REVERSE WORLD

作者/ 将軍



第3章 第1話



長崎基地に着いた、第109特別遊撃小隊は防衛ラインが構築中の現場に来ていた
「迅乃少佐、第109特別遊撃小隊の方々をお連れしました」
強襲部隊の隊員が叫んだ
「ご苦労様、君は戻って作業を続けてくれ」
迅乃少佐が隊員に労いの言葉をかけていた
「私は日本軍中部地方前線基地直属の強襲隊 隊長の迅乃 光鬼だ、階級は少佐、よろしく頼む」
自己紹介をされたので
「私はWDA直属の遊撃小隊、第109特別遊撃小隊 隊長の野々村 ジンです。階級は少尉です。よろしくお願いします。」
野々村も自己紹介した
「あぁ、あの襲撃事件の時に活躍した、あの野々村少尉とは君か! でも、あまり強そうじゃないね」
さらりと心に突き刺さる事を言われた
(俺って強そうじゃないのか)
地味に傷ついた野々村だった
「すまない、傷つけるつもりじゃなかったんだが、私は部下からも『隊長はデリカシーが足りない』といわれていて、本当にすまない」
頭を下げた
「いえいえ、事実ですから、お気になさらず。」
野々村は一応社交辞令として答えた
「とりあえず、今の状況の話をしよう、まず防衛ラインは第1、第2、第3までが構築済みで後は最終防衛ラインのみとなった、本作戦は我々強襲隊30名と義勇軍600名と君たち遊撃小隊27名で計657名、約大隊2個半程度の兵力で戦車は50台、戦闘ヘリは20台、対空迎撃砲60門が戦力だ、あと海軍がイージス艦隊を出してくれるそうだ」
迅乃が説明していき
「君たちには小隊の名前通りに遊撃してもらう、敵がイージス艦隊を破り、上陸してきたら伏兵として隠れてもらい、背後から攻撃したり、側面から攻撃したりして敵を攪乱し、その隙を突いて我々が攻撃をするというのが今回の作戦だ」
迅乃が説明を終えると
「何か質問はあるか?」
瀧上が手を上げ
「敵の戦力および兵力はどれぐらいでありますか?」
質問した
「敵の兵力はおよそ1800名、戦力は戦艦3隻、空母1隻、護衛艦5隻という情報が諜報部からは入っている」
迅乃が答えた
「他には?」
迅乃が第109特別遊撃小隊の隊員を見回して
「よし、次は義勇軍臨時隊長の中山准将に会ってくれ」
第109特別遊撃小隊は伝えられて場所に向かった