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特別編「強きポケモンを求めて、レイとウルトラビーストの激闘!」パート4
「シャーン・・・!」
二体を前にフェローチェは手先から糸を出すとれいとうビームで凍らせて指先につけた針のようなつららを突き出した。
「行け!」
レイの指示でレアコイルが直進した。フェローチェが走ってつららを突き刺しに来るとレアコイルは素早く動いて残像を残しながらかわしていった。かわしながらソニックビームを飛ばすレアコイル、フェローチェはつららを振るってこれを弾いていった。そこへメガニウムがマジカルリーフを飛ばすもフェローチェはこれを弾いていく。
後退すると、つららをミサイルのように飛ばしてメガニウムを攻撃した。メガニウムは後ろに引き摺られてダメージを受けた。更にフェローチェはむしのさざめきを飛ばして来たが、レアコイルが前に出てミラーショットでシールドを作ってガードするとその分の攻撃のエネルギーをフェローチェに飛ばした。
「シャラシャラ!」
フェローチェは頭を突き出すと触角から穴を開かせてそのエネルギーを飲み込んでしまった。吸い取ると頭を振り回しながらむしのさざめきを縦横に飛ばして来た。爆風が飛び交いレアコイルとメガニウムが巻き込まれる。
「メガーーーっ!!!」
煙からメガニウムが出てきてとっしんでフエローチェを攻撃した。後退するフェローチェに頭の触角を巻き付けて光のエネルギーを流し込んでいく。
「シャーン!」
ここでフェローチェがむしのさざめきを飛ばしてメガニウムを攻撃した。
「メガニウム、飛ばせ!」
レイの指示を聞くとメガニウムは首回りにある花びらを分離させた。そしてはっぱカッターのように飛ばしてフェローチェを切り裂いていく。ダメージを受けてフェローチェは膝を付いた。
「てこづらせやがって・・・、お前、名は?」
見下ろすように言うとフェローチェは口を開いた。
「ビュー・・・ティー・・・」
「ビューティー・・・面白い・・・!」
目を鋭くさせて獲物に食らいつく野獣のように舌なめずりをする。
「お前こそ、俺のポケモンにふさわしい・・・!」
レアコイルに指示を出すと、レアコイルは分離して三体のコイルになり、電磁ビームを飛ばしてフェローチェを拘束させた。動きを封じた所でレイがボールを投げてフェローチェを収納させる。しばし動き回っていたボールは音が鳴って動かなくなった。
薄笑いを浮かべると、レイは歩み寄ってそのボールを手に取って持ち上げた。
「くく、くくく、くはああははははっははは!!!やったぞ、遂にやったぞ、最強のポケモンを今ここに手に入れた!これで俺が最強のトレーナーだ!!!ふはは、うひゃはははははははは!」
狂喜して喜ぶレイ、彼の勝ち誇った笑い声が破壊されたしぜんこうえんに高らかと響き渡った。ウルトラビーストを手に入れたレイ、これから起こるのはヒビキとの壮絶な死闘の物語である・・・。