コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

翼と自転車【更新停止です。】
日時: 2016/03/06 22:04
名前: ビタミンB2 (ID: f/YDIc1r)

どこかの世界の、ある場所で。

少年は決めた。

死なない、と。戦う、と。

一人じゃないから、出来た決断。

隣に誰もいなくても、一人じゃない。


どうも! 初めましてのビタミンB2と申します。
まだ初心者で初めてなので、色々と駄作ですがよろしくお願いします!

コメントを下さった方々

詩織さん(キャラ:リーパス)
せいやさん
黒い月さん(キャラ:コルヴィス)
ジルさん
杏莉さん
てるてる522さん
cocoaさん
星飯 緋奈さん

どうぞこれからも、よろしくお願いします!

ぜひぜひ、翼たちの頑張りを見届けてやってほしいです!

第一章 ドラゴンの卵 >>1

第二章 昼と夜の王女 >>26

第三章 十二の天柱 >>35

第四章 学びの日々 >>100

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29



Re: 翼と自転車【修行編突入です】 ( No.113 )
日時: 2015/10/17 05:04
名前: ビタミンB2 (ID: fOamwJT9)

何発も何発も放っているうちに、やがて、壁の外から光が差し込んできた。これでは壁が崩れてしまう。
だが、少女はその寸前で砲撃を止めた。
勢いが弱まっていき、砂の弾が無くなる。打ち終わると、少女はアリエスの方を向いた。アリエスは、少女の頭を優しく撫でて言う。
「ありがとう、戻っていいよ。」
少女は無表情ながらも、満足そうに頷き、再び崩れて土に戻っていった。
アリエスは翼の方を向き、腰に手を当てる。
「どーだった? これが使役よ。自分には扱えない力を、『友達』に使ってもらうの。さ、翼もメテオを呼び出してみて?」
「えぇ? いきなり?」
翼はメテオの呼び方を知らない。というかそもそも呼んだとして来るのか。
「ああ、呼び方? 分かった、教えてあげる。まずは、これを使って。」
そう言って、アリエスが差し出したのは、木の棒だった。翼の目が点になる。
「えーっと……これは。」
「しょうがないじゃない! 杖の注文が間に合わなかったのよ!」
「杖って注文制なんだな。」
赤くなったアリエスは、次の言葉を放とうとした瞬間、突然閃いたような顔をした。
「そうだ……良いこと思いついた……」
「……なんか俺嫌な予感しかしない。」
アリエスは、明るい笑顔に戻る。
そして、翼に言い放った。
「翼、杖の材料を集めてきなさい! 最初の修業は、『おつかい』よ!」


「……どうしてそうなった。」

Re: 翼と自転車【修行編突入です】 ( No.114 )
日時: 2015/10/19 01:00
名前: ビタミンB2 (ID: fOamwJT9)

「隣に神様」でも言いましたけど、
眠い………
睡魔に、打ち勝つぞ……っ!

本文↓
フォルティシュタイン王城、地下訓練場。
そこで、アリエス、翼、サジタリウス、メテオが作戦会議を開いていた。
「……いい? 隣国エルバッシュウェル王国の国境付近、王城から見て北西に位置する、エルローシュ村が、地図で言うとここよ。ここには、エルローシュにしか無い、『千年樹』という大木が生えているの。その枝を一本、貰ってきて。」
アリエスが、白い指で地図を指しながら言う。表情も、声音も真剣そのもの。隣を見ると……
「千年樹は、薄い桃色の花を沢山咲かせるらしい。今の季節、丁度咲いてるんじゃねえの?」
やはり。サジタリウスも真剣そのもの。冗談っぽさは微塵もない。その隣は……
[いっ……かにも面倒そうだな。それ。]
メテオが欠伸を噛み殺してから言う。良かった。いつも通りだ。
「魔物もそんなに出ないと思うし。俺はいいと思う。」
[まー俺も、一緒に行ってやるよ。暇だからな。暇だからだからな。]
「あたしも、いい修行になるって保証する。だから、頑張って。」
皆、翼に意見を求めようともしない。ただ、翼をじーっ……とつめているだけだ。
翼は、長いため息をついた。どうせ拒否ったって意味ないんだろう。
「分かった……やるよ、そのおつかい。」


