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ロストヒーロー計画(完結)/ラストヒーロー計画
作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン 
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【第九話】
『ドラゴンヒーロー』

...そういえば雪さんって、果物を買うとき以外外に出る所見たこと無いなぁ、遊んだりしないのか?

誘ったら来てくれるよな?

海斗
「あの...雪さん」


「どうかしたの?」

海斗
「えっと...今日、暇ですか?一緒に、カラオケでも...」


「えっ」


「えっ、あっ、うん、カラオケね、うん....」

海斗
「だ、ダメ...ですか?」


「ん、いいよ....海斗君。」


「海斗君が僕と行きたいって言ってくれて....嬉しいな....」

海斗
「えっ...はい、では行きましょうか」


「うん....」

...やっぱり雪さんって何処か女の子っぽい所あるんだよなぁ...やっぱり女性なのかなぁ

...

「それで、奪われた仮面ライダーって後何個なの?」

海斗
「加賀美さんによると、残り七個だそうです」


「七個かぁ...先は遠いねぇ...」

海斗
「そうですね....」


「僕としても、個人的に気になるんだよね...何故ダークライダーがヒーローソウルを集めるのか」

海斗
「確かに考えたことありませんね...ヒーローが悪役の事を知る必要はないと響鬼さんは言ってましたけど...」


「...帰ったら加賀美さん達を集めて仮説でも建てようか」

海斗
「そうですね」

...ん、あそこにいるのって

海斗
「ねぇ雪さん、あの人って確か..」


「アルテミスの女の子だね、声を掛けてみたら?」

華南
「あら?あんた、カリギュラの....海斗だったっけ?」

海斗
「えっと...阿舟さん、何処へ?」

華南
「何処って...トレーニングの帰りよ」

海斗
「あ、帰り...俺達、今からカラオケ行くんですけど一緒にどうですか?」


「えっ」

華南
「なにそれ、ナンパ?」

海斗
「そ、そういうわけじゃ...」


「そうだよ!海斗君がそんなことする子に見える!?」

海斗
「なんで雪さんがムキになるんですか...それでどうです?」

華南
「...ま、別にいいよ、カラオケ好きだし」

海斗
「ありがとうございます...やっぱりこういうのって大勢の方が楽しいですから」


「.....まぁ、海斗君がそう言うなら」

華南
「本当に何なのその人、彼女?」


「か、かのっ...違う!僕はあくまで喫茶店のマスターで....」

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