REVERSE WORLD
作者/ 将軍

第2話
小隊メンバーは上限が30人下限が27名と決められている
現在のメンバー24名だ、小隊は分隊が3個集まって構成されている、今は分隊長になりそうな人物を探しているところだ
「誰か、メンバーになってくれそうな奴おらへんかなぁ?」
野々村が愚痴った
「私の友達に救護医の子、いるけど呼ぶ?」
美鈴が聞いてきた
「いるんだったら、最初からいってくれ」
「じゃあ、呼んでくる」
程なくして、美鈴が連れてきた子は女子でおしとやかな雰囲気で美鈴より背が高い黒っぽい青髪の女子だった
「私は柔欄寺 愛華といいます。あの小隊のメンバーが私なんかでいいのですか?」
不安そうな声で柔欄寺が聞いてきて
「歓迎するけど?」
野々村がいったら
「ありがとうございます。」
にこやかな笑顔をこちらに向けてきた
他のメンバーを探しながら廊下を歩いていると、いきなり声をかけられた
「あなたが野々村少尉ですか?」
後ろを振り向くとでかい男が立っていた
「そうですけど」
野々村は答えた
「あなたは?」
「申し遅れました、私は瀧上 久遠と申します。私をあなたの小隊に加えて頂けないでしょうか?」
瀧上はいった
「兵科は?」
「一応、工兵と強襲兵の二つです。」
美鈴と顔を見合わせ
「歓迎するよ」
最後のメンバーを探しつつ廊下を歩いていた
「誰かいい奴いないかなぁ?」
野々村はボヤきつつ歩き出して、すると急に手を叩いて
「忘れてたけど、俺の友達がいた!」
すると、美鈴は
「あんた、友達いたの!」
美鈴がびっくりしていた
「失敬な、友達くらいおるっつーの」
美鈴を小突いてから歩き出した、少し歩きある部屋の前で止まった、
「おぉーい、阿木いるかぁー、野々村だぁー」
ドアを叩いていた、少ししてからドアが開いた
「よぉー、どうしたー? 遊びにでもきたかのかー?」
阿木と呼ばれた人が聞いてきた
「お願いがあってな、お前小隊に入ってくれねーか?」
「誰のー?」
「俺の」
すると、阿木は笑い出した
「あはははっ、良いねぇ、ジンが小隊長かぁー、面白そうだから入るよ、後ろにいる人に自己紹介するね、僕の名前は阿木 涼靖よろしくね、兵科は通信兵だよー」
へらーとした笑みを見せた
「まぁ、部屋に入ってゆっくりしていきなよー」
阿木に勧められるまま入っていった
阿木の部屋でお茶を飲みながら話し合っていた
「階級は副官が2個下、分隊長は3個下だから、美鈴は曹長で柔欄寺、瀧上、阿木は軍曹だって」
野々村が言うと
「へぇーそんなシステムなんだー」
阿木はテーブルに突っ伏したまま答えた
「野々村少尉、この小隊はどんな任務を主にするのですか?」
瀧上が聞いてき
「えぇーとねぇ、この小隊は遊撃隊だって、だから何でもするみたい」
野々村が答えた
「遊撃小隊は珍しい小隊なんだそうです。」
柔欄寺も入ってきた
「ともかく、お茶飲んだらさっさと書類出しにいくわよ」
美鈴がそう言い、みんなでお茶を飲んでいった
教官室に小隊メンバーを集め小隊全員で書類を届けにいった
「堀倉教官、書類を持ってきました」
小隊メンバー全員が敬礼した
「よろしい、今日から君たちは第109特別遊撃小隊だ、訓練に励めよ」
「「了解!」」
小隊メンバー全員で敬礼をした
第109特別遊撃小隊が創設された

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