完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

ロストヒーロー計画(完結)/ラストヒーロー計画
作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~ 160~ 170~ 180~ 190~ 200~ 210~ 220~

*40*

海斗
「雪さん!」


「ん、今日はいつもより遅かったね」

華南
「ここは....」


「...あー、そっかぁ」

華南
「違うから」


「....注文は?」

海斗
「先に言っておくとここジュースしか無いよ」

華南
「よくそんなメニューで喫茶店と呼べるわね...まあいいわ、レモンで」

海斗
「俺もレモンで...そういえばどれも一杯85円だけど、大丈夫なんですか?食べれるだけのお金は...」


「大丈夫、僕は食べなくても生きていけるから!」

華南
「何それ...」

海斗
「こういう人なんだよ、雪さんは」

華南
「変な人...女なのか男なのかも分からないし」

....確かに、雪さんって顔つきは女性だけど妙に男っぽいところもあるしどっちなんだろ

海斗
「雪さん...」


「僕は男性でも女性でもないよ」

華南
「オカマ?」


「オカマは男でしょ、僕は男にも女にもなりきれてないんだから」

華南
「...一旦あんたの事は頭に入れないでおくわ」


「うんうん、そうしたほうがいい...それでどうだった?まだアマゾンブラザーズは見つからない?」

海斗
「どうやらそれ以上のものを探り当ててしまったっぽいんだ...」

カランカラン


「あ、加賀美さん!」

加賀美
「よっ、今日はマンゴーの気分!」


「了解、マンゴージュースね!」

加賀美
「....それで、そのダークライダーというのは?」

海斗
「響鬼です、他にも鬼は沢山いましたけど...」


「斬鬼に轟鬼にぃ...本当に多いよねアレ」

加賀美
「...響鬼と言うと、奴は悪鬼吹奏楽団と名乗っていなかったか?」

海斗
「はい、どうしてそれを?」

加賀美
「....君がカリギュラに就任する半年ほど前の事なんだが、隣街の高校がダークライダーに襲撃される事件があったんだ」

華南
「それ知ってる、4割の生徒が亡くなって、生きてる人も無事では済まなかったんだってね」

加賀美
「高校を襲撃したダークライダーは...風魔だ。」

海斗
「えっ!?」

加賀美
「あの事件で生き残った3人の生徒は風魔に復讐するため、優しさを捨てた非情の鬼へと変わったという...それがあの響鬼、威吹鬼、轟鬼だ。」

海斗
「残りの6人は俺のときみたいに勧誘したのかな...」

加賀美
「そうだろうな...しかし、君が誘いに乗らなくて嬉しいよ」


「加賀美さん、海斗君はそういう子じゃないって分かってるでしょう」

加賀美
「まるで保護者だな」


「悪くないかも」

華南
「....ん?」

加賀美
「どうした?アルテミス」

華南さんはポケットからスマホを取り出してメールを確認する、いいなぁスマホ、俺もほしい

華南
「...大変よ、響鬼の変身者達を乗せていた警察の車がモンスターに襲撃されたって!!」

海斗
「ええっ!?」

加賀美
「モンスター!?まさか一ヶ月前、カリギュラを襲撃した...被害状況は!?」

華南
「警察官2名と....9人の鬼の変身者が黒い液体に飲み込まれたって」

海斗
「お、鬼の変身者が...!?助けに来たわけじゃないのか!?」


「用済みになって始末した...ということだろうね」

海斗
「響鬼さん...」


「...黒い液体か」

....

黒の怪物、マガイモノ。

何故奴等が僕に似た力を使える?偶然とは言いがたいが証拠もない...

今の僕に出来ることは、海斗君を守ることだけだ

僕は君を好きになってしまったんだ、だから...君は僕が守る

39 < 40 > 41