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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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風魔・闇
「イレギュラー、遂に俺とお前の二人だけになったな」
フォーゼソウル
「...そうだな」
風魔・闇
「...お前は、俺を恨んでいるか?」
フォーゼソウル
「ああ、恨んでいた...お前は街を壊し、福井さんの父親含め色んな人を殺し、非道の限りを尽くしてきた」
フォーゼソウル
「だから、お前を絶対に倒してやると...そういう考えをもって俺はカリギュラに入りヒーローになった」
フォーゼソウル
「...ついさっきまでな」
風魔・闇
「というのは?」
フォーゼソウル
「だって...市民には客寄せパンダ扱いされて、親には捨てられて、仲間は皆死んじゃって...」
フォーゼソウル
「そして、俺がずっと信じてきたカリギュラにも裏切られたんですよ?」
フォーゼソウル
「この数ヵ月で俺の全てを否定されたような気分なんです」
風魔・闇
「...俺も同じだ」
風魔・闇
「この世界にやってきたのも、響鬼や龍騎を始末するのも、そしてお前を倒すのも全部あの方...会長の為だった」
風魔・闇
「だが...クリスタルがお前達カリギュラに利用されるだけの存在だったなんて、会長も、俺の事を...」
風魔・闇
「結局俺は前の世界と同じ事を繰り返すだけか」
フォーゼソウル
「...お前はボスの計画を進めることが目的だったんだろ?俺が死ねば、計画は間違いなく近いうちに実行されるんだろ?」
風魔・闇
「実行するのはクリスタルではなくカリギュラだろう...俺はお前の会長の事まで考えられない」
フォーゼソウル
「...それでも、俺達は遅すぎたんだ、もう誰にも止めることは出来ない」
風魔・闇
「ああ...」
フォーゼソウル
「空しい戦いだな」
風魔・闇
「ああ」
フォーゼソウル
「生き残ったのはイレギュラーの俺たちだけ」
風魔・闇
「.....」
フォーゼソウル
「なんで俺達だけ...生き残っちゃったのかな...」
風魔・闇
「...もう、やめろ」
フォーゼソウル
「福井さん...与倉さん...華南さん...飯塚さん...加賀美さん...吹奏楽団の皆...水晶...ブラックナイト...そして、DG...」
風魔・闇
「やめろと言っているだろうッ!!」
フォーゼソウル
「...ごめんなさい」
風魔・闇
「俺達に与えられた選択肢は...戦う、のみだ...決着を付けるぞ、カリギュラ!!!」