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ポケモンストーリー ハートゴールド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 215ページ)
関連タグ: ポケモン 冒険 友情 第7世代要素有り 
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第25話「いかりのみずうみ、赤いギャラドス登場!」パート3


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中)、オオタチ(戦闘中)、アローラゴローニャ(戦闘中)、ルージュラ(戦闘中)、ウソッキー、ゴローニャ



「カイリュー、はかいこうせん!」
 ドラゴン使いの青年の指示でカイリューははかいこうせんでラフレシアを攻撃した。直撃したラフレシアは吹っ飛ばされて力尽きた。
「な、ななな何て事なの!」
「あのドラゴン使い、強すぎる!」
 ラムダとアテナは驚愕していた。突如現れたドラゴン使いのマントの青年、彼は桁外れに強かったのだ。カイリューは手を鳴らして身構えていた。
「さあて、私も本気を出そうかな?」
 ヤナギの指示でアローラキュウコンも動き出す。狐火を生み出すと、氷の剣に変えて浮遊させると、ラムダのドガースに向けて飛ばして滅多切りにする。
 一方、クモの巣を払った赤いギャラドスは咆哮を上げてトサカから光線を発射して来た。アローラゴローニャが砲台から光線を飛ばして相殺させた。
「グウウウウウウ・・・!」
「うん?」
「何か来るのか?」
 唸り声を上げる赤いギャラドスにヒビキ達は身構える。トサカを赤く禍々しく光らせる。すると湖から無数のコイキングが出て来た空中に浮かされた。
「コイキングが浮いてる?!」
「あのトサカから念力を出してるんだ!」
 驚くアカネにツクシがその理由を言う。念力の力でコイキングが連結されて幾つもの大きな輪っかに形成された。
「何い、輪を作りやがったな!」
「あかん、飛ばして来るで!」
 咆哮を上げるとコイキングの輪を飛ばして来る。ヒビキ達のポケモンはこれをかわしていく。だがそこへはかいこうせんが飛ばされて爆風に巻き込まれてしまう。
「畜生、避けるタイミングが取れねえぜ!」
「せめてあの浮いてる輪を何とかしないと!」
「浮いてる、そうだ!ルージュラ!」
 閃いたのかヒビキはルージュラに指示を出した。
「サイコキネシスであの輪っかを巻きつけるんだ!」
「ジュラ!」
 サイコキネシスで輪の動きを止めると、全て赤いギャラドスへと飛ばしていった。赤いギャラドスが輪投げの棒のように輪が入り、ルージュラの念力で輪がきつく巻き付き締め上げていく。
「ようし、ここでコオリZを使うぜ!」
 ZリングにコオリZを装着させるとヤナギが行ったポーズを取ってルージュラにZ技を発動させた。
「超ド級の寒〜い一発だ!!!発動!!!」
 ルージュラの足元から氷の柱が出て来て盛り上がっていく。頂上まで上がると腕をクロスして光らせてこおりタイプのZ技、レイジングジオフリーズを発射した。氷の光線は赤いギャラドスを飲み込んでいき、あっと言う間に氷漬けにしてしまった。ルージュラが地面に足を突くと同時に赤いギャラドスは湖に沈んでいった。
「よーし、片付いたおーーーーい、ちゅうは勘弁しろって!」
 ルージュラが抱き着いて困っている間、
「はかいこうせんだ!」
「こおりのいぶき!」
 カイリューとアローラキュウコンがとどめの一撃を放ちラムダのドガースとアテナのアーボックを倒してしまった。
「う、バカな、この二人、マジで強い・・・!」
「ぐぎぎぎぎぎぎぎ・・・!」
「どうやら勝負はあったようだな」
 ようやくそこへヒビキ達がやって来る。
「ヤナギさん、あれ、あの人は・・・?」
「ヒビキくん、隣にいるあの人、彼は・・・!」


続く・・・。

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