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ポケモンストーリー ハートゴールド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 215ページ)
関連タグ: ポケモン 冒険 友情 第7世代要素有り 
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第11話「コガネジム、VSアカネ」パート2


ヒビキ現在の手持ち
アリゲイツ、オオタチ、イシツブテ、オニスズメ、メタモン



「頼もーっ!」
 メタモンを仲間にしたヒビキはツクシを連れてコガネジムの門に入った。ジムの内部は可愛らしいピンク模様で作られていて、その中央のステージでアカネが待っていたと手を振っていた。
「ヒビキくーん、ようきたね、はようこっちにおいで!」
「おう、待たせたぜ!」
 ステージに進むと、早速アカネに挑戦しに来たとサムズアップをする。
「そんじゃ改めて・・・、うちがコガネシティのジムリーダー、アカネちゃんでーす、よ・ろ・し・く」
 可愛らしくくるんと回って腕で胸を挟んで強調する仕草、ウィンクして可愛い投げキッスをするダイナマイトギャルにヒビキは愛くるしさを感じた。一方のツクシは油断ならないなと冷静な表情をする。
「ヒビキくん、うちもポケモンがだーいすきでね、始めたら皆うちのこと可愛い可愛いって言うてくれるようになったんやで」
「へえ、そいつは良かったじゃん。まあでも、アカネちゃんはもとから可愛いぜ」
「嫌やわあヒビキくん、そんなおだてたってバッジはあげへんで、くす。じゃあ、うちと勝負する、言うとくけどうち、めっちゃ強いで!」
 親友のツクシ、そしてアカネのジムのトレーナーのミニスカートやおとなのおねえさん達が見守る中、勝負が始まった。
「じゃあまずはこの子、ふさふさもふもふの尻尾が可愛いイーブイちゃんでーす」
「ブイブイーっ!」
 呼びかけに応じてイーブイが元気よくステージに出た。
「お、そいつか。じゃあ俺は!」
 ヒビキは一番手としてアリゲイツを前に出した。
「ヒビキくん、アカネちゃんとのバトルだけど彼女の切り札には注意してね。甘く見ると、取り返しのつかないことになるよ!」
「大丈夫だって、任せとけよ。俺と俺のポケモン達はそうすぐにはやられねえ、アリゲイツ、みずでっぽうだ!」
「ゲイッツ!」
 ヒビキの指示でアリゲイツはみずでっぽうを飛ばして来た。イーブイはでんこうせっかをしてこれをかわしていき、アイアンテールでアリゲイツを攻撃した。
「ゲイッ?!」
 転ばされてしまい、そこをイーブイはすてみタックルで追撃した。
「いけーっイーブイ、ふみつけやーーーっ!」
 アカネの元気のいい指示が飛んだ。イーブイはアリゲイツの背中に乗った。そしてふみつけに出るのだが、
「ブイ、ブイ、ブイ、ブイ!」
 背中にピョンピョンと飛び跳ねていて、またイーブイの足が小さいこともあって大したダメージではなかった。アリゲイツは起き上がってイーブイを転ばせた。
「ゲイツ!」
 アリゲイツはみずでっぽうを飛ばしてこごえるかぜを飛ばしてみずでっぽうを凍らせて氷の氷柱を作って手に持った。それをイーブイに投げて怯ませることに成功する。
「今だアリゲイツ!」
 ヒビキの指示でアリゲイツはハイドロポンプを飛ばしてイーブイに大ダメージを与えた。
「ブイ〜」
 イーブイはずぶ濡れになって力尽きた。
「やん!ひどいわあ、もう。お疲れ様イーブイ、後で濡れた体拭いたるね」
 アカネはイーブイを優しく抱えて健闘をたたえてボールに戻した。
「さて、うちの手持ちも次が最後、同じようには倒されへんでーーっ!」
 アカネは勢いよくボールを投げて最後の切り札を繰り出した。ボールから何かが飛び出て、ズシンと地響きを立ててステージに現れた・・・。



続く・・・。

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