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- ラノアール学園
- 日時: 2016/02/01 18:42
- 名前: アンジュ (ID: aWtSrojt)
皆さんはじめましてアンジュです。
ここでは初めてです
なので、簡単に説明します。
この話は、全般が魔法です
恋愛も入り交じります
学園なので、恋愛面では、最大で、男女交際ありそれ以上は無しなのです
年齢は、4歳から20歳までおることができる。
魔法は、「とんがりボウシ」と言うゲームと似ているところが多少あります。
それは、楽しみにしてほしいですね
と言うことでよろしくお願いします
コメントなどもです
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- Re: ラノアール学園 ( No.108 )
- 日時: 2017/05/21 12:45
- 名前: アンジュ (ID: 0BucpTCd)
「ねぇ、チエリってば!起きてよ!ねぇねぇ」
誰かが私の名前を呼んでいる。
体を揺さぶられている感覚がする。
チェリ「ん、んー」
私は目を開けた。目の前にはルカがいる。
チェリ「ルカぁ?」
私は目を擦りながら起きた。
チェリ「どうしてルカがいるの?」
ルカは私の体から手を離した。
ルカ「僕はチエリが部屋の前で倒れていたところを偶然見つけたんだ。」
チェリ「なんかうそっぽーい」
私はルカと違うところに住んでいるってことは知っていた。
ルカはちょっと笑った。
ルカ「あはは、実はね、僕が学校に行く途中ある人を見たんだ。その人はチエリそっくりで笑いながら学校に向かってるんだ。僕がチエリと呼ぶとその人ニコっとしてこっちを見たんだ。そしてこう言われたんだ、私、夢みたい。こうして朝早くルカ様に会えるなんて、私、ずっとルカ様が好きなの。って明らかにチエリじゃないと思ってここに来たら二階からざわざわと人の声がして近くで見るとチエリが倒れていて僕がチエリを抱き抱えてベッドのほうに移ったわけさ。」
私はルカの話を聞いて泣く場面じゃないのに涙が溢れてきた。
チェリ「エーンルカぁ、私あの子にやられたの。突然名前を聞かれてそのあと変身してる音が聞こえて振り替えったら杖を私に向かって降って私、私、怖かったよーひくッひくッ」
ルカは泣いている私の頭を撫でた。
ルカ「何となくわかったよ。つまり、チエリはあの子にイタズラをされたんだね。」
私は涙を拭いて頷いた。
チェリ「私、こう言うの初めてだったし、まだ小さいから分からなかったもん」
ルカは私の顔を見て顔を赤くした。
チェリ「なに赤くなってんのよ」
ルカ「チエリって僕にしか見せない態度をとるから可愛いよねー僕はそんなチエリ好きだよ?」
私は赤くなった。
チェリ「私も好き。ずっと前から好きだもん。」
ルカ「知ってるよ。」
- Re: ラノアール学園 ( No.109 )
- 日時: 2017/05/28 22:14
- 名前: アンジュ (ID: 0BucpTCd)
少し、間が空いてルカが話しかけてきた。
ルカ「ねぇ、チエリ?」
チェリ「なぁに?」
ルカ「今何時?」
私は時計を見た。
今は午前9時15分 一時間目が始まっている時間
チェリ「もうこんな時間!ルカ、どうしよう」
私は涙目になった。普段落ち着いている私はとてもおかしい。
そんなルカは涙目になっている私の私を撫でた。
ルカ「よしよし、もうどうしたんだよーチエリらしくないよ?」
チェリ「私、ルカといると普段の私じゃなくなるの。」
ルカ「でも、この間は僕に冷たい態度をとったよね?あれ、僕結構傷ついたよ」
チェリ「ごめんなさい。あのときは見栄を張ったのよ。」
ルカ「分かったよ。あのね、チエリ」
チェリ「なに?」
やっと私自信の調子が戻ってきた。
と思ったら、ルカがニコッと笑って、「今から僕とどこか出かけない?」と言った。
私は驚いてあたふたしたが、
チェリ「私、今はルカと出掛ける気はないの。それに私が気になるのはあの女の子が今何をしているのかなのよ。」
ルカは桜谷と同じようにしょんぼりしたが、それは一瞬にして変わってあの子はどうしているのかと疑問に変わった。
ルカ「そうだねぇ、僕は、あの子が今使っている魔法の消去法分かるよ?」
私はビックリした。
チェリ「それってどんなの?」
ルカ「それは、彼女の頭の上に透明な水をかけると魔法が解けるよ。」
チェリ「その水はどこにあるの?」
ルカ「魔法の材料や道具、薬品がいっぱい売っている小野屋って言う店だよ」
- Re: ラノアール学園 ( No.110 )
- 日時: 2017/05/30 00:09
