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ポケモンストーリー ハートゴールド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 215ページ)
関連タグ: ポケモン 冒険 友情 第7世代要素有り 
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第29話「まいこはんとの一直線勝負!ブイズ軍団との戦い!」パート2


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中)、オオタチ(戦闘中)、オニドリル(戦闘中)、ゴローニャ(戦闘中)、メタモン(戦闘中)、デンジュモク



 シャワーズが上空にハイドロポンプを放って巨大な水の球体を作ると、オーダイルに向かって飛ばして来た、オーダイルは緊急回避をしてこれをかわした。
「オーダイル、きりさくだ!」
「オー、ダイル!」
 ヒビキの指示でオーダイルはきりさく攻撃でシャワーズを切り裂いた。するとシャワーズの体が切り裂かれた。
「うげげ!」
 まずいことをしてしまったかと思った矢先、切られたシャワーズが三つの液体になってびちゃっと音を立てて地面に付着した。
「何だこれ、液体になったってえのか?」
「ふふふ、お楽しみはこれからどす」
 コモモが薄く笑うと、液体からシャワーズが象られ、三体のシャワーズが出現した。
「三匹になった?!」
「シャワーズのとけるどすえ、とける力があればこのようなこともお茶の子さいさい・・・」
 シャワーズ達は吠えると一斉にオーダイルに襲いかかって来た。でんこうせっかで立て続けに攻撃をしてくると三体同時にアクアテールを振るって攻撃した。
「オーダイル、ハイドロポンプだ!」
 オーダイルがハイドロポンプに出ようとしてが、シャワーズ達は体を溶かして液体に変化した。液体から巨大な尻尾が出て来てアクアテールを振るって、オーダイルを吹っ飛ばしてしまった。
「さあて、もう一攻めしましょうか・・・」
 コモモが手をゆっくりと上下する仕草をすると液体と化しているシャワーズはとけた体をだくりゅうに変えて来た。
 だくりゅうは瞬く間にオーダイルを飲み込んでしまった。
「オー、ダダダダダ・・・!」
 だくりゅうの中でくるしむオーダイルだが苦し紛れに液体を噛んだ時、金切り声が聞こえて来た、するとだくりゅうからオーダイルは吹き飛ばされ、だくりゅうは元のシャワーズに戻った。
「オオタチ!」
 オオタチはほのおのパンチを振るってサンダースに攻撃に出た。サンダースはほえるをして電撃を飛ばして来た。オオタチは穴を掘ってこれをかわして地中から出たが、自分の回りを棘の針が刺さっていることに気付いた。
「ダース!!!」
 サンダースが毛を逆立てると針から電気が飛んで来てオオタチを攻撃した。
「ダダダダチチーーーーっ!」
 体が痺れながらもオオタチは体を転がせて電気を弾き、サンダースに接近した。するとサンダースは体を丸めて尖った毛を突き出して来た。尖った部分がオオタチに刺さり、オオタチは痛がってダメージを受けてしまう。
「サンダース、転がるどすえ・・・」
 桜の指示でサンダースは丸まった状態で転がって来た。オオタチは前転してかわしたが、振り向き様に体に棘が付着したことに気付いていなかった。サンダースが転がるたびにかわしていくがその度に体に棘が着いていく。後ろに来るとサンダースは元の体系に戻った。
「ギイ・・・!」
 薄笑いを浮かべたサンダースは再び毛を逆立てた。オオタチに着いた棘に電気が流れてオオタチを感電させた。そこへサンダースが飛び掛かって、踏み倒した。
 足で抑えつけるとサンダースはキバをぎらつかせて薄く笑うとバック転と同時に後ろ蹴りをして引き摺らせてミサイルばりを連射して攻撃した。起き上がったオオタチにサンダースは上空に向かって無数の針を飛ばして来た。そしてチャージビームを飛ばして針を包んだ。
 すると針が電気の浮遊能力で浮き上がってオオタチに向かって飛んで来た。
「オオタチ、落とせ!」
「タチ!」
 オオタチはパンチを振るって叩き落としに出たが、針はどれだけ落とされても浮かんで、オオタチを突き刺した。体中に電撃が走りオオタチは苦しみだす。何とか起き上がるが背後から針が刺さって来る。
「オオタチ、ジャンプだ!」 
 ヒビキの指示でオオタチは飛び上がると、だいもんじを飛ばして無数の針を消滅させた。
「ブースター!」
 一方、ゴローニャはブースターと戦っていた。ブースターはかえんぐるまで転がると、ゴローニャもころがるをしてぶつかり合った。反転すると両者ともかえんほうしゃを放ち、相殺となった。
「ブオー・・・!」
 ブースターは体中に炎を纏い、フレアドライブの状態になった。走り出すと、ゴローニャもころがるをして攻撃に出る。ブースターに迫るその時、ブースターを纏う炎が蛇のように伸びて来た。炎の蛇はゴローニャを掴んで投げ飛ばした。
「何?!」
「ブオブオ、ブオ・・・!」
 ブースターが薄く笑ってゴローニャとヒビキを見ていた。燃える体から八つの炎の蛇が浮き出て牙を向いていた。牙からは熱した鉄の液体のようなものが流れていた。八つの蛇が口から炎を飛ばして来た。ゴローニャはグロウパンチでこれを弾き飛ばしながら前進。
「ブー、ブー!」
 ブースターが体に纏う蛇に指示を出すとヘビは台座に向かって炎を吐いた。すると炎から蛇が出て来て火炎弾を吐いて来る。ゴローニャはいわなだれをしてこれを沈めたが、岩が砕けて炎の蛇が出て来て地面を這って襲いかかって来た。口からかえんほうしゃを吐いて来るとゴローニャはのしかかりで一体を潰すと、襲いかかって来た二体目を掴んで投げ飛ばした・・・。


続く・・・。

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