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第39話「チャンピオンワタル、友情の旅の終わりと始まり」パート2
ヒビキ現在の手持ち
オーダイル、アローラロコン、モルフォン、ルージュラ、ホウオウ、アクジキング
「たのもー!」
ジムの門を開く時に必ず言ってたであろう台詞を吐いて扉を開けた。奥でチャンピオンが待ち構えている。ツクシと一緒に奥へと進んでいく。
「待っていたよ、ヒビキ君」
奥でチャンピオンのワタルが待ち構えていた。
「いかりのみずうみ以来だね」
「おう、挑戦に来たぜ!」
「解っている。何も言う事はない、言葉を言わずとも、君がどんな旅をして強くなってきたか、確かに感じる。ただどちらが強いか、勝負を決するのみ!」
ワタルとの勝負が始まった。ボールを投げて一番手にギャラドスを繰り出して来た。
「来たな、俺はこいつだ!」
ヒビキはボールを投げてアクジキングを繰り出した。
「ほう、コガネシティで暴れたであろうポケモンをて仲間にしていたか。さすがだな。だがそれを超えるのがチャンピオンだ。ギャラドス、回れ!」
「ギャーオ!」
ワタルの指示でギャラドスが横一直線に回転して来た。水を纏って突撃して来る。
「ようし、こっちも回転だ!」
ヒビキの指示でアクジキングも体を回転させて弾くようにぶつかり合った。
「ではこれはどうかな?」
ワタルが次の指示を出した。するとギャラドスは横向きに回転して円形の水を飛ばしてアクジキングに放って攻撃した。更に突進して宙に上げると回転して攻撃し、尾で地面に叩き付けた。
「ギャラドス、強力な一撃をぶつけてやれ!」
「ギャオー!」
ギャラドスが体内から水を放射した。それは巨大な蛇のようになってアクジキングに向かって来た。
「ヒビキ君、アクジキングを飲み込もうとしている!だったら・・・」
「ああ、逆に飲み込んでやるぜ!」
ヒビキの指示でアクジキングは口を開けて大きく吸い込んだ。その吸引力に水の大蛇は飲み込まれていった。口に水を含むとアクジキングは大量の水をはどうのように吐いた。水流に巻き込まれてギャラドスは吹っ飛ばされた。
「行け!」
アクジキングは回転してギャラドスを追撃すると、りゅうのはどうを飛ばしてギャラドスを倒した。
「さすがだ、だがまだ始まったばかりだ!」
ワタルが二番手としてプテラを繰り出した。
「ルージュラ、行け!」
「ジュラ!」
ヒビキもアクジキングを戻してルージュラを出した。
「プテラ、はかいこうせん!」
「ギャーギャーオ!」
ワタルの指示でプテラがはかいこうせんを飛ばして来た。ルージュラは拳に冷気を溜めるとジャンプしてはかいこうせんをかわすとプテラにれいとうパンチを放って地面に叩き付けた。プテラにパンチを見舞うルージュラだがプテラの牙から電流が出て来ると角に電気が流れて来た。
「あれは、ヒビキ君!」
「何!」
ツクシ達が気付くがプテラが角から電撃を飛ばしてルージュラを吹っ飛ばした。プテラが羽ばたくと牙から冷気が溢れていた。すると翼が凍ってふぶきを飛ばして来た。
「今度はふぶき!」
「あいつ、どうなってんだ、避けろ!」
ヒビキの指示でかわすルージュラだが牙が燃え出すとプテラの尻尾に炎が灯った。そして尻尾から炎の矢を連射して攻撃して来た。
「ジュラ!」
これをかわすルージュラ、するとプテラが再び牙に電流を流すといわなだれをして来た。そして角から電撃を飛ばすと岩を電力で浮かせてヨーヨーのように岩を飛ばして来た。これも難なく交わしていくルージュラだが、プテラがストーンエッジで宙に上げると地面に叩き付けて攻撃した。
「ヒビキ君、牙から出るので攻撃が違うみたいだよ」
「そう言えばそうだったよな。ようし」
プテラが炎の矢を飛ばして来るとルージュラはこれを掴んで凍らせるとプテラに投げ返して攻撃した。そして両手と口かられいとうビームを放って角と翼、尻尾を凍らせた。
「これで封じ込めたね!」
「ああ、一気に決めるぜ!」
ヒビキの指示でルージュラはふぶきを飛ばしてプテラを倒したのだった。
「見事だ、頼んだよリザードン!」
三番手としてリザードンを繰り出して来た。ヒビキもルージュラを戻してホウオウを出した。
「ヒョローロロロ!」
「エンジュシティにまつわる伝説のポケモンか。それも味方にしていたとは、相手にとって不足は無しだ、リザードン!」
「ドオーン!」
リザードンがフレアドライブをして突進して来た。
「ピシャーオオオ!」
ホウオウもフレアドライブをしてぶつかった。爆発と共に火花が飛び散った。すれ違い様につばさでうつときりさくをして攻撃する二体、リザードンがシャドークローで衝撃波を飛ばすとホウオウが羽を飛ばして打ち消した。かえんほうしゃ、だいもんじを放つが威力が拮抗していて決定打にはならない。
「リザードン、にほんばれだ!」
ワタルの指示でリザードンはにほんばれをして陽の光を高めた。
「ソーラービームを放て!」
ソーラービームを吐いてホウオウを攻撃した。爆風が晴れるとホウオウがいななく声を上げる。
「俺は更に上を行く!」
ヒビキの指示でホウオウはせいなる炎を放ってリザードンを倒した。
「次は変わったポケモンでお相手しよう、行け、ナッシー!」
ワタルはリザードンを戻してナッシーを繰り出した。
「な、何だあ?!」
「あれが、あんな長いのが、ナッシー・・・!」
ヒビキとツクシは唖然とする。目の前にいるナッシーは普通のナッシーとは違う、首が凄まじく長い、首長竜のようなナッシーだった。
「どうだい、アローラ地方にいるとされるナッシーだ。こいつもドラゴンタイプのポケモン!」
「よし、じゃあこいつで行くぜ!」
ヒビキはホウオウを戻してモルフォンを出した。
「俺のナッシーは空を飛ぶ、行け!」
ワタルが指示を出すとアローラナッシーは首をプロペラのように回転させて来た・・・。
続く・・・。