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ロストヒーロー計画(完結)/ラストヒーロー計画
作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン 
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*120*

海斗は福井を数日前に入院していた病院のベットに寝かせた

福井
「うっ...」

海斗
「福井さん...大丈夫です、すぐ医者が来てくれますから」

福井
「...」

海斗
「とは言っても、マガイモノの医者って一体」

「遅くなってすまない...」

海斗
「あっ、来た...間違いなくマガイモノの医者だな」

白衣を着た変わった風貌の男が現れた...窓から。

その男は背中に龍のような翼が生えており、顔や肌は鱗のようになっていた

海斗
「あ、貴方が雪さんに言われた...」

「...ヒトの診察は初めてなんだがな」

海斗
「えっ」

「俺はドラゴンの専門医だ...まぁしかし、マガイモノ王国の医者は俺一人だから仕方ないだろう、少しの間だけ待っていろ」

海斗
「はい」

海斗は福井を残し、病室から出ていこうとするが...

海斗
「あの、大丈夫なんですか?」

「ヒトもドラゴンも似たようなものだ、肌の材質が違う程度だ」

海斗
「そ、そうなんですか...」

...


病室から、何かを塗ったりするようなねちゃねちゃとした音が響く

廊下で海斗は福井の事を気にかけていた

海斗
「どんな治療しているんだろう...」

「終わったぞ」

海斗
「あっ...福井さんは助かるんですか!?」

「とりあえず意識は取り戻した...患者が顔を見たがっているぞ」

海斗
「はい!」

...
福井
「海斗...」

海斗
「福井さん!」

「基本的に打撲のみだから塗り薬だけでなんとかなった」

福井
「ところで、あの医者って...」

「俺の役目は終わった、塗り薬は置いておくから好きに使え」

海斗
「あっちょっと...」

医者は翼を羽ばたかせ空へと飛んでいった

福井
「...俺は夢でも見ているのか?」

海斗
「そ、そんなことより福井さん!!どうしたんですか!?」

福井
「ああ...それなんだが、与倉と同じパターンだ」

海斗
「与倉さんと!?それってまさか...!!」

福井
「ああ、黒い仮面ライダーだ...」

海斗
「またクローンが?」

福井
「いや、奴は俺のクローンではなかった」

海斗
「そうですか」

福井
「なんで与倉と海斗のクローンはあって俺のは無いんだ...」ボソッ

海斗
「何か言いましたか?」

福井
「なんでもない」

海斗
「その黒い仮面ライダーはまだ近くに...?」

福井
「俺はこの通り動けない...海斗」

海斗
「分かりました!その前に...雪さんのところから果物貰ってきますね」

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