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ポケモンストーリー ハートゴールド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 215ページ)
関連タグ: ポケモン 冒険 友情 第7世代要素有り 
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第26話「ラジオ塔、ロケット団最終決戦!」パート8


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、オオタチ、オニドリル、ゴローニャ。アローラゴローニャ、アローラサンドパン(戦闘中)



 その頃、ツクシ、アカネ、レイの三人は幹部達と激闘を繰り広げていた。アカネはアテナと戦っていた。ミルタンクが転がってプレス攻撃でラフレシアを押し潰すと、そのままころがるでアーボックを吹っ飛ばした。
「きいいいい、何なのよこの乳牛!」
 アテナは歯ぎしりをして悔しがっている。
「言ったやろ、うちはめっちゃ強いって!」
 レイはフェローチェとゴルバットを駆使してラムダの出したドガースの軍団を蹴散らしていった。
「げげげ・・・」
「ふん・・・」
 慌てるラムダをレイが冷笑する。そしてツクシはストライクにきりさくを支持してランスのゴルバットを攻撃した。
「え、もしかして手加減してない?」
「ジムリーダーが手加減したらいけないでしょ?特にこう言う悪い連中にはね?」
「おのれ〜!」
 ランスは怒り狂ってゴルバットにエアカッターを指示したがストライクはこうそくいどうでかわしてシザークロスで攻撃させた。
「ヒビキくん、大丈夫かな?」
 戦いの中でツクシはヒビキのことが気になった。最上階で戦っているヒビキ達は・・・。


「フーッ!」
 アローラサンドパンが氷の爪を氷柱のように伸ばしてヘルガーに向かって行った。切り裂きに出るアローラサンドパンだがヘルガーは素早く動いてこれをかわしてしまう。爪を切って投げ飛ばすがかえんほうしゃで溶かされてしまった。
 次に爪を地面に突き刺して氷の衝撃波を飛ばすが、ヘルガーはジャンプしてだいもんじを飛ばして来た。これにアローラサンドパンはアイスボールで大きな雪の球体になってかわし、着地したヘルガーに向かった。
「ヘルガー、フレアドライブです!」
 アポロの指示でヘルガーはフレアドライブで体当たりして球体を破壊した。アローラサンドパンがつららばりを連射した。
「ヘルガー、角を使いなさい」
 アポロの指示にヘルガーは首を回して角を振り回す仕草をしたすると角から炎が出て来てつららばりを昇華させてしまった。ヘルガーは走り出すと尻尾を伸ばしてアローラサンドパンを突き刺して地面に叩き付けると火炎弾で攻撃、更に角から火炎を飛ばして後退させる。
「こおりタイプは炎に弱い。当然の知識です・・・」
「へん、そんなこたあ俺も知ってるよ!」
 ヒビキは考える。ヘルガーの炎、そして自分のサンドパンはこおりタイプ、そして氷を溶かせば・・・、
「もう一度アイスボールだ!」
 ヒビキの指示でアローラサンドパンはアイスボールで攻撃に出た。
「何度来ようが無駄です!」
 ヘルガーがだいもんじを飛ばしてボールを溶かしてしまった。溶けたボールが水のようになる。
「今だ!」
 ヒビキの指示でアローラサンドパンが回転してトルネードを纏った。すると水が竜巻に引き寄せられてアクアトルネードのようになった。
「まさか、これを!」
「ああ、そう言う訳さ!」
 アローラサンドパンが回転してヘルガーを巻き込んだ。水の中でヘルガーはダメージを受けて吹っ飛ばされて遂に力尽きた。
「よっしゃあ!」
 アローラサンドパンが爪を伸ばして喜ぶ。
「はっはっは、見事なご健闘です!さすがは我々に刃向うだけのことはあります。ですがその快進撃もここまでです!」
 最後のボールを投げて切り札を登場させた。ボールから飛び立ったそのポケモンは地響きを上げて降臨した。
「こいつは、何だ?!」
 黒いボディ、そして右目は傷で潰れて隻眼となっており両手首には棘の付いたスパイクがはめられていて腹部には何かで殴られた跡が残っていて翼は下半分がぼろ布のようにくたびれていた。
「私の切り札、悪のリザードンです!」
「グオオオオワアアアアア!」
 登場してすぐ黒のリザードンが咆哮を上げた。握り拳を作るたびに指の骨が鳴り翼が幽霊船の帆のようにたなびいていて、尻尾の炎が不気味に光っていた。
「解るぜ、こいつ、見るからに強そうだ・・・!なら俺も切り札で行くぜ!」
 アローラサンドパンを戻すと、ヒビキはオーダイルを出した。
「オー、ダイル!!!」
 地ならしを立てて咆哮を上げるオーダイル、やれるな、とヒビキがサムズアップするとオーダイルは咆哮を上げてリザードンに向かって行った。
「さあ、やりなさい、リザードン!」
「グワシャアアアア!」
 牙を光らせるとフレアドライブで突進して来た。オーダイルは受け止めてれいとうパンチで吹っ飛ばしたがリザードンは宙返りして見事に着地した。腕を擦りスパイクから火花を飛ばして来る。オーダイルはみずのはどうを飛ばしてこれを全て討ち消した・・・。


続く・・・。

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