コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 翼と自転車【更新停止です。】
- 日時: 2016/03/06 22:04
- 名前: ビタミンB2 (ID: f/YDIc1r)
どこかの世界の、ある場所で。
少年は決めた。
死なない、と。戦う、と。
一人じゃないから、出来た決断。
隣に誰もいなくても、一人じゃない。
どうも! 初めましてのビタミンB2と申します。
まだ初心者で初めてなので、色々と駄作ですがよろしくお願いします!
コメントを下さった方々
詩織さん(キャラ:リーパス)
せいやさん
黒い月さん(キャラ:コルヴィス)
ジルさん
杏莉さん
てるてる522さん
cocoaさん
星飯 緋奈さん
どうぞこれからも、よろしくお願いします!
ぜひぜひ、翼たちの頑張りを見届けてやってほしいです!
第一章 ドラゴンの卵 >>1
第二章 昼と夜の王女 >>26
第三章 十二の天柱 >>35
第四章 学びの日々 >>100
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- Re: 【1000本当にありがとう!】翼と自転車 ( No.103 )
- 日時: 2015/09/23 19:29
- 名前: ジル (ID: nbzMXegi)
はじめまして!ジルと申す者です。
先日感想を頂き、参ったのですが。
文才めちゃくちゃ有るじゃないですかー!
見ていて話の展開がワクワクするので応援しています!
頑張って下さいね!
- Re: 【1000本当にありがとう!】翼と自転車 ( No.104 )
- 日時: 2015/09/27 05:31
- 名前: ビタミンB2 (ID: fOamwJT9)
返信遅くなってすみませんでした!
文才なんて……小説書けてるだけでも奇跡です、ハイ。
私も、もっと分かりやすくシーン(主にバトル)を表現できるよう、精進します!
お互い頑張りましょう!
本文↓
「アトラス、お前に頼みがあるんだけど……」
「断る。どうせ面倒な事だろ?」
内容を話す前に終わってしまった。だがサジタリウスはめげない。というか動じてない。
「こいつ……翼に、治癒の技術を教えてやってくれないか。」
「断る。お前の耳はただの穴か? 同じ事を何回も言わすな。」
「……こいつ……メテオより毒舌かもしれない……」
[何げに失礼だな。]
翼に冷静に突っ込みを入れるメテオ。自分が毒舌なのを否定していないあたり、自覚はあるのだろう。
「……それより……こいつが俺の先生になんの? なんとなくパシらされそうな……」
「安心しろ、俺はお前の先生にはならない。よってパシりになる事もない。」
- Re: 【1000本当にありがとう!】翼と自転車 ( No.105 )
- 日時: 2015/09/28 07:56
- 名前: ビタミンB2 (ID: fOamwJT9)
するとサジタリウスが、にやっと笑った。なにか策があるのだろうか。
「よく考えろ、アトラス。これだけの器の成長を、思いのままに出来るんだぞ……まあ使役はアリエスが師事するけどな。」
『これだけの器』の部分で、翼の頭をぽんぽんっ、と叩く。翼は、嘘臭くて仕方がなかった。
(どれだけの器だよ……)
「……優秀な人材だということは分かってる。ただ、こいつに師事して何の得が……」
食い下がるアトラスに、サジタリウスが、一枚の紙を取り出す。何か文字が書いてある。
「なんだ、これ。」
「……所持者の王立釣り堀無償使用を永久に認める紙。王女直筆。」
「……!?」
アトラスの目が大きくなる。それを見て、サジタリウスは、勝った、という笑みを浮かべた。
「……おい、それ本物か?」
「何、欲しいのか? アトラス。翼を見事成長させたら、あげないこともないけど?」
「くっ……汚ねえぞ、サジッタ!」
翼は、あまり状況が飲み込めなかった。同じような状況のメテオと、視線を交わす。
「あれってさ……アトラスが無類の釣り好き、ってことでいいのか?」
[もしくは、熱狂的な釣り堀マニアか……まあ前者だろうな。]
そんなやり取りの最中、もう交渉は終了しているようだった。
「くそっ、今回は引き受けてやるけどなぁ! その代わり、絶対にその紙、よこせよ!」
「毎度あり〜。」
- Re: 【感想待ってます】翼と自転車 ( No.106 )
- 日時: 2015/09/29 00:27
- 名前: ビタミンB2 (ID: fOamwJT9)
今日、「俺の隣に神様が居るよな?」という小説を書き始めました! 超日常的でギャグ系、という感じのストーリーです。気になった方はぜひ、遊びに来て下さい!
本文↓
サジタリウスの勝ち誇った笑みに、アトラスは呻き声を漏らした。一方翼は、大事なことを質問し忘れていたことに気づく。
「あのさ、とても根本的な事を質問してもいいか?」
そう言い、すっ、とアトラスを指差す。浅く息を吸って、叫ぶ。
「誰だお前!」
メテオも大きく頷き、翼を援護する。
[そうだ、何で紹介も無しに話を進めるんだよ。スムーズ過ぎて逆に凄いから。]
「ああ、悪い悪い。改めて紹介する。」
サジタリウスは、アトラスを無理矢理立たせた。意外と身長が高い。サジタリウスと同じか、それ以上ある。
「こいつはアトラス。西の森の守り人をしている。治療の技術、知識においては王国一だ。一応な。」
「……西の森……! ガラス片が飛んできた、あそこか!?」
するとアトラスは、実にあっさりと真実を暴露した。薄く笑いながら。
「ああ、そこだ。ちなみに、ガラス片飛ばしたのも俺だけど。」
「……!?」
- Re: 翼と自転車 ( No.107 )
- 日時: 2015/09/30 00:10
- 名前: ビタミンB2 (ID: fOamwJT9)
勉強漬けの振り替え休日も終わり……明日は学校です。
友達と話せるから学校は好きですけどね! 授業がね……。
本文↓
「ガラス片……?」
怪訝な顔をしているサジタリウスとメテオに、翼はリーパスと空を飛んだ時の話、そしてコルヴィスとの出会いの話を聞かせた。
聞いているうちに、サジタリウスの顔はどんどん険しくなり、ついには胸ぐらを掴みそうな勢いで、アトラスを責めた。
「お前、何やってるんだよ……! コルヴィスが居なかったら、リーパスと翼、怪我するどころじゃ済まなかったぞ!」
「いや、王都中央の上空に、濃い魔力の匂いが漂ってたから、敵かと思って撃ち落とそうとしたんだけど……お前らの弟子達だったんだな。」
サジタリウスの目つきが怖くなった。離れたテーブルから、レオのものと思われる殺気も感じる。レオの周りの仲間は、それを抑えようとしているみたいだ。
「……まあ二人に怪我は無かったから良かったが。お前、今度翼たちに妙な真似したら許さねえからな。」
アトラスは、サジタリウスの言葉を、鼻で笑う。
「……『許さねえ』って……お前が俺に、勝てるとでも思ってんの?」
「…………」
サジタリウスは、アトラスを睨み付けたままだ。二人はしばらく黙っていたが、アトラスが不意に、食堂の出口に向け歩き出した。
「まあ釣り堀の件があっから、翼の教育は引き受けてやるよ……翼!」
名前を呼ばれて、翼は肩を強ばらせる。固い声で返事をした。
「……何だよ。」
「明日、俺の隠れ家に来い。場所は教えないから、自分で探して来いよ。西の森の中にあるから。」
そう言い、アトラスは、食堂を出ていった。紺色の三つ編みを揺らして、綺麗な冷たい無表情で。
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