- 名前: アンジュ (ID: 0BucpTCd)
私は急に立って拳を握った。
チェリ「なら、そこに買いに行くわよ。なんとしてでもとっちめてやらないとむしゃくしゃが治りませんわ。」
私が言うとルカも立ち上がった。
ルカ「そうこなくっちゃね!僕も手伝うよ!」
私はニコッと笑って
「ありがとう、ルカ」と言った。
ルカは照れくさそうに私の方を向いた。
ルカ「じゃあ行こう!」
ルカは私の手をつかんで部屋を飛び出した。
一方桜谷はと言うと、
薫「なぁなぁ、チェリーどうしたんだよー」
今、桜谷は偽チェリと一緒にいる。
なぜかと言うと、それは、約2時間前に遡る。
桜谷はチェリの部屋を出たあと、食堂に向かおうと歩いていたとき、チェリの部屋近くからピカーとなにかが光り、チェリの声と違う声が響いている。
なんだろうと桜谷は思い、階段を二階近くまで上り、遠くから覗いてみた。
覗くと、チェリは意識を失って倒れている。助けようとしたが、女の子らしき人がチェリの姿になって「やっと手に入れたわ。私は、マリニールさんがここに入る前から憧れを抱いていたのよ。マリニールさん喜んでくださいな。あはははははははは」なんとも無気味に笑う姿に桜谷は恐怖になってしまった。
桜谷が急いで階段を降りようとしたとき、
ガタゴトッ、
あまりにも急いでいたため足を滑らしてしまった。
薫「いたたたっ滑ってしまった」
足をさすっていると、
女の子「大丈夫?」と声をかけてくれた。
薫「あっあー大丈夫だよ。あはははは」
女の子「ならよかったぁ」女の子はホッとした顔をしていた。
桜谷は女の子を改めて見ると、チェリ本人は倒れているのに、今自分としゃべっている女の子はチェリそっくりだ。
薫「チ、チェリーも大丈夫なのか?ほっぺたとか気持ちとか」
女の子「大丈夫よ。私は元気よ」
明らかにおかしいと思った。
- Re: ラノアール学園 ( No.111 )
- 日時: 2017/05/30 23:36
- 名前: アンジュ (ID: 0BucpTCd)
女の子「ところで、あなたはここで何をしていたの?」
女の子は急に桜谷に聞いていた。
薫「俺はわ、忘れ物を取りに来たんだよ。俺って忘れっぽい性格なんだよなー」
俺は、日常的すぎる嘘をついてしまった。
女の子は不気味すぎるくらいにこにこしている。
女の子「へぇー」
そして、にこにこから一瞬で真顔になり、
「嘘だね。」と言ってきた。
桜谷は心の中で俺はなんと言う嘘をついてしまったんだバカヤローと叫んだ。
女の子「図星ね。顔に嘘ですって書いてあるわよ?フフフフ」
この人はなんなんだ、怖すぎる。
薫「そうだよ、これは嘘だ。お前、いったいチェリーに何をした」
女の子は腕を組んで不満そうな顔をした。
女の子「あら、私の名前はチェリ・マリニールよ。優秀な魔法使いになるためにここに来たのよ?なにか用?」
あまりにもうざい発言に桜谷は少し怒った顔をして女の子の腕を掴んだ。
女の子「な、何よ。」
薫「お前は誰だ?チェリーに何をした」
女の子「私はチェリよ ?なに言ってるの?」
薫「チェリーはそんな話し方で話さない。」
桜谷はガチぎれだ。
女の子「は?あなたに何が分かるの?」
女の子と桜谷の言い合いは止まらず、ロビーまで聞こえていた。
「うるせぇ」
ドカドカドカ
言い合いになっている二人の前に黒田が現れた。
哲郎「お前らうるせぇんだよ!さっきからチェリがどうした!そこの女ー!」
女の子はビックリして、震えた声で返事をした。
黒田は女の子の顔をじっと見て、
「お前は誰だ?あいつはこんな不細工じゃねぇー」と面と向かって言った。
- Re: ラノアール学園 ( No.112 )
- 日時: 2017/05/31 00:14
- 名前: アンジュ (ID: 0BucpTCd)
女の子はますます怒り、黒田の顔をビンタした。
あー大変なことになった。
しかし、黒田は痛いとかなにも言わなかった。
哲郎「お前さん、むやみに俺の顔をさわんじゃねーせっかくこれから会議があるつーのに。どうしてくれんだよ、あ?」
少し悲しんでいるようだ。
女の子は、しゅんと体をしぼめた。
黒田はパッと桜谷の方を向き、
哲郎「おい、桜谷、なんちんたらしとんがけ!はよ学校行けや!」
桜谷は言われるがままに鞄を手に持ち急いで玄関を出ようと靴を履いたとき、
哲郎「ついでにこいつも連れてけ」
こいつとは、女の子のことである。以下偽チェリ
黒田は偽チェリの背中を押して桜谷に押し付けた。
哲郎「さっさと行けよー」
偽チェリと薫「はーい!行ってきます!」
外を出た。
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