと分かれたエクラの様子を見てみましょう。






エクラ「テントさん。フローラさんが痺れを切らして巨大になっています。早く帰ってきてください」

テント「なっ!もうそんなに巨大になっているのですか?!春うららな時期だとはいえ、少々早すぎはしませんか?!」

エクラ「それはもうとても。今は牧場だけに留まっていますが、このままだと地球全体を覆う大きさになってしまうかもしれません」

テント「そ、それは困ります!うう、1回目の時は時期が時期だったから最後までいれましたが、マドモアゼル達のバンド演奏を見れずに帰るのは残念ですねぇ…」



エクラ、どうやら支部に戻らないテントを連れ戻しに来たようです。何でもフローラが支部で彼の帰りを待つことに退屈し、徐々に巨大になっているとか。今は春真っ盛りですし、このままでは大変なことになってしまいます。
テントはミミ達のバンド演奏が聴けないことを残念に思いつつも、フローラが巨大になるのを防ぐ為エクラと共にパーティ会場を後にしようとしました。



エフラム「…そこのお前。ちょっといいか」

エイリーク「兄上?どうかなされたのですか?」

エクラ「……?」



ふと、打ち上げに参加していたエフラムがエクラに向かって話しかけてきたのです。体調は大丈夫なんですか…?ぴんぴんしているので平気だとは思いますが。
彼が不意に話を振ったので、エイリークも驚いて共にやってきました。



テント「ん?エクラさんに御用です?」

エクラ「私に何か用ですか…?」

エフラム「いや、用という訳じゃない。ただ…お前が『どこかで会ったことのあるような』雰囲気があってな。思わず話しかけてしまった」

エクラ「…………」

テント「エクラさん?大丈夫ですか?」



何を言い出すと思ったら、どういうことですか?エクラはポップンの世界の住人で、エフラムはファイアーエムブレムの世界の住人。名前が被るなんてことはあり得ますし、彼が『どこかで会ったことがある』と思うのはいささか不自然です。
…しかし、エフラムの言葉にエイリークも思い当たる節があるようです。首を傾げながらも、彼女も彼の言った言葉に賛同しました。



エイリーク「そういえば…。アスク王国にいた時に会ったことがあるような気が私もします。うーん…誰だったか、までは思い出せないのですが…」

エフラム「エイリークもそうだったのか。人違いだったのならすまないが…どうか、名前だけでも教えてくれな『すみません。失礼します!』お、おい!」

テント「わっ!エクラさん!?」



エフラムが名前を聞こうとしたその瞬間、エクラはテントカントの手を引き逃げるようにパーティ会場を後にしてしまいました。
彼女が走り去っていった後を、双子のルネス王族はそのまま見ていることしか出来ませんでした…。



マルス「2人共。どうしたの?パーティの食事が冷めてしまうよ」

エイリーク「マルス王子…。あの、白いローブの方を覚えてはいらっしゃらないですか?ほら、召喚士の」

マルス「『エクラ』のこと?しっかり覚えてるけど…それがどうかしたの?」

エフラム「さっきテントに手足が生えた男を連れ帰った輩が…『エクラ』に雰囲気が似ていたんだ。…違うな、似ていたんじゃない。『瓜二つ』だった」

マルス「『瓜二つ』…?確かにアスク王国でエクラが行方不明になったって話は聞いてるけど…。そんな偶然が、あるのかい?」

エイリーク「分かりません。ですが、もし彼女が私達の知っているエクラ殿だった場合…。ちゃんと、話をしなければいけないような気がしてならないのです。…彼女は、私達が知らないことを知っている。勘ですが、そう思うのです」

マルス「そうか…。でも、突然聞いても向こうが驚くだけだろう?また改めて機会を設けて話しに行こう」



…ルネスの双子が思い描いていたのは『エクラ』という白いローブを纏った召喚士のようでした。どうやらここに混ぜられる前に行方不明になっているようなのです。
しかし、帰ってしまった以上話を聞くことはできない。マルスは一旦2人を宥め、また改めて話を聞きに行こうと提案するのでした。



『そろそろミミさん達によるバンド演奏が始まります!皆様、どうかステージまでお集まりください!』



サクヤによる案内が会場に響きます。今はそのことを考えていても仕方がない。
そう割り切り、バンド演奏を見にステージへと歩いて行ったのでした。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31