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ポケモンストーリー ハートゴールド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 215ページ)
関連タグ: ポケモン 冒険 友情 第7世代要素有り 
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第29話「まいこはんとの一直線勝負!ブイズ軍団との戦い!」パート3


ヒビキ現在の手持ち
オーダイル(戦闘中)、オオタチ(戦闘中)、オニドリル(戦闘中)、ゴローニャ(戦闘中)、メタモン(戦闘中)、デンジュモク



 一方、メタモンの方はエーフィと戦っていた。
「エーフィ、サイケこうせんどす」
 まいこはんのコウメがエーフィに指示を出した、エーフィは上空に光を照らすと、無数のサイケこうせんが飛んで来た。メタモンは粘性の体をくねらせてこれをかわしていった。
「エー、フィ!」
 エーフィが地面を強く踏むと、柱が出て来てメタモンを宙に上げた。吹っ飛ばされたメタモンはここでエーフィにへんしんしてシャドーボールを放った。
「ひかりのかべ」
 コウメの指示でエーフィはひかりのかべを張り、これを防いでしまった。エーフィがキックすると壁はガラスの破片のように砕けた。
「フィ!!!」
 エーフィの声に合わせて破片が鋭利な刃に変わりねんりきでメタモン目掛けて飛んで、メタモンにダメージを与えていった。エーフィが走り出して尻尾を振って攻撃に出る、メタモンはこれをかわしてでんこうせっかをしたが、エーフィはフラッシュで怯ませて反転して、無数のフラッシュを飛ばして来た。
 飛んだフラッシュは爆発してメタモンを巻き込み続いてスピードスターを直撃してしまった。
「メタ、フィ!」
 メタモンはジャンプしてエーフィにでんこうせっかで攻撃に出たが、エーフィはテレポートでこれをかわしてしまう。そして背後から現れてメタモンを攻撃、メタモンが振り向いた所で姿を消して攪乱して来る。
 翻弄されるメタモンはこころのめを使った。するとエーフィが動いているのが見えて背後にでんこうせっかをした、すると攻撃が当たり、エーフィが仰け反る。
「エー、フィ!」
 エーフィはスピードスターを生み出した、出て来た星はエーフィの上空に集まっていき、巨大な星になって、エーフィはこれに飛び乗った。
 スピードスターに乗っているエーフィはそこからサイケこうせんを飛ばして来たがメタモンはジャンプして星に飛び乗り、エーフィと対峙した。
 観客席にいる着物を着た少女達が見たことも無い戦いに歓声を上げた。ブースターが蛇を召喚した時も驚きの声を上げていたように彼女達にとっても滅多に見れない戦いと映っていた。
「フィ!」
「メタフィ!」
 巨大になってスピードスターの真ん中でエーフィとメタモンでんこうせっかの応酬をする。その間にも星はステージ内を円を描くように飛び回っていた。
「ほへえ・・・」
 普段と違う戦いにヒビキやオーダイル達は見とれてしまっていた。そうしている間に、シャワーズ達が攻撃してきた。
「おっといけねえ!勝負の最中だったな、行くぜ!」
 ヒビキは帽子を締め直して戦いを再開した。一方、メタモンはエーフィにシャドーボールを飛ばした。エーフィは尻尾を振るって弾き返すと、メタモンは後ろ蹴りをして勢いを付けて返し、エーフィに大ダメージを与えた。
「エーフィ!」
 エーフィはねんりきで星を元のスピードスターに戻した。足場が無くなったことで二体は台座に着地した。
 着地たメタモンだが、上空にある物を見て息を呑んだ。エーフィが薄笑いを浮かべている頭上でスピードスターは変化を遂げていた。エーフィのねんりきの力により、スピードスターは青い人玉へと変わっていく。
「エー、フィ!」
 エーフィの一声で星はりゅうせいぐんとなりメタモンに降り注いで大ダメージを与えていく。
「イーっ!」
 その頃、オニドリルはブラッキーと戦っていた。ブラッキーが口から吐くあくのはどうを旋回してかわしていき、ドリルくちばしに出た。
「ブラッキー、じこあんじ」
 タマオの指示でブラッキーはジッと動きを止めた、しめたと思ったオニドリルは攻撃をしたがブラッキーは身動き一つも取らない。オニドリルは再びドリルくちばしをしたがブラッキーは微動だにしない。
「どうなってんだ?」
「ブラッキーにかたくなるを暗示させたんどすえ」
「かたくなる?」
「自分は固い、びくともしないと念じれば案外そうなるんどすえ」
 言われてみればブラッキーは固くなっているかのように硬直している。
「さて、じゃあそろそろ本番行きましょうか?」
 タマオが指示を出すとブラッキーが動き出した。目を赤く光らせて血のような光線を飛ばして来た・・・。

続く・・・。

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