出発は、午後一時ぐらいに決まった。随分いきなりだ。
翼は、旅支度に忙しく駆け回った。三日四日ぐらいで戻ってこれるだろう、とアリエスが言っていた事を信じて、四日もつように支度をする。
着替え、救急セット、食料、水、地図、ロープ、ランプ……etc.
服装も、灰色の薄手の服から、茶色の旅装姿になっている。とても動きやすい。
準備が出来たので、リュックを背負って城門まで行くと、メテオの他に、既に二人の人物が居た。
「やっほー、翼!」
「あ……翼君。」
意外な展開に、動揺を隠せない。
「……お、おう……あれ、なんで……」
そこに居たのは、リーパス、コルヴィスの弟子組だった。

Re: 翼と自転車【修行編突入です】 ( No.115 )
日時: 2015/10/23 23:36
名前: ビタミンB2 (ID: fOamwJT9)

「僕らも着いていった方が安心かと思って。千年樹の枝を取りに行くって聞いて、急いで師匠に許可を貰ってきたんだよ。」
リーパスも、うんうんと頷く。二人の姿は、何だかとても頼もしく見えた。
「何か……悪いな。俺に出された試練なのに。」
翼がうつ向きがちにそう言うと、二人は、顔を見合わせて笑った。リーパスが明るく言う。
「遠慮なんてしないで。だって……友達だし、ね?」
「うん……友達の為に何かして、遠慮されるのは嫌だからね。」
笑う二人に見つめられ、翼は、赤くなって横を向いた。自分が「友達」としてくれたことが、嬉しいのと、照れ臭いのとが混ざって、翼の顔をさらに熱くさせた。
「あ、ほら、窓から師匠たちが手ぇ振ってる!」
後ろを見ると、王城の窓から、数人の「天柱」メンバーが手を振っていた。師匠三人と、アリエスも居る。
リーパスが跳び跳ねながら手を振りかえす。リュックの重量もあるのに、やはり恐ろしい脚力の持ち主だ。コルヴィスも、笑いながら手を振っていた。
「ほらほら、翼も振って!」
リーパスに促され、翼は、自分が手を振っていない事に気づく。そして、ちょっとだけ、手を横に振った。
「もー、そんなんじゃダメだよ! コルヴィス! メテオ!」
「分かった。」
[了解。]
リーパスとコルヴィスは、翼の腕を片方ずつ掴んで無理矢理振りはじめ、メテオは、爪を使って翼の口角を上げた。
「ちょ、おい、やめろって……!」
窓の方から、見なくても笑っているのが分かる、明るい声がする。翼は、今度は恥ずかしさで真っ赤になった。

少したって、翼は、やっと両腕を解放された。
「……さて。そろそろ行かないとね。」
「うん、じゃ、みんなで一斉に言おうか!」
「え? 何て?」
困惑する翼に、メテオが呆れたように、ため息混じりで言う。
[旅立ちの挨拶と言ったら?]
翼が答えを出すより先に、リーパスが掛け声をかける。
「いくよ! せー……のっ!」
「え、ああ、あれか……! ちょ、ちょっと待っ……」

[「「行ってきまーす!」」]
「いっ……行ってきます……!」

Re: 翼と自転車【修行編突入です】 ( No.116 )
日時: 2015/10/24 07:15
名前: ビタミンB8 (ID: 3ePGpESz)

グルコサミン

ミネラル

めたぼぽりす




さくさくころっけ

Re: 翼と自転車【修行編突入です】 ( No.117 )
日時: 2015/10/24 08:13
名前: 杏莉 (ID: YNzVsDBw)

ちょっと、失礼します。

あの、NO116の人成り済ましですね!

ここの作者様は「ビタミンB2」なのに

116の人は、「ビタミンB8」だからですね!

おっと、作者様すみません、!

後、文才分けてください!

更新ファイトです!

陰ながらも応援してます!


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29



この掲示板は過去ログ化されています。