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第22話「ビーストの脅威!ヒビキvsレイ、本気のバトル!」パート6
ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中)、オオタチ、オニドリル(戦闘中)、メタモン、ウソッキー(ひんし)、アローラゴローン(ひんし)
「さあ、行くぜ!」
「ダイル!」
「イーっ!」
オーダイルとオニドリルは前進してテッカグヤとメガニウムに向かって行った。
「ロケットずつきだ!」
レイの指示でテッカグヤはロケットずつきに出た。
「掴め!」
「ダイル!」
オーダイルは両手でテッカグヤを抑えると走り出してテッカグヤをかいりきで投げ飛ばした。バランスを整えて起き上がったテッカグヤに飛び掛かってマウントを取るとシャドークローで切り裂き攻撃をした。
「ヒュー・・・!」
テッカグヤがパンチを振るってオーダイルを転ばせて体勢を整える。素早くオーダイルが動き、れいとうパンチを振るい、拳を当てると、冷気のビームを拳から放ってテッカグヤを引き摺らせると、ハイドロポンプを発射した。
「槍を作れ!」
テッカグヤは両腕を水平にして槍状にすると円形を書くように回転させて払いのけるが、ハイドロポンプの圧力に押されていき、回転していた両腕が本体に当たってバランスが崩れ、ハイドロポンプを直撃した。
「イーっ!」
オニドリルはメガニウムの飛ばしたマジカルリーフをかわしていた。飛ばした葉っぱはオニドリルをどこまでも追いかけていく。するとオニドリルはメガニウムに向かって飛んで行った。
「メギャアアア!」
メガニウムが口からソーラービームを放ったがオニドリルは上昇してかわすと急接近してメガニウムの周りを飛び回った。
「何をするん?」
「あれは?」
ツクシが気付いた。見てみるとメガニウムの方がダメージを受けているオニドリルがマジカルリーフをメガニウムに当てていたのだ。
「飛び回ってマジカルリーフを当てていたんだ!」
「畜生、小癪な手を使いやがって!」
宙返りしたオニドリルにメガニウムが再びソーラービームを放って来た。オニドリルがオウムがえしに出た瞬間、爆風が響いてオニドリルが飲み込まれる。
「ああ!」
「オニドリルが!」
敗けたのか、とアカネとツクシが思ったが、煙が晴れると、ゆっくりと前進しながらメガニウムに向かうオオタチがいた。
「すんでの所で戻しておいたのさ!」
アカネとツクシがホッとしている、オオタチは拳を叩いて歩いていた。メガニウムはずつきに出ようと頭を突き出してとっしんして来た。オオタチは頭を掴むとほのおのパンチで攻撃、更に炎のアッパーで追撃して、尻尾から電撃を飛ばして後ずさりさせた。飛び上がって首を掴むとスイングして振り回した。地面に転んだメガニウムにほのおのパンチで拳を地面に叩きひび割れを起こさせて地面から炎を噴き上がらせてメガニウムにダメージを与え、ジャンプしてかみなりパンチから電撃を飛ばしてメガニウムに命中させた。
「ヒュー・・・」
テッカグヤは無数の魔法陣を生み出すとラスターカノンをオーダイルに発射した。
「戻れ!」
オーダイルを戻した瞬間に爆風が飛びそこから出て来たのは、
「何?!」
「あれは!」
レイとツクシ、アカネが驚くとそこにいたのは、もう一体のテッカグヤだった。
「ヒビキさん、そのポケモンって」
「ああ、メタモンにへんしんさせてもらったのさ!行くぜ!」
ヒビキの指示でメタモンは両腕からレーザーを発射させると、テッカグヤは両腕を槍状にして回転させてこれを跳ね返し、メタモンに向けて飛ばして来た。
「それならこっちも行くぜ!」
メタモンも両腕を槍状にして回転させるとテッカグヤの方に飛ばした。回転する両腕がぶつかり合い、金属音が響いていく。
「あいつがそうさせてるなら、こいつで行くぜ、メタモン!」
ヒビキの指示を受けたメタモンは両腕を解放させるとテッカグヤの腕を掴ませた。そしてそれをテッカグヤに向けて投げ飛ばし、これを転ばせる。
「オオタチ、戻れ!」
ここでヒビキはオオタチを戻してオニドリルに変えてドリルくちばしをさせてメガニウムを倒すのだった。更にメタモンを戻してオーダイルを出した
「バカな、バカな、ありえねえ!最強のポケモンを手に入れた俺が何故こいつらに、弱っちい奴等に、間違いだ、何かの間違いだ!!!」
「さあ、締めの技を出してやるぜ!」
狼狽するレイにヒビキはZリングを起動させるとアクZの技、ブラックホールイクリプスを発動させた。
「オー、ダイーーーーール!!!」
両腕を交差すると黒い雷が鳴り出して、大きく広げると目が光出した。腕をクロスさせて黒いブラックホールをテッカグヤに放ち、これを飲み込ませて大爆発を起こさせた。
「うわあああああああああおあわあああああああああ!!!」
レイの絶叫と共にテッカグヤが崩れ落ちた。天を見上げていたレイは小さな声色を上げて、力なくうなだれた・・・。
続く・・・。