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ポケモンストーリー ハートゴールド編
作者: たくと七星  (総ページ数: 215ページ)
関連タグ: ポケモン 冒険 友情 第7世代要素有り 
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第12話「しぜんこうえんのむしとりたいかい」パート1


ヒビキ現在の手持ち
アリゲイツ、オオタチ、オニスズメ、イシツブテ、メタモン


今回の注目ポケモン
・コンパン


今回の注目ポイント
・むしとりたいかいのイベント
・ポケモンシリーズ屈指の名言を生んだあの人が登場



 アカネとのジム戦が終わった後、ヒビキ達はしぜんこうえんに来ていた。
「ふ〜う、天気がいいぜ・・・」
 ヒビキは公園のベンチに座って背伸びをしていた。頭にはメタモンが乗っている。
「お、頭が重いと思ったらお前か?」
 メタモンを抱きかかえてヒビキは思い出していた。アカネとのバトルの時、多くの仲間達がミルタンクに敗れ去った後、最後に戦って勝利をもたらしたのがこのメタモンだったからだ。
「お前がいたから勝てたんだよな・・・あんがとよ」
 ヒビキに感謝されてメタモンは顔がふにゃけて嬉しそうだった。
「ヒビキさーん!」
 アカネがイーブイを連れて走って来た。
「おう、アカネちゃん。その飲み物は?」
「喉が渇いたでしょ。ヒビキさん気に入るかなと思ってこれ」
「サイコソーダか。おいしいみず派だけど、こいつもいいよな。あんがと」
「てへへ」
 アカネが隣に座ってイーブイを膝に乗せた。ヒビキはもらったサイコソーダを一気に飲んで息を吐いた。
「ヒビキさん、次はどこの街にいくん?」
「そうだな、やっぱ次もジムがある街かな。それはそうとアカネちゃんよ」
「なに?」
 アカネがきょとんとするとヒビキは遠慮のなくこう言った。
「そのヒビキさんって言い方、何なんだ。今までくん付けだったのに急にさん付けに変わっちまって」
「くんだと軽々しいから、さん付けにしといたほうがええかなって。だってその方が親しみがこもっとるし」
「よしてくれや。何か偉い人間になったと勘違いしちまうじゃねえか」
「ううん、ヒビキさんの方がええもん。だって、うちに決意させてくれたのも・・・」
「あん、どうした?」
「ううん、何でもない・・・」
 アカネは照れて口を塞いでしまう。ヒビキは何かおかしいの、と首を横に向けた・・・。



続く・・・。

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