REVERSE WORLD

作者/ 将軍



第4話



「何だよ…これ」
第109特別遊撃小隊が戦線に到着し戦局を見ると圧倒的に押されていて後退しながら攻撃していた
「俺らも加勢するぞ目標は……敵のリーダーみたいな奴、戦車かもしれないけど、行くぞ!」
小隊員と一緒に戦線に向かって走って向かい土嚢に隠れながら銃を発砲した

「隊長、援軍が、第109特別遊撃小隊が来ました」
通信兵が喜びの声を上げながら通信していた
「やっと来てくれたか、通信兵、あいつらの無線のチャンネルに合わせてくれ」
迅乃が狙撃銃で敵兵の一人を狙撃した
「こちら迅乃、第109特別遊撃小隊応答せよ」
「こちら野々村です。迅乃さん何ですか?」
「敵の司令官の箋は一番でかい戦車の0式っていう試作機に乗ってるらしいからそれを撃破すれば敵は瓦解し、降伏するだろうからよろしく頼む」
「了解」
野々村は無線で連絡を受け取ると
「敵の大将は一番でかい戦車に乗ってるからそれを見つけたら工兵に頼んでLAM(110mm個人携帯用対戦車弾)ぶち当てるか梁嶋さんに言って主砲で消し飛ばすか」
土嚢に隠れて弾倉を交換していたら戦車から無線で連絡が入った
「敵戦車の徹甲弾で被弾小ですが主砲部機関に甚大損傷が入りました、主砲発射は時間がかかりますし威力も半減しますが可能、1発の充填に約5分かかります」
「敵の戦車で一番でかい奴を狙えそれが大将だ。ソイツを討ち取れば俺らの勝ちだ」
「了解です。」
梁嶋は無線を切った

「どうすんの? ここ持たせないとヤバイわよ、隊長」
美鈴が弾幕を張っていた
「B分隊を敵大将の0式戦車を破壊してもらう」
「どうゆうことですか? 少尉、梁嶋准尉に破壊してもらうのでは…」
瀧上が近づいてくる戦車をLAMで破壊していた
「敵もそこまで馬鹿じゃないだろ? あの戦車の威力見たら絶対に破壊するために徹甲弾を嵐のように撃って来るだろう、だからB分隊には敵に気づかれないように背後から回り込み、B分隊は工兵も兼ねているからLAMで敵大将の戦車を破壊してもらいたいんだ」
野々村は敵の集団に向かって擲弾を打ち込んでいた
「…あんたって土壇場になると天才ね」
美鈴は褒め言葉にならない褒め言葉を送っていた
「了解しました。B分隊はこれより行動を開始します」
「武運を」
「そちらこそ」
瀧上が敬礼して移動を始めた
「いいか、根性で何とか頑張って戦線を持ち直すんだ!」
敵との銃撃戦は始まったばかりだった



第4章 END