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*202*
第35話「VS、四天王イツキ!」パート4
ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、アローラロコン、コンパン、ルージュラ(戦闘中)、ホウオウ、アクジキング
「ヤ〜ド〜っ!」
ヤドランがシェルダーにねんりきを送った。
「シャシャ!」
シェルダーはジャンプして横向きにすると回転してルージュラ目掛けて突進して来た。
「回転攻撃だ!」
「ルージュラ、避けろ!」
ヒビキの指示でルージュラが避けるがシェルダーは反転してルージュラを攻撃した。更に棘から針を連射して来てルージュラを追撃する。
「ルージュラ、叩き落とすんだ!」
「ジュラ!」
ルージュラは拳に冷気を溜めるとハンマーのように腕を振るってシェルダーを叩き落とした。
「シャシャ!」
シェルダーは口から舌を伸ばして巻き付けに出たがルージュラはこれを掴んで投げ飛ばした。今度はハイドロポンプを飛ばして来る。腕をクロスしてガードし、ハイドロポンプを防いだ。するとシェルダーは回転して穴を掘って地中に潜った。
「今度は地面に!」
「畜生、思ったよりも芸達者じゃねえか!」
どこに現れるのか、ルージュラが辺りを見渡した。すると背後からシェルダーが地面から出て来て体当たりをして攻撃した。
「ジュラ!」
ルージュラが振り向くがすぐに地面に潜ってしまう、そして再び背後から現れて攻撃する。再び現れた時は両手で掴んだが口から冷気を吐きかけられて怯んでしまい手を離してしまった。
「どうだい、シェルダーに手も足も出ないだろう?」
「野郎・・・」
「ヒビキくん、地面に直に接すればどこから出て来るか解るはずだよ!」
「ツクシくん、そうか!ルージュラ、床に耳を当てろ!」
「ジュラ!」
ヒビキに言われてルージュラは地面に耳を当てた。床下ではシェルダーが地面を掘っている。どこから出て来るか五感で感じ取る。
床から一歩離れた時、シェルダーが床から出て来た。そこへルージュラはれいとうパンチをして吹っ飛ばした。しかしシェルダーは回転して向かって来る。
「サイコ〜っ!」
ルージュラはサイコキネシスをして動きを止めさせた。そしてシェルダーを掴むとヤドランに投げ返した。
「ヤ、ヤド?!」
シェルダーがヤドランの頭に噛み付いてぶつかり倒れ込んだ、そこへルージュラがサイコキネシスをして宙に浮かせるとサイコショックを放ってヤドランを見事に倒した。
「何?!」
「よっしゃ!」
「やるね、ではこのポケモンで!」
四番手としてイツキはアローラライチュウを繰り出して来た。
「アロライ!」
「へえ、尻尾で浮いてるなんて珍しい奴だな」
「アローラ地方のライチュウはエスパータイプだ、さあ、どう出る?」
「ルージュラ、やれるか?」
「ジュラ」
ヒビキの言葉にルージュラは強く頷いた。戦闘に入るとアローラライチュウが滑走して迫って来る。ルージュラはアローラライチュウを掴んで投げ飛ばした。ライチュウがでんげきはを飛ばすとひかりのかべを使ってこれを防いだ。するとアローラライチュウが尻尾を振るって空を切るように振るった。
「何してるんだ?」
すると裂け目が出て来てその空間から電気が飛んで来た。
「あのライチュウ、空間を作って遠距離攻撃をするつもりだ!」
電気が次々と飛んで来る。ルージュラは回避してかわしていった。見ると空間が四角形を象るようにある、するとひびが割れて大きな空間が出てルージュラとアローラライチュウを吸い込んだ。
「ジュラ?!」
気が付くと電流が流れる不思議な空間に来ていた。そこにいるのはルージュラとアローラライチュウのみ。ライチュウを倒さない限り脱出は不可能、ルージュラはアローラライチュウと激突した。
アイアンテールを振るうライチュウの尻尾をかわしていくとれいとうパンチを振るって攻撃した。アローラライチュウが三日月状の電気を飛ばして来るとルージュラは胸を張ってこれを防いだ。ルージュラがこおりのつぶてを飛ばすと尻尾を振るって叩き落とした。
そしてエレキボールを三発飛ばして来るとルージュラはれいとうビームで凍らせて投げ返したがアローラライチュウは10まんボルトを飛ばして消滅させた。きあいだまを放って来る。ルージュラはこれを掴んで圧縮して消し去ると、ふぶきを放ってアローラライチュウを氷漬けにさせた。すると空間が消えて元のステージに戻った。
「ルージュラ・・・」
ヒビキはルージュラが無事だった事にホッとする。アローラライチュウは力尽きていた。
「さすがはやるね、この僕が追い詰められるのはいつ以来だろう、さあ、僕一番の切り札を見せたやろう!」
アローラライチュウを戻すと鋭い牙を生やした魚のポケモン、ハギギシリを繰り出した・・・。
続く・・・。