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ラノアール学園
日時: 2016/02/01 18:42
名前: アンジュ (ID: aWtSrojt)

皆さんはじめましてアンジュです。

ここでは初めてです
なので、簡単に説明します。

この話は、全般が魔法です
恋愛も入り交じります
学園なので、恋愛面では、最大で、男女交際ありそれ以上は無しなのです
年齢は、4歳から20歳までおることができる。
魔法は、「とんがりボウシ」と言うゲームと似ているところが多少あります。
それは、楽しみにしてほしいですね


と言うことでよろしくお願いします
コメントなどもです


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Re: ラノアール学園 ( No.123 )
日時: 2017/08/31 21:34
名前: アンジュ♯ (ID: 0BucpTCd)

商店街から学校までやや遠い。
私たちはホウキで移動しながら今学校で何が起きているのか心配している。
「ルカ、私、もし学校をやめなさいって言われたらどうする?」
私はいきなりとんでもないことを言ってしまった。
ルカはそれを聞いて下を向きながら操縦している。
「ねぇ、どうして下を向いてるの?どこか具合でも悪いの?」
ルカはゆっくりと顔をあげた。
「あのね、今はそれを心配している場合じゃないんだよ。これからの作戦を決めないとあの子を倒せれないんだよ。」
「でも、、、
「でもじゃないんだよ。それはね負けた後に聞く話なんだよ。さっこの時間に決めようよ!」
私はうんと頷いた。
「で、どうしようか。」
「私、あの子の体にこの薬を浴びせたいの。」
「浴びせる?シャワーのように?」
「そうだよ。」
「魔法でやるのかい?」
「そうなんだけどできないかなぁ。」
「魔法はなんでも自由自在に操れるんだよ。水、炎、風、雷とかね。でも、本当に強くしたいのはこれらの自然魔法のうち一つだってさ。僕は少ししか使えないけどね。」
魔法ってやっぱりすごい。
「私も使えるようになる?」
ルカは大笑いした。
「そりぁそうだよ。だってチエリは優秀な魔法使いになるんだよね、優秀な魔法使いになったら全部魔法が使えるんだよ。そのためには勉強頑張ってね。」
私は笑って、
「頑張るよ、ルカも頑張ってね。」と返した。
「ありがとう、さっもう着くよ!スピードを上げるから瓶を落とさないでね。」
と言ってギューンとスピードを上げた。
風が吹いてるから顔に当たるのが少しいらだつ。
もうすぐで私たちの戦いだ。あの子が今どうなっているのか気になる。
私たちの作戦は、学校に着いたらすぐにあの子のいる場所に来てルカが瓶を操る魔法をかけて一件落着すると言う私たちならではの単純な作戦。

Re: ラノアール学園 ( No.124 )
日時: 2017/08/31 22:15
名前: アンジュ (ID: 0BucpTCd)

「さっ着いたよ。チエリ、起きて。」
私はあまりのスピードに少し意識を失ってしまった。
「チエリってホウキ苦手なの?」
「んー苦手じゃないんだけど、スピード速いのは嫌だわ。」
「ごめんね、今度はスピードを緩めるよ。さっ僕の手に捕まって降りなよ。」
私は言われるがままに瓶を左手に持ち、右手はルカの手に出して降りた。
降りたところは初等部の学校校門昨日私が来た場所だ。
私たちは手をつないで校門をくぐり、生徒玄関に入るとなんだ騒がしい声などが聞こえる。
「ねぇ、ルカ、私たちのいる場所の近くにお庭とかある?」
「あるよ。」
「たぶん、あの子はそこに行ったわ。」
「え?」
私は勘を信じてルアの言う中庭に向かって走り出した。あとから混乱していたルカは動き出し、私を追いかけた。
中庭に着くと、
「マリニール君止めなさい!」
「チェリちゃんやめて!」
「この女の子に向けて直ちに攻撃しろ!」
先生たちは、私に向けて言っているかのようだ。私はここにいるのにみんなの目の前は私じゃない。
改めて見る私の偽物は怪物のように声を張り上げ、凶暴化している。
「ははははは!嫌だね!ほらほらかかってきなさいよ。いつでも相手するわ。」
被害を受けていたらしきクラスの子はと言うと、キスだらけで泣きじゃくりあの子と先生たちの戦いを見ている。
私はとても辛い感情が芽生えた。自分ではないのに辛く、悲しい。
私は無意識に涙が出ていた。
それを見たルカは、私の頭を撫でて、「今は君が悲しんでいる場合じゃないんだよ。みんなを助けなくちゃ!」と慰めてくれた。
私は涙を拭き勇気を出して先生たちとあの子のいるところに向かった。
「え、あの子は誰だ?」
「マ、マリニール君が2人いる!?」
周りにいた人たちは私に驚きざわついた、同時にあの子は私をジッと見てフッと笑った。
「何か来たと思ったら朝に会った貴方ね。私の真似をしないでよ。私は優秀な魔法使いを目指すチェリ・マリニールよ!部外者はどっか行きなさいよ!」

