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作者: 彩都&Lメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 221ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 オリジナル仮面ライダー 仮面ライダー 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン
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*71*
海斗
「与倉さん...」
笹原
「俺も王蛇の与倉の噂は聞いている、まさかあの暴れん坊がヒーローたぁ驚きだ」
笹原
「まぁ、いなくなっちまった奴を悔やんでもしょうがねぇ、今回はそれについて話し合うんだから」
「あっ!お義父さんじゃないですか!」
海斗
「え?お父さん?」
笹原
「は????」ピクッ
海斗
「!!?」
笹原さんからとんでもないオーラが...!!!
笹原
「出たなショッ○ー!ライダーパンチ!!」
「ウグェアアアアアア!!!」
笹原
「ライダージャ...」
海斗
「ま、待ってください!!ここで暴れるのはまずいですよ!!」
笹原
「ちっ...こいつがショッ○ーだったらよかったのによ、『エンドレス』の会長の半藤鏝(はんどうこて)」
海斗
「半藤鏝...あ!与倉さんが前に話してました!」
与倉
(人気のヒーローってのは引退した後どうなっているのかは分からねぇんだが、半島鏝って奴は有名だ...おっさんの癖にJK追いかけ回しててうちの学校で『クソコテ』なんてアダ名付いてるんだぜwwwww)
笹原
「クソコテって何だ?」
海斗
「さぁ...って、もしかして追いかけ回している女子高生って!!」
笹原
「そう、俺の娘だ...」
鏝
「う、うええ...」
笹原
「てめぇ、ヒーローとして恥ずかしくないのか?今度うちの娘に近付こうとしたらこの件を協会にチクるって言っただろ?なぁクソコテ」
鏝
「だ、だって俺たちもうヒーローじゃないし...」
笹原
「志までヒーローになれねぇんなら協会なんてやめちまえ!!」
鏝
「ひいい...」
...
雪
「エンドレスだ!ここの会長は引退以降女子高生を追いかけ回すストーカーで有名らしい」
ルメール
「ヒーローとして大丈夫なのかそれ、ユニバースはタレントヒーローよりこいつを非難しろよ」
雪
「まぁ、ヒーローって言っても仕事だからね...警察官と何ら変わらないよ」
ルメール
「ドラマの警察みたいな汚職まみれで大丈夫かよ、この世界...」
...
...あれ?近くに喋らない人がいるな
「......」
海斗
「笹原さん、あの方は?」
笹原
「ん?...ああ、あいつは『フラクタル』の首藤知広(すどうともひろ)だよ」
首藤
「.....」
海斗
「無口なんですね」
笹原
「ああ、沈黙のヒーローとして有名だったが...実はあいつは好きで黙ってるわけじゃない...そういう障害持ちらしいんだ」
海斗
「えっ!?」
笹原
「たくましいよなぁ、健常者に馬鹿にされようと必死にヒーローとして努力してきたんだ、市民はあいつをバカにするが俺は尊敬するよ」
首藤
「.....!」
海斗
「...俺も、応援しますよ」
首藤
「... 」コクッ
....
雪
「フラクタル!元々は非正規の組織だったけど、首藤知広という一人の人間の功績が認められ、他の組織と同等の扱いをされるようになったんだ!」
ルメール
「いい組織と悪い組織の差が激しいな」
雪
「やっぱ会長がダメかマトモかで決まるのかな」
ルメール
「お前ははたしてどっちだろうな?」
雪
「.....どうだろうね」