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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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...海斗はたった一人で、空っぽの街を歩く
海斗
「...パトロール、か、今では当たり前の事なのに、すっかり意味のない事になってしまった」
海斗
「誰も、いない...こんな街でパトロールする意味なんてあるのだろうか...」
ヒーロー狩り
「居たぞ、賞金1億だ!!」
賞金を狙うヒーロー狩りに海斗は狙われる
海斗
「ソウルチェンジ」
...
海斗
「はぁ...まさかこんなのに狙われるなんて」
海斗はヒーロー狩りを蹴散らし、パトロールを続ける
ヒーロー
「お前が1億ものの賞金を持つヒーローってやつだな...」
ヒーロー
「お前を倒せば、また俺たちの人気が増え、賞金も...」
海斗
「ソウルチェンジ」
...
海斗
「...はぁ、金目当てで狙ってくるヒーロー狩りはともかく、俺と同じヒーローにも狙われるなんて」
海斗
「皆が地下都市に逃げるまでは、こんなことはなかったのになぁ...」
海斗
「...俺は、こんなことの為にヒーローになったはずじゃないんだがな」
相賀
『ヒーローってのは市民を喜ばせる仕事だ...この光景を見て喜んでいるんだよ、地下都市の人間はな』
相賀
『しょせんヒーローなんて他人から見れば娯楽にすぎねぇんだ』
海斗
「...娯楽?俺たちが?そんな、そんなはずはないよ」
海斗
「福井さん...与倉さん...加賀美さん...飯塚さん...」
海斗
「どうしてこんなことになったのかな...」
「知りたいかい?」
海斗
「えっ?」
「市民にも親にもヒーローにも裏切られ、どこにも味方が存在しないこの街でたった一人で戦い続ける君」
「でもそろそろ...潮時だと思うからね」
海斗の目の前から若々しい白髪の男性が現れる
海斗
「だ...誰だ!?」
「私は...13番目のヒーロー組織『クリスタル』の...会長です」
海斗
「く、クリスタルだって!?...あの相賀を拾ったという...」
「ええ、彼はヒーロー狩りとしては貪欲で、恨み辛みがあって...」
「非常に使いやすかったのですがね」
海斗
「全部お前の仕業か...!!!」
「全部...というのはちょっと違いますかね、私一人というわけではありませんし」
「あの三人の幹部が命令もしていないのに私に色々尽くしてくれましたしね」
海斗
「お前だけは絶対に許さん!!」