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作者： 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 221ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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＊135＊
そして、Baronでは...
ルメール
「いいか？まず断るんだ、それなりにオブラートに包んでだ... 」
たくっちスノー
「分かってるっての...」
「分かってると言って散々ダメ出しされたがな」
たくっちスノー
「るっせー！！...あっ、海斗君帰ってきた！！」
ルメール
「いよいよか...」
「...さて、俺もようやく名前が貰えるな」
海斗
「.....」
たくっちスノー
「海斗君...あのな、お前に伝えなきゃいけないことが」
海斗
「.....」
海斗は何も言わずたくっちスノーに抱きつく
たくっちスノー
「ちょっ...だからっ！！そういうことはダメなんだっ...」
海斗
「守れなかった...」
たくっちスノー
「...えっ？」
海斗
「福井さんも、守れなかった...俺は...」
たくっちスノー
「なんだって...」
「...！！」
ルメール
「お、おい待てよ...それって、つまり、アレじゃねーか」
「あの赤ん坊を地下都市に送った後だから...この街に存在する『ヒト』はこいつだけということになるな」
海斗
「...本当に俺だけなんですか？」
たくっちスノー
「ああ、何度もパソコンで調べたが君と福井君しか反応がなかった」
たくっちスノー
「...つい、数分前までな」
海斗
「.....」
たくっちスノー
「なんでだ？なんでこいつがこんな酷い目に合わなくちゃならないんだ？」
「オレたちマガイモノは...何も出来ないんだな」
たくっちスノー
「ああ...自分達が名有りのキャラを殺したらとんでもないことになる」
ルメール
「チッ...」
海斗
「それでたくっちスノーさん、ヒーロー狩りが...」
たくっちスノー
「ああ分かっているさ、こちらでも調べた...」
海斗
「...ヒーローってなんなんですかね？市民にとっては、単なるオモチャなんですかね？」
たくっちスノー
「そんなの分からないよ...同じ単語でも、世界によって意味は異なるんだから」
「...任務は失敗として、名前のことは聞かなかったことにしてくれ」
たくっちスノー
「...待て、専門医」
「.....」
海斗
「.....」
たくっちスノー
「今日からお前の名前はフクリュウだ」
フクリュウ
「...すまないな」
フクリュウ
「そういえば子供、お前には俺やたくっちスノー様と同じニオイが...いや、気のせいか、じゃあな」
海斗
「はい...」
ドラゴン専門医...フクリュウは次元の渦を越えて去っていく
たくっちスノー
「とうとう最後の一人になってしまった」
たくっちスノー
「海斗君、君は死なないでくれ...お願いだ...」
海斗
「...」
ルメール
「この街もがらんとしたな、そりゃそうだけどよ...だって今、三人しかいねぇんだから」
【第十五話 END】