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第28話「滅びと絶望のカウントダウン、アクジキングの暴威!」パート2
ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、オオタチ、オニドリル、ゴローニャ、メタモン、デンジュモク(戦闘中)
「バタフリー、レディアン、行くんだ!」
ツクシの指示でバタフリーとレディアンが、そしてリラのボーマンダ、クチナシのドンカラスが羽ばたいてアクジキングに向かった。
「グワギャシヤアアアアウウウウグロオオオオ!!!」
アクジキングが方向を上げて前進した。歩む度に歩道にひびが入り足がめり込んでいった。
「バタフリー、レディアン、むしのさざめきだ!」
「ボーマンダ、かえんほうしゃです!」
ツクシとリラの指示でむしのさざめきとかえんほうしゃを飛ばした。アクジキングは腕を上げると、先を傘のように広げてガードしてしまった。
「そんな!」
「ガードされましたか・・・」
傘のように広げた腕から飛ばした技が反射されてバタフリー達に向かって来た。バタフリー、レディアン、ボーマンダはこれを何とかかわした。
クチナシのドンカラスがつじぎりを振るったがアクジキングは腕を剣のように振るって切りあいをすると口からはかいこうせんを飛ばした。ドンカラスは宙返りをしてこれをかわした。
バタフリーがかぜおこし、レディアンがマッハパンチ、ボーマンダがドラゴンクローで攻撃をするがアクジキングには掠り傷を付けられずにいた。
「グギャアワアアアオオオオオオウ!」
アクジキングの体が蠢き出した。すると体中から無数の触手が出て来てバタフリー達を巻き付けて投げ飛ばして地面に叩き付けた。
地面に叩き付けられたバタフリー、レディアン、ボーマンダ、ドンカラスの周りを土煙が待った。
「ミルタンク、頼むで!」
「ミル!」
ミルタンクがジャンプしてアクジキングにのしかかりに出た。しかしアクジキングは体中から無数の棘を突き出して来た。
「ミルモ〜っ!」
腹に棘が刺さりミルタンクは地面に落下した。棘が触手に変わりミルタンクを巻き付けて団旗を飛ばしてダメージを与えた。
「まずい、ストライク!」
「ストライク!」
ストライクがエアカッターを飛ばして触手を切り裂いてミルタンクを解放させた。アクジキングがはかいこうせんを飛ばして来ると、デンジュモクがジャンプしてミルタンクの前に出ると同時に腕を鋭利な刃に変えて光線を切り裂いた。
「ヒビキさん、ツクシくん・・・!」
「任せろ、ツクシくん、行くぜ!」
「ああ!」
アクジキングが腕や口から光線を飛ばして来ると、デンジュモクとストライクは鎌と刃を振るって弾きながら前進した。
「グワギャシャオオオウウギョロロロロオオ!」
アクジキングが触手を伸ばして来るとこれも切り裂いて進んでいく。火炎弾が飛んでくるとこれも弾いたが、今度は極太の光線をアクジキングは飛ばして来た。ストライクは研ぎ澄ませた鎌をクロスさせてこれをアクジキングに向けて弾き飛ばした。だがアクジキングは光線を飲み込んで収めてしまった。
「ジャラ!」
デンジュモクが刃を振るうとアクジキングは腕を刃に変えてこれを防いでしまう。ストライクがシザークロスで衝撃波を飛ばしたが、アクジキングは刃の腕を一振りしてこれを叩き落としてしまった。
デンジュモクとアクジキングの刃がつばぜり合いになった。デンジュモクが力を込めてアクジキングの腕を切り落とした。
「おし!」
ようやく初ダメージを与えてヒビキがサムズアップをした。
「ヒビキくん!腕が!」
「え?」
ヒビキが見ると、切られたアクジキングの腕が小刻みに動いていた・・・。
続く・・・。