完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~
*208*
第38話「vs、四天王カリン!」パート1
ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、コンパン、アローラロコン、ルージュラ、ホウオウ、アクジキング
・今回の注目ポケモン
・オーダイル
・コンパン
・アローラロコン
・ラフレシア
・ゲンガー
・アローラペルシアン
・ブラッキー
・今回の注目ポイント
・あの名言を残した人が再登場
・ダブルバトル戦
「四天王三人、見事に撃破だねヒビキ君!」
「おうよ、俺にかかればどうって事もねえさ!」
ヒビキとツクシが話しながら次の間へと進んでいた。
「ここまでは順調って感じだな」
「けど、勝って兜の緒を締めよだよ」
「へ、兜?」
「勝ったからと言って気を緩めずに用心しろと言う意味さ」
「たりめえよ、それくらい解ってらあ。所で、あと一人は誰なんだろうな?」
「そうだね、最後の一人は誰なんだろう?」
ツクシが首をかしげているとヒビキは誰かを想像した。
「三人、男だったから紅一点で女の人がいいよな。男だらけじゃ花がねえぜ」
「確かに、一人くらいはそんな人でもいいよね」
「まあ、誰であっても気を緩めずだな、もうすぐで次の部屋だ」
ヒビキ達はその部屋に入った。床が石畳で作られた冷たさを感じる不気味な部屋だった。
「いらっしゃい、待っていたわよ」
目の前で艶のある綺麗な声の主が立っていた。
「あれ、あんたあの時の!」
ヒビキにとっては見覚えのある人だった。
「あら、貴方だったのね。四天王を次々と倒してここまで来たのは・・・」
銀色の長髪の美女は髪を撫でて薄く笑った。
「ヒビキ君、この人を知ってるの?」
「おう、しぜんこうえんで出会ったんだ」
「ふふ、覚えててくれたのね。確かに、あそこで君に出会ったわね」
「確かカリンさんだったよな」
「正解、あたくしはカリン」
カリンはヒビキの前に来ると身をかがめてモンスターボールを見た。
「なるほどねえ、あの時のコンパンをチームに入れてるんだ。それも進化させてない」
「ああ、あんたの言ってた言葉だっけ、強いポケモンも弱いポケモンも人の勝手だって。その言葉通りに進化させずにここまで頑張って来たんだ」
「そうなの、ふふ、君って律儀ね。そう言うの嫌いじゃないし素敵よ。私の目に狂いはなかったわね」
「へへん、だろ?」
少し気を良くしてヒビキは鼻を擦った。
「そんな君がどんな勝負をするのか楽しみでもある。さあ、ここまで来たからにはする事は一つ、このあたくしを倒してご覧なさい!」
「おうよ!」
ステージに立つとカリンがボールを手に持つ。
「改めて自己紹介よ。あたくしは四天王のカリン。使うのはあくたいぷのポケモン。ワルでダークでとても強いあたくしのポケモン達に勝てるかしら?さあ、行きましょう!」
カリンはボールを二つ投げてラフレシアとゲンガーを繰り出して来た。
「ダブルバトルといきましょう。あたくしのポケモンのコンビネーションを打ち破れるかしら?」
「望む所さ、行くぜ!」
ヒビキはオーダイルとコンパンを出してこれに挑んだ。
「あら、早速その子を出すのね」
「おうよ、進化しなくても強くなってるってとこを見せてやるぜ!」
「楽しみね、とくと見させてもらうわ。と気をひかせている内に・・・」
カリンが手を上にあげると、ラフレシアが頭の中心部から特大のエナジーボールを飛ばした。ゲンガーがジャンプしてシャドーパンチでエナジーボールを叩き割った。するとボールが弾けて無数の球になってオーダイル達目掛けて飛んで来た。
「来たな、オーダイル、ハイドロポンプ、コンパン、サイケこうせんだ!」
ヒビキの指示でオーダイルとコンパンはハイドロポンプとサイケこうせんを飛ばしてこれを全て打ち消した。
「オーダイル、れいとうビームだ!」
「オーダイル!」
ヒビキの指示でオーダイルはれいとうビームをラフレシアに放った。
「ラフレシア、はなびらのまいよ!」
「ラフラフ!」
ラフレシアは体を回転させてはなびらのまいを舞ってれいとうビームをガードした。
「何い?!」
「そのまま前進しなさい!」
ラフレシアは回転しながらオーダイルとコンパンを攻撃した。
「ゲンガー!」
更にゲンガーも空中に浮いて体をドリルのように回転させてオーダイルを何度も攻撃した。ラフレシアも回転しながらコンパンを攻撃した。
カリンの所へ戻ると、ラフレシアは反動で混乱していた。だがゲンガーが口からキーのみを出してラフレシアに与えてこんらん状態を治した。
「さあ、まだまだお楽しみはこれからよ、ゲンガー!」
「ンゲゲ!」
ゲンガーはジャンプすると10まんボルトをラフレシアの中心部に飛ばした。するとラフレシアはそれを吸収してエネルギーに変えると、頭をオーダイル達に向けた。すると花の中心部から勢いよく電気が飛んで来た・・・。
続く・・・。