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ポケモンストーリー ハートゴールド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 215ページ)
関連タグ: ポケモン 冒険 友情 第7世代要素有り 
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第25話「いかりのみずうみ、赤いギャラドス登場!」パート4


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、オオタチ、アローラゴローニャ、ルージュラ、ウソッキー、ゴローニャ




「ふん、これで勝ったと思うんじゃないわよ!」
「今頃コガネシティじゃラジオ塔が大変なことになってるかもな」
「ラジオ塔、何したん?!」
 アカネが反応して問い詰めるが二人はせせら笑って立ち去って行った。
「何はともあれ、湖も大人しくなったな」
「ええ、所でこの子達は?」
 青年がヒビキ達の方を向いた。
「彼等がギャラドスを止めていたのだよ」
「いかりのみずうみでギャラドスが暴れていたと聞いていたけど、そうか、君達が大人しくしてくれたのか」
 ドラゴン使いの青年はヒビキに視線を向けた。
「あ、あの、何ですかい?」
「君、相当腕があるようだね・・・」
「な、て、てやんでい、そう言われると照れるじゃねえかちくしょう。ツクシくん、この人は誰なんだ?」
「ヒビキくん、この人はワタルさんだよ、カントー地方のドラゴン使いでチャンピオンなんだ」
「へええ、チャンピオンねえ・・・・て、えええええええ!!!チャンピオンだってえええええ!!!」
 ツクシの肩を掴んでヒビキが叫んだ。ツクシは目を丸くして驚いている。
「ツクシくん、本当に、本当にチャンピオンなのか!」
「ああ、うん、そうだよ・・・」
「いやあ、雲の上の人が目の前にいるなんて感激だよなあ!」
 羨望を抱いている目でワタルを見る。
「はは、面白い子だね、君・・・」
「はっは、この私さえも倒したからね、腕は確かだ・・・」
 ヤナギがヒビキの強さを後押しした。
「所でコガネシティでラジオ塔がどうとか言っていたけど、あれはどう言う意味だったんだろう・・・」
「恐らくこの湖と同じことをしようとしているんだろう」
 ツクシの言葉にワタルはチョウジタウンでの不可思議なことを話した。
「いかりのみずうみでコイキングが無理矢理進化させられている、その原因はチョウジタウンからおかしな電波が流れてその電波で進化させられたストレスで凶暴化したのだろう。そしてコガネシティでも電波を流し、ポケモン達を自分達のために利用しようとしているに違いない」
「何やて!」
「ふてえことをする奴等だ、そんなことは見過ごせねえぜ!」
「それじゃあヒビキくん」
「おうよ、コガネシティのラジオ塔に殴り込みさ!」
 袖をめくって力こぶを作ってやる気をアピールする。
「君達三人で行くのか?」
「ああ、大丈夫さ、俺達も結構強くなってるからさ」
「それでは俺とヤナギさんはチョウジタウンで電波が流れている場所を突き止めるよ」
「うむ」
「おし、じゃあ早速コガネシティへ行こうぜ!」
 ロケット団がいると思われるラジオ塔へヒビキ達が向かおうとする。
「待った!」
「うん、何だワタルさん?」
「ヒビキくん、君に渡したい物があるんだ」
 ワタルはヒビキに青色のクリスタルを見せる。
「これ、Zクリスタルか?」
「ああ、ミズZと呼ばれるクリスタルだ。君はオーダイルを持っている。彼と戦う時は使ってみるといい。必ず力になってくれるはずだ」
「ありがとう、ワタルさん!」
 ミズZを受け取るとヒビキとツクシ、アカネの三人はコガネシティへと走って行った。
(ヒビキくん、か・・・。彼を見ていると白衣に胸のはだけた南国風の彼を思い出すな・・・)

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