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ポケモンストーリー ハートゴールド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 215ページ)
関連タグ: ポケモン 冒険 友情 第7世代要素有り 
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第26話「ラジオ塔、ロケット団最終決戦!」パート9


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中)、オオタチ、オニドリル、ゴローニャ、アローラゴローニャ、アローラサンドパン



「手洗い挨拶だぜ、行くぜオーダイル!」
「オーダイル!」
 両手に冷気を溜めると爪を凍らせて鋭利な氷柱にしてリザードンに向かって行く。リザードンも拳に炎を纏ってオーダイルに向かって行った。すれ違い様にパンチを放つ二体。
「オーダイル!」
「グオオオオオン!」
 爪による切り裂きに出るがリザードンは翼を羽ばたかせてこれをかわし、アッパーでオーダイルを攻撃、オーダイルはれいとうパンチに出たが手の甲でガードされてしまった。オーダイルの拳を弾くとリザードンがほのおのパンチでオーダイルを攻撃した。左胸の急所にパンチを受けてオーダイルは怯んでしまう。
「そこが急所ですか・・・・」
 薄笑いを浮かべてアポロがリザードンに指示を出した。リザードンはほのおのパンチで執拗に急所を狙って攻撃していく。尻尾による一撃でオーダイルを転ばせると羽ばたいてふみつけ攻撃をした。
「オーダイル、ぶん回せ!」
 ヒビキの指示でリザードンの両足を掴むとジャイアントスイングで投げ飛ばしたが、リザードンはUターンで戻ってフレアドライブでオーダイルを吹っ飛ばした。
「ハイドロポンプだ!」
 ハイドロポンプを飛ばすが翼でガードされ、れいとうビームの尻尾による払いで消されてしまった。
「ふふふ、そろそろ、こちらも本気を出しますよ!」
 アポロが腕に装着しているリングをヒビキに見せた。リングには不思議な石がはめ込まれていて、不気味に光っている。指を当てて光らせるとリザードンを紫の光が包んでいった。
「グワアアオオオオオオウ!」
 解き放たれたリザードンはその姿を変えていた。禍々しい漆黒のボディに角も角は三日月のように反っていて翼は青く染まっている。そして炎も毒々しい青に燃えていて牙も青く燃えていた。
「何だこりゃあ、姿を変えやがった!」
 驚くヒビキにアポロが薄く笑って答えた。
「ふふふ、どうです、メガシンカしたリザードンの美しい姿は・・・」
「メガシンカ?」
「ある地方に伝わるポケモンによる新たな進化、地下に潜伏している間、私はその研究をしていましてね、その模倣品を完成させリザードンをメガシンカさせる力を手にしたのです!」
「すっげえ、て感心してる場合じゃないよな!」
 メガリザードンXが爪に炎を付けてオーダイルに向かって行った、ほのおのパンチをかわして腕を掴むがメガリザードンXは片方の腕で切り裂きをして攻撃した。連続して切り裂き攻撃を振るって後ろを向くと尻尾の炎を伸ばしてオーダイルに突き刺すと振り回して地面に叩き付けた。
「どうしました、メガリザードンに手も足も出ませんか?」
「何言ってやがる、こっからが俺のオーダイルの本領発揮さ!」
 オーダイルは前進するとメガリザードンXにきりさくの攻撃に出た。ガードされるとれいとうビームを飛ばして吹っ飛ばした。
「ウグルル!」
 メガリザードンXは設置されている双眼鏡を目にした。牙を見せて笑うと、柄の部分を掴み双眼鏡を引っこ抜いて来た。そしてオーダイルに投げ付けてダメージを与える。更にもう一本の双眼鏡を抜き取ってオーダイルを殴打した。吹っ飛ばされたオーダイルに手にした双眼鏡で執拗異常に殴打していく。蹴っ飛ばした所で十文字の炎を生み出してオーダイルに飛ばした。オーダイルも十文字の水の衝撃波を飛ばしたが、炎の威力で蒸発されて直撃してしまう。
「かえんほうしゃです!」
「ハイドロポンプだ!」
 炎と水のわざを応酬する二体、だがメガリザードンXの炎の威力に押されてオーダイルは吹っ飛ばされてしまう。
「ふふふ、やはり私のリザードンは強い、お前に勝てるはずがありません」
「まだだ、まだ終わりじゃねえ、俺のオーダイルはこんな所でへこたれはしねえぞ、そうだろう!」
 ヒビキが叫んだ時、Zリングが光り出した。
「何だ?!」
 バッグにしまっていた、ノーマル、アク、イワ、コオリ、水のクリスタルが浮かんで一つに合わさりZリングに収まった。
「そうか、俺の思いに応えてくれてるんだな!」
 諦めない心がクリスタルに奇跡を起こさせた。ボールを投げるとオオタチ、オニドリル、ゴローニャ、アローラゴローニャ、アローラサンドパンを登場させた・・・。 続く・・・。

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