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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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『第十五話』
【ユウキノヒーロー】
~喫茶店Baron~
たくっちスノーは無人の喫茶店でパソコンを弄る
たくっちスノー
「...ダメだ、どうしても見つからない」
ルメール
「もっと探せよ!」
たくっちスノー
「出ないものは出ないって!」
海斗
「雪さん...どうですか?」
たくっちスノー
「ごめんね海斗君...今のところ進展無しだ」
海斗
「そうですか...」
この数日、海斗はたくっちスノーに13番目の謎のヒーロー組織『クリスタル』について調べて欲しいと頼んでいたが...何も情報が得られずにいたのだ
ルメール
「まさか時空監理局のパソコンでもなぁ」
たくっちスノー
「時空監理局のとは言うけどこれ200年前の型落ちだからね、そろそろアップグレードしなきゃ」
海斗
「...それにしても、クリスタルって一体どんな組織なんでしょうか?」
ルメール
「さぁな...自分達時空監理局に素性を見られたくない時点で胡散臭いものだがな」
たくっちスノー
「メル姉、自分達は時空のバランスを守るのが仕事であって世界の平和を守ることが仕事じゃないんだ、知られたくないことの1つや二つあるでしょ」
ルメール
「まぁ、そうだけどよ...」
海斗
「何か情報が得られないかなぁ」
たくっちスノー
「ふむ...不謹慎だが何かアクションを起こしてくれないと...」
そんな時、たくっちスノーのパソコンと海斗のスマホが反応を出す
海斗
「...これ、SOS信号だ!!」
たくっちスノー
「うわっ、クリスタルに所属する可能性のあるライダーだって!?」
ルメール
「本当に何かアクションを起こすとは...」
たくっちスノー
「SOSって...この街にいるヒーローって福井君ぐらいじゃないか!すぐに向かうんだ!!」
海斗
「言われなくとも!!」
海斗は急いで喫茶店から出ていき、たくっちスノーはパソコンを弄る
ルメール
「何か情報は出てくるか!?」
たくっちスノー
「それを今調べてるんだよなぁ!?」
...
海斗
「福井さん!!」
福井
「.....っ」
海斗
「うっ、すごい怪我している...早く病院に...」
海斗
「いや、病院に行ったって医者も看護師もいないか...」
たくっちスノー
【海斗君、聞こえるか!?今君のスマホに無理矢理繋げて連絡を入れている!】
海斗
「む、無理矢理!?...それはともかく、福井さんが!」
たくっちスノー
【やっぱりか...ひとまずあの病院に向かってくれ!今、治療に優れたマガイモノを手配しておいたから!】
海斗
「あ、ありがとうございます...」