Re: ラノアール学園 ( No.125 )
日時: 2017/09/17 12:21
名前: アンジュ (ID: 0BucpTCd)

私は部外者という言葉の意味は分からないが、自分の真似をしていることにはカチンときた。
私はズカズカと女の子の前に行き、そこで深呼吸をして、
「私の真似をしないでですって?その言葉、そっくりそのままお返ししますわ!私は優秀な魔法使いを目指しているチェリ・マリニール、8歳ですわ!勝手に私の真似をしないでくださる?見ててとても不愉快ですの。」
私は、自分の言いたいことを言った後、自分の右腕を横に出して、
「先生たちは、下がっててください!ルカ、魔法を出してちょうだい!」
と言った。
私の後ろにいたルカは、分かったかのように、瓶を置いて魔法使いに変身し呪文を唱えた。
「おまじない!水!シャワー!召喚!」
呪文を唱えた後、瓶を持ち、瓶に向けて杖を振った。
すると、瓶は浮き、自動的に瓶の中に入っていた薬は出てきて雨のように、女の子の上に降った。
「キャーー!」
女の子は叫んで頭を抱えたひざまついた。
体は濡れているという様子はなく、ただ、徐々に魔法が解けているのが私たちには見える。
女の子は泣きながら元の姿に戻った。
先生たちや周りにいた人たちは声も出さずに驚いた様子で女の子を見ていた。
私は一回見ていたからあまり驚かなかった。
私の後ろにいたルカは既に元の姿に戻っていた。だが、固まっていた。私はルカの方にいき、肩を叩いた。
「ルカ、驚いているの?」
私が聞いても何も返事はなかった。
周りを見ると、先生たちは何か話している。
「この子は、、、」
「ああ、この子であるか」
「この子の噂は聞いています。」
私は『この子』と言う言葉が気になってルカをその場に置いて先生たちの方に走った。
私はその場にいた教頭先生に話しかけた。
「なんのお話をしているんですか?」
「おぉ、これは本物のチェリ・マリニールではないあるか。今、我々は目の前にいる佐藤絵麗奈について話していたのである。」
佐藤絵麗奈?私の今の頭の中にはクェスチョンマークでいっぱいだ。
教頭先生の話によると、
佐藤絵麗奈さとう・えれいな11歳は幼い時から周りの子にイタズラばかりしていた悪い魔法使いだと言う。私が入学する前は、佐藤絵麗奈の学園裁判が行われていたらしい。結果は、悪魔魔法使いに任命され、5ヶ月の学校内掃除当番と、自分の部屋には何人もの監視官がつくという厳しい刑を下されたらしい。
最近になってイタズラが収まって先生たちの気が緩んでいたときにこの事件が起こったのだ。

Re: ラノアール学園 ( No.126 )
日時: 2017/09/17 12:57
名前: アンジュ (ID: 0BucpTCd)

私は話を聞いた後いくつか質問をした。
「私、イタズラされたことはあまりなかったんですが、どうして絵麗奈さんは悪さばかりするのでしょうか。」
教頭先生はうーんと少しばかり悩んで返事をした。
「それは本人に聞かないと詳しくは分からんのであるが、私の推測だと、たぶん、かまって欲しかったのであるかな。」
かまって欲しかった。
私は心の中でその言葉を何度も言った。
なぜこの言葉を言いたいのか分からない。過去に何があったのか覚えてない。
私が止まっていると、
「マリニール殿、大丈夫であるか?」
教頭先生が私を心配した顔でこちらを見ていた。
どんな顔で教頭先生を見ていたのか。
私はハッと我に返った。
私はニコッと笑って、
「だ、大丈夫です。あの、もうひとつ質問してもいいですか?」
「あぁいいであるよ。」
「絵麗奈さんにはお友達がいるんですか?」
「いないであるよ。」
教頭先生は即答で返した。
「それはなぜですか?」
「あの子は悪魔魔法使いだから、みんなに怖がられているのである、非常可哀想だがな。今までイタズラばかりしていたせいで友人が減って一人になったのである。」
絵麗奈さんは一人なんだ。
「そうなんですか。あっお話を聞いてくださりありがとうございました。」
私はお辞儀をした。

Re: ラノアール学園 ( No.127 )
日時: 2017/09/18 15:07
名前: アンジュ (ID: 0BucpTCd)

教頭先生がお辞儀を返した後、私はルカのところに行こうとしたとき、横から何やらうめき声が聞こえる。
「おぉのぉれー!良くもやってくれたなー!」
その声は、佐藤の声である。
声はまさに悪魔のようだ。最初に会った時の可愛い声は演技だったのかと私は思った。
私は腕を組んで佐藤に言う。
「ええ、やってあげましたわ。どう?少しは懲りたかしら?」
「何言ってんの?懲りるわけないじゃん。私はねー貴女の力が欲しいの!」
「欲しいもんなら取ってみなさいよ!」
私が言ったあと、さっきまで晴れていたのに、いつの間にか雷雨になっていた。


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