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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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*114*
海斗
「そうか...俺、恋してたんだ、雪さんに」
華南
「そ、そうなるわけね」
海斗
「やっと分かったよ...この気持ちが何だったのか...」
華南
「そ、それならよかったわ...」
華南
(なんで私より年下の男がここまで進んでるのよ、私なんてバレンタインにチョコをあげる相手もいないのに)
海斗
「ふふ...」
華南
「よ、良かったじゃないのよ...ん?」
海斗
「雪さん...」
華南
「伏せて!!」
海斗
「えっ!?」
華南に言われ海斗は思わず伏せるが、その瞬間無数のクナイが頭上に飛んでくる
海斗
「これは風魔の...まさか!!」
風魔・闇
『ヤハリ並大抵ノ攻撃ハ当タラナイカ...』
華南
「風魔!!」
風魔・闇
『アルテミス...今回ハ貴様ニハ興味ハナイ、狙イハ貴様ダ...イレギュラー。』
海斗
「イレギュラー?俺の事を言っているのか...」
風魔・闇
『オ前ハ、俺ノ今マデノ計画ニ存在シテイナカッタ、イレギュラー...』
海斗
「その言い方...やっぱりお前は雪さんと同じ、別世界の住民...」
華南
「...ええっ!?どういうこと!?」
海斗
「雪さんが言っていたんです、たまに似たような世界からやってきて、出来事を経験しているから上手く自分達の好きなように進める奴がいるって!!」
風魔・闇
『...ドウやラ 向こウも、気付イたみたいだな...』
風魔は音声加工装置の電源を切って話しかける
風魔・闇
『何故分かった?』
海斗
「加賀美さんを殺した怪物の件だ」
海斗
「加賀美さんはこの間死亡が発表されるまで、カリギュラ以外の人間には何から何まで正体を隠していたんだ」
海斗
「名前も年齢も...そして、交遊関係も」
華南
「...それって、加賀美さんが飯塚さんと友人だったということも?」
海斗
「もちろんさ...悪の組織が加賀美さんの事を知っているはずがないんだ」
風魔・闇
『情報が漏洩した可能性もあるだろう?』
海斗
「確かにそれもある...でも加賀美さんを殺した手段は油断させることだ」
海斗
「友人だからと言って油断しない可能性だってあるし、成功させるにはあまりにもリスクが高すぎる」
海斗
「これは...加賀美さんが純粋だと分かっていたからこそ成功してしまった作戦なんだ」
風魔・闇
『なるほど...面白い、早めに気づいておけば良かった、それこそ二人がカリギュラを襲撃した時に殺しておけばな』
海斗
「まぁ、俺だって雪さん...時空監理局と話をしなかったらこの結論は出なかったと思うがな」